1980_08_ボーンフリースピリット_ロブバード






今日の1曲セレクトは、「ボーンフリースピリット」(ロブバード)です。

 まずは、データから

・タイトル      ボーンフリースピリット
・アーティスト   ロブバード
・作詞       岡田冨美子
・作曲        瀬尾一三
・編曲       瀬尾一三
・リリース日   1980年8月21日
・発売元     フォーライフ
・オリコン最高位 34位
・売上げ枚数   9.8万枚
・タイアップ    日清食品「カップヌードル」CM曲


タイアップ曲。今では、完全に普通になったプロモーションのやり方ですわね。
 でも、昔は、CMっていったら、オリジナルのイメージソングが先行で、通常の曲が使われるって事は、逆に珍しかったんですよね。特にそれが「シリーズ」化されるって事は、もっと珍しいわけで、化粧品のキャンペーンソングを除けば、本当に数えるほどぢゃないですかねぇ。

 そのうち、四半世紀のながきにわたって、ずっと一貫して続いているのが、「日清カップヌードル」のCMですよね。
 だいたい、未だに続いてるじゃん。一番最近では、ミスチルの「and I love you」ですしね。
 で、その歴史をずーっとたどっていくと、今回の「ボーンフリースピリット」にたどり着くってわけです。

 1980年夏のカップヌードルのCM曲。25年前のちょうど今頃、CMでバンバン流れていたのがこの曲です。
♪ボーンフリースピリッツ、地球では生きてることが祭りなのさ〜♪っと、サビの歌詞がそのまんま、CMのキャッチコピーになったこの曲、今の30代以上の方なら、覚えてる方も多いかなぁ。

↓ コレ





 いや、実は、私は長年、すっかり頭の隅に追いやられていたんですよね。で、もう15年も前にフジTVでやってた、「19×× 僕らの思い出のメロディ」で紹介されたときに、「これか!」と思ったのが、この曲が気になったきっかけかなぁ。
 曲は、気になってても、タイトルがわかんない場合って多いじゃん。ましてやネットなんか無かった昔の話ではさ。
 この曲もそんなかの1曲ですね。 

 だから、リリースされた1980年当時は、CM以外では、全く知らなかったのよね。どんなヒトが歌ってるのか・・それ以前に、レコードになっているのなんてのも知らなかったし・・。

 さてさて、うたっているのはロブバードっていう、たしか北海道の根室出身、ギター、ベース、キーボードの3人編成のグルーフでしたね。
 うーん、アルフィーのうち、坂崎氏がキーボードになったって考えてみればいいかな・・。
 ユイ音楽工房所属だったらしいから、長渕剛と平行して出てきたって感じですね。
 同じ年、長渕剛も「順子」の大ブレイクで一躍時のヒトになりましたからねー。

 曲は、当時のニューミュージック界の王道って感じのポップロックっていのうかなぁ。ロックをベースにしたコーラスポップスですね。(←無理やり名称つけた。。。)
 
 でも、CMで使われたぐらいだから、サビのメロディはかなり
キャッチーで、一発で直ぐに覚えちゃいますね。ハイ。

 しかし、当時は、CMで使われてたからといって、直ぐに大ヒットに繋がるという習慣は、あまりなく、この曲にしたって、かなり大量のスポットを打たれていたのにも関わらず、オリコンで最高34位ですからね。
 まあ、それほど、当時のヒットチャート上位は、「みんな」で共有するもので、それいえ「壁」が厚かったとも言えますけどね。
 一部のファンだけの支持では、上位進出は難しかったと。
 
 ゲーノー界がバカ騒ぎを始める80年代半ばのことなど、露知らず・・・という、音楽業界が、一番「音楽」業界らしかった頃の一曲なんじゃないかなぁ・・・と、そう思うわけです。







※2005年8月に書いたものの再録です