
今日の1曲セレクトは、「タッチ」岩崎良美です。
まずはデータから
・タイトル タッチ
・アーティスト 岩崎良美
・作詞 康珍化
・作曲 芹澤廣明
・編曲 芹澤廣明
・リリース日 1985年3月21日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 12位
・売上げ枚数 24.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位
・タイアップ フジテレビ系アニメ「タッチ」主題歌
この時期、この曲選ぶのはちょっとベタ過ぎるかな・・・とも一瞬思ったんだけどね。
まあ、それでも、映画も予想外にヒットしているみたいでし、丁度いい機会かなと思い、引っ張って来て見ました。
正直言うと、岩崎良美バージョン、85年3月にリリースされ、この時期はすでにセールス自体は下火になってたんだよね。
ただ、最高ランク12位、24.7万枚というのは、岩崎良美にとっては、最高セールスなんだよねぇ。
まあ、ほとんど、アニメの力でここまで売れたと思えるわけで・・、果たして本人の心境は、いかばかりか・・といつも思うね。
正直、この曲は、岩崎良美の曲の中では、決して出来のいい曲とはいえないと思うものね。
もっと、フレンチポップスのアンニュイな曲の方が、本人にとっては似合うとは思うんだけどね。 なにより、♪タッチ、タッチ そこにタッチ♪っていう詞は、ちょっと下品だよね。(失礼)
まあ、これも宿命なんだろうねぇ・・・。
それはさておき、だれでも、この曲を聴けば、一瞬にしてあの頃の自分にもどれるって曲がありますよね。
これは、この間もちょろっと書きましたが、私にとっては、この曲を聴くと、一瞬にして頭の中は、85年の今頃にタイムスリップする・・・そんな感じがするなぁ。
もちろん、実際にはそんなことないんだけど、情景、空気の匂いまでが85年のあの頃・・に戻るような感じかな・・。
キーワードとしては、高校1年生、おニャン子クラブ、部活・・・・そんな空気が甦るね。
この曲はもちろん、アニメ「タッチ」の主題歌だけど、「タッチ」と「おニャン子クラブ」って俺たち、1969年生まれの者にとっては、高校時代を象徴するアイテムだなぁ。
・・・というのも、どちらとも1985年4月にはじまり、1987年に終了してるんだ。
つまり、俺たちが高校に入学すると同時にスタートし、高校3年のときに終了してるわけなんですよね。だから、この2つと俺たちの高校時代の思い出がダブるってかんじなんだよね。
「青春」の2文字が浮かんでくるなぁ。。。
ちなみに、岩崎良美の「タッチ」自体は、さっきも書いたように、9月の時点では、すでにセールスとしては、下火になっていたけど、印象としては、今頃から一般に受け入れられてきたって感じがするのね。
それは、やっぱりアニメとオーバーラップしてくるんじやないかなぁ。「タッチ」は、この時期から視聴率20%を切ったことなかったからねぇ。 で、ヒトツの山場は、やっぱり「一也」が死ぬところでしょ・・。たしか今頃は、その始めのヤマ場に向かってきたところだったと思うな。
なんか、その盛り上がりと、曲の盛り上がりがシンクロしていたように思えるんだよね。
だから、この曲に関しては、必ずしも、オリコンランク=ヒット度って感じではなかったように思うね。
ちなみに、タッチは、アニメでは3回映画になってるけど、86年の「背番号のないエース」では、ラフ&レディ、87年の「君が通り過ぎたあとに」では、THE ALFEEがそれぞれ、主題歌を担当しておりました。覚えてますか〜。
で、今回、実写版とはいえ、4回目の映画化というわけですね。今回、主題歌はYUKIということだけどね、どうなんでしょうね、映画にはあってるでしょうか?
どうも、実写版は見る気になんない私なんだよね。 やっぱ、これはアニメに限ると思うんだど・・。
それと、ユンナが、岩崎良美の「タッチ」をカバーしてるけど、うーん、こっちもちょっとね・・・
イントロをふくめ出だしは良いと思うんですよ。 ただ、ちょっと、マジメすぎるかな? このコの特徴でもあるんたけど、どうも、この曲に関しては、から回りって感じがするな。 やっぱし、オリジナルの印象が強いからね。私たちの世代には・・。
それと、音がね〜、軽い気がするんだよね。オリジナルは、もっとGSっぽかったじゃん。あれはあれ、今は今というのも良いと思うんだけど、ちょっとイメージが違うかなと思いましたわ。
なにより、メロディの音が若干違うのね。 まあ、クラシックではないから、その辺の解釈は自由なんだけど、やっぱし、違和感があるよなぁ・・。
※2005年9月に書いたものの再掲載です。