1978_09_ブルースカイブルー_西城秀樹








今日の1曲セレクトは、「ブルースカイブルー」(西城秀樹)です。

いつものようにまずは、データから

・タイトル    ブルースカイブルー
・アーティスト  西城秀樹
・作詞       阿久悠
・作曲       馬飼野康二
・編曲       馬飼野康二
・リリース日   1978年8月25日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   29.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1978年9月11日〜10月30日付


 えー、このところ、80年代アイドルが3連発だったので、今日は、ちょっと時代をさかのぼって見ます。

 しかしですね、この時期、9月の頭って意外とヒット曲がないのですよ。・・というのも、もともと8月ってリリースが少ないんですね。昔から・・・。
 70年代以降、特にアイドル系って、3ヶ月ローテーションが基本で、四半期末の3,6,9,12月ってのは、結構リリースが多いんだけど、8月ってのは、そういった四半期の狭間でもあるし、季節の変わり目の意外と中途半端な季節なわけで、リリースが少なかったのかもしれん。
 まあ、そのあおりを食って、昔から8月の終わりから、9月の中ごろまでの1ヶ月って意外と空白期間なんだよね。
 逆に、9月の中旬過ぎると9月リリースの「秋」の曲がどっとリリースされるので、一気に活気付くんですけどね。

 今日紹介する西城秀樹の「ブルースカイブルー」は、そういう、季節の狭間にリリースされた曲です。
ただ、同時の西城秀樹のローテーションから言うと、これの前の「炎」が5月リリースだったから、ちょうど3ヶ月なんですけどね。
 でも、8月リリースとしては、すっかり「秋」の装いの曲でしたね。「ブルースカイブルー」というタイトルどおり、すっきり晴れた「秋晴れ」の日を想像するような曲調が印象的な曲です。
 ・・ということは、この時代・・27年前は、9月っていったら既に「秋の装い」って季節だったんだよね。
 ワシ、このころはまだ、福島に居たんで、これがヒットしてた時期は既に秋って言うイメージがあるもんね。
 近頃は、9月って言っても暑いじゃん。昨日今日の暑さって何? だよねぇ〜。やっばし、時代は確実に「温暖化」ですよ・。
 
 話はもどって、このころ・・・というか、1978年のヒデキは、ジックリ「聴かせる」曲が中心だったんですよね。
1月の「ブーツを脱いで朝食を」、1曲はさんで、5月の「炎」、そしてこの曲と、スタンダードナンバー意識したようなエンターテメント性の高い曲が並んでいますよね。
 まあ、そういった意味では3部作と言ってもいいかもしれませんが、そのトリとなったのが、この曲なわけです。

 作詞は、阿久悠氏、作曲は馬飼野康二氏 という2大巨頭による作品ですが、正直、ワタシ目などにモンクは書けないですわね。
 物語性に富んだ阿久悠氏の詞、いつものようにサビでグワーっと一気にもりあがる馬飼野氏のメロディ正直完璧に近い曲なんぢやないかなぁと思うんですよねぇ。

 よくさー、この曲のメロディ、モセダディスの「エレストゥ」って曲のパクリだって言われるんだけど、そんなことはどうでもいいんじゃんって思わせるもんなぁ。

 曲展開もドラマティックですよね。 大サビで♪ラーラーラー〜♪となる部分、本来はここで終わるのかなと思わせておいて、♪青空よ心を伝えてよ〜♪ともう一つリフレインが続くところなんて、マジでドラマティック。78年のヒデキは、本当に曲に恵まれていると思います。

 当時、ワシは9歳。この世界に入る、まさにその時ですね。初めて「ベストテン」をみた78年11月2日には、この曲は6位。リリースが8月25日だから、結構ロングヒットだったんですよね。
 と、ともに、ワシをこの世界(⇒ヒット曲界)に引きずり込んだ1曲とも言えるよなぁ。

 ちなみに、この曲の次の次の曲が例の「YOUNG MAN(Y.M.C.A)」なんだけど、その前の曲・・・、だから「ブルースカイブルー」の次の曲は「遥かなる恋人へ」って曲なんだけど、これがまた、名曲なんだよね。
 あんまり売れなかったから、いまや知ってるヒトしか知らないだろうけどさ。






ヒット当時の動画だけど、音が「ボコボコ」やね。今じゃ考えられないけどね、1978年当時は、音が「モノラル」だったからなぁ、これでも最新の音だったわけです。


※オリジナルは2005年9月に書いたものです。今回、若干、加筆しました。