1994_11_月ひとしずく_小泉今日子








今日の1曲セレクトは「月ひとしずく」小泉今日子です。

まずはデータです。

・タイトル     月ひとしずく
・アーティスト   小泉今日子
・作詞       井上陽水 奥田民生 小泉今日子
・作曲       井上陽水 奥田民生
・編曲       白井良明
・リリース日    1994年11月14日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  7位
・売上げ枚数    23.0万枚
・タイアップ    TBS系ドラマ「僕が彼女に借金をした理由」

 昨日は、同じキョンキョンの「木枯らしに抱かれて」を紹介しまして、最後に、まだ、1曲紹介したい曲が・・・と書いたのですが、実はこの曲だったんですねぇ。

 たしかに、この時期って、小泉今日子、毎年のように新曲リリースをしていたんですが、個人的に言って、この曲ほどインパクトがあった曲は、そうそうはなかったんですよねぇ。

 確かに、83年の「艶姿ナミダ娘」なんて、タイトルはインシパクトあったけどね。

 うん、初期のころの曲は、また、あらためて機会を設けるとして、今日は、こちらの曲で行かせてくだされ。

 「月ひとしずく」・・・・・RUIの「月のしずく」ぢゃないよ。

 あれから11年経ってるっていうのに、この曲未だによくわかんないんだよね。意味が。
 まあね、作者が井上陽水、奥田民生のコンビだかんね。そう、深く考えても答えが出てくるわけがないんだけど・・・。
 メロディラインがねー、普通ぢゃない。

でだしの

♪  人にまかせて 僕らは行こう
 (コード) B F#m7 B

人にまかせた 人生だから〜 ♪
     B F#m7 EM7

でいきなり、半音下がって、キーまで転調しちゃう・・・

と言葉で書くと、別に〜・・・なんだけど、これが音になると「ひんまがって」聴こえるんだよね。
 一瞬、「不協和音」っぽい響きになるんだけど、不快ではない。。。でも変な感じ・・・っていう。ものすごいじれったい気分になるのよ。この曲。

 まあ、これがいいんだよね。この曲は。 最初にも書いたように、タダモノでない2人が書いた曲だから・・。 タダモノであるはずがない・・と。
 これからすると、これより後年のPUFFYの曲なんかはまともだよね。メロディラインなんかは・・。そうでもないかな?

 でも、絶対に、「あ、この2人だ」って分かっちゃうところはあるよね。 それが、オリジナリティなわけだけどね。

 ちなみに、この「月ひとしずく」の詞は、井上陽水 奥田民生 小泉今日子 3人の共作なってるけど、どうも、「いっせいのーで」で同時に書いて、適当に貼り付けて行ったらしいですわ。

 だから、歌詞に意味がほとんどないんだよね。わけわかんないもんね。

♪ 人の心は移りがはやい 浮かれていたらバカをみるけど
  気にしない 気にはならない
  今夜のつきもきれいだね  ♪

「??????」な詞でしょ。 人の心は移りがはやいけど、気にしない・・・この辺はわかるんだけど、なんで、「今夜のつきもきれいだね」なんでしょ??

 このへんが、3人せーので書いて切り貼りした「成果」(?)なわけですわね。

 これ、詞だけでなくて曲もそんなかんじだわね。


 こういう、一見「びょーき」な曲をキョンキョンが歌うってところが、リスナーとしては、うれしいわけですね。

 しかも、この曲のリリースタイミングもびみょーなんですよね。
 これの前が「My Sweet Home」、あとが「BEAUTIFUL GIRL」なんだけど、どちらかというと「渋谷系」的な曲をやってたよね。このころのキョンキョンって。

 このなかにわって、無理やり言ってジャパニーズアシッド的な匂いがするこの曲が割り込んで来てる。
 このバランスが絶妙なわけですよ。

全体的に音も元気がいいし、意味がない割には曲が生きてるって言うかね。
 特に、ワタシャ、このきょくのドラムとベースラインが好きなんですわ。
 つい元気になっちゃうんだよねぇ。

 この曲、大ヒットというところまでは行かなかったわけで、一部のチャートファンとか、キョンキョンファンには支持する人が結構いるんだけど、一般的には認識が薄い曲の部類なのかもしれないねぇ。
 でも、是非、みんなに聴いてほしいなぁ。

 まじで脳みそ洗われる感じね。


 最後に、ここまできたら、キョンキョンのあの曲も出すべきだわな・・・
 ということで、明日も、キョンキョンのあの曲を紹介します。 
 怒濤ののキョンキョン3連発。 うーん、でも、どうしてもこの時期にインパクトの強い曲をリリースするのず、このヒトの特徴だわね。
 だから、はずせないわけで・・。





※2005年11月に書いたものの再掲載です。