かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2022年04月

オリコンウイークリー通巻200号(1983年7月8日号)

少し前に出した「通巻100号」に続いて、性懲りもなく
オリコンウイークリー通巻200号!
1983年7月8日号

〇表紙
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この頃のオリコンは、アーティストの表紙から、ごくごく初期のように「新聞記事」のような表紙に戻ってたんだよね。
(ちなみに裏表紙は「ビクター」の広告でしたね)
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・・・・なので、特に一組をズームアップしていたわけではないけど、この週は、サザンの"NEW"アルバム「綺麗」の特集と、ジェニファービールスが取り上げられていますね。
時は映画「フラッシュダンス」公開直前。タイムリーな話題だったわけです。

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「創刊200号」って文字が「100号」の時よりも大きくなりましたな。 ただし、200号だからと言って、特集記事がそれほど大きくなく、比較的ひっそりと200号を迎えたのは、「100号」の時と同じ。


〇今週のチャート
前回の100号に続いて、最近、オリコンさんが煩いので、写真掲載はメンゴ。
シングル1位は 薬師丸ひろ子さん「探偵物語/すこしだけやさしく」が5週目の1位。

1983_06_探偵物語_薬師丸ひろ子

映画「探偵物語」の主題歌で、超話題になったあの曲ですわな。
初動週間売り上げ14万枚は、直近では前年のあみん「待つわ」の週間売上げ17万枚に次ぐ数字じゃなかったかなぁ。
それだけにミリオンセラーが期待されたけど、最終的には84万枚止まり。 レンタルレコードの影響とか言われましたね。
レンタルレコードの影響により、全体的なレコード売り上げ減少が顕著になってきたころですね。
なお、「探偵物語/すこしだけやさしく」は7週連続1位。
あ、「すこしだけやさしく」は、TBS「わくわく動物ランド」エンディングテーマでしたね。
ちなみに、当初は「すこしだけやさしく」が「探偵物語」だったんだけども、どうも薬師丸さんがお気に召さなかったようで、カップリング予定だった「海辺のスケッチ」という曲を「探偵物語」にしたというのは、作者の大滝詠一氏の弁。

アルバム(LP) 1位は 山下達郎「MELODIES」が前週に引き続きいての首位。

MELODIES_山下達郎jpg


今や超スタンダートナンバーとなっている「クリスマスイブ」がラストに収録されている、8枚目のオリジナルアルバム。
前作「For You」、前々作「RIDE ON TIME」に引き続いてのオリコン首位獲得で、トップアーティストの座を揺るぎないものにした1枚ですね。

ちなみに、2位には松田聖子さん7枚目のアルバム「ユートピア」が付けているんだけども、「MELODIES」の前の首位が「ユートピア」で、この週の週間売り上げ枚数も「MELODIES」と大きな差が無い。

ユートピア_松田聖子

この頃にもなるとアイドルは「シングル」・・という以前の常識は覆され、「アルバム」も売れることがトップアイドルとしての証明になってきていましたね。

〇その他のチャートアラカルト

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100号の頃4ページにわたっていろいろなランキングの掲載があったけど、この頃は大分削られ2ページに。。。。
その中でテレビ視聴率の掲載は健在。

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音楽  ザ・ベストテン TBS 27.9%
ドラマ おしん     NHK 52.1%
バラエティ クイズ面白セミナール NHK 35.7%
アニメ  サザエさん  フジ 29.3%
がそれぞれこの週の首位(いずれも関東地区)
音楽番組は「ザ・ベストテン」が依然として強し。 ただし前回100号(1981年)に比べると視聴率は下がりつつあるころですね。
この週は関西地区では30%を上回ったようですが、30%を上回ることは少なくなってきたころ。
音楽番組が成熟していく中で、ベストテンも「全盛期」は過ぎていましたね。

ドラマは、「おしん」が強し! この週の最高視聴率は52.1%❗️ 関東地区全世帯の2軒に1軒以上は見てた・・と。 
ちなみに、番組最高視聴率はこの年11月12日放送の62.9%。
この週の52.1%は、まだ、最高視聴率に向かう「賭場口」に過ぎなかったわけですね。さすがに社会現象になったドラマだけありまして。。。

2位はこの年の大河ドラマ「徳川家康」。
100号時(1981年)の「おんな太閤記」(豊臣秀吉が主人公)もそうだったけど、大河は「織田、豊臣、徳川」に勝るものなしっていうのが、よく分かるんだよな。
やっぱ、分かりやすいからなぁ。 来年も「松潤」で徳川家康やるらしいけど、どうなりますことやら。。。
いずれにしても、この年もNHKの朝ドラ、大河が他のドラマを圧倒した年になりましたわな。

バラエティ NHK「クイズ面白ゼミナール」が首位。
うーん、これって当時の視聴率ランクを常に見てなかった方にしてみると意外なのかなぁ。。。
個人的には、意外に感じたんだけども・・・。、日曜19:20〜と大河の前番組だったんだけども、次の大河の視聴率が良かったこともあって、つられて見てたって方も多かったんじゃないかなぁ。。。いわいるぶら下がり健康番組という。。。
その他では、やっぱり「欽ちゃん」が強かったんだよね。
当時の冠番組である「欽どこ」「欽ドン!」「週刊欽曜日」、いずれも20%越え。 視聴率100%男と言われていたのがこの頃ですね。 ちなみに「欽ドン」では、「良川先生」をギバちゃんがやってた頃。

〇そのほかの特集記事
この週はなぜか「ハンバーガーショップ」の特集。

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当時、巷に展開していたハンバーガーチェーン店の比較特集でしたね。
「マック」はさておき、「ウェンディーズ」「ロッテリア」「森永ラブ」「ファーストキッチン」「サンテオレ」・・と今では名前を聴かなくなったチェーン店が。。。。逆に「モス」は取り上げられていない。
当時すでにチェーン展開していたはずだけども、まだまだマイナーな存在だったわけですわ。


ちなみに、この200号の時、私は13才。中学2年。
いわきから千葉に越して来て丁度1年が過ぎ、千葉の生活にもだいぶ慣れてきたころだ。
めちゃくちゃラジオ小僧で、週末「6本」ものラジオのランキング番組にかじりついていたのもこの頃。
オリコンウイークリーの存在も既に知っていて、あちこち、本屋を探し回ったけど、なかなか見つからなくてね。。。
本当は、行きつけの「新星堂」においてあったんだけども、当時のオリコンってサイズがでかくて、ポスターのように丸めて売ってたのよ。 それわかんなくて、ずっと見逃してたんだよな。。。😅😅😅


前回の100号あたりは、ヤフオクでもなかなか出ないけど、この200号辺りは、比較的出品されますね。
この頃になると、オリコンも部数が大分増えていたんで、それだけ現在でも存在しているものと思われます。
ヤフオク、注意深く閲覧していれば落とせる確率は高いですね。 興味がある方はどうぞ。

写真の冊子は、ウチにあるやつだけども、実はワタシのではないんだよね。
以前、一緒に「オリコンチャート研究会」という自主サークルを組んでいた時にリーダーが所有していたもの。
リーダー、2000年に33歳の若さで早逝してしまったんだけども、その際、形見分けということで、通巻102号〜240号までを私が引き継いで、自宅に持ち帰ってきたもの。
なので、正確に言えば預かり品ということで。。。
まあ、そんな大事なものならば、もっとキレイに扱えよ・・・ってとこなのですが。。。😵😵😵😵








恋は邪魔もの / 沢田研二

1974_04_恋は邪魔もの_沢田研二



今回の1曲セレクトは、「恋は邪魔もの」沢田研二です。

まずはデータです。 

・タイトル    恋は邪魔もの
・アーティスト  沢田研二
・作詞      安井かずみ
・作曲      加瀬邦彦
・編曲      大野克夫
・リリース日   1974年3月21日
・発売元     ポリドール
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   27.4万枚
・ベストテンランクイン期間:1974年4月8日〜5月20日付

曲自体はそれほど好みではないけど妙に耳に残る曲がある。
これまで1700曲ほど書いてきた「1曲セレクト」の中で、そんな曲も大分増えてきたけど、今回引っ張ってきた曲もそんな1曲だなぁ。

ジュリーの「恋は邪魔もの」。

この曲は、1974年3月リリース。48年前の丁度今頃がヒットのピークだった1曲ですわ。

前曲「魅せられた夜」と、次のジュリーの74年の代表曲となる「追憶」っていう、両大ヒット曲に挟まれた、スマッシュヒット曲になる。

そそ、上の2曲とも30万枚オーバーであったけども、この曲は30万枚にはとどなかった・・ということで、スマッシュヒットと書いたんだけども。。

それでも、オリコンでは最高4位まで上昇している。

1974年の今頃と言えば、ワタシは4才8か月。 幼稚園年中組だった頃だ。

当然、 この曲はリアルタイムでは聴いてない。 なんせ、心は「アルプスの少女ハイジ」だった頃だし。。。

中1の時に買った、ジュリーの「大全集」っていうカセットに収録されたのを聴いたのがこの曲との出会いだったな。 だから、リリースから約10年後のことになる。

確かね、カセットの曲が、リリース順となってて、「追憶」と「魅せられた夜」の間にこの曲が収録されていたんだよ。 もちろん、「追憶」も「魅せられた夜」もリアルタイムでは聴いてないから、その時同時に初めて聴いたんだけども、両者ともいい曲だと思った。

個人的にジュリーをリアルタイムで聴いたのは、77年の「勝手にしやがれ」以降。 ジュリーの「第2次」の黄金期からで、第1次黄金期である「フレンチポップ」な時代は、全く知らなかったのよ。

で、初めてフレンチポップなジュリーを聴いてその新鮮さに一発で虜になってしまった。

まあ、もともとプレンチポップスって好きだったんだよね。ガキんちょのくせしてさ。

なんせ、物心ついて一番初めにフィットした音楽がポールモーリアだったからさ。フランス系の音楽って大好きだった。

それもあって、「追憶」なんかは、一発で気に入っちゃいましたね。 「魅せられた夜」はフレンチポップに加えてブラスの入り方が新鮮だったな。 
中学校で吹奏楽部に入って、丁度その頃ブラスの面白さに目覚めて来ていたんで、これらの曲のブラスの入り方に刺さっちゃったんだよね。

それらに比べると、この「恋は邪魔もの」って曲は、今一つピンとこなかった。

丁度この頃の曲の中では、フレンチポップスじゃなかったしさ。

もっとも、この曲のアレンジャーは、あの頃ジュリーのアレンジを手掛けていた東海林修氏ではなく、大野克夫氏だったしさ。 そこからして、他の曲とはテイストが違うというのも分かるんだけどさ。
まあ、ポップロックだよね。

ただ、そのノリが当時はどこか軽薄な感じがしてさ。 

シングルではあるけど、表題曲ではないような・・・。そそそB面の曲ような印象だったんだよね。

・・かといって、全く興味が沸かないか・・といえば、そうではなくてさ。

最初に書いたように、なんか、妙に耳に残ったりしてね。

この曲のジャケ写を見ると、バックの井上尭之バンドのメンバーの写真がちりばめられていたりするし、意識してロック色を強めたんだ・・というのは、今になってわかるけどね。

いや、それにつけても、1974年当時としてはめっちゃ「前衛」的なジャケットですねぇ。レコードジャケットというよりも、アパレルのポスターのようですね。





48年前の「中ヒット」ということで、当時の動画はほとんど存在していないというのは分かるけど、まさか「モノクロ」の動画が残っているとはね。。。

74年といえば、ほとんどのテレビはカラーに切り替わっていたと思うんだけども。。。
それともこの動画を録画したビデオが、まだモノクロ仕様だったのかなぁ。。。
まだ家庭用のビデオデッキなんてなかった頃ですからねぇ。おそらく業務用のオープンリールのビデオで録画したものだと思うけど。。。。

でも、レコード音源だけでなく、こう実際にテレビで歌っているところを見ると、かっこよく感じるなぁ。

いつだかも書いたんだけども、昔の曲、特に70年代頃のヒット曲って、レコード音源聴くよりもテレビで歌っているほうがいいんだよね。

独特のグルーヴ感があるでしょ。テレビで歌っているほうが。 よりライブ感を感じるというか。。

そそそ、昔、ツイストの「性」を書いた時にも同じようなことを書いたんだ。 この動画を見て、この曲も同じような印象を持ちましたね。

残念なのは、バックの井上尭之で、演奏しているはずの岸辺修三(一徳)氏のプレイが良く見えない事かなぁ。

今じゃ、役者としてしか見れないれけども、このヒトのベース、めっちゃ上手いんだよね。
少し前、タイガース再結成時、今でも衰えていないベーステクニックにびっくりしちゃたもの。



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オリコンウイークリー通巻100号(1981年7月24日号)

オリコンウイークリー通巻100号!
1981年7月24日号 

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・表紙 伊藤つかさ
金八先生PART2からブレイク。当時ロリコン好きの高校、大学生から絶大な人気ありましたねぇ。
この年の9月のレコードデビューを控え、並み居る強敵を差し置き、オリコン100号記念号の表紙に抜擢!?
ちなみに、当時タモリが伊藤つかささんの大ファンで、会いたいがために、いいとも!のテレフォンショッキングを始めたのは有名ですわね。

・今週のチャート 
最近、オリコンさん、自ランキングの掲載については、とみに煩いので写真掲載はメンゴ。
シングル1位は 松山千春「長い夜」
アルバム(LP)1位は、横浜銀蝿「仏恥義理蹉䵷怒」 
が初登場1位
・・・ぬぬぬ、PC変換泣かせや。。これで「ぶっちぎりさあど」と読む。要するに3枚目のアルバムってことですな。。。銀蝿の全盛期でしたね。
ちなみに、今や伝説的なアルバムとなっている大滝詠一氏の「A LONG VACATION」が7位。 累積売り上げこの週で20万枚突破。
でもこの時点での最高位4位で、まだ爆発的な人気とはなっていない。本格的に火が付くのはこの後。

その他チャートアラカルト
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・テレビ視聴率
音楽番組 ザ・ベストテン TBS 31.7%
ドラマ  まんさくの花  NHK 41.0%
バラエティ 8時だヨ!全員集合 TBS 32.3%
(いずれも関東地区)で、それぞれ首位。
ベストテンは、一番脂がのっている時期ですね。この週の31.7%でも低い位で。。。このあと9月17日放送で、番組最高視聴率41.9%を記録することになる。
ドラマ「まんさくの花」は朝ドラですね。2位の「おんな太閤記」がこの年の大河ドラマ。兎に角NHKの2大ドラマの強さが目立った時期。
バラエティ、「全員集合」がまだまだ強かったんだよね
個人的には、どうしても「ウイークエンダー」に目が行ってしまうけど。。。。

↓ コレ
いまじゃコンプライアンスとやらで、絶対にできない番組ですな。当時は、こういう学校では教えてくれない「社会的」な番組もあったんだよね。

当時の土曜日のTBSは、18時〜「料理天国」、19時〜「まんが日本昔ばなし」、19時30分〜「クイズダービー」、20時〜「8時だヨ!全員集合」という、超ゴールデンラインを形成。
音楽、ドラマ、バラエティと多岐にわたってTBSの強さが目立ってた時期ですね。

その他のアラカルトランキングでは、この週はライブハウス動員数ランキングに目が行くな。

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サザンオールスターズの渋谷Egg Manライブが1位。
ランキングはともかく、サザンが、まだライブハウスでライブしてたっていうのが驚きですね。今じゃ絶対に考えられない。
もっとも、この後にリリースされる4枚目のアルバム「ステレオ太陽族」のプロモーションの意味合いが強かったんだろうけど。。。
いずれにしても、超まじかでサザンのライブを体感できた381人はめちゃくちゃ幸せだよなぁ。羨ましい。。。。

ちなみに、ワタクシはこの時 11才 小学校6年生。
福島のいわきに在住で、 まだオリコンウイークリーの存在すら知らなかったころ。

うむ、この号は、数年前、ヤフオクで落としたやつなのよね。
ヤフオクでオリコンの出品は多いけど、81年前半以前のものは少ない。これは、タイミングよく見つけたものですね。

ちまたでは「オリコン新聞」と言われてたころで、兎に角各種ランキングをはじめ情報量が多い。 これらの情報が200円で買えた時代。いい時代でしたな。
この号の閲覧だけで、休日半日過ごせます。。。。

小泉今日子TOUR2022 KKPP @ 群馬

まさか、自分がキョンキョンのコンサートに行く事になるとは想像が付かなかったよなぁ。

たしかにここ20年ほど、頻繁にライブに行くようになってるけど、あくまで、いわいるロック系か、あるいはクラシック系がほとんど。
アイドル系のライブ・・・うんにゃコンサートは、一昨年の斉藤由貴さんの35周年ライブ以来で、それまでも縁が無かったですからね。

でもね、昨年、配信ライブで見た「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」が凄くよかったんだよね。
昨年末、リアルにキョンキョンの40周年のコンサートツアーを開催というのが分かって、一も二もなくチケット奪取に「チケットぴあ」のサイトに走ったわけよ。

本来ならば、東京あるいは、東京近辺に行きたい・・と3/21の中野サンプラザのチケットを取ろうと思った。

でも、いや待てよ・・・、3/21と言ったらデビュー40周年当日やんか。。。 こりは、チケット予約殺到するんじゃないか・・・っていう予感が走って、第2希望として、群馬公演も併せて予約してみた。

恐らく、群馬だったら、中野サンプラザよりは競争率は高くないだろうという読みもあったんだけどさ。

案の定というか予感的中というか、中野サンプラザはチケットの選に漏れた。。。 でも、代わりに群馬は当選。。。

うーむ、家から遠いけど、贅沢は言えないよな。  群馬公演に参戦することにした。


2/20(日) 贅沢は言えない状況だったけど、正直、ちょっと憂鬱だった。 家からだと電車を乗り継いで片道4時間近くかかる・・というのもあるけど、前橋駅から、会場のベイシア文化ホール(群馬県民会館)まで、2Km以上歩かなきゃいけない、しかも今回初めて行く会場でもある。
これらを考えると、どうも憂鬱な気分に・・・・

それでも実際歩いてみると、思っていたよりも近く、予想外に早く会場についてしまった。 当日は、群馬名物、赤城おろしの空っ風が正面から吹いてきて寒かったけども、天気が良かったのは幸いだったな。

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文化ホール前の駐車場は、宇都宮ナンバーが目立つ。今回会場にならなかった栃木から大挙して駆けつけて来ていたようだ。
ヤン車も結構目立つ。 昔、親衛隊だったと思しきかたも、かなり駆けつけて来ていたようだ。
さすがに31年ぶりのコンサートツアーだけある。

しかし、初めての会場だけに勝手が分からない。
ライブに来るといつも、ライブ開催祝いの花輪を写真に収めるのだが、あった・・と思ったら自販機だったり・・・。 なんかアウェー感。。。

結局、お祝いの花輪は見つけられなかった。。 
うーん、アイドル系のコンサートには、無いのかなぁ。そういえば、一昨年参戦した斉藤由貴さんのコンサートにもなかったような気がする。。。

その辺り、アイドル系のコンサートには慣れてないので・・・。

兎に角、指定された席に着く。 
1階35列8番。なんと、1階席とはいえ後ろから2列目。 しかも、個人的に好きな舞台向かって上手側ではなく、逆の下手側。  まあ、しょうがないですね。
最後列から2列目とはいえ2000人ほどのホールだ。 アリーナでのライブとは勝手が違い、舞台までは思ったよりも近い。 

思ったよりも早くついてしまったので、開演まで暫し待ち。
チケット販売状況から、恐らくは満席になるに違いないとは思っていたが、思ったよりも空席が目立ち客の出足が悪い。
それでも、開演間近になると、予想通り満席に埋まった。 おまけに最後列には立ち見の方も・・・。

ベイシアホールの客席は1997。 他、立席でも100人ほどは入るようで、なので、2000人強の満員御礼で、18時過ぎ幕が上がる。

ライブ参戦する場合、場合によってはセトリサイト「Live Fans」でセットリストを予習するのだけど、今回は、ツアー2公演目ということもあり敢えて予習をして来なかった。 なのでセットリストが全く分からない。

さて、どの曲から始まるのか・・・。40周年記念ライブ、恐らくシングル中心のセットリストになるんだろうとは思っていた。 
斉藤由貴さんの35周年ライブの時はデビュー曲の「卒業」からスタートした。 それを考えると「私の16才」  

・・なんて思っていたら、オープニングは「The Stardust Memory」。

全く予想が外れたぁ。 この曲は、もっとライブの中盤の盛り上がり頃に来ると思ってたから。

脳内のビデオテープが一気に1984年冬に巻き戻る。 
高校受験を控え、何かと神経質になっていた冬だ。 勉強机のスタンドだけが煌々と明るく照らし、石油ファンヒーターの匂いがかすかに充満した、あの部屋。

そこに広がる、明るく煌びやかな「
The Stardust Memory」の世界との対比。 個人的にこの曲のイメージは、冬の昼間の明るい陽光が降りそそいだ光景なんだよね。

でも、あの時は、当のキョンキョンは、テレビの向こう側にいた。 でも、今日は紛れもなく目の前に居る。

まずね、それが不思議な感覚だったな。 これは、一昨年の斉藤由貴さんのコンサートでは感じなかったんだけどねぇ。

やっぱり、個人的には、キョンキョンは、あくまでテレビの向こう側の存在なんだよね。 まさかね、あれから40年近くたって、目の前で生で曲を聴く日が来るとは・・・。
少なくとも36年前には考えもしてなかった。 

矛盾するようだけども、正直、昨年、「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」の配信ライブを見た時にも、まだ思って見なかったけど。。。

いや、確かにね、昨年の配信ライブのライブレポで、もし40周年ライブをやるんだったら、生で見てみたいとは書いたんだけども、実際ライブに参戦できるとは半信半疑だったし・・・。

続いて「まっ赤な女の子」のイントロが流れる。 なるほど、まずはデビュー初期の曲から攻めてくるようだな。

加えて、前半は、

「まっ赤な女の子」に対して「渚のはいから人魚」
⇒シンセを多用した弾けるようなポップチューン

「迷宮のアンドローラ」に対して「夜明けのMEW」
⇒やや聴かせるミディアムチューン

「ヤマトナデシコ七変化」に対して「艶姿ナミダ娘」
⇒再びアッパーチューン

・・と、完全な
メドレーではないんだけども、デビュー初期、80年代の似たようなテイストの曲が2曲ずつ対になるようなセットリスト。

あ、でも「Fade out」から「私の16才」へ続く流れは、ちっと無理があったよなぁ。 かなり強引なメドレーだったしさぁ。。。

それでも、この場で「Fade Out」が聴けたことは新鮮だったけどね。 ヒット当時、あんまりテレビでは聴けなかった曲だったしね。

そんな初期のヒット曲のオンパレードで、オープニングの「
The Stardust Memory」で暖まり切れなかった会場のボルテージが一気に上がる。

ただ、当のキョンキョンは、立て続けの初期のアッパーチューンオンパレードには、なかなかしんどそう。

キョンキョンも御年56才。 そりゃ10代の頃とは体力は違うよねぇ。 

昨年の「アコースティックライブ」では、緩い雰囲気の中だったからか、そんな所は見せなかったけど、さすがにバンド前でのオリジナルでのポップチューンでは、かなり体力を使いそうだ。
数曲ごとに水のぺットボトルに手が伸びる。

それでも、全曲オリジナルキーでの歌唱には頭が下がる。

そして、1985年の「なんてったってアイドル」。 ここで盛り上がりは最高潮  ・・・のはずだったと思うんだけども、意外と客席は冷静だった。

お客さんも、同じ50代が大半。 当のキョンキョン同様、体力が続かない様子。。。

ここで前半終了 会場が暗転し、バラードアレンジの「夏のタイムマシーン」のフィルムが流れ始める。

キョンキョンも会場もクールダウン。

ワタシはトイレに駆け込む。。。 うーむ、始まる前に一度トイレに行ったんだけどなあ。。。
最近、年のせいかトイレ近いんだわ。特に寒いとさ。。。
なので、最近はライブの時、端の席が好みなんだけども 中央だったんで、周りの方に「すみません」と謝りながらトイレに駆け込む。
おかげでフィルムは見られなかった。

もどると、丁度、後半開始。

後半は、「T字路」〜「潮風のメロディ」と2000年代・・つまりは、最近の曲からスタート。

続くは「怪盗ルビィ」から「あなたに会えてよかった」と、前半の立て続けのポップチューンからは一転。

90年代中心の、比較的聴かせる曲中心の構成でセットリストが進む。

↑で書いたように50代中心の客席層には、じっくり聴ける曲中心の構成はありがたい。

個人的には、前半よりもむしろ後半の方が短く感じられた。曲をじっくり楽しんでいたら、終わってしまった・・という感じで。。

もっとも、「木枯しに抱かれて」がラストというのが意外だったというのもあるが・・・。

いや、最後にもう一つ、盛り上がって終わるのかなぁ。。そうすると最後は「学園天国」か・・と思っていただけに・・・。 なんとなしに中途半端に終わってしまった・・・という印象が強かったのですね。これはちょっと残念だったな。

たしかに「学園天国」はアンコールでやってくれたけど、果たしてアンコールでよかったのかなぁ・・という疑問も残ったりして。。。

本編最後に「学園天国」を持ってきて、アンコールの1曲目に今回演らなかった、「半分少女」か「スマイルアゲイン」を演ってくれたら、個人的にはサイコーだったんだけどなぁ。。。


ただ、その後、「おまけ」でやってくれた「東の島にブタがいた vol.2」。

写真撮影OKよーというきよんきょんからの一声が・・・。

ということで、お言葉に甘えて、動画撮影

↓ コレ



#KKPP #群馬 #小泉今日子

いやいや、これは予想外でしたね。 たしかに宇多田ヒカルさんのライブでは以前から撮影OKとしているし、他のアーティストでも撮影OKのライブが増えてきてはいるけどね。まさかキョンキョンのライブで、それを味わえるとは・・・。

さすがは時代の異端児。だれもやっていないことをやってきたキョンキョンですね。
・・というか、キョンキョンだからこそ、撮影OKなんてやったんだろうな。



さてさて、今回のライブ。
文字通りデビュー40周年ライブということで、上記のように「シングル」ヒット中心のセットリスト。  我々世代には大いに楽しめた内容だったんじゃないかなぁ?

ただ、歴代シングル全曲やってたんじゃ、さすがに時間が足りない・・ということで、披露されなかった曲もありましたけどね。

個人的には、大好きな「半分少女」と「スマイルアゲイン」が聴けなかったのが残念だったな。
この2曲は絶対演ってくれると思ったんだけどねぇ。。。。

昨年の「唄うコイズミさん 筒美京平リスペクト編」では演った、「魔女」「水のルージュ」などの筒美作品も演らなかったのも意外でしたね。

そもそも、コンサート自体2時間というのも、思ったより短かったしね。
いつも、サザンとか山下達郎氏の3時間を超えるようなライブに慣れてしまうと。。。

まあ、現実的に考えると、31年ぶりのコンサートツアー、キョンキョンの年齢を考えると、このくらいが妥当だったのかもしれないが。。。。

その上で、40年間の時間軸を網羅するとなると、外さなくてはならない曲が出るのも仕方ないところなんでしょうけどね。

ツアーは、2/18の相模原が最初で、今回参戦した前橋が2か所目。
まあ、相模原はゲネプロも兼ねていたんだろうから、実質的なツアーとしては前橋が初日といっても良かったんだろうね。 

 そんな状況でもあったし、なんせ31年ぶりのツアーということもあり、キョンキョンのMCとか、歌詞を飛ばしてしまったり、全体的なステージングには、まだまだぎこちなさを感じましたね。

まあ、この辺はこの後のツアーをこなしながら、改善していくだろうし、今回のツアーはデビュー40周年当日、3/21の中野サンプラザがメインなるんだろうから、この日までには完璧なステージになったと思うんですが・・・。
それを考えると3/21の中野サンプラザに行けた人たちは羨ましいなあ。

実際はどうだったんでしょうね。 5/28にWOWOWでネット配信するらしいので、確認は出来そうですが・・・。

それでも・・・・。帰りがけ、周りの方たちの反応を聴いていると、大半の方たちには大満足のコンサートだったようだ。

確かに上記のように、細かいところにぎこちなさはあったものの、多くの方々が期待していたヒット曲の数々を、しかも当時のままのオリジナルキーで聴けたということで・・・。みんな10代に戻れたような瞬間を味わえたというのが良かったんだろうね。

最近は、知ってる人だけしか知らないようなニッチな曲を引っ張ってくるのもありという流れもあるんだけども、やっぱり、みんなが知っているような「ヒット曲」を、みんな聴きたがっているんだよねっていうのが分かりますね。

とはいえ、全曲、ヒット曲ばかりでは、曲構成の幅も狭まるんで、一部ニッチな曲を持っているのはありだと思う。

個人的に、昔、着メロサイトのセレクターとして、毎週の特集の選曲をするときは、誰でも知ってる曲:知ってる人しか知らない曲 の割合は8:2 位を心掛けていたけど、 今回のセットリストはそんな理想に、比較的に近いセットリストではなかったか・・・。満足しているお客さんの感想を聞きながら、そんな風には思えましたね。 結果的には成功だったんじゃないか・・・と。


小泉今日子TOUR2022 KKPP
@群馬 セットリスト
1.   The Stardust   Memory  (1984年  13thシングル)
2.   まっ赤な女の子 (1983年  5thシングル)
3.   渚のはいから人魚 (1984年  9thシングル)
4.   迷宮のアンドローラ (1984年  10thシングル)
5.   夜明けのMEW (1986年 19thシングル)
6.    ヤマトナデシコ七変化 (1984年 11thシングル)
7.    艶姿ナミダ娘 (1983年  7thシングル)
8.    Fade Out  (1989年  27thシングル)
9.    私の16才 (1982年 1stシングル)
10.  なんてったってアイドル  (1985年  17thシングル)

インターミッション 夏のタイムマシーン(1982〜2022)  映像

11.  T字路   (2014年  42ndシングル)
12.  潮騒のメモリー (2013年  41stシングル)
13.  怪盗ルビィ (1988年  26thシングル)
14.  あなたに会えてよかった (1991年 32ndシングル)
15.  優しい雨 (1993年  34thシングル)
16.  My Sweet Home (1994年 35thシングル)
17.  月ひとしずく (1994年 36thシングル)
18.  木枯しに抱かれて (1986年 20thシングル) 

アンコール
1.   学園天国 (1989年  28thシングル)
2.   東の島にブタがいたvol.2  (1987年 アルバム「Hippies」より)


スボラなワタシのレコード保存法

以前、平成生まれの昭和歌謡好きオンラインイベントに参加させていただいたとき、「アナログレコード」はどうやって保存しているんですか・・って聞かれたんだけども、ハイ、こうやって保存してます。。。


衣装ケースに入れたまま、ほぼほったらかし。。。

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衣装ケースにあぶれたやつは、作業デスクの袖机の中。。。
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なんでえ、衣装ケースに突っ込んであるだけやんか・・・・なにが保存法やねん・・

・・なんて思われてしまえば、その通りで、そういわれると、言い訳できないんだけどさ。。。

こんなの見ると、アナログレコードを「家宝」のように大事に保存されている方からしてみると信じられないいだろうなぁ。。。

ただ、個人的にはアナログレコードで持っている曲のほぼすべては、すでにデジダルデータファイルで保存してあるんで、お宝というよりかは、あくまでデジタルデータで保存するための「資料」という意識なんだよね。
なので、必要以上に大事に保管するっっていう意識は以前から無いんだよなぁ。。。

普段は、デジタルデータの音源を聴いてるから、レコードプレイヤーは持ってはいるけど、レコードはほとんど聴いていないし。。。

なので、モノの持ち腐れ・・・と言われれはその通りなんだけど。。。。

そんなこともあり、少なくとも手元にCDもあり、ダブって音源を所持しているレコードについては、近々、どなたかにお譲りしようかなぁ・・とか思っていたりもして。

やっぱ、本来は聴いてもらってナンボだよね、レコードは。。

まあ、ここにあるレコードの大半は、昔、HARD OFFの「ジャンクコーナー」から拾ってきたものなんで、もともと盤の状態が悪く、音質は期待できないんだけども。。
でもこんな極悪な保存状態でもカビてないし、一応針飛びしないでちゃんと聴けます。 ほとんど物置部屋に入れっぱなしでめったに動かさないのと、いわんやほとんど盤に針を落とさないで、今日に至ったのが良かったんだろうね。


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