かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2021年01月

カメレオン・アーミー / ピンク・レディー

1979_01_カメレオンアーミー_ピンク・レディー


今回の1曲セレクトは、「カメレオン・アーミー」ピンク・レディーです。

まずはデータです。

・タイトル    カメレオン・アーミー
・アーティスト    ピンク・レディー 
・作詞     阿久悠
・作曲     都倉俊一
・編曲     都倉俊一
・リリース日  1978年12月5日
・発売元    ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  70.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1978年12月18日〜1979年2月19日付

昨日、このブログのタイトル表記修正を行いまして。。
現在の表記は、例えばこの「1曲セレクト」の場合、タイトル表記は「作品タイトル / アーティスト名」で統一しているんですね。
これまでのアクセス解析をすると、どうも検索いただく方々もこの方が検索しやすいような動きが見えたので。
でも、初期の頃は「作品タイトル」のみだったんですよ、表記が。

ちょっと乱暴な表記だったのね。・・というのも、同名異曲っていうのがあるわけでさ。
例えば「卒業」なんてタイトルはいっぱいあるわけじゃないですか。 なので、まあ、書いた当時はだれの「卒業」なのかという事を覚えていても、時間が経っちゃうと、書いた本人でさえわかんなくなっちゃったりしてね

それは、そのまま、検索していただく方も感じる事と思いまして、現在の表記に統一すべく、タイトル表記を統一しました。

おかげで、昨日から今日にかけて、これまであんまり検索されてこなかった曲まで検索されてきているようで成功でした。  
これならもっと早くやっておくんだったな。。。


ただね、逆に、すでに書いていても全然おかしくない曲をまだ書いてない・・・なんてのも判明しちゃったりして。。。。

その中の1曲が、幸か不幸か、ちょうど、「今頃」のヒットだったもんで、引っ張ってきちゃいました

ピンク・レディー「カメレオン・アーミー」

じゃじ〜ん

60年代以降のヒット曲、これまで1600曲ほど書いたっちゅうのに、ピンク・レディーなんて、スーパースターの大ヒット曲をまだ書いてなかったとは。。。。。ぷぷぷぷ


この曲のリリースは、1978年12月。
ワタシが、ヒット曲の世界に足を踏み入れたのが1978年11月なんで、ヒット曲の世界に足を踏み入れた直後、まともに接した、最初のピンクレディーの曲がこの曲になる。

ま、もっともそれ以前の曲も、もちろん知ってましたよ。

さすがにピンク・レディーくらいのモンスター級スーパーアイドルともなると、いくら当時小学3年生でも、曲知らない方が「もぐり」だったわけじゃないですか。

ただ、知ってたとはいえ、学校でクラスの仲間外れにされないくらいに知っていただけで、きちんと聴いてたわけじゃない。

いつかもここで書いたように、ワタシゃ、ピンク・レディー派ではなく、キャンディーズ派だったんでさぁ。

あの当時、みーんなピンク・レディー踊ってたじゃないですか。 でも、ワタシは、興味無いから、外で見てた類なんだよね。 まあ、それ以前に運動音痴だったワタシにゃ、ピンク・レディーは踊れなかったんだけども。。。

あ、だから、キャンディーズ派だったっていうのが、もしかすると正解だったかもしれない

ま、いずれにしろ、ヒット曲としてキチンと聴いた、ピンク・レディーの最初の曲が、ワタシにとってはこの曲だったわけです。


イントロが「およげたいやきくん」のパクリだとか、いろいろいわれたこの曲ですが、ピンクレディーとして、まさか最後のオリコン1位獲得曲になるとはねぇ。。。
「ザ・ベストテン」でこの曲を聴いてた頃は、全くそんなことも考えては居なかったわけで。。。

ただ、いま、ヒット曲マニアとしてオリコンの売り上げ枚数を見るようになると人気下降は予想される動きではあったんだよね。
この曲の累積セールスは70.8万枚。 それでも当時のアイドルからすると高水準な売上げ枚数ではある。

でも、2曲前の「モンスター」が110万枚、3曲前の「サウスポー」が146万枚、4曲前の「UFO」が155万枚。。。

・・と当時の売り上げ枚数からするとそれこそモンスター級売り上げを立て続けに出していたところから見ると、この曲では急激に売り上げが下がってきていたわけでさ。

丁度1年前にリリースされた「UFO」から見ると半分以下ですからね。

まあ、今から考えると、ピンク・レディーのブームって、一種のバブルだったんでしょうね。
でなきゃ、あんな、気違いじみたブームはなかなか起こりませんよ。
そんなバブルが破裂する瞬間の曲・・・。それがこの「カメレオン・アーミー」だったんじゃないかな。
 
なにせ、この次の「ジパング」の売り上げが70万から27万枚に急落。オリコン1位獲得も途絶えるといった、バブル崩壊が起こったわけなんでね。

まあ、他にも、例えば、1978年の「レコード大賞」を受賞したことで、ピンク・レディーは昇華したとか、紅白に出演拒否したことで干されたとか、いろいろ言われたりしましたけどね。

でも、一番の要因は、曲の題材だったんじゃなかいんですかねぇ。 
いわいるネタ切れってやつですわ。

「カメレオンアーミー」ね〜。。。随分苦しんでんなぁ・・と。
今では、そんな風に感じたりするんだよね。
兎も角、
曲の題材としてはちょっと頭をひねりたくなる内容だったんだよなぁ。直感的にわかんないんですよ。そもそも、当時9歳の私には「アーミー」っていう意味が分かんなかったし。。。

 たしかに、ピンクレディーの場合、作詞者の阿久悠氏曰く、近くにありそうで、じつは「影」になっている言葉や風景を題材に、とにかく走れるところまで走ろう・・と言うところから始まったプロジェクトだったわけだけど、さすがに「カメレオン」っていうのはどうなの? って感じだったしなぁ。 それまでの「UFO」とか「サウスポー」に比べるとインパクトに欠けるというか。。
まあ、1曲前の「透明人間」なんてのは、いい題材だったと思うけどね。直感的にわかったじゃん。

それと、あまりにも子供相手という風になってしまったのも、どうなんだろう? ってところがあったしね。。
当初は、あの当時の他のアイドル同様、高校生や大学生をターゲットにしていたわけじゃん、ピンク・レディーも。 だから、適度なお色気があった。

でも想定外に「コドモ」に受けてしまったというのがピンク・レディーだったわけで・・・。
それとともに、急激に子供相手のようなプロモーションになっていくんだよね。
例えば、「ザ・ベストテン」とかでも、「モンスター」とか、この「カメレオン・アーミー」では、後ろで着ぐるみが踊ってたりさ。

当時は、まさにピンク・レディーの世代真っ只中の「おこちゃま」だったワタシは、あの着ぐるみを見て、かわいいなんて思ったことなくて、逆に「あ、ナメられてる」なんて思ったもんですよ。もっと大人扱いしてくれよ・・・と。

大人になると忘れちゃうけど、子供の感性って、大人以上に鋭いものなんだよね。
それとともに興味が移るのが速い。
79年になると、コドモの興味はピンク・レディーから、「銀河鉄道999」に急激にシフトしていく。

ピンク・レディーのパブル崩壊→失速の一番の要因はこれらにあったんじゃないのかなぁ・・・なんて今になって思うわけですわ。

ちなみに、ベストテンでは、この「カメレオン・アーミー」は最高4位止まり。 ピンク・レディー、ベストテンでは全然ダメだったんですよね。

調べてみると有線とハガキリクエストが弱わかったのね。

まあ、有線が弱いというは、アイドル特有の現象でそれほど珍しい事ではなかったけど、ハガキが弱い、そんなバカな。あんなに人気あったじゃん・・・って感じですよね。
でも、これは、ベストテンの当時の視聴者層を完全に物語っているんだよね。

 当時は高校、大学生がベストテン視聴者の中心だったんですよね。なんせ木曜21時〜っていう時間設定は、当時の小学生にはちょっと遅い時間帯だったわけです。
当時、小学3年、9歳だったワタシも、木曜以外は21時なんて言ったら寝る時間だったしね。
そそそ、ベストテンは親にねだりこんで特別に見させてもらっていたんだよね。
それが、普通だった当時としては、小学生、中学生のアイドルだったピンクレディーは、ベストテンでは全くだったわけですわ。

ベストテンでのチャートアクションと、実際のレコード売り上げの乖離。これがピンク・レディーの本来の姿であり、実はネックだったんだよね。
出し手側は、そこをちゃんと見るべきだったんですよ、本来は。

まあ、今となっては何とでもいえることだけど。。。






しっかし、「激務」がたたって、2人ともこのころが一番「ヤセテ」たらしいですよー。
 たしかに、たまーにVTRをみると、このころ、2人とも骨と皮だけって感じで、今見るとイタイタしいっす。。。
 それとは逆に、踊りの方は、この曲がもしかしたら、一番動いてたんではないかと思うほど、かなり激しかったですよね。

サビの部分 ♪見えつ隠れつ変幻自在 スパンコールのカメレオンアミー ♪ の部分とかさ。。

蛇足だけど、この曲と言うと、90年代に活動していた「オリコンチャート研究会」と言う自主サークルのリーダーだった松永さんを思い出す。
超ピンク・レディーフリークだった彼は、ピンク・レディーの他の曲はいつも完璧に踊っていたのに、この曲だけやりたがらなかったんだよね。
曰く「あんまり覚えてないから」と言ってたけど、本音は、この曲の踊りがきつくてあまり踊りたくなかったみたいだったなぁ。

ちなみに、この曲の踊りという部分では ↓の動画の方がよくわかるかな。
最近の動画だけど。。。






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ROCK IN JAPAN 2005 その2

その1からの続き

やって来ました「なかみなと」(←前回の使いまわし)。

 でも、前日の「疲れ」で体はボロボロ。。。ということで、やっぱり午前中はムリ! 午後1時過ぎからの参戦となりました。

 今日も天気は「晴れ」。。ただ、夕方から「雷雨。降水確率50%」という予報。 ということで、途中で「雨カッパ」買ってたりしてたんで、遅くなったこともあり・・。(カッパは、野外フェスでは必需品デス)


 さてさて、昼過ぎの会場は、本当に「まったり」してますねー。さすがに3日目にもなると、皆さんお疲れの様子。 それと、今日は大トリが「サザン」と言うこともあり、昨日よりも確実に「ご年配」と、お見受けされる方が多いですね。

 うーん、どこへ行こうかな・・・。とタイムテーブルを見る。。。

まずは、13時〜SOUND OF FORESTのYUIから・・・と思っていたのだが・・・
うぬぬ、YUIは、14時50分からではないか・・・。うーん、TIME TABLE見間違えてた・・・。 約2時間も空き時間・・・。
あーあ、こんなことなら、あと2時間寝てればよかった・・と思っても後の祭り。


しょうがないから、ステージがよく見える「木陰」で「まったり」を決め込み特に見たいとは思わなかった「HOLSTEIN」のステージを見る。

うーん、俺には、全然わかんない。そろそろ、この手のパンク系タテノリバンドは、いい加減「飽和状態」なんじゃない? 
などなど、「マイナスイメージ」しか出てこなかったっす

 HOLSTEINのステージを見ているうち、木陰での「まったり感」が心地よくなってきた。日向は暑いし、YUIもこの場所で見ることにする。

 14時50分、YUIスタート

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しょっぱなからドラマ主題歌になった「feel my soul」をアコギ1本で熱唱する。
 それにしても、18才  もしかして、今回のフェスで最年少かな・・。
たしかに、ステージングはぎこちないけど、ウタは堂々としたもんですね。

 しかし、やっぱり、モノになるヒトっているんだねぇ〜。だって、このテのアコギ1本で路上ライブしているヒトなんて、死ぬほどいるぢゃない?
 そのうちの99.9999・・・%は、ものにならずに消え去っていくわけで・・。
 ほんとに限られたヒトがこうやって、FESに出てる・・・。だからこそ、お金払って聴きに来る価値もあるってもんだけど・・。

 だけど、こうやって、「日の目にあたる」コをスカウトしてくる人の洞察眼はすごいよね。仮にこのコが路上でやってて、スカウトするか・・っといったら、恐らく、俺だったら「サヨナラ」だろうな。「インディーズ」時代の曲もやったけど、正直、どうと言うことは無いんだよね。もし、その曲を路上でやってても、普通、目に留まらないと思うんだよね。でもちゃんと、こうして、スカウトしてくるヒトはいるわけで・・。

【YUI セットリスト】
1. feel my soul
2. It's happy line
3. Tomorrow's way
4. LIFE
5. Just my way
6. TOKYO


さてさて、本日のお目当てのひとつ、DEPAPEPEのステージが迫る。

前のYUIまでは、「木陰」でまったりしながら観戦していたが、いっちょ、ステージ間近で見ようかと、入れ替え時間を利用して、ステージ真正面のスタンディングゾーンまで移動してくる。

 さすがに、アコギ2本のみのインストデュオとあって、ステージはいたってシンプル。椅子が2つに、マイクが2本たってるだけ。まるで、タワレコのインストアライヴの雰囲気ね。

 そこへ、おもむろにDEPAPEPEの2人登場。え? まだ、音あわせの時間だよ? 
・・・と、おもむろに、サウンドチェックを始める。なるほど、ステージはシンプルなだけに、チューニングの悪さは気になるんだろうね。。

そうこうしているうちに、16時ジャストDEPAPEPE スタート

なるほど、やっぱりインストはいいね。シンプルで・・。余計な音が聴こえないし・・。

 圧巻は、やっぱり、ブレイク曲となった「START」。高々2本のアコギだけなのに、この音の熱さは何? やっぱり、聴きに来てよかった。 そんな気に十分されてくれた30分間でしたね。

 でも、気になったところが1点。このヒトたち、今のところフレーズと、リズムが1本なんだよね。たしかに食いつきはいいメロディをしている。ただ、このあと、もうちょっとこの辺
を考えていかないと、「夏の夜の花火」になることもありうるね。

【DEPAPEPE セットリスト】
1. Over the Sea
2. MTMM
3. 雨上がり
4. START
5. B.B.D
6. SUMMER PARADE

16時30分、さあ、いよいよ大詰め、「GRASS STAGE」へ向け移動する。GRASS STAGEでは、アジアンカンフージェネレーションが熱唱中! 
 いつもの、ステージ上手側に「陣」をとる。 いつも、こちら側は比較的ヒトが少ないんだけど、今日は、結構なヒトの数・・。
 とりあえず、1m四方、空きになっていたスペースに腰を下ろし、アジカンが終わるのを待つ。
 
 でもさー、アジカンも、基本、メロディラインは1本だけだよねー。でも、なんで、こんなに飽きられもせずに売れてんだろ? 
 うーん、悪い意味ではないけど、正直、最近のウレセンというか、ファン心理、私には理解できないところがあるんだよなぁ・・。
 などど、座りながら聴いておりました。。。。


 そのうちに日が陰り、いよいよ、オーラスに近づいてきた・・。お次は、坂本龍一教授。
ただねー、前のアジカンの反動か? 周りは急にヒトの数が減った。。。。
 あららら、どうしちゃったの? と思っているうちに、17時40分 坂本龍一スタート
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いきなり、YMO時代の「Behind The Mask」から始まる。
 なるほどー、若いコには、このテのオンガクは、分からない(興味ない)か・・・。
たしかにもこの曲自体、あの大ヒットアルバム「ソリッド ステイト サバイバー」に収められた曲なんだけど、すでに26年も経ってるもんなー。
 あの時代、部屋いっぱいに運び込んだ、シンセサイザーで、この曲を演奏していたわけだけど、今は、シンセ1台で完璧に表現できてる。時代の進歩だよなぁ・・・。
 お次は、「Merry Christmas Mr.Lawrence」・・・戦メリではないか この曲をシンセではなく、グランドピアノで表現する。
 いやいや、オリジナルとは、また、ちがった趣がある。迫力はさすがだ。

 ここで、気になったのが、教授が使用している機材(楽器)。。。あれれれ、シンセもグランドピアノも「YAMAHA」ではないか・・・。
 俺(だけかも知れないけど)は、YAMAHAの楽器ってどうも音が「薄っぺらい」っていう印象が強いんだよね。どんな楽器にしても、音に「厚み」「奥深さ」ってのが無いっツウのかな。
 だから、ちょっと「格下」っていう印象があるんだよね。YAMAHAって。
 それを、教授ともあろう、お方が、普通に使用していることが、ちょっと意外だったな。

 うーん、たしか、以前、TVで、向こうのピアノは、鍵盤が手になじまない・・とおっしゃてしたが、「音」云々よりも、そういうこともあるのかなぁ。
 それに、「野外」ということも、多分に計算に入れてるんだろうな。音の反響、流れ具合・・etc、etc、どちらにしろ、ホールとは比べもんにならないわけで・・。深みがある音なんて、野外には不必要ってこともあるのかもなぁ。
 
 しかし、なんで、こんなにヒトが少ないんだ  ちゃんと「音楽」聴こうよみなさん・・。騒ぐばかりが、「夏フェス」ではないぞよ・・・。

 BUT、ラスト、今、コラボで原爆、反戦をキャンペーン的に行っている、元ちとせがゲストででてきたとたん、ヒトが群がり始めた・・・なんて、現金な方々・・・。

【坂本龍一 セットリスト】
1. Behind the Mask
2. Merry Christmas Mr.Lawrence
3. Undercooled
4. Riot in Lagos
5. Rain (from The Last Emperor)
6. Coro
7. The End of Europe
8. Tong Poo
9. World Citizen
10. Dead Girl(死んだ女の子) w/元ちとせ


ともあれ、いよいよ、 次はオーラス、サザンオールスターズの登場だ
いきなりヒトの数が増えてくる。俺も、できる限りステージ近くまで寄ることにする。
 ただ、前過ぎると、後々、大変っつうのは、すでに経験済みなんで、スタンディンゾーンの「人の壁」の後方で見ることにする。この辺りでも十分ステージは見えるしね。

 ちょっと冷やかしに、「ツッチー」へ電話を入れる。なんせ、一番前で見るって、宣言してましたからねー。BUT BUT BUT、電話が全くつながらなーい、んもう、docomoは、これだから使えない・・。まわりは、結構、電話してるコがいるんだけどなぁ。

 ここで、「雷注意報発令」のアナウンス・。たしかに後方に怪しい雲が・・・。それてくれ・・と願う。
 
人もうまり、熱気が高潮に達してきた、19時03分サザンオールスターズ スタート

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いきなり、「チャコの海岸物語」 およよ、完全に意表を突かれる。BUT、こちらのテンションも最高潮  周りは全く見えなくなっちゃった・・・(こんなことは、珍しいのよ 私)
気がつくと、隣のカップルが「なに このオッサン・・」という顔してる・・。
 へーんだ、気にしないもんねー。ワシは、オメーらが生まれる前からサザンファンだもんねー。気合がチゲーんだよ・・。と口に出せないんで、こころで叫びながら(気弱な俺)、絶叫し続ける。・・・やばい、酸欠になってきた・・。 ここは、気合だねー。

ミスブランニューデイ、真夏の果実、希望の轍・・・・サザンのライブでは、お馴染みの曲のオンパレードだったけど、もう、こちとら大満足よ
 ・・で、勝手にシンドバッドで、ノリは絶頂のかなたへ・・・(この表現、ヒワイね・・)

 やっぱり、サザンはいい。やっぱり、25年選手だよね。お客さんのノセ方ががうまい
このへん、やっぱり前日のミスチルとはキャリアの差を感じちゃったな・・。

 当然。起こったアンコールは、「みんなのうた」。 サイコー。 
 いやー、やっぱりサザンは、フェス向けの曲が多い。この辺も、フェスで聴きたいと思わせる要因だろうなぁ。。。 内容的には満足ながらもやっぱり、1時間強、14曲のステージは物足りない

 やっぱりサザン、単独ライヴも見たい そんな気にさせてくれました。

 蛇足ながら、10月5日リリースのアルバムの宣伝もしっかりしておりました。8年ぶりのオリジナルアルバムは、kamakura以来の2枚組みアルバムになるそうな 今から買い体制の私です。

【サザンオールスターズ セットリスト】
1. チャコの海岸物語
2. フリフリ’65
3. マンピーのG★SPOT
4. 神の島遥か国
5. 愛と欲望の日々
6. 汚れた台所
7. ミス・ブランニュー・ディ
8. 夏をあきらめて
9. 真夏の果実
10. 希望の轍
11. HOTEL PACIFIC
12. 勝手にシンバッド
13. BOHBO No.5
(アンコール)
14.  みんなのうた

これでROCK IN JAPAN2005 ステージは、すべて終了。。。 
最後に打ちあがった、恒例の「花火」を見ながら、

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あーあ、終わっちゃったな・・。と感傷に浸る。うーん、これも、夏FESならではですね。

ちょっと、体力が心配になりつつあるけど、当然、来年も来るつもりっす。

 でも、今日は、「親子づれ」の方が結構いらっしゃいましたねー。夏フェスもファミリー的になってきたのかな。
 いやいや、フェスは、「若者向き」のものだけぢゃ無いからねぇ。これは、大いにいい傾向だと個人的には思うな。
アーティストの皆々様も「オヤジパワー」は、これからも健在でいてほしいよなぁ。


 しゃてしゃて、早々なんですが、今年も年末に恒例の「ROCK IN JAPAN 05/06」を幕張メッセで行うそうな・・。
 メンバー、第1弾発表が会場に流れとりましたが、奥田民生、エレカシなどのいつものメンバーに加え、BENNIE K、木村カエラ、あたりも参戦してくるようだね。
 今後も、第2弾、第3弾発表があるはずだけど、今年も年末は行こうかな・・。
俺、完璧にフェスフェチ(言いにくい)だね。。。

 そりでは、年末にまた、お会いしましょう!! 
>(オイオイ!)



ROCK IN JAPAN 2005 その1

やって来ました「なかみなと」
ここにくると、「夏」って感じなんだよなぁ。

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さてさて、どうするべ・・・。まずは、到着したことをmixiへのっけるべ・・とおもむろにi-modeを始める。
・・BUT全然、通じない!
うーん、ある程度覚悟してたけど、ちょっとヒドイ。
しょうがいないから、写真だけ写すことにして、まずは、HYを見にGRASS STAGEへ移動。
 
今日は、海風が入ってきてたので、いつもの不快な暑さは、あまりないんで、助かったね。

GRASS STAGEは、まだ昼過ぎとあってか、比較的人も少なめ。いつものステージ上手側に「陣」をとると、12時20分、HYスタート

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うーん、去年より格段にうまくなってる。いままで、インディーズのバンドってあまり「大観衆」に「聴かせる」だけのテクニックってまだまだ、と思ってたんだよね。
 ショーマンシップっていう面では、どうしてもメジャー系のアーティストのライヴ規模には叶わない。
 でも、それも、すでに昔だね。HYは、他のメジャーと変わらない領域に完全にショーマンシップ的に完成されてるな。
 それと、改めて思ったのは、このヒトたちは、80年代だね。サウンドが。シンプルかつ80年代的なんだよなぁ。つまり、売れ線なんだけど、メロディの焦点がはっきりしているってのかな。それでいて、AOR+ラップというミクスチャも意外と目新しいっつうのかな。うーん、一時の東芝さんが好きそうな音だよね。30代以上でも安心して聴けるし。 
新曲をはさみながらの全9曲。はっきり言って短かったね。

【HY セットリスト】
1. トゥータン
2. ささくれ
3. 新曲
4. AM11:00
5. そこにあるべきではないもの
6. HY♡
Summer
7. フェイバリットソング
8. 隆福丸
9. ホワイトビーチ



 さてさて、HYを後にして、今年から出来た、第3のステージSOUND OF FORESTへ「salyu」を聴きに行く。

 SOUND OF FORESTは、昨年までは、松林に囲まれたテントスペースだったところなんですよね。
こじんまりとしたステージは、「音楽」を聴くには丁度良い大きさかなぁ。

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木に囲まれているので、あんまり風が入ってこない。ただホコリがすごいね。。
ジトーと汗が流れる中13時40分Salyuスタート

 正直、今回なんでSalyuがROCK INにでるのかが、ちょっと不思議だったんだけど、なるほど、小林武史氏ね。。。ミスチル、サザンと関係するアーティストが相次いで出演したので・・ってこともあるんのかなぁ。
 それにしても、このヒトの「VALON」っていうのは、いい曲だ。シンミリしてくる。ROCK聴きに来てシンミリって言うのはねヒトによっちゃ、ちょっと気分害されるかもしれないけど、でも、ここのステージにとっては丁度良い。
ラストの「to U」が圧巻だった。これは、聴き応え充分。

Salyu セットリスト
1. ウエエ
2. VALON-1
3. Dramatic Irony
4. 彗星
5. to U

 さてさて、続いてウルフルズを見に、再びGRASS STAGEへ舞い戻る。徐々にヒトの数も増えてきた。・・・とともにやっぱり、ここ特有の暑さが・・・。特に、午後、日が高い時間のGRASS STAGEは、直射日光を正面から受けるので、見てるほうは、ちょっとつらいのね。さすがにちょっときつくなってきたので、濡らしたタオルで体を拭く。そうこうしているうちに、15時きっかり、ウルフルズスタート

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しかし、このヒトたちは、サービス精神が旺盛だよね。さすがは関西人ならでは お客さんののせ方もうまいしね。
 「大阪ストラッド」では、延々10数分間にわたる熱演
「ガッツだぜ!」「バンザイ〜好きでよかった〜」「ええねん」など、みなさんおなじみのシングルをはさんだ8曲は、やっぱりあっという間でしたね。

【ウルフルズ セットリスト】
1. バカサバイバー
2. SUN SUN SUN '95
3. バンザイ〜好きでよかった〜
4. 大阪ストラット
5. 暴れだす
6. ええねん
7. ガッツだぜ!!
8. いい女


ここでひとやすみ。 正直、ちょっと疲れた。。。 ちょっと熱中症ぎみかな。。。ということで、しばし、濡れタオルで顔をぬぐい、水分補給しながら日陰で休む。
 うーん、どうしたのかな、今日は疲れが来るのが早い・・。やっぱ、年かなぁ・・。 
幸いこの頃から涼しい風が入ってくる。元気を取り戻す。


 そうこうしているうちに日が傾いてきた。いよいよ、ステージは、ここからが「本番」という雰囲気。ヒトの数も急に増えてきた。
いよいよ17時40分 SINGER SONGERスタート

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COCCOがめちっゃかわいい 写真などで見たときとは大ちがい(失礼)。ウーン、このひとゲーノージンには珍しく、写真写りわりぃのかな。 いや、そのくらい、実物と差がある気がしたね。 まあ、それはともかく、やっぱりウタはうまい。ステージングのたどたどしさをウタが救ってくれてる。
 バックは、文句がつけようがない「クロウト」ですから、安心して聴けるし・・。圧巻だったのは、ラストの「花柄」っていう新曲。めちゃくちゃ壮大だね。バックの大音量に負けじとシャウトするCOCCOがすごく印象的だったしね。
 この曲は、リリースされるのかなぁ・・。されるんだったら買いたいね。

【SINGER SONGER セットリスト】
1. ロマンチックモード
2. Come on you
3. 雨降り星
4. Millions of Kiss
5. 初花凛々  
6. 花柄

 SINGER SONGERのステージの間に日が沈んだ。ステージはいよいよ大詰め、「とり」はMr.Children。さすがにお客さんの数は非常に多くなった。ただ、身動きできない・という程ではない。それは助かったな。
・・・そうこうしているうちに19時キッカリ、Mr.Childrenスタート

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いきなり。「終わりな旅」「光が射す方へ」「名もなき詩」のミリオン3連発。ここから、スピードアップするのか・・と思っていたが、意外とここからは、ミディアムな曲に移行。「未来」をはさむ、最近の曲で固めていく。
 うーん、まわりのお客さんは、ちょっと「ノリきれない」様子・・・。そんな雰囲気のままラストは「HERO」。うーん、なんとなしに、お客さんは煮えきっていない様子だけど、当然のように、アンコールが起こる。
 アンコールは、「innocent world」。 いままで、不完全燃焼ぎみのお客さんがいっきに湧き上がり。4万5千の大合唱。
これは圧巻でしたねー。
でも、個人的には、ちょっとまだ、不完全だったかなぁ。思ったよりもちょっと地味だったね。ミスチルのステージは。
 聴かせる曲中心って感じで、ちょっとトリとしては、盛り上がりきれなかったんじゃないかなぁ・・・そんな気がしたなぁ・・。

【Mr.Children セットリスト】
1. 終わりなき旅
2. 光の射す方へ
3. 名もなき詩
4. 未来
5. 雨のち晴れ
6. I'll be
7. and I love you
8. ランニングハイ
9. HERO
(アンコール)
10. innocent world

いよいよ、明日は、サザン・・・。
だけど、正直グロッキー気味。午前中はちょっとムリそう・・。年だね。めちゃくちゃ疲れた。。。。。。
15時のDEPAPEPEからなんとか、見たいなぁ。

その2に続く

【キニナル曲】dawn / LiSA

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さてさてさて、先ほどのヒゲダンに続いての「キニナル曲」は・・・・この曲だい

LiSAの新曲「dawn」

まずはデータです。

・タイトル     dawn
・アーティスト   LiSA
・作詞       LiSA
・作曲       草野華余子 堀江昌太
・編曲       堀江昌太
・リリース日    2021年1月13日(デジタル配信1月11日)
・発売元      SACRA MUSIC
・タイアップ:MXTVアニメ「バック・アロウ」オープニングテーマ

え? まだ「炎」がヒットチャートトップを驀進しているのに、もう新曲?

・・・なんて思えたLiSAさんの新曲。 

鉄は熱いうちに打て・とばかりの連続リリース。攻めてきますね。

いいんじゃないですか? この攻めの姿勢は。
とかく売れたら守りに入りたがるじゃないですか。 まあ、あまり攻めすぎると飽きられも早いわけで、その辺の自制コントロールも大切ではありますけどね。

それにしてもLiSAさんデカくなりましたね。
昨年の日本レコード大賞受賞は、このヒトを、一回りも二回りもデカくしましたよね。

この曲にしても存在感は半端ない。 当然のように売れてくるような気がする。

まあ、前曲の「炎」や、その前の「紅蓮華」を超えるようなヒットは、なかなか難しいところではあるだろうけど。

現に、ここまでのオリコンシングルデイリーチャートも驚くような動きではない。前作「炎」の動きからすると物足りなさを感じるだろうな。

そもそも、こんかいの新曲はMXTVのアニメ主題歌ですわ。「炎」や「紅蓮華」の「鬼滅の刃」という超強力なタイアップとは、やはり違うわけで、その分メディアミックスパワーは落ちるしね。

・・ということは、LiSAさんの現在のアーティストパワーと楽曲パワーで勝負ということになる。

いや、でも、現在のLiSAという、真のアーティストパワーを図るにはもってこいの楽曲では無いか。

正直、楽曲としては、個人的に、まだいいのか悪いのかよくわからない。このヒトの曲の場合、個人的には「紅蓮華」にしても、「炎」にしても、聴き込むたびに良さが分かってきたところがあるんで、この曲もそうなのかもしれない。
ただ、現時点でも楽曲としてのパワーは感じる。 イントロからしてキャッチーだし、思わず引き込まれますね。前曲「炎」があのように究極のバラードだったわけで、そのギャップから、この楽曲の持つヘヴィーな部分は際立ってるしね。





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【キニナル曲】Universe / Official髭男dism

202101_Universe_Official髭男dism


さてさて、今回のキニナル曲はこの曲だぁ

Official髭男dismの新曲「Universe 」

まずはデータから

・タイトル    Universe
・アーティスト  Official髭男dism
・作詞      藤原聡
・作曲      藤原聡
・編曲      Official髭男dism
・リリース日   2021年2月24日(デジタル配信2021年1月9日)
・発売元     ポニーキャニオン
・タイアップ :映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021」主題歌

昨年8月リリースの「HELLO e.p」以来、ヒゲダン久々の新曲ですな。
「シングル」CDと言う形でのリリースは昨年2月の「I LOVE...」以来1年ぶりのリリースとなる。
デジタル配信は、先週1月9日に先行リリースとなっているので、すでに耳にしている方も多い事だろう。

今回はいったいどういう曲で来るんだろう? と期待半分、不安半分ではあったんだけど、実際、曲を視聴した際、イントロ聴いて安心した。いや大分安心した。
いつも通りのヒゲダンの曲調だ。

正直、「ドラえもん」の主題歌ということで、奇をてらった曲調で来るのか・・という一抹の不安もあったりしたんで。


ただね、逆説的に言えば、だからこそ少し不安な部分もあるんだよな。

・・・というのも、ヒゲダン、ヒットチャート的に昨年の「I LOVE...」を頂点に、動きにやや陰りが見え始めてきている。

例えばYoutubeの動画再生回数を見ると 現在までで

・I LOVE...  2020年2月リリース 11,000万回
・パラボラ  2020年4月リリース  2,000万回
Laughter  2020年7月リリース  2,400万回
・HELLO          2020年8月リリース  1,300万回

と「I LOVE...」以降右肩下がりになってきている。
Youtubeの動画再回数のみならず、ネット配信等の動きを総合的に見た総合ランキングでも、昨今のヒゲダンの専売特許である「粘り」のあるロングヒットも影を潜めてきている。

これらの傾向から、さしものヒゲダンも人気に陰りが見えてきたか・・・と、少なくとも昨年の後半以降はそんな傾向が見え始めているんだよね。

その要因として、ヒゲダンのあのキャッチーなメロディラインとサウンドもちょっと飽きられてきているんじゃないのか・・とも思えるんだよなぁ。

キャッチーな曲調は永遠です。

・・と言いたいところではあるんだけど、トレンドの移ろいは早いもの。 2019年〜2020年にかけてトップトレンドであった、あのキャッチーなエレピ主体のサウンドも2020年後半以降、すこしトップトレンドから外れつつあるんじゃないのか・・・とも思えるんだよね。

そういう意味でも今回の新曲、今後のヒゲダンを占うためにもターニングポイントとなるような気がする。

昨年の「I LOVE...」はCDシングルリリースで大ヒットした事、それとヒゲダンと映画主題歌というと「コンフィデンスマン.JP」での「Pretender」「Laughter」での実績から相性もいい。
これらの事例から、この「Universe」もヒットのポテンシャルは十分あるだろう。
いやいや、だからこそ、今回のこの新曲のチャートの動きには注目なんだよね。

・・・でもって1/9にリリースされたネット配信の動きとしては、オリコンの週間配信チャートでは週間8位、Youtubeの動画再生回数も:現在までの再生回数、約280万回と、当初危惧したように思ったほど伸びて来ていない。
もっとも、ネット配信は土曜配信開始だったこともあり、集計期間がイレギュラーではあるが・・・。

まあ、映画の公開もまだだし、CDリリースもまだ1か月以上も先なんで、現在の動きで悲観することは無いだろうけど、一抹の不安が残る出足ではあるな。




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グローバルバイラルチャートで過去曲が上位に来ることはめでたいことなのか

少し時間が経ってしまいましたが、先月、Spotifyのグローバルバイラルチャートで松原みきさんの「真夜中のドア」がTOP3入り。全世界規模でヒットしてきているというニュースが駆け巡りましたね。

世界に「真夜中のドア/Stay With Me」旋風が吹き荒れる!Spotifyでランキング急上昇、世界3位を獲得!Apple Musicでは記録を更新して92か国でTOP10入り!


確かに、昨年はシティポップスブームということで、例えば山下達郎氏、竹内まりや女史や、ラ・ムーなど日本のアーティストに注目が集まりました。

この「真夜中のドア」も42年前の曲とは言え、件のシティポップスブームの中、世界的なヒットを見せたわけですよね。

いやー、めでたい

と、恐らく、ちょっと前の私なら、もろ手をあげて書いてただろうな。

でも、最近、この動きにちょっと懐疑的なんだよね、個人的には。

今回の「真夜中のドア」、確かに、「外国」の大半の方には42年前の曲と知らずに受け入れられたんだろう。 ただ、いい曲はいい・・・と。

でもさ、こちとらは1979年の曲、今から42年前のヒットって分かっちゃってるからさあ。

過去曲で世界に受け入れられるのって、果たして良い事なんだろうか・・・なんて思っちゃったりもしたんだよね。

BTSは、昨年「Dynamite」でビルボード首位を獲得した。 

つまりは「」の曲で世界的ヒットを出しているわけじゃん。 

それを考えるとJ-POPは、K-POPに今やだいぶ水をあけられているな・・・っていう気分になっちゃうんですよ、個人的には。

なんか悔しいんだよね、K-POPは今の曲で世界を席巻しているのに、今のJ-POPは・・という事に。

グローバルバイラルチャートにJ-POPが上位に来ること大いに結構。 でも、「昔」の曲だけでなく、「今」の曲で上位に来てほしい。 そうなればJ-POPもホンモノだと思うんだよね。

昔の曲が世界的に受け入れられている事。 ま、確かにシティポップスの世界的な流行のタイミングと言うのもあるんだろう。
 でも、それよりも結局、今回の結果は、国内でも昔の曲の方が楽曲のクオリティレベルは高かったんだよね・・なんて恰も現在のJ-POPは昔よりもクオリティが下がっているような向きに捉えられちゃうよね、どうしても。
もちろん、個人的にはそうは思ってはいないけど。
いや、だからこそ、今のJ-POPには頑張ってほしいわけなんだよね。 

最近個人的に、昔の曲から今の曲に意識が高くなっているのは、そんな思いが強いな。
実際、ここ2〜3年のJ-POPの作品クオリティは決して低くないと思う。 だからこそ、昨年あれだけの超ロングヒットが続出したわけで。 つまりは「楽曲パワー」重視のヒットチャートだったわけで。
今のJ-POP、決して捨てたもんじゃないと思いますね。




【キニナル曲】うっせえわ / Ado

久々の「キニナル曲」。 Adoの「うっせえわ」。

202101_うっせえわ_Ado


まずはデータです。

・タイトル    うっせえわ
・アーティスト  Ado
・作詞      Syudou
・作曲      Syudou
・編曲      Syudou
・リリース日 2020年10月23日
・発売元   ユニバーサル

昨年11月頃からYou tube週間再生回数ランクの上位に上がってきていて、なんじゃこりゃ・・・と思っていたわけで。新手のラッパーか とか。。
でも、17歳女子高生アーティストだったわけですね。 
兎も角、最近キニナル曲と言えばこの曲ですわ。

昨年10月の配信リリース以来、ここまでYou tube再生回数2800万回。
Spotifyバイラルチャートも、昨年11月の時点ですでに急上昇してきていたわけで、まあ、こちとら気づくのが遅いんだけどね、 
今週You tube週間再生ランクも6位。オリコン合算ランクで21位に上昇と本格ブレイクの兆しが見えてきている。
ちなみに、ワシのランクでは先週43位。今週どこまで上がってくるか!?
ただ、今のところ動きを見せている要素は、ネット配信(特にサブスクリプション)とYoutube。既存メディアであるラジオ、有線での動きはまだ見られない。つまり、まだ「若者」の支持のみにかたよっているキライはある。
この先、特にラジオでどう動いてくるか・・というところが認知のすそ野を広げ、本格ブレイクに繋がるかどうかのカギでしょうね。

ダークな世界観な歌詞、独特で強烈なインパクトな声質は、初期の椎名林檎に通じるところもある。
強烈な声質に中毒になっている「若者」も増えてきているようで、もしかするとこの先化けてくるかもしれない。要注意曲ですね。

巷では、出だしの ♪ちっちゃな頃から優等生〜♪ っていう歌詞がチェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」へのオマージュと捉える向きもある。

でも、この歌詞の世界観は、ビジュアル的にいかにも「不良です」と言わんばかりだった昔の「不良」と違って、表向きは「優等生」を装っているけど、内心は世の中を斜めに見ているわけでしょ。

なんかね、その世界観に「ギザギザハート〜」や当時のツッパリ、暴走族世代だったワタシなんかは、ちょっとおぞましさを感じたりするんだけどねぇ。 
つまりさ、昔は、見た目で分かったじゃん。 そのスタイルから、反社会的です、世の中斜めに見てますって分かったから。でも、今は見た目ではわからないってことだよね。
これが今の世代の「デフォルト」なんでしょうかね。まあ、ジェネレーションギャップと言われればそれまでなんだけど。。。

あ、でも我々世代でも、「ヤヌスの鏡」なんかあったしな。 そそそ、普段の優等生の顔と、バリバリ不良の二面性を持った女の子のドラマ。

そう考えると、昔も同じようなところはあったのか。。。 

ただ、この曲はドラマよりもリアリティを感じる。その辺にワタシなんかはゾクゾクとした怖さを感じたりするんだけどね。世の中どこへ向かっていくんだろう・・・なんて気持ちにさせられますね。

↑で要注意曲って書いたけど、ヒットチャート的だけでなくいろいろな意味で「要注意曲」とも言えるかもしれない。






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誰もいない海 / トワ・エ・モア

1970_12_誰もいない海_トワ・エ・モア


今回の1曲セレクトは、「誰もいない海」トワ・エ・モアです。

まずはデータです。

・タイトル    誰もいない海
・アーティスト  トワ・エ・モア
・作詞      山口洋子
・作曲      内藤法美
・編曲      森岡賢一郎
・リリース日   1970年11月5日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 16位(1970年12月28日付)
・売上げ枚数   14.8万枚

2021年明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
昨年末に原田真二さんの「OUR SONG」を書いた時に「マクラ」で「来年ものらりくらりと行かせていただきます」云々と書いたのですが、そのとおり今年ものらりくらりと行かせていただこうと思います。一つよろしくお願いします。

さて、新年一発目はどうしようかなぁ・・と思ったんですが、歌詞内容と実際にヒットしたした時期がちょっとずれてる曲を持ってきましょうか。

まあ、そんな曲は探せばだいぶ出てくるとは思うんですが、個人的に真っ先思う浮かぶ曲はこの曲ですねぇ。

トワ・エ・モア 「誰もいない海」。

ウーム、我々世代だと、「音楽」の教科書で御馴染みって方も多いのかなぁ。 

今聴くと、まっすぐな歌詞、曲調のフォークソングの1曲ですね。
まっすぐな歌詞、音楽の教科書に載ってる曲ということで、ちょっと敬遠がちの方も、もしかするといらっしゃるかなぁ。
それでもヒットチャート系の立派な商用音楽の1曲である事には間違いないんだよね。 

♪ 今は もう秋 だれもいない海〜 ♪

・・・と言う出だしから、思い浮かぶ情景は晩夏〜秋ごろの、人気のない静かな海・・なんですよねぇ。
夏、あれだけ賑わっていた海岸も、秋に訪れてみると、人気も少なく静かな海。 そんな情景から、ワタシもかなり長い間、ヒットは「秋」だとばっかり思っていたんですよね。

でも、実際のヒットのピークは、1970年の年末から、明けて1971年の今頃だったりするんだよね。

うわっ、なんかイメージと違うなぁ・・・。

たしかに、今、海に行ったら、それこそ「誰もいない海」ですよ。寒くて・・・・

この曲の温度感は、夏の終わりから秋の初め頃ですよ〜。 ブルブル震えながらの「誰もいない海」ではないはず。。。

だからね、ワタシ、ずっとこの曲のヒット時期間違ってたんですよ。 絶対に夏の終わりから秋ごろのヒットだとばっかり思ってたから。

 一時期、音楽の教科書に載ってた曲を1曲セレクトに引っ張ってきてたことがあるけど、今まで残っていたのは、ヒット時期を間違って覚えてたからだよなぁ。

そもそも、リリースが11月5日なんて、秋も深まってからのリリースだとも思っても見なかったし。。。

↑で書いたように音楽の教科書にも載ってたし、いろいろな人にカバーもされたりして、大衆認知度は高いはずのこの曲が、15万枚弱の売り上げ枚数、しかもベストテン入りもしていなかったのは、一重にリリースタイミングと、ヒット時期のせいだぁ〜・・・・なんて勝手に思ってたりするんだけどね。

この曲、個人的には初めてどこで聴いたんだろう? 

1970年のリリースということは、ワタシは1歳。当然、リアルタイムではない。
まあ、音楽の教科書に出ていたくらいだから、きっと音楽の授業でなんだろう・・・と思われるのは普通だと思うんだけど、実は、この曲ははっきり覚えてるんだよな。

1976年初夏。 家族でピクニックに行った時の親父の車のカーラジオだ、初めて聴いたのは。
そんな45年前のディテール、よく覚えてるな・・と思われるかもしれないけど、この時のことは今でもよく覚えてる。
ウチは親父がドライブ好きで、しょっちゅう家族でドライブに出てたんだけどもいつもは街道のソバ屋かレストランで昼食だった。
でも、あんときは珍しく、オフクロが🍙とおかずを作ってピクニック気分で出かけんだよね。 
福島県の富岡から川内村に抜ける県道ぞいの広い牧草地にゴザをひいて、真っ青な空の下おにぎりを食べた情景、今でも覚えてますよ。
その道中のカーラジオから、流れていたこの曲、45年たった今でも忘れないなぁ。

恐らく、初めて聴いたのが音楽の授業だったら、ここまで覚えてなかっただろうけど、やっぱり家族との思い出はいつまでたっても色あせないですね。

そんな家族の思い出の地も、10年前の東日本大震災のでの、件の東電原子力発電所爆発差事故で、近年まで立ち入り禁止区域になっていましたね。
ワタシの中では色あせない思い出であっても、現実には遠い記憶になってしまったわけです。




この曲は、もともと「木島則夫モーニングショー」の「今週の歌」のために1967年に書かれた曲で、1968年 大木康子さんと言う方がシングルリリースしたけど、その時は全く売れなかったとのこと。

だから、トワ・エ・モアバージョンはカバーということになりますね。
ただ、作曲の内藤法美さんは、越路吹雪さんのダンナであったことから、トワ・エ・モアさんと同日に越路吹雪さんもカバーリリースしていたんだよね。
こちらはオリコン最高91位。

ちなみに、この曲の作詞者の山口洋子さんは、後に五木ひろし氏に数々のヒット曲を書くことになる、山口洋子さんとは同姓同名の別人だそうです。
作詞家ではなく、詩人だそうですね。

・・・っか、これ書くまで、ワタシも知らなかった。てっきり、あの山口洋子さんだとさっきまで思ってました。。。。

五木ひろし氏の一連のヒット曲を書いた山口洋子さんは7年前に亡くなってしまいましたが、この曲の作詞者である山口洋子さんは、御年87才。今でもご健在だそうです。

だけど、↑の動画のコメントを読むと、やっぱり、この曲は9〜10月の曲と言う印象がある方が多いようですね。
まさか、ヒット時期が年末〜年明けにかけて・・とは今となっては、ほとんどの方は覚えていないよなぁ。
1970〜1971年頃なんて、まだヒットチャートというものも一般的ではなかったですからね。



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今の曲はホント難しい

毎年今頃購入する「ヒットソング大全集」を今年も購入。
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いわいる「歌本」ってやつですよ。
昔から、ヒット曲を聴くときは「楽譜」が必須アイテムなワタシ。
昔だったら、月刊「歌謡曲」とか「明星」付録の歌本(ヤンソン)を毎月購入すれば良かったけど、今は定期的にヒット曲の楽譜をまとめて手に入れられる「紙媒体」が今はないんでね。
しょうがなく、毎年1回、この本でまとめてメロ譜を手に入れてるのよね。
まあ、毎年、被る曲も多いし、メロディ、コードともに間違っている譜面も多いんだけど、気にしない。 ワタシにとっては手元にメロ譜があることが大切なのね。
それにしても、最近の曲は、ホント難しい。譜面真っ黒やんか。

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これを歌いこなす、最近のアーティストにはホント頭がさがりますわ。

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