かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2019年02月

三枚の写真 / 三木聖子

1977_02_三枚の写真_三木聖子


今回の1曲セレクトは、「三枚の写真」三木聖子です。

まずはデータでやんす。

・タイトル     三枚の写真
・アーティスト   三木聖子
・作詞       松本隆
・作曲       大野克夫
・編曲       船山基紀
・リリース日   1977年1月25日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位  ランクインせず
・THE HITCHART HOT30  ランクインせず


えー、2カ月ぶりの「1曲セレクト」でやんす。
前々から、毎週のように「書きたくないよー」病が勃発・・とか書いてたけど、こうなったら書きたくなるまで書くのやめようか・・・っちゅうことで、お休みしてました。
まあ、リアル仕事が1月超繁忙期だったことと、ココんところ週末、毎週のようにライブとかトークライブに行ったりして、PCに向かう時間が取れなかったっていうのが、実際のところであり、まあ、いいわけの「口実」だったりするんだけどね。。

でも、ここに来て、やっとリアル仕事も区切りがつき、久々に持ち帰りの仕事も無いんで、久々にPCに向かっております。

でねぇ、「復帰」の第1弾は、この曲を書こう・・・と思ってた曲があるんだよね。 
ま、今日、再び1曲セレクトを書いてるのは、それの時期を待ってたってのもあるんだけどさ。

三木聖子さんの「三枚の写真」。

この曲、前々から引っ張ってこようと思ってたんんだよね。 ただ、リリース時期をずっと間違えてたんだよなぁ。

秋リリースだと、ずっと思ってたんだよね。

石川ひとみさんが、この曲カバーしてたじゃん。 そのカバーバージョンのリリースが10月だったんだけど、オリジナルの三木聖子さんも、同じ頃の時期リリース・・・って思ってたんだよなぁ。

でも、調べてみたら、実際は1月リリースってことで、ずっと待ってた訳ですわ。


なんて、書いたりして・・・、気がつく方は気がつくんだけど・・・ 石川ひとみさんと三木聖子さんっていったら、「まちぶせ」が超有名なんだけど・・・。

そそそ、オリジナルが三木聖子さんで、カバーが石川ひとみさんっていう曲としてね。 

でもさ、石川ひとみさんの「まちぶせ」の次のシングルも、やっぱり、三木聖子さんの、この「三枚の写真」のカバーだったんですよね。

・・・っつか、これは全く知られていない事ではなく、70年代、80年代フリークの方にとっては「常識」的な出来事なんだけどね。

石川ひとみさん側としては、「まちぶせ」の大ヒットで色気づいたんでしょうかねぇ。全く同じ戦法って行った訳なんだけども、結果は・・・・。

歴史が物語っていますわな。 世の中、そんな甘いもんじゃありません・・・っつう訳ですわ。
オリコン最高位37位。売り上げ6万枚。 「まちぶせ」が約40万枚の売り上げだったから、1/6程度のセールスヒットだったんだよね。

まあ、、オリジナルの三木聖子さんも、 それほど売れた訳ではなかったんだけども。それでも100位には入ってたよな・・・と思いきや。。。

あらららら、うっちょ 100位に入ってな〜い

うーん、そうだったかなぁ。 その割には、これまで何度も聴いてきたなぁ・・。 そもそも、この曲リリースされた頃、ワタシ、まだ小学1年生で、当然ヒット曲の世界には足を踏み入れていなかったんだけども・・・。

それでも知ってた訳だから・・・。

ま、確かに、個人的に、最初にこの曲を聴いたのは、石川ひとみさんバージョンだったけど・・。 
確か「8時だヨ 全員集合」だったと思う。

「まちぶせ」のような、小悪魔的なインパクトは無かったんだけども、 純真かつ素朴な世界に、なんか引っかかったのを覚えてる。

特に♪ 16の頃〜 あなたは18〜 ♪ っていう出だしの歌詞だよなぁ。 ワタシに対して、2歳年上の彼氏と言う設定で物語が進んでいく。 2番が ♪ 18の頃 あなたは20〜  3番が ♪ 20の私 あなたは22〜 ♪
・・と自ずから、ワタシと2歳上の彼と言う流れで話が進んでいく。

そんな状況というか場面設定っていうのかなぁ・・・そこが面白かったし、引っかかったんだろうな。

こういう時間軸の流れのなかでの物語の場面設定は、流石は松本隆氏だよな・・・って言うところなんだけどさ。

そそそ、太田裕美さんの大ヒット「木綿のハンカチーフ」とか「赤いハイヒール」と物語の流れは似てるところがありますよね。

その辺り、やっぱ、太田裕美さんと三木聖子さん、同じナペプロってことで、スタッフ側がらのリクエストがあったんでしょうかねぇ・・・。 まあ、その辺はを良く分かんないけども・・・。

ちなみに、石川ひとみさんもナベプロだったわけで、一連のカバー劇も、結局は「内輪」の話な訳ですわな。

ただ、この「三枚の写真」については、どう転んでも、オリジナルの三木聖子さんバージョンに軍配を上げたくなる。そんな印象が強いんだよな、個人的には。

アイドル色が、より強い石川ひとみバージョンに対して、どことなくフォーキーな匂いがする三木聖子さんバージョン。 より大人の香りがするんだよね、三木聖子さんのバージョンは。

歌いだしが「16と18」っていうティーンの頃を歌って入るけども、最終的には「20と22」って言う「大人」の恋にまで昇華するこの曲は、やっぱり、より大人っぽい方がしっくり来る。

その違いなんじゃないかな。

ちなみに、作曲は大野克夫氏で、 三木聖子さんバージョンのアレンジは船山基紀氏。

時代的に船山氏も、まだアレンジャーとしては駆け出しの頃で、中島みゆきさんの後の仕事だと思うし、だから、こういうどこかフォークの匂いがするアレンジだったのかもなぁ。

で、気がつくヒトは気がつくだろうけど、大野克夫氏と、船山基紀氏といえば、この曲のすぐ後に、件のジュリーで、「勝手にしやがれ」を初めとする大ヒット曲群を手掛ける事になる。

この曲は、そのきっかけともなっているんですよね。 まあ、やっぱりナベプロつながりではあるんだけど・・・。



動画・・・ さすがにオリコン100位にも入ってない曲がある訳ないか・・・と思ったら、あったんです。



ぷぷぷ・・・・ようつべ以外からはブロックされてる・・・。
見たい方は、ようつべに飛んで見てくださいね。

動画は、母親が本人には内緒でスタジオに現れ、涙で歌えなくなった「夜ヒット」のシーンなんだけど・・・。

三木聖子さんって、この「三枚の写真」の後、程なくして電撃的にゲーノー界から姿を消したんだけども、この時の夜ヒットに母親を呼んだ事が、そのきっかけだったとも言われてますね。

いずれにしても1975年のデビューから約2年間の芸能活動、そのうち歌手としての活動が10カ月。シングル3枚。アルバム1枚 のみのリリース。
「幻のアイドル」と呼ばれるのも分かります。





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20年目に突入!

気がついてみると、自分のサイトTHE HITCHART NOW AND THEN」 も今日から開設20年目に突入。
(開設2000年2月3日) 

19年前の今頃は、サーバーに大挙してファイルをアップロードしてた頃だ。なんせ初期ファイルだけで1500以上のhtmlファイルがあったんで、時間かかったんだよな。
回線も今のような「光」ぢゃなくて「ISDN」64Kだったし・・・。...

でも、あの、なんとも言えない不安感とワクワク感、今でも覚えてるわぁ。


最近は「のらりくらり」とだけど、飽きっぽいワタシが、よくまあココまで続けてこられたわな。
まあ、たしかに、途中、ドメイン管理費の金が無くて、一時、独自ドメインも手放してたりなど、紆余曲折はあったけど。。


とりあえず、来年の開設「20周年」に向けて引き続きのらりくらりと続けて行きまする。

時代は進んでいる

「ねごと」解散。

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そうか、「ねごと」も解散かぁ。
auのCMにデビュー曲の「カロン」がタイアップされ、引っかかったんだよな、このコたちには。
デビューの年、初めてCOUNTDOWN JAPANでは、年甲斐も無く最前列で見たっけ。
あれから9年。このコたちの音楽には、なぜか引っかかる曲が多かった。
まあ、同じ「千葉県」っていうよしみもあったことはあった。...
でも、それ以上にキニなるサムシングがあったんだよな。
いわいるロキノン系のカテゴリーに入るバンドだけど、ロック、ロックしていない、むしろポップ系の匂いが強い。 そこが良かったのかもしれない。
そこが、同じロキノン系ガールズバンドであるロック色の強い「赤い公園」なんかより取っつきやすかったんだろうな。

兎も角9年間お疲れ様でした。

今年は2019年。2010年代最後の年ですわ。そして2010年、10年代最初の年にデビューした人たちがこうして活動停止していく。
時代は確実に動いているんだな・・・ってのが分かるね。

昔、山口百恵さんの曲で「しなやかに歌って」っていう79年リリースの曲があった。 サブタイトルが「80年代に向かって」だった。 そこから見ると、そうなんだよな、今年は、もう次の年代−2020年代−への助走の年なんだよな。 
 ただ、今のところは、「次の年代」を見据えた、音楽界の形っていうのが、まだ、あまり感じられない。次の時代をリードして行きそうなニューカマーアーティストもまだ少ない。 まあ、去年は「あいみょん」や「米津玄師」と言うヒトたちが出てきたけど、そこに続く人たちが、今のところ、まだはっきりしないんだよな。

次の時代、どういう音楽、アーティストが時代を引っ張って行くのか、今年はそれを問われる年でもあるんだけれど。。。

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