まずはデータです。
・タイトル 裸の心
・アーティスト あいみょん
・作詞 あいみょん
・作曲 あいみょん
・編曲 トオミヨウ
・リリース日 2020年6月17日
・発売元 ワーナーミュージックジャパン
・タイアップ:TBS系ドラマ「私の家政夫ナギサさん」主題歌
今年はいつまでたっても梅雨が明けませんな。 こういつまでもグズグスした天気だと気が晴れませんわ。ましてや今年は件のコロナ禍の真っ只中でもあり、一層気が晴れない夏ですわ。
本来、夏本番間近の今頃ならば、「夏!」を連想させる曲を聴きたくなるわけだけど、今年はどうもそういう気分にもなれない。
もっとも、最近は季節を連想させるヒット曲も少ないし、だから、ヒット曲で季節を感じるってことも少なくなってきてるけどさ。
昔は、季節を感じる曲って多かったからさ、特に夏はさ。 ただ、だからこそヒットするかしないか、実際の天気次第ってところがあったんだよね。
天候不順な年は、いくら夏っぽい曲でも思ったよりヒットしなかったり、逆もしかりでさ。
最近はヒット曲に季節感が少なくなってきたと言えど、ワタシゃ、何分、古い人間なんでさ、未だに夏に夏っぽくない曲を聴いたりするとどうも違和感を感じちゃったりするのね。
今回キニナル曲に持ってきた、あいみょんの「裸の心」。
これ最初に聴いたときに、真っ先に感じたのが、なぜに夏に、こんな「晩秋」っぽい曲 っていうギモンだったんだよね。
上で書いたように夏にゃ、夏っぽい曲・・・っていう頭があるからさぁ。
だから、最初は、コリはあんまり売れないだろうな・・・なんて思ったわけよ。
少し前、そそそ、前曲「さよならの今日に」も「キニナル曲」で書いたんだけど、あのとき「ことしのあいみょんは勝負の年になるだろうな」と書いた。
昨年あまりにもリリース頻度が高かったんで、場合によっては飽きられるかもな・・っていう意味でそう書いたんだけども。 個人的にはシングルに対してはもっと「インパクト」重視、あるいは、あらたな、あいみょんを見せるべきと感じているし、期待もしてたんだよね。
その上でのこの曲のリリースだったわけじゃん。 どうも肩透かしを感じたんだよなぁ。
そもそもが初夏なのに「晩秋」っぽい曲調ってどうなのよ
あー、ダメかも。。 ってさ。
でもさ、何回もこの曲を耳にしてるうちに、ここにきて、「これはこれでアリかも」と思えて来たんだよな。
考えてみれば、ここまで素直な「あいみょん」を見せてきた曲は、少なくともこれまでのシングルにはなかったし。
ここまでのあいみょんって、何処かけだるかったり、少しドスの聴いたような低音だったり、どこか構えたような、妙に肩の力が入ったような曲が多かったような気がするのよ。
この「裸の心」、そんな肩の力が入っていない分、素直に歌っている分、あいみょん特有の、少し不安定な子音の響きが感じられる曲なんじゃないかなぁ。
そそそ、あいみょんの良さって、ドスの聴いた太い低音ではなく、中音〜高音域の少し不安定な子音の響きにあると思うんだよね。
この曲、力が抜けてる分、そんな不安定な子音の響きがよく出てると思う。 本当のあいみよんなんだよな、これが。
・・・・とは言うものの、本音を言えば、天候不順なここまでの今年の夏。「晩秋」なイメージの強いこの曲は、今年のここまでの夏のイメージとシンクロしてるんじゃないかなぁ・・なんて感じたりるんだけどさ。
それが、ここまでのこの曲のヒットにつながっているんじゃないか。
もし、これがさ、猛暑の夏だったら、コロナ禍がなかったら、果たしてここまでヒットしていたか・・・この曲とイメージが合わないんじゃないかなぁなんて思えたりするんだよね。
そしたら、果たして現在のここまでのようなヒットになっていないかったんぢゃないか・・とかさ。
まあ、あくまで「たられば・・」の話ではあるんだけども。
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