今回の1曲セレクトは、「夏の日の1993」classです。
まずはデータです。
・タイトル 夏の日の1993
・アーティスト class
・作詞 松本一起
・作曲 佐藤健
・編曲 十川知司
・リリース日 1993年4月21日
・発売元 アポロン
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 115.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1993年7月26日〜9月27日
・タイアップ:テレビ朝日系「君といつまでも」オープニング曲
長年、着メロ、着うたなどの音楽配信の選曲編成やってると、どういう曲をどのタイミングでリリースすれば、どの程度の反響があって、どの程度のDL数が見込めるか・・・っていうのって分ってくるもんなんだよね。
まあ、この辺の感覚って、レコードとかCDのバイヤーさんをやられている方は分ると思うんだけどさ。うん、多分、全く同じ感覚だとおもいますよ。
たしかにそのためにマーケティングデータっていうのを逐一分析することも仕事のうちなんだけど、それプラス、ある種の「カン」みたいなところって言うのもあるよね。ある種の「音楽的なセンス」っていうのかなぁ。
「あ、これ来るよね」っていう直感的なヒラメキっていうのかなぁ。これは、数字では計れないもんですよ。
でもさ、それでも、その「カン」が外れることっていうのもあるよなぁ。
大抵は「マイナス」の方に外れるんだけど、時々プラスの方に外れることもあるんだよね。
今日引っ張ってきた、classの「夏の日の1993」。
これさ、未だに人気あるんだ。特に今の20代中盤〜後半のコにとっては、「ウワー懐かしい!」っていう好意的な反応を結構いただくんだよね。
これって、ワタシの感覚からすると、「え? そうなの?」って感じなんだけどさ。
うん、ワタシからすると、かなり「プラス」方向に外れた曲っていうのかなぁ。
たしかに、この曲、当時ロングヒットしたもんなぁ。「1993年の夏」っていったら、やっぱし、この曲は外せない大ヒットだろうしなぁ、ロングヒットしたってことは、それだけ多くの方が頻繁に耳にしていたってことでもあるわけで、やっぱしねそういう曲は時代を越えても耳に残っているもんなんだよね。
たださ、上で、ワタシ的に「え? そうなの?」って書いたのは、当時からして、この曲あんまり「ピン」と来てなかったせいもあるかもなぁ。
うん、確かにいい曲だったんですよ。それは、感じてたんだけど、どうも、もう一つ「インパクト」は感じなかったって言うのかなぁ。いまひとつハッキリしなかったっていうイメージが強いんだよね。
以前から書いているように、個人的にはやっぱし、ドロクサイ曲が好きだからさぁ。あの当時でいえば、THE BOOMの「島唄」の方が数倍好きだったんだよね。
ただね、世間ではそうではなかったんだね。すでにJ-POPっていう言葉も完全に浸透していた時代だし、すでにドロクサイ曲は一時代前の産物だったんだよね、一般的にはさ。
だとしたら、やっぱしね、この曲のように、クセの無い曲に支持が行くのは当たり前だったんだよなぁ・・きっと。
うーん、今から考えると、個人的な時代からの乖離っていのうは、始まってたのかなぁ・・とか思ったりして。。。
ちなみに、この曲をテレビで聴いたのは、おそらく当時、フジテレビ系の水曜、夜22時〜23時で放送していた、「MJ(ミュージックジャーナル)」でのみだったと思うな。
ただ、テレビでどうだったとかほとんど記憶にないんだなぁ。後ろはカラオケだったと思うし、あんまり代わり映えがなかったような・・・。
「MJ」は、また、知ってる人は知ってると思うけど、古館伊知郎が司会してた、要は夜ヒットの後追いのような番組だったよね。夜ヒットにちょこっと情報系を入れたような。
いずれにしても、このころからテレビで当時のヒット曲を聴くってことは、かなり少なくなってたことは確か。
だから、CD音源だけの世界が、その曲の世界のすべて・・っていうか、すべてのイメージっていう感じだったから、CD聴いた時点で、いいか悪いか・・・っていう判断をすることになっちゃってたんだよね。
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