1985_08_シャイニオン君が哀しい_LOOK





今回の1曲セレクトは、「シャイニンオン君が哀しい」(LOOK)です。

 まずはデータから

・タイトル    シャイニンオン君が哀しい
・アーティスト  LOOK
・作詞       千沢仁
・作曲       千沢仁
・編曲       LOOK
・リリース日   1985年4月21日
・発売元     エピックソニー
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数   20.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1985年8月12日 9月2日〜9月16日付


 うーん、どうも、ここんところ、一発屋攻勢になっているような気がしないでもないけど、本日も一発屋です!!
 こんなこと書いちゃ失礼かもしれないけどね。
 みなさん、LOOKなんて、覚えてますかねぇ・・。
Piano:千沢仁、syn:山本はるきち sax:チープ広石 ボーカル:鈴木徹 っていう、ちょっと変わった編成のバンドだったんですよね。
 でも、まあ、このデビュー曲は、出来が良すぎたよなぁ。
絶対、これがデビュー曲なんて思わないよねぇ。
 泣かせどころのツボを押えている・・というか、完璧に完成された曲だもんねぇ。
 イントロなしからいきなり♪シャイニンオーーン♪だもんね。もう、お客さんつかめるだけつかんじゃえ!!って感じじゃん。思わず引き込まれるよねぇ。

 と、まあ、結果的にヒットはしたんだけど、ランク上位にくるまでは結構時間かかりましたけどね。4月にリリースして、ベストテン入ったの8月だもんね。
 典型的なジワジワ型ヒットだね。ちなみに100位内には24週ランク。すでに、短期型ヒットが始まっていた85年にしては、息が長いヒットになっています。
 曲調からしても典型的な動きではありますけどね。 

でも・・・ですよ。1発やなんですねぇ・・。いや、だからこそ1発屋なのかもしれないな。 最初に書いたようにこの曲は出来が良すぎる。これを超えるような曲はなかなか難しいよねぇ・・・。
 あ、同じようなケースがもう一つ。93年の山根康広の「Get Along Together」。これも、この曲の出来が良すぎて、次に繋がんなかったもんね。

 こう考えると、意外とデビュー曲の選定って難しいんだよねぇ。。。出来すぎてもダメ。ひどくてもダメってわけで・・・。

 ちなみに、次の曲の「ハローハロー」って言う曲も決して悪い曲ではなかったんだよね。この曲からは一転してモータウン系の軽い曲でさ。
 でも如何せん、この曲のインパクトが強すぎたよねぇ・・。

 でも、一発屋で終わったからこそ、「ミュージシャン」としては、長生きできている面もあるわけで、鈴木徹氏は、いまでも、いろいろなセッションバンドで活躍中ですもんね。
 あのボーカルはなかなかマネできないですよ。

 しかしながら、あれから20年か・・・早いなぁ。
 蒸し暑い夏の日から一転、涼しい風が吹き始めると、この曲がよぎってくるんだよなぁ。 
 もうちょっと涼しい風が入ってきて、あたり一面スズムシの音色が響いてくると、また別の曲が頭をよぎるんだけど、それは、また、追々と紹介します。



※2005年8月に書いたものの再掲載です。