かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

2015年10月

そんなヒロシに騙されて / 高田みづえ

1983_10_そんなヒロシに騙されて_高田みずえ








今回の1曲セレクトは、「そんなヒロシに騙されて」高田みづえです。

まずはデータですよん

・タイトル    そんなヒロシに騙されて
・アーティスト  高田みづえ
・作詞      桑田佳祐
・作曲      桑田佳祐
・編曲      若草恵
・リリース日   1983年8月21日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   30.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1983年10月17日〜11月21日

またまた1983年にタイムスリップ。 この間も書いたんだけど、どーも、この季節は1983年と縁が切れませんな。
 個人的なもんだけど、1983年の秋の曲って印象深い曲が多いんだよね。当時14歳って、そこそこ大人になりかけていた、but、まだまだ純情だった時期、それでいて、まだ、受験の縛りもなかったし、それこそ純粋に「音楽」を聴いていた曲たちっていうところが大きいんだろうねぇ。

 でもって、「そんなヒロシに騙されて」。

これはさ、オリジナルは、この年の夏にリリースされたサザン、6枚目のオリジナルアルバム「綺麗」に収録されていた、ハラ坊ボーカルの曲だったわけですよね。

 この前の年のサザンのアルバム「NUDE MAN」が全体的に「サザンロック」的なデビュー当時に戻ったようなラフなロックテイストな曲が多かったのにたいして、この「綺麗」から第2期サザンが始まった・・・と思えるような、とぢらかといえば「ニューウェイブ」風な全体的な印象を残すアルバムだったわけだけども、この曲だけは、完全に「異色」だったでよわね。

 上で書いたように、他の曲がラテンあり、レゲエっぽいのあり・・と、ベクトルは「洋楽」的方向にありながら、この曲だけは完全に「和風」ぢゃないですか。

 和風といっても、根はロックアーティストなサザンなわけで、完全に「演歌」をやるわけにも行かず・といったところで、ギリギリの選択肢として「GS」だったんぢゃないかねぇ。

 ま、GSといっても、完全に向こうを意識したGSからアイドル然としたもの、はたまたはムードコーラス的なGSといろいろな方向性をもったGSがあったわけだけども、そのなかで、この曲は、パープルシャドウズって感じの「ムード歌謡系」GSな雰囲気な曲だったよね。

 そう、これが桑田としても、当時のサザンの「歌謡曲」に対してのギリギリのリスペクトだったんじゃないかなぁ。

 もともと桑田選手の歌謡曲好きは有名だからね。特にムード歌謡系。クールファイブが大好きだったっていう少年だったらしいし。要は「お水」系っぽい歌謡曲ってことでしょうね。

 そこからすると、この曲の雰囲気はバッチリだもんね。

 で、もともと歌謡曲などほとんど知らなかったっていう、お水系とはほとんど無関係そうなハラ坊がからんできているって言うのが、面白いんだよね。

 まあ、「サザン」としては、アルバムを通してのアソビ、息抜き、そして実験的な曲だからねぇ。決して本気な曲ではないんたけどね。 いや、本気ぢゃないから、この手の曲として面白かったんだけどさ。
 
 だいたい、タイトルからして「そんなヒロシに騙されて」なんて、とぼけたタイトルじゃない!?

だから、演奏にしてもGSとしては比較的軽いんだよね。ガレージっぽいサウンド、テケテケテケテケなギターはGSだけど、100%な「本気度」は感じないんですよ。 
 
BUT、そこを「本気」で歌ったヒトがいたわけ。

はい、高田みづえさんですね。

この曲をこのヒトが歌うと、サザンでは「遊び」だったのが、途端に真っ直ぐになるんだよね。
GSではなく、正統派な「歌謡曲」っていう雰囲気。

 たださ、「お水」的な雰囲気は、もともと「歌謡曲」な高田みづえの方があると思うんだよね。

 歌謡曲独特な匂い・・というか「フェロモン」的な感触っていうか。

 やっぱさ、歌謡曲って健全じゃダメだと思うんだよね。最近「歌謡曲」が廃れてきた原因って、この独特なお水的なフェロモンの匂いがする曲が減ってきたからじゃないかなぁ。
 演歌とは違うんですよ。演歌ってたしかに「お水」的なウタではあるけど、世界的に一杯飲み屋とか居酒屋の世界観じゃん。雰囲気的に。
 じゃなくてナイトクラブとかパブ的な世界。 

 え? どこがちがうんだよー って言われそうだけど、ちがうの! 雰囲気は。

それで30万枚ヒットですよ! サザンのアルバムのセールスと遜色ないもんね。
 うーん、やっぱし、このテの歌謡曲が好きなヒトが潜在的には多かったってことなんぢゃないかなぁ。


 まあ、どっちにしろ、すでに今では廃れてきている世界だけどさぁ。
 でも、今一度、こういう「お水」っぽい世界のヒット曲ももっと出てこないかなぁと思ったりするんだよね。最近。
 
 いや、出ないから、ヒット曲の感じが子どもな世界に支配されているような気になるんだよね。
 
 やっぱ、ムード歌謡とか、復活してほしいよなぁ。
クールファイブとか、ロスインディオスとか、あーいう世界。

 最近、マジでそう思ったりするな。なんかさ、いい意味で大人の「不真面目」な感じがするんじゃん。そこがいいんだよね。

ちなみに、高田みづえさん陣営は、カバーについては、サザンに打診してなかったみたいですね。
 当時のオリコンに、ハラ坊が「知らないところでいきなりカバーされてた」っぽいこと言っております。

 なんてゲーノー界的なんでしょう。他の業界だったら、断りもなく他人のもんを使うってことはないですよね。
 こういう、他人のものは俺のもの的な発想なゲーノー界は好きです。

 まあ、著作権的にJASRACにちゃんとお金払ってれば、「基本的」には問題ないんだけどさ。原盤をそのまま使っているわけではないし。。。

 ふんにゃ、おそらく、サザン所属のアミューズと、高田みづえ所属のバーニングっちゅうつながりからなわけですね。。。

 あ、この辺は知ってる人だけ知ってればいいことでして。。。(爆) 




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DA・KA・RA / 大黒摩季

1992_10_DAKARA_大黒摩季






今回の1曲セレクトは、「DA・KA・RA」大黒摩季です。

まずはデータでーす。

・タイトル    DA・KA・RA
・アーティスト  大黒摩季
・作詞      大黒摩季
・作曲      大黒摩季
・編曲      葉山たけし
・リリース日   1992年9月23日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   105.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1992年10月12日〜12月14日付
・タイアップ:マルちゃん「ホットヌードル」CM曲

 DA・KA・RA・・・ね。サントリーの飲み物ではないですよっ!

って、そんなこと思う人はいないよね。

 こちらは、「はじめての・・・H」でしたよね。たしか。

え? なんのこっちゃ・・・? ハイ、マルちゃん「ホットヌードル」のCMコピーですわ。

↓ コレ



 いや、でもさ、あのCMは、なんかしんないけど、インパクトありましたよね。
 で、バックでかかってた、この曲もインパクトあったよなぁ。なんか、しらないけど、CMとのマッチングがこれまた見事なくらいにはまってるんだよね。


・・で、曲だけ、引っ張ってきて聴いても、やっぱり、インパクトが変わらない。

 CM先行な曲っていうのは、大体が、その部分だけキャッチーで、後は、つまんない・・・っていう曲がおおいんだけど、この曲は、最初から最後までインパクトの固まりだったなぁ。

 そういう意味で「アタリ」な曲にめぐり合えたような感覚があったなぁ。
 1年365日、音楽を聴いてても、「アタリ」な曲にめぐり合えるっていうのは、そんなに多くないわけで、だから、アタリな曲にめぐり合えると、うれしくなっちゃうんだよね。


 この曲、イントロの出だしは、正直、アースウインド&ファイヤーの「宇宙のファンタジー」のイントロのパクリっぽいけど、そこから一変して、4キックなノリが一貫して続く、これがインパクトの源なんだよなぁ。

 これって、アレンジの葉山たけし氏の特長だよね。・・というか、このころのビーイング系の特徴だよねぇ。

 個人的には、まだまだ、このころは、ビーイング系もまずまずいけたんだよね。だけど、年を越したあたりから飽きてきたんだなぁ。

 このあいだも書いたけど、インパクトがありすぎるんだよね。ビーイングって。だから、飽きも早い。

 大黒摩季も正直、このあとから94年の「夏が来る」まで、個人的には触手が伸びなかったんだよなぁ。飽きちゃって。。。


動画・・・・どうでもいいけど、これだけの大ヒット曲なのに、なんでYou Tubeに動画ないねん?
ま、確かに、最初のうち、大黒ってテレビに出なかったんで、動画も残っていないんだろうけど。。。

しょうがないんで、他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/x9po6b_%E5%A4%A7%E9%BB%92%E6%91%A9%E5%AD%A3-da-ka-ra_music



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センチメンタル・ガール / 西城秀樹

1981_10_センチメンタル・ガール_西城秀樹






今回の1曲セレクトは、「センチメンタル・ガール」西城秀樹です。

 まずはデータです。

・タイトル    センチメンタル・ガール
・アーティスト  西城秀樹
・作詞      あまがいりゅうじ
・作曲      鈴木キサブロー
・編曲      若草恵
・リリース日   1981年9月5日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 17位
・売上げ枚数   9.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 19位

 昔NHK-BS2で放送して録画していた、佐野元春の「ソングライダーズ」を見た。さだまさしがゲストだったんだけど、「唄は五感で味わうもの」っていうことに共感してしまったワタシです。

 ここでもよく書くじゃん。ウタには、その曲を聴いていた環境によって、そのときの匂いがしたり、その音楽が紡ぎだす温度感があったり・・。
 ただ、単に耳で聴くだけの「音楽」ぢゃないんだよね。しかも、それぞれ聴く人によって浮かんでくる絵も違うわけだし、感じる温度感も違うわけじゃん。100人いれば100通りの見え方があるわけだし。
 正しい、正しくないなんていう価値観はない。どれも正しい価値観なんだよね。その辺が音楽の素晴らしさなんぢゃないかと思う。

 だからさ、本来ならプロモーションビデオっていうのは、「音楽」にとっては禁じ手なんだよね。見える映像が限定されるじゃん。想像力が限定されるわけだし。
 その辺が、最近のマニュアル主義、想像力の欠如っていうことにも繋がってくるんぢゃないですかねぇ。。



・・・なんて、今回、引っ張ってきた、西城秀樹の「センチメンタルガール」とは全く関係ない話しどぇす。

・・・いや、若干、関係あるかな。。

 この曲、1981年のビデキ、デビュー10周年においての「ポップンロール宣言」の最終、第3弾シングルなんだけど、もしかすると、一番「絵」が浮かんでくる曲かも知れない。

 まずもって、出足の

♪ 枯葉舞う 公園に〜 ♪

っていう情景から入るじゃん。そこで、大体の絵が浮かんでくるよね。
 うむ、音楽は五感で感じるもの・・・っていうことが、よく当てはまると思うのよ。

 少なくとも、この出足の1行で、夏の太陽サンサンっていう絵を思い浮かべるヒトはいないとおもうし、よっぽどひねくれた人でない限り。

あ、でも、まあ、この曲に限らず、ポップンロール宣言、第1弾の「リトルガール」は春、第2弾の「セクシーガール」は夏の、それぞれの絵が浮かんでくるようなデキではありましたよ。

 それにもまして、この曲は「秋」の情景がよく浮かんでくる1曲だとおもうね。

ちなみに、個人的には、この頃、少し山間に入った渓谷でバーベキューをやりましてね。真っ青な空、きれいな紅葉・・・この曲を聴くと、あの時の情景が浮かんでくるんだよなぁ

 この当時は、他の曲も全体的に季節感を感じる曲が多かったからなぁ。松田聖子の「風立ちぬ」もしかり、田原俊彦の「悲しみ2ヤング」もしかり。

 この曲はその中の1曲だと思うのよ。


 まあ、当時は、あんまりヒットしなかったんで、それほど思いいれはなかったんだけど、時がたち、改めて聴いてみると、なるほど、なかなかいい曲だったな・・・なんて改めて思ったりして。。。

 サウンドは、まあ、ポップンロール宣言しているだけあって、めっちゃポップ。「センチメンタル・ガール」なんて言うタイトルからはにつかわないんだけどさ。
3部作の中では、イタリアンポップスっぽく、もっともポップなんじゃなかろうか。デキとしては、3部作の中では一番、ウレセンっぽい感じねするんだけどねぇ、なぜに売れませんでしたかねぇ・・・。


 ちなみに、作詞の、あまがいりゅうじ氏は、79年の「YOUNG MAN」の訳詩も担当した、ヒデキの元マネージャー氏ですわね。
 実は、あまがい氏には、何度か会ってたりするんだよね、ワタシ。以前いた、某C社で。
 某大手着メロサイトのアーティストアライアンスのブレーンだったんですわ。その関係で・・・。

 この曲とか、「YOUNG MAN」なんか聴くと、もっと頭が切れるスマートな人なんかなぁ・・・なんて思ってたけど、よくしゃべる、おっちゃんですわ、実在は。。あせあせ


・・・・なんて、曲とは関係なかったな。




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ラヴェンダー・リップス / 河合奈保子

1985_10_ラヴェンダーリップス_河合奈保子






今回の1曲セレクトは、「ラヴェンダー・リップス」河合奈保子です。

 まずはデータです。

・タイトル   ラヴェンダー・リップス
・アーティスト 河合奈保子
・作詞     売野雅勇
・作曲     林哲司
・編曲     萩田光雄
・リリース日  1985年10月3日
・発売元    コロムビア
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数  9.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位

今月1か月にわたり、毎週1曲ずつ、河合奈保子の「今頃」のヒットを書いてきたけど、ひとまず今回が最後と言う事で。。。

 今回は、ファンの間では結構人気があるんだけど、実際はあんまり売れなかったんだよねぇ・・・っていう曲をひとつ。

 1985年の「ラヴェンダー・リップス」なぞを。。

 河合奈保子を知ってても、この曲まで知ってる人って、ファン以外では結構少ないんじゃないですかねぇ。。。まあ、そんな1曲ですわな。
 それでも、オリコンでは最高5位まで行ってたのですぞ。

 ・・・なんて、正直、これ、私も忘れてた。。。 「ザ・ベストテン」では、たしか最高位10位だったし、ワタシのランキングではベストテンにも入ってなかったからなぁ。。。
 個人的には、ベストテンの「10位」っていうイメージが強く残ってたりする。。
 うん、あんまり売れなかったよな・・・っていう。

 この曲の前が、「デビュー/マンハッタンジョーク」で、河合奈保子としては、初のオリコン1位を獲得してたわけだから、落差はあったわな。 なんせ、この曲で、デビュー第2弾の「ヤングボーイ」から続いてた10万枚オーバーがつにいストップしてしまったわけだから。。。


 まあ、それだけ曲にインパクトがなかった・・・って言うことだよなぁ。パッときき、え? これがシングル? って感じなのよ。
 
 ただ、曲としてはきれいだよね。なんていってもタイトルの「ラヴェンダー・リップス」っていうのも綺麗。

 インパクトがない分、メロディラインとしてもさわやか・・・というかねぇ、たしかに気持ち、落ち着くわな。秋、独特の濡れた空気感も漂ってたりして。
 なんていうのかなぁ、きめ細かな音の手触りなんだよね。その辺が、いかにも「秋」を感じさせたりして。。。

 おそらく、その辺がファン受けはしたんだろうなぁ、


 反面、ちょっとイメージがバラつくんだよね。メロディにしても、たとえばAメロとBメロ、サビそれぞれに繋がりが若干見えなかったり、詩にしてもそうなんだよね。一貫性がやや弱い・・・というか。
一般的には売れなかったのは、その辺なんだろうなぁ

 ただ、これが繋ぎになるのかな・・・と思ってたら、繋ぎになんなかったなぁ。結局、「ヒット」という面からすれば、ここからどんどん落ちて行っちゃったわけで。。
 まあ、ちょうど、このころが「脱・アイドル」っていう時期だったんだろう、デビュー6年目ということもあり。むしろ本格シンガーへ向かって行ったわけですわな。

 そんな端境期な曲ですな、この曲は。



あー。でも、なんだぁ、かんだぁ書いても、この曲聴くと、いかにも1985年の秋だな・・・ってイメージが沸いてくるなぁ。 高校1年の秋だ。
 このころ初めて「モスバーガー」を食った気がする。某木更津駅前の西友の裏にあったお店で。今はなくなっちゃったけど。。。部活の帰りによく寄ってたよなぁ。
そして、ワタシは、まだ、痩せておりました。。ふらふらふらふらふらふら
(このあと「モカバーガー」があんまりにもウマすぎて、ついつい食い過ぎ。。。20kg太ったのでした。ちゃんちゃん)


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Easy Come Easy Go! / B'z

1990_10_Easy Come Easy Go!_B'z






今回の1曲セレクトは、「Easy Come Easy Go!」B'zです。

 まずはデータです。

・タイトル    Easy Come Easy Go!
・アーティスト  B'z
・作詞      稲葉浩志
・作曲      松本孝弘
・編曲      松本孝弘 明石昌夫
・リリース日   1990年10月5日
・発売元     BMGビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   47.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1990年10月22日〜11月26日付
・タイアップ:「カメリアダイアモンド」CM曲

 B'zのオリコン連続1位記録は、一体いつまで続くんだろう・・・・。なんて、一時期は思ったもんだけど、最近は話題にも上がんなくなってきたよな。
 まあ、最近はオリコンチャートの信ぴょう性も大分落ちてきたし、そもそもB'z自体、あんまりシングルをリリースしなくなったしな。

 しかし、振り返ってみれば初めて1位取ったのが、1990年6月25日付の「太陽のKomachi Angel」だから、あのとき、生まれた赤ちゃんが、今年25歳になってる。。。っていう勘定よ。当時、ワタクシは21才だったわけで、あの時のワタシの年齢よりも上なんだよな。そう考えると、なげーあいだ1位取り続けてるよな。
 ちなみに、初めて1位を取った時の売上げ枚数は、52,080枚。もちろん、初登場1位なんだけど、今のB'zの初登場レベルからしたら、かなり低レベルだわね。 

 ・・・ということで、初めて1位を取った90年の今ごろの曲を持ってきましたぞ。

 Easy Come Easy Go!


この曲は、「太陽のKomachi Angel」の次の曲だから、B'zにとっては2曲目の1位獲得曲。
 この当時、まさか、将来にわたって、こんなことになるなんて、夢にも思ってなかった時代だな。

 なんせ、あのころのB'zは、TM NETWORKの2番煎じに過ぎない・・・って思ってたから。
感覚的に言うと、その後のaccessとかSURFACEとか、そんな感じだったんだよね。存在自体が。

 最近、初期のB'zを知っている方も、だんだんと少なくなってきているから、書いとくけど、ホントに、TM NETWORKのコピーみたいだったのよ。

 今のB'zからすると、まーったく曲想は違いますね。

 まー、その辺はさすがにビーイング、ヒトのおいしいところを持ってくるのは、得意中の得意。。。
 ・・・っていうか、それがビーイングのお家芸でしたからね。

 今聴くと、笑っちゃうくらい、TM NETWORKなB'zですよ。

 例えば、「太陽のKomachi Angel」だったら「DIVE INTO YOUR BODY」(89年)あたりを下敷きにしてるんじゃない?

 それと、「BAD COMMUNICATION」は、「COME ON EVERYBODY」(88年)。

 ♪ Hey hey say you love it〜 ♪ のサビの部分、そのまま
 ♪ Come on everybody  〜 ♪ と歌えますぞあせあせ

 まー、かなり確信的にコピーしてたような感じがしますね。

 結局さ、あの時代・・・89年〜90年あたりって何だかんだいって、TM NETWORKなサウンドが、最新でもっとも受け入れらてたってことなんですよね。

 まあ、それでもそのままコピーしても、すぐ見破られちゃうわけで、TMに比べたら、音圧を厚くして、やや、松本氏のギターを前面に押し出した形になっているけど、でも、かなり研究した後は感じられるなぁ。コード進行とか。
 今のB'zとは全然違いますよ。むしろ小室に近い。
 
 現在のギンギンギターサウンドとは程遠いし、稲葉氏のボーカルもかなり抑えてるよね。シャウトは一切なしで。。。
 何分、宇都宮氏は、シャウトしないヒトだったんで、あえてその辺を、考慮してかなり抑えてたんだろう。


 
 で、この「Easy Come Easy Go!」もその延長線上にあるような曲ですね。
 この曲は、TMのどの曲を下敷きにしているのかは、ちょっと不明なんだけど、シンコペーションを多用したメロディラインは、小室氏のメロディラインを彷彿させるよなぁ。
 B'zがシンコペーションなんて、いまでは考えられないもんなぁ。

 ただ、メロディのアクの強さ、いい意味でのキャッチーさは、この曲あたりから出始めている。まあ、この辺は、ビーイングお得意のメロディパターンね。

 お客さんをぐぐっ・・・と掴んで離さない様なメロディライン。

 そんなメロディが、深夜を中心に、まあ、何度も何度もテレビから流れてくるんだものね。

 そう、ここでも今まで何回も書いてきたけど、この曲も「カメリアダイヤモンド」のCM曲だったんだよね。

 兎に角、あの頃の「カメリアダイヤモンド」のCMは、ゲリラ的だったもんなぁ。
 ゴールデンタイムにはあんまり流れないものの、深夜帯には、どこの局でも、かなりの頻度で流れてたぢゃん。

 タイアップ曲にとっては、ほんとにおいしいCMでしたよね。しかも、メロディラインが、これでもか! って言うくらいの強烈にキャッチーな曲ばかりだったから、余計目立つんだよね。

 一種の魔法をかけられちゃう・・・・って感じで。。。

 あ、正直言って、私も、そんな魔法をかけられた一人デス。


 この曲は、すぐ気に入っちゃったもの。 まだ、あんまり、B'zを知らない頃で、どこの「あんちゃん」たちが歌ってんだろ?

 って、初めは思ったもんだよ。

 だから、B'zとの。正式な初めての出会いは、この曲からってことになるのかな。(「太陽のkomachi Angel」はあまりにTMすぎて、まともに聴いてなかった)

 そんなB'zが、TM NETWORKの「仮面」をはずすのが、翌91年の「ALONE」あたりからかなぁ。現在のようなハードロックなB'zになったのは、この間も書いたけど、92年の「ZERO」からですねシングルでは。

 この頃になると、ミリオンセラー連発するくらいビッグな存在になり、完全にTM NETWORKより自分たちのほうが上だ・・・っていう自信も感じたんでしょうな。

 そして、そんなB'zにワタシも肯定的だったんだよね、あのころは。 否定的になったのは、レイト90'Sに入ってから・・・。 で、完全否定になったが2000年でしたね。




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翼にかえて / 森川美穂

1992_10_翼にかえて_森川美穂






今回の1曲セレクトは「翼にかえて」森川美穂です。

まずはデータです。

・タイトル    翼にかえて
・アーティスト  森川美穂
・作詞      山田ひろし
・作曲      小路隆
・編曲      Dr.55
・リリース日   1992年10月22日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 29位
・売上げ枚数   3.7万枚
・タイアップ:ブルボン「ピックルEX」CM曲

木枯らし1号が吹き荒れた1日だったけど、天気は良かったですね。
 あー、これで風が無かったら、絶好の秋晴れだったのになぁ・・・・とすこぶる残念。

実は、秋晴れだったら、今回、引っ張ってきた曲に「ジャストミート」だったのになぁ・・・と思う訳です。

森川美穂「翼にかえて」

・・・・と書いて、「おーーー、あの曲ねぇ〜」と言ってくださる方がどのくらいいるか心配なんだけど。。。

 この曲、兎に角生理的に気持ちいいのですよ。聴いてて。
  この爽やかさは、秋晴れの空の下、秋風に吹かれながら聴くには最高だよね。

そう、曲全体のイメージが如何にも、秋の季節感がいっぱいなんですよ。

 サビの

 ♪So We Can Fly 高く 高く 空へ 腕を伸ばし〜 ♪

なんて、如何にもって感じでしょう? こういう季節感あふれる曲っていいんだよねぇ。個人的には大好きですよ。

特にクサクサした気分の時に聴くのは最高ですよ。

 方やビーイング系での超インパクト路線。それに対抗するかのような爽やかポップス路線だよね。その辺、なんとなくアンチテーゼを感じたなぁ。


 この曲も、CMタイアップ(ブルボン「ビックル」)が付いてたけど、やっぱり、当時は頻繁に聴いた記憶があるなぁ。
まあ、いまでもそうなんだけど、あの当時は今以上にタイアップが多かったような気もするね。

 まあ、その割りには、この曲なんかは、今一歩、オリコンでの最高位も売上げもパッとしなかったんだけどさ。

 それはそうと、歌っている森川美穂っていうヒトは、ホントにウタうまいよね。
 聴いてて気持ちいいんだよね。声が伸びがあるんですよ。言葉がぶつぎれにならないのがまずもっていい。
 それに加えて、適度なパンチがあるしね。これがパンチが効きすぎるとかえってくどくなるんだけど、そこそこの適度さがいい。

 曲は自体は、アイドルポップスっぽいところもあるんだけど、このヒトの伸びやかな声とパンチが、アイドル然となるのを防いでいるんだよね。


 本来ならこのヒトなんかはもっと売れでもいいとは思うんだけどねぇ・・・。ちょっと惜しいなぁ。
やっぱ、売り方だったんだろうね。デビュー時はアイドルだったんだけど、だんだん、アイドルなのかニューミュージック系なのか、よく分かんなくなっちゃったからねぇ。そんな中途ハンパな売りだし方が災いしちゃったんだろうな。

 それは、そうと、このヒトも東芝EMIだったとはねぇ・・・。VAP時代のほうが有名だったかな。




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絶体絶命 / 山口百恵

1978_10_絶体絶命_山口百恵






今回の1曲セレクトは、「絶体絶命」山口百恵です。

 まずはデータです。

・タイトル   絶体絶命
・アーティスト 山口百恵
・作詞     阿木耀子
・作曲     宇崎竜童
・編曲     萩田光雄
・リリース日  1978年8月21日
・発売元    CBSソニー
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数  37.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1978年9月4日〜11月13日付

この間、山口百恵さんの曲を書いたばっかなんだけど、またまたセレクトしてきました、山口百恵さん。
とは言うモノの、今ごろの山口百恵の曲で残っているのは・・・と思いーの。。

ありましたわ78年の「絶体絶命」

あれれ、この曲、まだ書いてなかったんだ。。ちょうどいいからもって来るわ。


えー、唐突ですが、山口百恵と「ザ・ベストテン」とワタシっていう関係からすると、まずもって、ベストテンっちゅう番組をはじめて見たとき、ランクインしてたのが、この曲だったな。
 だからというわけでもないけど、なんか好きだったぁ、この曲。

 まあ、いわいる百恵の「ツッパリ」路線であり、多分そのなかでも、とみにロック食が強かったのがこの曲になるんちゃうかな。
 まあ、後年の「ロックンロールウイドウ」に通じることもままあるんだけど。。

 あ、中森明菜って言うヒトは、完全にこの辺のパクリね。うん、曲そのものというよりは、曲のマネージメントの仕方がさ。初期の中森明菜は、スロー⇒アップテンポが変わりばんこずつだったじゃん。そのあたりがさ。

 ただ、どこの部分に引っかかったか・・・っていうところがないんだよなぁ。曲全体的に引っかかったっていう方が正しいか。

 このころは、完全にシロート感覚だったからさあ、「スター」山口百恵歌ってる・・・ってだけでよかったのかもしれない。

 ただ、本来は、前曲の「プレイバックPart2」と、次の「いい日旅立ち 」をつなぐ、いわいる「つなぎ」の曲なんだよね、位置づけ的には。それでも、これだけクオリティが高く、しかも、コンスタントに30万枚以上は軽くクリアしてたわけだから、山口百恵人気も78年はピークだった・・・ってわだよなぁ。
 ま、別の見方をすれば、「つなぎ」と言っても、この時期の山口百恵は、「捨て」曲なしの、すべてが勝負曲とも取れるんだけどね。

 成熟期とでも言いましょうか。このヒトは感覚的にスルドイ人だから、このころの成熟期をみきわけて、結婚→引退っていう青写真を書き始めてたんだろうな・・・なんても思えるころの曲だと思いますね。


ちなみに、この曲があったおかげで、学校の漢字のテストで「絶体絶命」を書けるようになった・・・とふらふら

 絶対絶命 ×    絶体絶命 ○  ・・・だかんね・・と。


 ちなみに、「君に薔薇薔薇・・・という感じ」で「薔薇」って漢字が書けるようなりました。。
 ヒット曲も使いようで、勉強になるのよね。




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パープルタウン / 八神純子

1980_10_パープルタウン_八神純子






今回の1曲セレクトは、「パープルタウン」八神純子です。

 まずはデータでーす。

・タイトル     パープルタウン〜You Oughta Know By Now〜
・アーティスト   八神純子
・作詞       三浦徳子、JACK CONRAD、DAVID FOSTER、RAY KENNEDY
・作曲       八神純子、JACK CONRAD、DAVID FOSTER、RAY KENNEDY
・編曲       大村雅朗
・リリース日    1980年7月21日
・発売元      ディスコメイト
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    56.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1980年9月15日〜11月24日付

 さてさて、久しぶりの八神純子です。
50万枚オーバーの大ヒットということでは、あの「みずいろの雨」以来という事になるわけですが、
1980年の大ヒット、「パープルタウン」。

 まあ、80年当時を知ってるヒトなら、まず知らないヒトはいないだろうって言うくらいの大ヒット曲なんだけど、
いまいちはっきりしないのが、向こうの曲の「パクリ」なのか、そうじゃないのか? って言うところなんだよね。

 ・・・・ま、現在は、一応は、「パーフルタウン」という単独曲として、作詞、三浦徳子、作曲、八神純子とは認められているんだけど、管理側のヤマハさんがパクリを認めちゃったんで、著作権管理上は「You Oughta Know By Now」と「パープルタウン」の2曲使用扱いになってたりするんだよね。
 その上で、この楽曲を表記する上では、正式には副題として「You Oughta Know By Now」を併記することになってたりする。

でもさ、この曲がパクリだとしたら、南沙織の「17才」、ザ・ぼんちの「恋のぼんちシート」・・その他、昔の「ドロボー歌謡曲」なんかに上がってた、いわいる「パクリ疑惑」がある曲は一体どうなのよ・・・って事になっちゃうわけなんだけどねぇ。。。。。

まあ、著作権法、とりわけ音楽に対しての著作権は「親告罪」なんでね、権利者側が訴えない限りは、罪にはならないんだけどさ。

 個人的にはパクリを認めちゃって「バカ」だな・・・なんては思うんだけどさ。だって、南沙織の「17才」とかさ確信的に、リン・アンダーソンの「ローズガーデン」だよねって似ているところから比べたら、ぱっと聴き、それほど大きくは似てないんだよね。

↓コレ 


たしかに、バックのギターのリフは同じっちゃ同じなんで似てると言われれば似てるよなって感じはするけど。。。
ギターのリフなんか、同じだよな・・・なんて曲は、いくらでもあるんだけどね。。。。って書くと噛みついてくる方が居らっしゃるんだろうね、きっと。

それと、致命的だったのは、両曲がリリースされた時期がほぼ同じだったってことだろうな。 やっぱ、リリースが同じ時期だと、それなりに神経質になってるだろうしな

まあ、この曲を管理してる、ヤマハさんとしても、ゴタゴタにしたくなかったんだろうね。大人の事情ってやつで。


 まあ、そんな結末があったからというわけでもないけど、この曲は、あのいかにも「八神純子」っていう、しなやかで、のびやか(←なんちゅう表現!?)なハイトーンがあまり聴けないんだよね。

 個人的には、最初はあんまり触手が伸びなかったな、この曲は。

 それよか、前にも書いたと思うんだけど、この曲がリリースされた頃、NHK特集で放送していた「パノラマ太陽系」のテーマ曲だった「Mr.ブルー〜私の地球〜」の方が、断然、八神純子らしくて、個人的に絶賛もので気に入っていて、だから新曲がその曲でなくてガッカリしたのを覚えてるなぁ。
 
 でもさ、何度もなんども聴いてるうちに、最終的には、この曲も好きになっていたわけだから、なんだ〜かんだ〜言っても現金なもんだよね。

 たしかに、インパクトは、いつもの八神とは違うんだけど、骨太さっていう点では、この曲は魅せたんではないですかねぇ。八神純子のワイルドな面・・なんて書いたら怒られそうだけど、いつもの八神純子とは、また、違った一面が見られたとも言えますしね。


 もうひとつ、この曲で忘れられないのは、いつぞやの「ザ・ベストテン」での黒柳さんと久米さんの会話

黒柳 「まあ、今日はお衣装もパープルで・・・」

久米 「いや、見方によっては「魚河岸」の帰りのようにも見えますよ・・・」


・・・・久米さんは、八神純子さんはタイプではなかったようで、(爆)  いつも言いたい放題だったよなぁ。





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誘惑スレスレ / 田原俊彦

1982_10_誘惑スレスレ_田原俊彦






今回の1曲セレクトは、「誘惑スレスレ」田原俊彦です。

 まずはデータです。

・タイトル    誘惑スレスレ
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      宮下智
・作曲      網倉一也
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1982年10月15日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   38.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年10月25日〜12月20日付

 今回、持ってきたのは、田原俊彦の「誘惑スレスレ」なんだけど、この間から、書こう書こうと思って、なかなか出せなかったんだよな。

 ・・・っつうのも、この曲は、どう書いたらいいのか、ようわからんのですわ〜。

 ・・・なんて、だんだん、曲が少なくなってきたのに、贅沢も言ってられん・・・と、思ったりして、今回、もってきたんだけどさぁ。。

 うーん、とりあえず、あの「NINJIN娘」っちゅう、それこそ、「何じゃこれ・・・」っていう、世間を「苦笑の渦」に巻き込んだふらふら、次・・・ってことで、一転して、「硬派」路線で攻めてきた・・っていうのは、分かるんだけどね。

 まあ、「硬派路線」と言っても、トシちゃんの場合は、マッチに比べれば、まだ柔らかいもんなんだけど、それでも、久々に、正統的な「DISCO」で攻めてきたあたりは、ファンだけでなく、ある程度一般のヒトも巻き込んだヒットになったんだよね。

 「NINJIN」では、取れなかった1位を、この曲では奪還してたりするし、売上げ枚数も、巻き返したしね。

 ま、考えれば、「NINJIN」で落としておいて、ここで巻き返す・・っていう路線は、ある程度、戦略だったのかもしれないけどさぁ。

 そういう意味では、トシちゃんのマネージメントサイドは、結構、計算して出してきたと思うなぁ。

 うん、ウタは下手だけど、とりあえず、どんな路線も、そつなくこなれた、トシちゃんならではの、毎回、変化をつけた曲をリリースしてきたってところだろうね。

 毎度、書いてるけど、その点、マッチは、野球に例えると、ストレート一本だったからさあ。

 うん、今、振りかえって、印象に残っているのは、トシちゃんの曲の方なんだけどね。


 ただ、この曲だけは、個人的には、よくわかんないんだよねぇ。
「ハッ!としてGood」「NINJIN娘」を作詞した、宮下智女史にしては、めずらしく、まともな歌詞だったりするし、曲の網倉氏にしても、いつもの「刹那」的なメロディではないし。。。

 
 でも、ファンしてみれば、たまらないんだろうね。

 あの

 「愛しているのさ・・・・好きだよ」

って、セリフが入るところは。。。ふらふら


 うん、うしろで「親衛隊」が「キャーーー」って騒ぐところよ。。

 あのころ、親衛隊についてた、女の子たちは、今はどうされているんでしょうねぇ〜・・・って、まあ、いいお年になっているはずだけど・・・。

 きっと、多くの方たちは、 それなりにお年を召されて「韓流」に流れているんだろうなぁ。
ミーハー癖は、そうそう治るもんではないからさぁ。。




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風立ちぬ / 松田聖子

1981_10_風立ちぬ_松田聖子






今回の1曲セレクトは、「風立ちぬ」松田聖子です。

 まずはデータです。

・タイトル    風立ちぬ
・アーティスト  松田聖子
・作詞      松本隆
・作曲      大滝詠一
・編曲      多羅尾伴内
・リリース日   1981年10月7日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   51.9万枚 
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1981年10月19日〜12月14日付
・タイアップ:江崎グリコ「ポッキー」CM曲


 今回の1曲セレクトは、松田聖子で行こう!・・・と最初から考えていたの。この間、中森明菜も書いたしね。
 ただ、引っ張ってきた「風立ちぬ」で行こうか、それとも82年の「野ばらのエチュード」で行こうか・・・チョット迷った。

 うん、どっちでもよかったんだよね。ヒット時期は被ってるし。どっちも「ポッキー」のCM曲だったし・・・(←選ぶ基準にならないか・・)

 でも、このところ、82年の曲は、結構書いてるので、今回は81年の「風立ちぬ」を持ってきましたわ。

 この曲は、ヒットしてる時期に初めて自分で買ったシングルかもしれない・・。あ、チャゲアスの「万里の河」の方が先だったかな。

 でも、今、家にある音源としては、かなーり古い音源ですね。一緒に田原俊彦の「グットラックLOVE」も買ったんだ。計1400円。
 あのころの、シングル1枚、700円はきつかったよなぁ。何分、小学生だったし・・・。34年前の700円だからねぇ。今の貨幣価値にしても、今のシングル以上の感覚があったと思う。
 当時、ワタシのこづかい、確か500円だったよ、一月。だから、本来はレコードなんて買えなかったんだけど、なんかで「特別ボーナス」もらったんだね。・・・で、なきゃ、1度に2枚のシングルなんて買えなかったよ。

 その代わり、大事に聴いてたよなぁ、1枚1枚を。ある種の宝物だったもんね、当時のレコードって。
 この感覚って、だんだん薄くなってきたきがするなぁ。CDになってコンパクトになったのはいいけど、「宝物」っていう感覚はなくなったし、ましてや「DL」なんかになっちゃうと、余計だわね。

 なんか、その辺が、消費社会に組み込まれて、音楽業界もどんどん「ビジネス化」してってるんだとは思うけど・・・。
 なんて、堅い話は、今回は抜きにして・・・。


 ヒットした時に買ったんだけど、実は、当時はあんまり好きじゃなかったんだよね、この曲。
 B面の「Look at me」がよくてさ、買ったようなものだったかなぁ。
資生堂「エクボ」のCMで使われてた曲。

 ♪ Look at me 私を見つめて 息もとまるくらいに〜 ♪

って曲、覚えてないですかねぇ。

 うーん、なんか当時は、A面目的でなくて、B面目的で買ってたレコードも結構あったかも。

まっちの「ギンギラギンにさりげなく」もB面が、ハウス「ロッカッキー」(懐かしいね)のCM曲で、それ目的で買った気がする。


「風立ちぬ」はさ、声が最悪なんだよね。このころ松田聖子って、ノドにポリープが出来て、声が出なくなってたじゃん。その最盛期でのレコーディングだったもんだから、まあ、兎に角、ひどい声なんですわ。

 たしかに、これがあったからこそ、後の、独特の甘いハスキー声な松田聖子が生まれたと思うんだけどね。
でも、それまでの透き通ったカナリーボイスは影を秘めることになるんだけど。。。

 それと、どうも、松田聖子と大滝詠一大先生の作り出す世界観が、イマイチ、フィットしてなかったような気もするんだよね、個人的に。

 大滝詠一氏を起用したのも、同じCBSソニーだったことと、この年のアルバム「ロングバケーション」の大ヒットで、大滝氏がノリにのってたこと、それと、作詞、松本隆氏の旧友(なにせ、元はっぴいえんど ですから)ってこともあって、ある意味、必然だったのかもしれないけど・・・。

 難しい曲なんだよね。大滝氏も自らいってたもんねぇ、「難しい曲作っちゃった」・・・って。
 だから最初は歌いがらなかった・・・ってふらふら

 まあ、どっから聴いても、フィルスペクターの音の壁サウンドだし、イントロ聴いただけでも、大滝氏だ・・・ってすぐにわかる曲調なんだけど・・・。

 でも、とりあえずは、出だしの

 ♪風たちぬ〜 いまぁわぁ 秋 今日から私は こころの旅人〜 ♪

の「いまぁわぁ」の声質が好きなんですよね。いやいや、だから、わざと変な書き方しちゃったんだけどさ。

 この部分がなかったら、あとは、どうでもいいかな・・・って、感じがしたなぁ。っていうか、この部分だけでレコード買ったっていっても過言じゃないかも・・・。あせあせ

 ただ、この曲聴くと、秋が来たよなぁ・・・っていうイメージはあるなぁ。この「風立ちぬ」を聴くと、紅葉で真っ赤や黄色、オレンジに染まった山のイメージを思い浮かべるな。

 実はさ、小学校5〜6年の時に1日おきに書かされてた「日記帳」が未だに残ってるんだ。
 ワタシ、ほんとに物もちいいわな、自分でも感心する・・・というか、断捨離が下手・・・っていうか・・・。

 その昭和56年(1981年)10月25日(日)の日記に、この曲を聴きながら、紅葉を見に「裏磐梯」へドライブへ行く・・・。なんてことが書いてある。
 丁度、紅葉の真っ盛りで、あの時の光景が、この曲聴くと浮かんでくるわけなんだよね。

 たださ、「標高が上がるにつれ雨が雪に変わってきた。峠(土湯峠 裏磐梯から福島市に至る峠 標高1272m)の積雪は2cm。チェーンが必要」って書いてある。。。

 あの頃・・・っていうか、34年前のことなんだけど、今ごろは、もう紅葉を通り越して冬支度だったんだねぇ。

 でも、今年は雪は、今のところ北海道までだよね。

 それ考えると、地球温暖化は、絶対にすするんでるよな・・・と実感しちゃうわねぇ。


 うん、書いて「今」を残すって事は、後々、大事なことですね。こう見ると。



この曲って言ったら、イメージは、この動画のような感じなんだよね。


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