今回の1曲セレクトは、「いなせなロコモーション」サザンオールスターズです。
まずはデータなのだ〜。
・タイトル いなせなロコモーション
・アーティスト サザンオールスターズ
・作詞 桑田佳祐
・作曲 桑田佳祐
・編曲 サザンオールスターズ
・リリース日 1980年5月21日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 16位
・売上げ枚数 11.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位
・タイアップ アサヒ飲料「三ツ矢サイダー」CM曲
キターッ !!!
サザンオールスターズ、「茅ヶ崎ライブ」4日間開催決定!!
1978年6月25日「勝手にシンドバッド」でデビューから45周年となる今日。 ・・・・の直前。
昨夜23時からの東京FMの「桑田佳祐のやさしい夜遊び」内で、ついに発表されましたね。
いやー、待った。
今年がデビュー45周年というのは、昨年からずっと周知されていたことであり、、絶対に、今年は「サザン」としてなんかやってくるはず・・・・と思いーの、今まで全く音沙汰もなかったんで。。。
考えてみれば、デビュー40周年だった、2018年も結局ツアーはやらずに、「ROCK IN JAPAN」にサプライズ出演しただけだったし。。。
まあ、最終的には翌2019年に全国ツアーをやりましたけどね。
今回もそのパターンか・・・と思いーの、今年の「ROCK IN JAPAN」の出演者にその名前もなかったんで。。。
いったいどうしたんや、今回はなんもやんないんですかね?
・・と思っていた矢先、デビュー記念日直前まで引っ張ってくるとは。。。。
いずれにしても、↑で書いたように「サザン」としては、個人的に2019年以来4年ぶりのライブとなるわけなんで、もちろんチケット狙いに行きますわ。
たださあ、本当に昨夜発表された「茅ヶ崎ライブ」だけなんですかねぇ。。。
茅ケ崎球場のキャパは2万人。4日間開催なんで8万人。
これまでの全国ドームツアーでのチケットでも、「ファンクラブ」会員の私でさえ、2回に1回は「落選」なのに、どう考えても「超プラチナ」なんですけど。。。
下手すると「月の石」くらいのプレミアチケットになりまっせ。
でもまあ、冷静に考えると、昨日のラジオで「『今年』はサザンオールスターズとして全力で活動してまいります」と言ってたわけだしさ。
茅ケ崎ライブの時期と、昨年の桑田氏のソロツアーの日程を踏まえると、その後、年末に向けてツアーをやる・・・ともとれるんだよね。
まあ、発表されたわけではないんで、現状では、あくまで「考えられる」というだけだけど。。。。
なので、個人的には、もちろん茅ヶ崎ライブのチケットを応募しようと思いますが、あくまで「運試し」という感じで行ってみようか・・と。
当たれば、超ラッキー。 当たんなかったら、その後の全国ツアー開催に期待をかけて・・・っていうスタンスで行きますわ。
・・・・と、いつものごとく、前置きが長い。。。。
「いなせなロコモーション」ですね〜。
この曲は1980年5月。 8作目のシングルとしてリリースされたわけですわね。
少し前の「涙のアベニュー」でも書いたけども、 デビュー以来、テレビの歌番組はもちろん、バラエティーにも出る、ツアーもやる、・・といった肉弾戦的な活動を続けたサザンだけども、こんな活動にほとほと疲れて、1980年前半、半年間の充電期間に入ってしまったわけで。。。
その間に、毎月、5か月連続でシングルリリースを続けたわけだよね。
いわいる「FIVE ROCKSHOW」と銘打ったリリースで。
その「FIVE ROCKSHOW」で3枚目にリリースされた曲が、この「いなせなロコモーション」ですわな。
5枚のシングルの中でも、もっとも、アッパーなポップロックナンバーがこの曲。
・・・・ということもあってか、5枚の中では一番売り上げが高かったこの曲ですわ。
とはいうものの、オリコンでは、「涙のアベニュー」と同じく、最高位16位。 売上枚数は11万枚強。
何度も書くようだけども、今のサザンを基準に考えると、この1980〜1981年のサザンって、めっちゃ信じられないくらい低迷ぶりでしたからねぇ。
まあ、これも、何度も書いてきたことだけども、当時は、テレビに出てなんぼの時代。
テレビには出ないことで、売れなくなったマイナス面は計り知れなかったわけで。。。
そんな天秤にかけても、テレビの活動を切ったということは、あの時代、バンドとしてそれだけ疲労がたまっていたわけなんだよね。
ただ、個人的には、あの当時の「音楽の情報源」のすべてがテレビだったわけでさ、そのテレビに出ないってことは、曲どころか「消息」も全く知らないってことになるんだよね。
うん、いきなりベストテンから消えたからさ、サザンも終わっちゃったか・・・って思っていましたよ。「チャコの海岸物語」が出てくるまでは。。。
だから、もちろん、この「いなせなロコモーション」も、ずっと耳にしないままになっていた。
まあ、オリコンのランクからして、「ザ・ベストテン」でも、11〜20位には入っていたはずなんだけどね。 1980年の今頃って、一時的に「11〜20位」をやらないことがあったのよ。
この時期 永ちゃんの「THIS IS A SONG FOR COCA-COLA」が11‐20位にいたんで、「キリン」提供のベストテンでは流せないから・・とか言われたりするけども。。。
もっとも、あの時期「11〜20位」やってたとしても、耳にはしてなかっただろうけど。。。
うん、この曲をはっきりと耳にしたのは、件のTBS系ドラマ「ふぞろいの林檎たち」(1983年)ですわね。
そそそ、主題歌が「いとしのエリー」だったのは有名なところだけども、劇中歌はすべて「サザン」の曲だったし、この「いなせなロコモーション」もだいぶ使われてましたからね。
もっとも、「ふぞろいの林檎たち」は、本放送ではなく、再放送から見たんで、1984年くらいでしたかね。この曲の存在をはっきりと知ったのは。
だから、この曲を聴くと1984年ごろの匂いを感じてもいいと思うんだけども、なぜか、1980年の匂いなんだよね。
↑のように1980年には聴いてなかったはずなのに。。。それが不思議。
1980年、小学5年生の夏休み。
学校からは、子供だけでは学区内から出ていけません・・・って言われていたのに、そんなこと眼中になかった、ワタシは、チャリンコで最寄りの常磐線・泉駅に走らせた。
あの頃・・・いや、今でもだけども・・・・「時刻表」鉄でさ。 時刻表片手に、泉駅の一番端っこの空き地で、電車を見てるのが好きだった。
特に、上野⇔青森間を走っていた583系の特急「みちのく」が好きでさ。 ・・・っつうか、クリーム色と深い青色の583系の車両が好きでさ。お目当てはこれだったんだけども。。。
上りの上野行きの「みちのく」は、11時30分に泉を通過するの、時刻表から知ってたからさ。
それに間に合うように、休みの日はよく泉まで、片道40分くらいかけてチャリンコ走らせていたな。
1980年の夏の光景というと、決まって、そんな泉駅からの帰り、藤原川の堤防の砂利道をチャリンコで飛ばしていた風景ですわ。
どこまでも続く青い空にぽっかりと浮かんだ白い雲。昼下がりの白い光。むわっとした空気。土手の両脇に生える背の高いススキの群れ。個人的に感じる夏の匂いがそこにあったして。
自由だった、あの夏の風景ですわ
この「いなせなロコモーション」を聴くと、決まって、1980年夏のあの風景が浮かんでくる。
1984年の風景ではないんだよね
あの夏、どこかでこの曲聴いてたのかなぁ・・と思っちゃうほど。。。
そういえば、以前書いた、同じく「FIVE ROCK SHOW」のラスト曲である「わすれじのレイド・バック」も、きちんと聴いたのは1985年のはずなのに、浮かんでくる風景は1980年の夏だ。。
なんでなんだろう?・・・いまだに理由がよく良からないままになっていたりするな。
これ、テレビ神奈川「ファイティング80's」だそうだ。
↑で書いたように、この時期ほとんどテレビには出ていなかったサザンなんで、この「いなせなロコモーション」なんて、この当時、ほとんどテレビで歌った映像はないはずですわ。
もっとも1995年にNHKで放送されたサザン特番でこの曲歌ったからその映像はあるはずだけども。。。
これだから、テレビ神奈川って、今となっては映像の宝庫なんだよね。
ワタシも ついつい、見入っちゃいましたわ。。。
貴重だから、消されないでほしいなぁ。。。。
でもまあ、昨日の「やさしい夜遊び」でも、桑田氏が「昔の映像見るの嫌いなんだよね」とののたもうていたんで、消されちゃう可能性が高いけども。。。。
それにしても、あの頃、この曲ほど、歌詞何言ってんだか、よくわかんない曲はなかったなぁ。
コニー・フランシス、ドリス・デイ、シュープリームス・・・に、お父っつぁんと、まあ、つまりは、50〜60年代オールディーズ時代、父母の頃の色恋物語って感じの曲だよね。
もっとも、そんなこと言われても、80年当時は、個人的によくわかんないしさ。 英語っぽい発音で、何歌っているのかわかんないのは、あの頃の桑田氏のいつもことだったけども、この曲は特にわけわかんない発音で歌っていたから、一層歌詞の意味が分かんなかったりしてね。
でも、いいんだよな、この曲のグルーヴ感。 理屈じゃないんだよね・・っていうのが、もしかしたら一番わかる曲かもしれないな。
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