1988_09_セシル_浅香唯






今日の1曲セレクトは、「セシル」(浅香唯)です。

 まずは、データから

・タイトル     セシル
・アーティスト   浅香唯
・作詞       麻生圭子
・作曲       NOBODY
・編曲       戸塚修
・リリース日    1988年8月18日
・発売元      ハミングバード
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    22.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1988年8月29日〜10月17日付


 昨日はフェイントかけちゃっんで、今日は正統派で行きますよ〜 

 いやいや、昨日も「セシル」、今日も「セシル」でごっちゃになっちゃう?? いやいや、それが一つの狙い目だったりして・・。
 さてさて、みなさんは、どっちのセシルがお好きかな・・っと思って、わざとらしく組んでみたんだけどね。


 昨日は、クリスタルキングの「セシル」だったわけですけど、こちら浅香唯の「セシル」も佳曲でしたね。
個人的には、この曲のイントロが好きなんだ。オルゴール風音色ではじまる、少しメルヘンががったイントロね。
 ちょっと物悲しい雰囲気をもった入り方が、この季節を象徴してるよね。
 この前の曲が「C-Girl」でギンギン夏ががった曲だったじゃないですか。
 だから、最初、初めてこの曲聴いたとき、ホッとしたのを覚えてるな。 いかにも「秋」の曲だぞって気分にさせてくれるってのかね。

 詞の方は、ヒトに話しかれるような人生訓のように感じたなぁ。サビの部分の♪ヒトは大人になるたび弱くなるよね〜♪ってところ・・なんとなく納得しちゃうんだよね。
 当時、ワラシも19歳。浅香唯とは同い年なんだけど、なんか大人なんだか、子供なんだかよくわかんない頃だった気がするな。だから、余計、この詞が刺さってきたりしてね。

 作詞は麻生圭子女史 あのころは、当たってましたねぇ。作曲はNobody 。うーん、どっちかというとこっちのほうがびっくりしたな、Nobodyって言うと、ロック色ぽい曲が多かったじゃん。だから、「C-Girl」は納得するのよ。「いかにも」って感じだしね。 でも、こういう「ソフト」な曲も書けるんだねぇ。

 しかし、浅香唯さん、この年が一番の当たったよね。「スケバン刑事PART3」が終了後、みるみる人気急上昇だったもんなぁ。
 もちろん、この年は曲もよかったよね。2月の「Believe Again」いがったなぁ。それまでの曲ってどうも、イマイチ焦点が定まらなかった気がしていたんだよね。
 その点、この「Believe Again」で一皮向けた⇒焦点がはっきりした って感じがしたなぁ。
まあ、個人的には、この曲がヒットしてたころ「浪人」がきまったわけで、勇気付けられもしたんだけど・・

 そのあと、4月に「C-Girl」、8月にこの「セシル」、11月に「Melody」と続くわけだけど、この年は、メジャー系の印象強いメロディの佳曲が続いた・・・そんな感じですね。
 やっぱり、浅香唯は、メジャー系の曲に限る・・・っていうか、マイナー系の曲は印象が薄くなっちゃうんだよなぁ。 年明けた89年の1月の「TRUE LOVE」これは、パッとしなかったもんなぁ。映画「YAWARA」の主題歌でもあって、1位とったけどさ。

 でも、逆に考えると、この印象のレンジの「狭さ」ってのが、命取りだったかなぁ。結局は、人気は意外と長持ちしなかったもんねぇ。それいえに88年のころの人気が、ことさら印象に残るんだけどさ。



※2005年9月に書いたものの再掲載です。