かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2023年01月

恋愛レボリューション21 / モーニング娘。

2001_01_恋愛レボリューション21_モーニング娘。


今回の1曲セレクトは、「恋愛レボリューション21」モーニング娘。どぇす。

まずはデータから。

・タイトル   恋愛レボリューション21
・アーティスト モーニング娘。
・作詞     つんく
・作曲     つんく
・編曲     ダンス☆マン
・リリース日  2000年12月13日
・発売元    ゼティマ
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  98.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:2000年12月28日〜2001年2月8日付
・タイアップ:テレビ東京系「アイドルをさがせ!」オープニングテーマ

ようやっと、超繁忙期を抜けた。新年早々、バタバタでしたわ。
おかげで、こんな感じで1曲セレクトを書いたりするんだけどね。
ただ、超繁忙期は抜けても、個人的には生業を含めて、やらなきゃいけないことが山積み。
生業の方は、「定年」を見据えて、そろそろ世代交代を本格的に考えなきゃいけなくなってきたこともあり、業務引継ぎを考えつつ、担当業務分担の見直し案を作らなきゃいけない。

うむ、ワタシみたいなロートルジジィにいつまでも担当が集中してはいけないわけでさ。まずは担当作業をチーム内に分散させる案の作成ですわな。これが頭が痛い。。。

そんなこともあって、繁忙期は抜けたものの、まだ「音楽」をゆっくり聴きながら、新たに引っかかる曲の発掘ってところまでは、進んでない状況ですわ。

おかげで、今年に入って、ヒットチャート上位の曲も、まだまともに聴けてない感じですわ。

まあ、ランキングは毎週、「自主チャート」を作っているんで、ヒットチャートの流れはつかんでいるんだけどね、肝心な曲までゆっくり聴けてないのよ。



ヒット曲を長く聴いてると、それほどヒットしなかった曲まで細かく聴いてる時期と、ヒットチャート上位の曲でもほとんど聴けてない時期、濃淡がはっきりしてくる。

細かく聴けている時期は、精神的にゆとりがある時期ですわな。 それと、個人的に刺さる曲がヒットチャートに多い時期かなぁ。最近だったら2019〜2020年にかけてはそんな感じだったな。
ほとんど聴けてない時期っていうのは、その逆の時期ですわね。

精神的なゆとりがない時期・・・・個人的には、やっぱりプー太郎(無職)で金銭的に余裕がない時期が、以前は顕著でしたね。

ここまでの人生の中で、プー太郎の時期って結構あるのよ、ワタシ。 

↑で、業務引継ぎ云々、なぞ、えらそーに書いてるけどさ。 

今回引っ張ってきた曲も、そんなプー太郎してて、金銭的に余裕がなくなってきていた頃のヒットですね。

モーニング娘。「恋愛レボリューション21」


そういえば、昨日1月28日で、モー娘。もデビュー25周年でしたね。
いや、それを狙ってモー娘を書いたわけじゃないんですけどね。。。


この曲「恋愛レボリューション21」がリリースされたのは2000年の年末。
世間が、20世紀から21世紀突入ってことに沸いてた頃だ。

コンピューター的に前年1999年から2000年になる瞬間に一斉に問題が起こるといわれた、いわいる「2000年問題」が大きな話題になったんで、2000年から21世紀って勘違いしちゃうこともあるんだけどさ、実際21世紀は2001年からなんだよね。

だから、この曲のタイトルにも「21」と入るってわけなんだけど。。。。

ただ、個人的にはプー太郎してた時期でさ。

以前も、ここで書いたことがあると思うんだけども、2000年2月に新卒で入社した会社を退職して、4月から1年間、「ネットワーク管理者」の知識と実践技術を磨くために、UNIX系ネットワーク管理者養成の某専門学校に通ってたのよね。

その年の12月ともなると、講座も終盤で、そろそろ転職先を探さなきゃいけなくなってきたころ。

退職の時に、1年くらいは暮らせるくらいの貯金はあったんだけども、それもかなり少なくなり、焦り始めたのが、この年の11月くらいだったな。

専門学校なんで、就職先も紹介してくれるものと思って当初はノホホンとしていたんだけども、実際は、紹介してくれるところも少なく、実質自分で探さなきゃいけないことも分かってさ。

転職先は自分で探さなきゃならない、貯金は少なくなる・・・で2000年年末にもなると焦りもかなり膨らんでたんだよな。

・・・とともに、音楽をゆっくり聴いてる余裕もなくなりーの。 

そんなわけで、2000年12月ごろから、ネットの求人サイトにかじりつくようになってたのよ。
おかげで、しばらく、ヒット曲はまともに聴けてなかった時期だ。
いまだに、自分で持っている音源も、この時期はまだ「抜け」が多いんだよな。

後年、そんな抜けを取り戻すべく、音源を補充することもできるっちゃできるんだけども、なぜか、そういう気も、今のところあんまり起きない。

なんかさ、この時期の曲を聴くと、どうも、あんときの精神的な焦りがフラッシュバックしてきちゃってさ、いまだにゆっくり曲を聴けない・・。一種のトラウマだよね。 
元はと言えば、会社辞めた私のせいなんだけども。。。。

もちろん、それだけではなく、個人的に刺さる曲が、この時期に少なかったことも大きいな。

前年2000年は、10月ころまではキャッチーで濃い口な味付け、またはインパクトが強い曲が多かったこともあり、刺さる曲も多かったんだけどね。、その反動なのか、2000年年末あたりから、薄口な曲が増えてきたのよ。
同時に刺さる曲が減ってきてたということもあるかもしれない。

ただ、如何せん、このころは精神的な焦りという部分が大きかったんだよなー。

今回引っ張ってきた「恋愛レボリューション21」も、そんな時期のヒットということは大きかったと思うんだけども、ヒット当時、ほとんど聴いた記憶がない。

もろディスコなこの曲なんで、個人的に嫌悪感がある曲調ではないし、生理的に引っかからないはずはないと思うんだけどもね。

如何せん、精神的な余裕がなかった。あの頃。

この曲、きちんと聴いたと思えるのは、リリースから1年後の2001年年末。

そそそ、少し前にミスチルの「君が好き」の時にも書いた、2001年大晦日に出勤したときだ。
ガラガラの京葉線、潮見駅を通過して地下に入るころにウォークマンから流れてきた、「恋愛レボリューション21」。

あんときの光景が、なんか妙に強く印象に残ってる。

 1年前を振りかえれば、精神的にきつかった2000年 年末だったけども、そんな状況を脱して、2001年 年末、今はこうして「働き場所」がある・・・っていう安心感がどっと沸いてきてたんだろうと思うわ。同時に、2001年という1年の目まぐるしい変化が急に甦ってきてんだよな、あんとき。

そんなわけで、曲そのものに印象が残ったわけじゃ、必ずしもないんだけどさ。。。
次の「ザ☆ピース」は、曲そのものに対して強烈に引っかかったんだけど。。。この曲については、なんとなく・・・という弱い引っかかり方だったのよ。
つまりさ、あの当時、曲内容については、よくわかんなかったのよ、いいのか悪いのか。 もっとも、それは、未だに変わりないんだけども。

この曲がヒットしてた時期、精神的にもっと安定していてたら、聴こえ方も大分違ったんだろうけどね。

音楽って、そういう所があるから不思議なのよ。 同じ曲でも、自分が置かれた環境、状況によっては、聴こえ方が全く違ってくる・・・ってところがさ。





個人的には、よくわからないこの曲だけども、前曲「I Wish」がミディアムテンポで65万枚だったのに対して、98万枚に売り上げがV字回復。
これから見ても、やっぱ、あのころのモー娘。といったらディスコなアップーチューンだったんだろうね、世間的にみると。

ただし、前々曲の「ハッピーサマーウェディング」の99万枚同様、あと一歩のところでミリオンには到達せず。

さすがに99年の「LOVEマシーン」の頃の超フィーバー的な人気も、少し落ち着いてきたとも思えてきた頃でしたな。
実際、ミリオン近くまで売れたのも、この曲までだったんだけども。。。

さしものモー娘。と言えども、ミリオンセラー近くまで達するほどのアーティストパワーというのも1年でしたね。

ただ、この1年が大きかったと言えるわけで、年が明けた2001年以降は急激にアーティストパワーが下降していくことになる。

出る杭は打たれるとは言ったもので、いわいるブームと言われるような急激に人気が出た、アーティストなり、コンテンツなり、事象なりなんでも同じなんだけども、飽きられるのも早いっていうのは、モー娘。を見てもわかるのよ。

もっとも、モー娘。のすごいところは、2000年当時の全盛期から見るとアーティストパワー的には下がっても、未だに続いているっていう所だろうな。
一般的幅広く刺さってはいなくても、根強い「コア」なファンが未だに多数ついているっていう証拠ですわな。



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魅せられた夜-Mais Dans La Lumiere- / 沢田研二

1973_12_魅せられた夜_沢田研二


今回の1曲セレクトは、「魅せられた夜」沢田研二です。

まずはデータでーす。

・タイトル   魅せられた夜-Mais Dans La Lumiere-
・アーティスト 沢田研二
・作詞     Jean Renard
・作曲      
Jean Renard
・編曲     東海林修
・訳詞     安井かずみ
・リリース日  1973年11月21日
・発売元    ポリドール
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数  34.5万枚
・ベストテンランクイン期間:1973年12月3日〜1974年1月28日付

今回は、「まくら」なしでダイレクトに行きますぞ。

今回引っ張ってきた曲は、ジュリーの「
魅せられた夜」。
1973年11月 ソロ8枚目のシングルとリリースされたこの曲ですが、どうなんだろ?
どの位の方が覚えているんだろう? っていうのは、少し不安。

リリース当時、オリコン最高3位 売り上げ約35万枚・・・と、当時のヒット指標から考えると、充分大ヒットの域に達していた曲なんだけども。。。。
ワシらの世代から見ると、ジュリーといったら、どうしても77年の「勝手にしやがれ」以降の第2期黄金期から。 一歩下がっても、75年の「時の過ゆくままに」あたりからっていう意識があるんでさ。
70年代前半、「危険なふたり」を中心とした、第1期黄金期。 いわいる「フレンチポップス」な頃のジュリーってほとんど知らないんだよね。少なくともリアルタイムではない。

あ、いや、もちろん、すでに生まれてましたよ。 1973年といったら、ワタシゃ 4歳。
幼稚園の年少組の頃だよなぁ。 

なので、物心は付き始めていた頃だけども、50年前でしょ・・・、いかんせん記憶がほとんど残ってない。

「マジンガーZ」と「仮面ライダーV3」 が心のヒーローだった頃・・・っていうのは覚えてるけど。。。 

いや、それでも、ちょうどこの「魅せられた夜」がヒットしていたのと、同じ時に大ヒットしていたフィンガー5の「恋のダイヤル6700」とか、小坂明子の「あなた」は、リアルタイムで聴いた記憶があるな。

以前、何回か書いたと思うんだけども、フィンガー5の「恋のダイヤル6700」は、個人的に初めて「買ってもらった」シングル盤だったと思うしなぁ。

ぢゃ、なんで、これらの曲を知ってたかというと、やっぱりテレビなんだよね。 

当時、朝、日テレで毎日放送していた「おはよう!子供ショー」で、のど自慢のコーナーがあったじゃん「おはようのど自慢」だっけ?

あのコーナーで、よく歌われてたような記憶があるんだよね。 
小坂明子の「あなた」と、ちょっと後の伊藤咲子の「ひまわり娘」なんかは、「おはようのど自慢」から知ったと思う。そそそ本人の歌唱というよりさ。。。
それくらい、当時はよく歌われてたような記憶があるなぁ。。。

ただ、さすがに、この「魅せられた夜」なんかは、あんま歌われてなかったんだろうなぁ。

いやいや、もしかすると歌われてたのかもしれないけど、個人的に引っかかってなかっただけなのかもしれない。

やっぱ、タイトルからして「大人」向けの曲だしね。 おこちゃまが歌う「魅せられた夜」っていうのも、ちょっとコワイ。。。
ま、たしかに、いつの時代も「ませた子供」(ませがき)は居るからさあ、ゼロとは言い切れないけど。。。

個人的にこの曲を意識して聴いたのも、ずっと後ですね。

これもいつか書いたと思うんだけども、1983年のちょうど今頃だわ。ジュリーの「大全集」っていう、いかにもっちゅう、カセットのみのベスト盤を買ってもらった中に収録されてたのを聴いてからだわ。

だから、個人的には、この曲を聴くと、1973年の匂いよりも、 1983年の今頃の匂いを先に感じてしまう。 ちょっと厄介な曲ですね。
まあ、まったく1973年という時代を感じないかといえば、さにあらず。なんだけども。。。

音質、音の広がり 奥行・・・などのサウンドは、少なくとも70年代後半以降のそれではない、ましてや80年代の音でもないことはレコードの音から分かるしね。


でも、初めてこの曲を聴いたときは、違和感いっぱいだったよなぁ。 はじめはアルバムの曲かと思ったくらい。

↑で書いたように、なんせワタシらの世代といったら、ジュリー⇒勝手にしやがれ⇒キザ なイメージがこびりついてるからさあ。

こういう、フレンチポップなジュリーのイメージはなかったですからね。

そのあと、少しずつオリコンなどからの情報を得て、第1次黄金期といえるフレンチポップの時代を経て、第2次黄金期の派手、気障なジュリーに変化するということが分かったんだけどね。

自分らがリアルで聴いてたのは、第2次黄金期以降の曲に過ぎない・・っていうのが分かって、ちょっとショックだったのと同時に、ヒット曲の時代の流れの奥深さも感じたというかさ。。。

まあ「キザ」な言い方をすればよ。。。

そんな自分では知らなかったヒットの流れの情報と、実際の音源が、自分の中で結びいていくっていうのを初めて体験したのは、もしかすると、この「魅せられた夜」も収録されていた、あの「大全集」っていうカセットだったかもしれない。



ところで、この「魅せられた夜」って曲、カバー曲というのは以前から知ってたんだけども、オリジナルはどういう曲だったのかは、よくわからなかったのよ。

これを機に聴いてみた。

↓ コレ




Mike Brant 「Mais Dans La Lumiere」(1970年)

うわっ、重っ! 

フレンチポップスと言うと、どうしても、ミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」とか、シルヴィ・バルタンの「あなたにとりこ」なんかの、おしゃれでポップなイメージがまず出てきちゃうんだけども。。。。

どっちかといえば、イタリアンなカンツォーネ的な、いわいる「歌い上げ」系の曲ですわな。
ポップスというよりも、シャンソンと言った方がいいか。。。

マイナーでしっとりしたメロディラインから、サビで一気に情熱的なメジャー系のメロディに変貌する、ドラマティックな展開。 いわいるショービス系というやつですね。

あの当時(1970年代前半)の日本では布施明氏が得意としていたような・・・。

ジュリーの、この「魅せられた夜」でも、しっとりしたマイナー系なAメロから、サビで一気に情熱的なメジャー系に展開するという原曲の良さを残しつつも、あそこまで重くない。
もっと、ポップで聴きやすいサウンドにアレンジされていますね。

個人的には原曲の重さと情熱的なサウンドは好きだけども、さすがに、原曲のままでは日本ではヒットしずらいと読んだろうな。

個人的には、ジュリーのメロディラインに対旋律的に絡んでくる、ブラスが好きなんだよね。

いや、このころのジュリーでは、同じようにブラスの絡みが印象的なジュリーの曲は多い。
以前書いた、「あなたへの愛」(1973年1月)、「追憶」(1974年7月)なんかもそうですね。

あの頃、いわいるブラスロックの影響なのか、ブラスを多用した歌謡ポップスが増えてきていたけども、使い方がダサい曲が多かったのも事実でさ。。。
この「魅せられた夜」では、トロンボーンは原曲に近いのに対して、トランペットはたしかに盛ってるんだけどね。でも、ダサい一歩手前で抑えているのがいい。

この曲を初めて聴いた1983年の今頃は、ワタシは中1。吹奏楽部でトロンボーンをやってた頃で、ブラスの面白さが分かりかけていた頃っていうのもあったんだろうな。 そそそ、ヒット曲においてもブラスについつい耳が行ってしまい始めていた頃ですわ。






フレンチポップスや北欧などのいわいるヨーロッパ系の曲と、日本のJ-POPは相性がいいとは、よく言われるけども、日本人の感性とどこか共通しているところがあるんでしょうね。
それは、この曲なんかでも感じることができますね。




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銀色のグラス / ザ・ゴールデン・カップス

1968_01_銀色のグラス_ザ・ゴールデンカップス


今回の1曲セレクトは、「銀色のグラス」ザ・ゴールデン・カップスです。

まずはデータ。

・タイトル:   銀色のグラス
・アーティスト  ザ・ゴールデン・カップス
・作詞      橋本淳
・作曲      鈴木邦彦
・編曲      鈴木邦彦
・リリース日   1967年11月15日
・発売元     東芝音工
・オリコン最高位 100位
・売上げ枚数   0.2万枚

音楽配信で使用されている楽曲の著作権調査・処理と、某著作権管理団体への報告業務をやっているのね、生業で。
まあ、(音楽)業界っちゃ、業界内の仕事ではあるんだけども、かなり端っこの仕事だよね。ふつうあんまり顧みられることはない仕事だし。

で、1月は某著作権管理団体への使用楽曲報告月なのよ。 なので、年明けそうそう超繁忙期・・・っちゅうことで、ほとんど身動きが取れない状況でして。。。。
毎年のこととはいえ、ほんと、なぜに1月が著作権管理団体への報告月やねん。 って愚痴りたくなりますわ。

まあ、1月に報告せんと、3月の決算月までに使用楽曲の利用料分配ができない・・・ってことなんだろうけどさあ。。。。

せめて、1か月後ろにずれて、2月、5月、8月、11月が報告月になれば、ありがたいんだけどねぇ・・・なんていつも思ったりして。。。

ここんところ、1曲セレクトがなかなか書けないのは、ひとえに今月の超繁忙期のためですわ。。。。


・・とはいいつつ、音楽はちょぼちょぼ聴いてるんですけどね。

・・で、なぜか、ここ数日、ゴールデンカップスの「銀色のグラス」に嵌ってるのですよ。

なんせ、1日中家にこもってのデスクワークなんで、ストレスが溜まるもんでさ。
この曲のように叫びたい・・・、あるいは弾けたいっていう衝動からなんでしょうかねぇ

それにしても、何度聴いても、この曲は衝撃的ですわ。

1968年という時代に、こんな「洋楽的」な「邦楽」があったとは。。。
イントロを聴く限りでは、どう聴いてもあの時代の洋楽ロックだわ。

「歌謡曲完全攻略ガイド」に、「日本のロックは はっぴいえんど から」っていう人は耳をかっぽじって聴け」と書いてある。

この本購入したときは、この曲知らなかったんで、「ふーん」くらいにしか思わなかったけど、実際に聴いてる見ると確かに納得。

もっとも、正攻法なロックというよりは、ツイストっぽくもあり、R&Bっぽくもある。
そそそ、黒っぽいんだよね

この哀愁感あるツイストっぽいフレーズ、どっか聴いたことあるな・・と思っていたんだけども、銀蠅のラストシングルの「哀愁のワインディングロード」だよね。これは。

逆だ、銀蠅が「銀色のグラス」っぽいんだ。。。

同じ横浜、やはりリスペクトしてるんだな・・というのが分かるな。
いずれにしても、うちらが言うロックとはちょっとテイストが違うけども。。。でも、スピリッツとしてはロックだよね。

まあ、この曲といったら、ルイズルイス加部氏の縦横無尽なランニングベースがあまりにもすごくて、ついついそこに耳が行ってしまうんだけども。。。



↑ これのルイズルイス加部氏本人の回想録によると、作曲の鈴木邦彦氏のAメロがあまりにも「歌謡曲」なので、ムカっときて、鈴木氏の指示をガン無視してガシャーンと遊んだらこうなったという話だけど、いいね。

今はこういう無茶苦茶なバンドもいなくなったから。。。

なにより、カップスの「不良性」が一番にじみ出ているシングルともいえるんじゃないのかなぁ。
だからこそ、カップスのファンからは人気があるんじゃないかと思いますね。

いや、正直、この不良性にあこがれるのよ、個人的には。 ワタシにはできなかったですからね。 


ちなみに、この曲はオリコン最高100位。
オリコンランクインギリギリですわ。
まあ、丁度オリコン創刊のちょっと前のリリースなんで、ランキング的にはこうなっていたと思われるけども。。。 なので、まあ、この曲のランクも、売り上げ枚数もあくまで「参考値」。

オリコンが前年から始まっていれば、もっとランクは上だったろうに。。。。







最近、この手の黒っぽいファンキーなベース弾きといったらハマ・オカモトだけども、彼が弾く「銀色のグラス」のランニングベースもなかなかのもんなのよ。
ルイズルイス加部氏の後継なのは間違いないところだわな。

そういえば、この曲は、カップスファンだけぢゃなく、向こう人たちにも、この曲人気あったりするんだよね。
カップスの演奏テクニックは、国内では認められているところだけども、それだけ、向こうでも評価されているってことなんだよね。

最近はシティポップスということで、70年代の曲が無効で大人気になっているわけだけども、なにも70年代、80年代の曲だけじゃないんだよね、向こうで認められているのは。

このへんは、あんまり大きくは報じられていない事なんだけども。。。


第73回紅白歌合戦は大健闘だったと思う

この間の12月31日に放送された、第73回紅白歌合戦の視聴率速報値が出ましたな。



若者はテレビは見ないといわれている中、ほぼ「2022年」主体のアーティストで35.3%は大健闘。正直、30%割ると思ってたもの。
それからすると、成功だと思いますね、個人的には。

特に10代の伸びには注目した方がいいと思いますよ。

この数字を見てNHKはどう判断するか。 まさか前年の35%割れから、いきなり40%復活は望んでいなかっただろうし。
マスコミ各社「40%割れ」の見出しが出てるけど、これは、読者を引き付けるための「寄せ餌」的な言い回しだよね。本気で40%復活はだれも見込んでなかったろうし。。。

ワタシがPだったら、次の「第74回紅白」も、また「2023年」主体のアーティストで行くけどなぁ。

ここは、守りじゃなくて、攻めの一手ですわ。

君が好き / Mr.Children

2002_01_君が好き_Chidren



今回の1曲セレクトは、「君が好き」Mr.Childrenでする。

まずはデータです。

・タイトル    君が好き
・アーティスト  Mr.Children
・作詞      桜井和寿
・作曲      桜井和寿
・編曲      Mr.Children   小林武史
・リリース日   2002年1月1日
・発売元     トイズファクトリー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   51.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2002年1月17日〜2月14日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」挿入曲

明けましておめでとうございます! 2023年。

今年も当ブログを何卒、よろしくお願いいたします。

さてさて、新年1発目の「1曲セレクト」ですが、久々に「1月1日リリース曲」から引っ張ってきますか。

以前は、頻繁にやってた「1月1日リリース曲」シリーズも、めぼしい曲が無くなってきたので・・・という理由からしばらくやってなかったんだけども、まったく曲が無くなったわけじゃないんだよね。

最近は、「水曜日リリース」というのが定着して、特定日リリースっていうのが少なくなってきた訳だけども、「1月1日リリース」っていう曲は、未だにあることはある。

まあ、「1月1日リリース」にして、特段何かメリットがあるのかというと、そんなことも少なくなってきているし、それ以前に、表向きは「1月1日リリース」といっても、CDリリースの場合、実質的には12月25日くらいには店着することが多いわけで。。。

昔は、そんなカラクリ知ってる人って、業界関係の人ぐらいだったと思うけど、いまや、一般の方々のにも広く知れ渡っているもんね。
・・・だもんで、わざわざ「1月1日リリース」なんて言わなくてもよくなってきている訳だよね。


今回引っ張ってきた曲は、そんな「1月1日リリース」な曲だけども、個人的には、この曲聴くとあの光景がフラッシュバックしてくる・・・っていう思い出深い1曲ですね。


Mr.Children 「君が好き」

この曲、今から21年前の2002年1月1日リリース。 ミスチル22枚目のシングル。
ミスチルのシングルとしてはストレート、かつ 素直な歌詞が印象的な、ミディアムナンバーですわ。


この曲がリリースされた2002年1月1日。 この日は個人的には、いまだに忘れられないですね。

ここでも、何度か書いてるけど、当時、某公式着メロサイトの配信ディレクターだったのよ、ワタシ。
前年6月に立ち上がった公式着メロサイトとしては後発組で、初めての年越しだった。

エンタメサイトは着メロに限らず、どんな分野でもそうだと思うけど、年末年始はかき入れ時なんですよ。 そそそ、お客さんを取り込んで会員数を大きく伸ばすチャンスの時期なのね。
特に、我々のような後発サイトにとっては。ほかのサイトを出し抜いて会員を集めるチャンスでもあったのよ。

なので、年末年始目玉になるような企画はないか・・と1か月以上前から配信編成・選曲会議で頭悩ませていたんだけどさ。

そんなときに、浜崎あゆみのニューアルバム「I am」が2002年1月1日リリースというニュースが飛び込んできたのよ。

ワタシらのサイト、サービスイン直後から、特に浜崎の曲についてはダウンロード数がほかの曲よりも特段よかった。 どうも、当時の浜崎ファンの多くが、我々のサイトに付いてくれたよう・・っていうのが、それまでには分かっていたのね。

これは、逃すわけにはいかん。 と、件の会議で提案したところ1発OK。

ただし、リリース日の1月1日に収録曲15曲全曲配信できないか・・・。 当時のエライ人からの一声がかかってさあ。

通常アルバム全曲、しかも15曲全曲配信するには、当時の着メロ制作スタッフ体制を考えると2週間必要だったのよ。

しかも、年末年始でしょ。 あの当時の通常制作スケジュールを考えると、早くてもアルバム全曲リリースは年末年始休み明けになっちゃうのよ。

でも、それじゃだめだ、何がなんでも1月1日リリースにする。。 
しかも1月1日 0:00に配信開始

・・・ってことになっちゃってさあ。

なんせ、普通に考えたら年末年始休みの最中なわけでさ。 ほかのサイト(会社)は、休み取っている最中のはずで、絶対にそんなことやってこない、早くても配信は休み明けっていうのが分かってたのよ。

だからこそ、ここは他サイトを出し抜いて会員数を伸ばすチャンス・・って、当時のエライ人は読んだんだろうね。

ワタシも考えましたよね。なんせ、言い出しっぺはワタシなんで。。。。

表向き1月1日リリースといっても、遅くとも12月25日にはレコード店にCDが店着、販売されることは、当時から知ってたからさ。
まず、音源制作チームに店着日の朝一番、開店と同時に制作用の音源CDを購入するようにお願い。 音源を手に入れたら、仕事納めとなる12月28日までにアルバム全曲の着メロ音源制作して納品してくれるように制作体制を作ってもらってね。
なんせ、通常なら2週間かかるところを、3〜4日で作ってもらわなきゃいけなかったんで。。。
とにかく、ほかの曲は度返しにしてでも、このアルバムの曲は最優先で作ってくれるようお願いしたのよ。
ただし、通常制作ではなく、特別に緊急制作してもらうんで制作料金は割り増しにしてさ。

制作チーム、がんばったんだよね。 予定通り12/28には全曲分の音源ファイルを納品してくれたのよ。

ここからは、我々ディレクションチームの仕事でさ。

後には配信日時を指定すれば、自動的にファイルをサーバーにアップロードして配信開始するシステムが出来たんで、特に正月などの休暇期間中の配信って楽になったんだけども、 あの頃は、そんな予約自動配信システムもなくて、全て手動配信だったのよ。

なので、前日12月31日の夜23時に「出社」してさ、配信開始の準備。

あんときは、たしか、ワタシと、ワタシのアシスタントの他、会社の社長・・・・そそそ、1月1日0:00配信開始じゃなきゃダメ・・って言った張本人ですよ・・・が、出社したんだよな。

23:50頃からカウントダウンを開始して、0:00丁度に音源ファイルのサーバーへの同期ボタンをクリック、サーバー全機にファイルが同期され、無事配信開始を確認するまでの緊張感はいまだに覚えてる。

今も多少あると思うんだけども、年越し後の数分間、いわいる「あけおめ」通信でネットワーク負荷が急激に上がって、通信速度が急激に低下してたのよ、あの当時。

こんときも実際、数分間トラフィックが発生して、通信速度が急激に遅くなったりしてさ。
浜崎あゆみ「I am」全曲着メロ、リリース当日、1月1日、0:00配信開始っていうのは、サイトに大々的に事前告知もしていたこともあって、そのままサーバーダウンなんてなったら、大変なことになっていたと思うんだけども、無事クリア。
「I am」の収録曲の着メロが一斉にものすごい件数ダウンロードされ始めているのを見て、ほっとしたな。

終わった、これで帰宅して、酒でも飲んで・・・なんて、頭は休暇モードになり始めていたんだけども、まあ、件の社長が、なんちゅうか人使い粗い人でさ

「I am」の配信完了を見届けたら、いきなりサイトのバグつぶし始めやがって。。。

ワタシらだけ帰るわけにもいかず、付き合いましたよ、サイトのバグつぶし。。。元日の昼近くまで。。。。

で、ヘロヘロになって帰宅したの覚えてるわぁ。。。

ただ、この企画の後、我々の某着メロサイトの会員数が急激に伸び始めたのも事実でさ。
大変な年末だったけども、サイトにとってはやって正解な企画だったのよ

IT企業っていうのは、こういうところなんだ・・・っていうのもこの一件からよく見えるようになっし、サイトをデカくするための運営の大変さが身にしみてわかった。
同時にエンタメサイト運営の本当の面白さもわかったような気がしたな。個人的にもありがたい企画だったんだよね、今考えると。

いずれにしても、会社で年越し・・なんて経験をしたのは、後にも先にも、この時だけですよ。
だからいまだに脳裏から離れないんだろうけどなぁ。



え? ミスチルの「君が好き」が出てこないじゃん・・・って?

いやー、あの12/31の夜中から元日の昼まで、ワタシの頭の中でぐるぐるとヘビーローテーションでなっていたのが、この「君が好き」だったんだよな。

だから、この曲を聴くと、まっさきにフラッシュバックするのが、あんときの光景なんだよなぁ。

あんとき、3人で出社だったんで、フロアのほんの一角だけ電気付けて、あとは消灯してたのよ。
そそそ、そんな半ば仄暗いフロアの中での作業でさ。

「君が好き」の サビ終わりに

♪夜の淵 アパートの脇 くたびれた 自販機で2つ 缶コーヒーを買って〜 ♪

ってフレーズがあるでしょ。 この歌詞の情景と、あんときの仄暗いフロアの光景が、なんかシンクロしちゃってさ、ワタシの中では。 どうしても、頭から離れないんだよな。


もう一つ。

実は、この曲がヒットしてた前後、いいなと思うコがいたの。
いつかもここで書いたかもしれないけど、
プー太郎だった2000年、通っていた某ネットワーク管理者養成学校で、隣の席だったコ。

確か、当時カスタマーサポートセンターでオペレーターとして働きながら、ネットワーク管理者を目指して、件の養成学校に来てたんだよな。

偶然、同い年だったということもあったんだろうけど、何かと気が合ってさ。
なんちゅうのかなぁ、フィーリングが合うっていうのかな。
まだ正式な彼女とは言い切れなかったけど、付き合っていたんだよね。
このヒトなら一緒になってもいいかな・・とも思い始めていたりしてさ。

ただ、ワタシが某着メロ配信会社に入って以来、土日のいずれかが出勤になっちゃったのよ。

当時は、それぞれ専任の担当者は居たものの、システムトラブル、それに伴う、カスタマーサポートも統括しなきゃならない。何か配信トラブルが発生したら、即座に対応しなきゃならない。
まさにレコード会社のレコーディングディレクターのように配信運用「全体」をまとめなきゃいけない立場になってしまったということもあり。 実質は365日休みなしという状態。

でも、それじゃ、さすがに身が持たないので、アシスタントと土日は交代で休んだのよ。

この「君が好き」がリリースされたころ、ワタシは、土曜休みの日曜出勤だったな。
当時、なんかやたら日曜日にトラブルが多く、ワタシの方から日曜出勤を申し出たんだと思う。

ある時なんか、やはり日曜日にサーバートラブルが発生。システム設計担当に緊急連絡したら、丹沢に山登りに行っててさ。 すぐ帰ってこい・・・と呼び戻したこともあったな。夜中、たたき起こすことは日常茶飯事だったし。そんなことが続いたんで、アシスタントじゃなく統括のワタシが日曜日出勤にした方がいいってことになったのを覚えてるな。

でも、このことが、彼女とのすれ違いを生む原因になっちゃったんだよね。
向こうは土曜出勤で、日曜休み。 ・・ということで、ほとんど会えなくなってしまった。

そんなころにリリースされた、この「君が好き」って曲。

♪ そしてひねり出した答えは 君が好き 生きる上でこれ以上の意味はなくたっていい〜 ♪

ミスチルにしては、ストレートなくらい、素直、かつダイレクトなこの歌詞が、すれ違いが続いてしまった、彼女に対して、あの頃、ワタシが感じていた思いを代弁してくれていたんだよなぁ。

あたかも、2002年1月1日の夜も、東京は、今晩のようにキンとした空気が張り詰めた寒い夜だったんだよな。 そんな空気が余計切なくさせたのよ。

でも、それから間もなく付き合いは解消した。 まあワタシの方がフラれちゃったんだけどね。

原因は他にもあったんだけども、このころのすれ違いが一番大きかったんだと思う。

32才の冬。 
あれ以来、このヒトとなら一緒になってもいいかな・・と思えるようなフィーリングを感じた彼女とは巡り合えず、今に至ってる。





初めにも書いたように、ミスチルのシングルの中でも、素直な曲だよね。
2001年10月期のフジテレビのドラマ
「アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜」の挿入曲としても使われていたこの曲だけども、このドラマの主題歌が同じくミスチルの「youthful days」。
曲調もあってか、どちらかといえば、この曲に隠れたような存在ではあったんだけどね、当初は。

そういうこともあってか、売り上げ枚数は「youthful days」を20万枚近く下回っていたりする。

ただ、個人的には、↑に書いたようなエピソードもあって、未だに残っているのは、断然この「君が好き」の方だったりするんだよね。


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