かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2022年12月

Again / 工藤静香

1987_12_Again_工藤静香



今回の1曲セレクトは、「Again」工藤静香です。

まずはデータです。

・タイトル     Again
・アーティスト   工藤静香
・作詞       秋元康
・作曲       後藤次利
・編曲       後藤次利
・リリース日    1987年12月2日
・発売元      ポニーキャニオン
・オリコン最高位  3位
・売上げ枚数    15.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位  6位
・ベストテンランクイン期間:1987年12月21日〜1988年1月25日付
・タイアップ:フジテレビ系「桃色学園都市宣言!!」エンディングテーマ


明日は、毎年恒例の「COUNTDOWN JAPAN FES」参戦なんで、31日に書かなかったとしたら、もしかしたら、これが今年最後の1曲セレクトになるかもしれぬ。
・・ということで、年末にあたり。。。
皆様、今年は、あんまり書けなかったけど(書かなかった?)、1曲セレクトを閲覧していただきありがとうございました。来年も引き続きヨロシクお願いいたします。

もし、31日も書いてしまったらゴミンネ。。。。


・・・ということで、今回の1曲セレクトは、何でこれまで書いてこなかったんだろう? シリーズの1曲になりますかね。

工藤静香「Again」。

おニャン子クラブ解散の日、同時にソロデビューした工藤さんの、第2弾シングル。

現在のブログのアーカイブスはもちろんのこと、mixi時代の「日記」をひっくり返してみたけど、どうも、この曲は、今まで1度も書いたなかったようだ。。。。

ウーン、なんでなんだろうなぁ。。。。 

単に忘れていたか、ヒット時期を見誤っていたか・・・。だと思うんだけとなぁ。
決して、キライじゃなかったんだよね、この曲。

たぶん、ヒット時期を今ではなくて、1987年11月と1か月前倒しで記憶していたのかもしれない。

1987年といえば、ワタシゃ18才。高校3年ですわ。

しかも12月といったら、大学受験もボチボチ始まっていたころだ。 
うん、一般入試ではなく推薦試験。

ワタシ、某大学の推薦試験を受けたんだけども、そんとき、頭の中でずっと、ヘビロテで流れていたのが、この曲・・・だったと思ったんだけどなぁ。。。

で、推薦試験は確か11月末か12月頭だったと記憶しているんで、この曲のヒットって1987年11月と勘違いしていたのかもしれない。

いや、頭の中でヘビロテで流れていたのは、一般試験の時だったかな。。。

うーむ、35年も前の話じゃ。。。今となってはあいまいな記憶ですわ。。。

そもそも、推薦試験の時期さえ定かに覚えてないんだから。。。。

ちなみに、推薦は落ちたのよ。 ・・・なんてさ。。。

推薦受けるくらいだから、さぞかし高校の成績よかったのでしょ・・と思われがちだけど、逆なのよ。
高校のころは、部活に明け暮れ、授業はひたすら寝てたからさ。成績はケツですよ、ケツ。
で、一般試験ぢゃ受かんないと思ったんで推薦受けたの。

通ってた高校は一応、進学校だったけど、成績はケツでも、意外とすんなり推薦出してくれたのよ。
もっとも、こいつは一般じゃ受かんないだろうな・・・っていうんで、どっかに押し込めたいがために推薦出してくれたんだろうけど。。。今考えると。。 

ちなみに通ってた高校、成績表は、表向き5段階評価だったけども、実質は3〜5しかつかなくてさ。
そそそ、優が5、良が4、可が3 1、2は赤点よ。

推薦を取るためには、たいていの大学で足切り評価があるじゃん。 成績5段階評価で平均3.5以上とか 4以上とか。
ワシ、総合では学年ケツだったけど、地理と生物だけはめちゃくちゃ強かったんで・・・
特に地理は某K塾模試で県内トップとったことあるんよ。。
なんで、ほかの教科で赤点さえ取らなきゃ3以上確定なんで、学年でケツでも、上位大学でなきゃ、足切り評価は、たいていはクリアなのよ。 まあ、その辺は学校側も考えていたんだろうけど。。。

でも、落ちた。。。

いや、受かるわけないのよ。 11月まで部活やってて、受験勉強なんて全くやってなかったんだから。。。ほぼぶっつけ本番で試験受けたから。

まあ、推薦なんて禁じ手を使ってまで楽して大学入ろう・・・って思っていた、アマアマのワタシだったりもしたからなぁ。。。あの頃は。。。

そんなワタシなんで、一般試験なんかに受かるわけがなく、早々と浪人が決定した・・というか、推薦落ちた時点で、半ばあきらめていたんだけども。。。。


だからね、この工藤静香さんの「Again」を聴くと、アマアマだった、あの頃の自分を、ついつい思い出したりしてね。

あ、考えてみれば、あんとき、なまじっか推薦で大学受かっても、大学に入って授業についていけなかっただろうな・・と思ったりもするな。

人生最初の試練だったからもしれないけども、その後の人生を考えるといい経験だったかもしれん・・・と、今は前向きに感じたりもするんだけどね。
長い人生、一度や二度の挫折 あるいは1年や2年の回り道なんてどーってことないのよ・・っていうのが分かっただけでも、よかったのよ。


・・・なんて、このままいくと曲とは全く関係ないことを、ずらずら書いてしまいそうなんで。。。

この曲、基本的には、ソロデビュー曲である、前曲「禁断のテレパシー」と曲調的には、あまり変化ない。 当時のアイドルから考えると、ヘビーなロックテイスト満載な1曲ですわな。

ただ、個人的には、「禁断のテレパシー」よりは、拒否感を感じずにすんなり入っていけたな当時も。

うん、「禁断のテレパシー」は、どこか受け入れがたかったの。

おにゃん子はもちろん、3人ユニットだった、うしろ髪ひかれ隊 のソフトポップ路線ともだいぶ違ったからねぇ。 

工藤静香さんって、ワタシよりも1つ年下だけども、ちょっとお水っぽくも見えて、あの頃から大人っぽかったからな。よく言えば翳があるというか・・・。 そんなところが、すこし山口百恵さんを思わせるところがあったりして、だから、こういうハードロックテイストなのか・・・と思ったりもしたんだけどな。

うん、曲想的には、百恵さんの「絶体絶命」あたりを感じさせるところがあったりもしたからな。

ただ、いかんせん、「禁断のテレパシー」は、まだ歌唱力が伴ってなかった。 
特に、出だしの ♪ 夜明けに抱かれて〜 ♪ の部分。

テレビで歌うたび、いっつも調子っぱずれだったじゃん。 ベストテンで、出演回の歌唱を全部重ねたら、不協和音になった・・・なんて余計な企画もやってたりしたし。。

まあ、そんなこともあって、このヒト、ソロで大丈夫なのか? なんて思えるところもあったのよ。

ただ、第2弾のこの曲では、だいぶ変わったんだよなぁ。歌唱力的には、テレビでは、まだ若干不安定なところがあったけども、板にはついてきていたし。

もしかすると、このヒトはこのまま行けるのかもしれない。。。 

なんて、思い始めたのもこの曲だったんだよね。 ただ、まだ確信的ではなかったな。 
なんせソロ第2弾だったからさ。 次でコケるかもしれないし。。。。

確信的にこのヒトは行けると感じたのは2曲先の「FU-JI-TSU」でしたね。

 


秋元康氏の歌詞って、個人的には、内容が薄いなぁ・・・と感じたりして、触手が伸びないところもあるんだけどね。
放送作家出身ということで、コトバが直接的と感じることがあるのかもしれん。そこに嫌悪感を感じることがあるんだろうね。
ただ、時代を感じるところもあるのよ。

例えば、93年の国武万里「ポケベルがならなくて」なんてのは、93年っていう時代だったからこそ成り立つ曲だったりするわけじゃん。

この「Again」の前曲、「禁断のテレパシー」に出てくる「プールバー」っていうコトバも、87年っていう時代じゃなきゃ成り立たないよなぁ。

「プールバー」・・なんて、若いコにゃ理解できないですかねぇ。 プール付きのバーぢゃないですよー なんて、一応ボケてみる。。。

ビリヤード台が置いてあるバーですね。 そそそ、ビリヤードをやりながらお酒が飲める、ちょっとおしゃれなバーですわ。

あのころ、映画「ハスラー」の影響で、猫も杓子もビリヤードだったらなぁ。 当然「プールバー」もかなり流行りましたよね。

今考えると、「プールバー」っていうのも、バブル時代の一つのアイテムだったかもしれないですね。


残念ながら、当時18で未成年だったワタシは、「表向き」は酒が飲めないことになっていたんで、(飲んでたけど。。。)、「プールバー」は体験したことがないのよ。
大っぴらに飲める頃には、大分下火になっていた気がするし。。。

ただ、ビリヤードは、あの頃はちょっとだけやりましたね。 でも全然うまくならないんで、大分やってないけど。。。。

・・・・なんて、この曲を聴くたびに、ついつい、この言葉に引っかかって、時代を感じてしまうワタシだったするんですわ。

31日、久々に紅白出演する工藤さん。 35周年メドレーをやるらしいけど、この曲もやるんですかねぇ。。。




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冬のうた / Kiroro

1997_12_冬のうた_Kiroro


今回の1曲セレクトは、「冬のうた」Kiroroです。

まずはデータでする。

・タイトル   冬のうた
・アーティスト Kiroro
・作詞     玉城千春
・作曲     玉城千春
・編曲     重美徹
・リリース日  1998年11月21日
・発売元    ビクター
・オリコン最高位 12位
・売上げ枚数  23.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1998年12月14日〜12月21日 1999年1月18日付
・タイアップ:明治製菓「メルティーキッス」CM曲(2001年)

いやいや寒い日が続きますね。クリスマス寒波到来ということで、日本海側はまたもやドカ雪となっているようで。。。
私のところは太平洋側なので、まだ雪の心配はないんだけども、空っ風が冷たい。
ワタシんちは、木造なんでとにかく、どこからともなくすきま風が入り込んでくるのですわ。
だからねぇ、暖房をつけていないと途端に寒くなる。

あれは1997年の冬だとおもうけど、今の家を購入して最初の冬を越した冬。
それまでオヤジが務めていた会社の寮住まいで、その寮っちゅうのが鉄筋コンクリートの冷暖房完備だったもんで、まともな暖房器具なんて持ってなかったの。

唯一持ってた、小さな電気ストーブぢゃまともに暖かくならない部屋で、身震いしながら、今回引っ張ってきた曲を聴いていた。。。。。

・・・・ような記憶があったんだよね、ワタシの中では。。。


はい、そうです。  Kiroro 「冬のうた」


・・・なので、ワタシの記憶の中では、1997年今頃のヒット・・・と思っていたんだけども、先ほど改めて調べてみたら、本来は1998年今頃のヒットだったわ。。。

うーむ、どこでどう記憶違いをしたのか、よくわからないけど、 いずれにしても私の記憶の中では1年ずれていたようだ。

うーん、この曲を聴きながら、寒くてまんじりもしない極寒の部屋で、これから始めようとしていた、インターネットの接続設定した・・・ような記憶があったんだけどなぁ。。。。

でも、冷静に考えたら、Kiroroがメジャー1stシングル「長い間」の大ヒットで、ブレイクしたのが、1998年2月だから、第3弾シングルであるこの曲が、1997年の今頃のヒットのわけがないんだけどね。。。

どうなのかなぁ。 この曲の持つ、透明で凛とした空気感が、 1997年の冬の、あのくそ寒い自分の部屋の空気感に通じるものがあったのかもしれないなぁ。

まあ都合のいい、勘違いではあるけど。。。。

それ以前に、今考えると、この曲のもつ、凛とした正統的な曲想が1998年今頃のヒット曲の空気感とは、離れているからかもしれない。

1998年の今頃といえば、まだ小室系サウンドが幅を利かせていた頃。 なかでも鈴木あみが一番人気だった頃ですわ。
あのピッチなんて全然気にしてない調子はずれの歌唱にしてミリオンセラーなんて、絶対世の中違っている・・・と当時のヒット曲に憤っていたことを考えると、この曲の正統性ってというのかね、どうにも1998年の今頃のヒットとかけ離れているようにも思えたのかもしれないですね。

そんな、1998年の今頃のヒット曲に憤っていた私に、「宇多田ヒカル」という衝撃が走ったのは、この年の暮れ。
忘れもしない、1998年出社最終日。たまたま聴いてたbayfmで流れた「Automatic」。
1998年のクリスマスのわずか数日後のことでしたね。


もっとも、ヒット年代を間違っていたのは、個人的に、今の今まで、この曲の音源って持っていなかったのもあるんだけども。。。。

個人的に所有している音源は、すべてヒット順に並べてあるから、持っていれば、勘違いすることはないんですけどね。。。。

そうそう、曲想から見ると、どちらかといえば、1998年の冬というよりも、1997年の冬なんだよね、ワタシの中では。

うん、1997年の冬の方が、まだ、ヒット曲全般的に、まだ凛とした冬らしい空気感があった。
SPEEDの「WHITE LOVE」とかさ。




kiroroは、沖縄出身のデュオだけども、沖縄の匂いを感じさせないのが、一番の特徴といえば特徴ですわね。
アーティスト名は、「北海道」のアイヌの人たちの「キロロ」からとったということで、だからというわけではないけど、一番、北海道を感じさせるこの曲なんでいうのは、本来の意味からすると、もっとも番kiroroらしい1曲なのかもな。

こんばんは、クリスマスイブですわ。
巷では、超定番のクリスマスソングが流れ、みんな集まってワイワイ過ごす方も多いんだろうけども、ひとり静かに過ごすクリスマスっていうのもいい。
いわいる「ぼっち」クリスマスってやつだけども。

ワタシなんかは、みんなでワイワイと過ごす・・というより、ひとり静かに過ごすクリスマスの方が落ち着くんだよね。

クリスマスソングというわけではないんだけども、そんな一人で過ごすクリスマスに、この「冬のうた」なんてのはBGMにいいんですわ。



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