今回の1曲セレクトは「ボヘミアン」葛城ユキです。
まずはデータだっぺ
・タイトル ボヘミアン
・アーティスト 葛城ユキ
・作詞 飛鳥涼
・作曲 井上大輔
・編曲 井上大輔
・リリース日 1983年5月21日
・発売元 ラジオシティ
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 41.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1983年8月15日〜10月17日付
・タイアップ:毎日放送ドラマ「赤い足音」主題歌
ヒット曲はインパクト、インパクトってずっと書き続けてきたけど、この「インパクト」という点では、この曲の右に出る曲って、今までを見てきてもそうそうはなかったんではないかなぁ。
ボヘミアン 葛城ユキ
・・・と聞いて、知ってるヒトだったら、あの「ダミゴエ」で叫ぶ
♪ ボヘミ゛ア゛〜〜ン ♪
というフレーズがいやがおうにも耳を付いてくるでしょ。
はっきり言って、この曲は、もうね、この出だしの
♪ ボヘミ゛ア゛〜〜ン ♪
だけで、おもわず「OK」といいたくなるんですよねぇ。ここだけで、引き込まれるもんね。
そのほかは「つけたし」といっては失礼だけど、それほど大きなショックなフレーズはないでしょ?
まあ、一つのフレーズがとんでもなくインパクトがある・・・・これこそが「シングル」だと思うんだなぁ。シングルはやっぱり尖がってなんぼの世界でしょ。
そういうところから見ると、この曲なんかは「シングル」だよなぁと思うわけですね。
いやこのころの曲は、ヒットしている曲は、だいたい尖がってる曲が多かった。特に1983年って、ニューミュージック界はあらたなニューウェーブ系ナアーティストが台頭してきた頃で
、それこそ尖がった曲が多かったんだよね。
ま、そのなかでもこの曲は、突出してたよなぁ。
だけどさ、ヒトって変われば変わるもんだよね。葛城ユキっていうヒト、もともとは「木曾は山の中」なんていう、ポプコン系のフォークソングを歌ってたんですよ。
それが、この曲のころは、すっかり「ロック」だもんね。邦楽界では女性ソロロッカーとしては、はしりのような存在だもんね。でも、結果的にはその方向性がよかったんだろうね。もともと、このヒトの声は軟派なフォークというより、どこまでもロックだもんね。
たださ、あまりにも濃い牛乳は飲みづらい・・というところで、この曲以外はヒットしなかったのも、まあ、致し方ないかな・・と
だいたい、毎日ずっと、このヒトの声聴いてたら、逆に息苦しいですもんね(失礼)
それと、この曲は、もともとドラマの主題歌だったのは、意外と知られていない事実かなぁ?
毎日放送(TBS)系ドラマ「赤い足音」っていうドラマの主題歌。・・・っていっても、ほとんどのヒトはピンと来ないよね。
だいたい、書いてる本人もピンと来ていないし・・・(^^;;;
ちょっと調べたら、1983年6月から1ヶ月間水曜日夜10時〜「水曜の女シリーズ」っていうドラマ枠で放送していたドラマだったようです。
・・・・とかいててもピンと来ない私。。。
まあ、そういうタイアップの関係もヒットの要因だったとも、たしかに言えるかもしれないですけどね。
当時は、今ほどタイアップ力は大きくなかった・・とは言えども、1983年はタイアップ曲が強かったから。。。
肉食系女子・・・なんて叫ばれて久しい現代だけど、こと、ヒット曲界では、このヒトのようなダミゴエで叫ぶ、猛獣系・・・・失礼・・・肉食系のアーティストって、ほとんど居なくなっちゃいましたね。それだけに淋しい。
ブリッ子のアイドルのようなベイビーボイスだけが女性アーティストぢゃないのよ。
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