かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

NOW

2015年年間チャート発表!!

 2016年も明けて10日余り経とうとしているのに、今頃2015年の年間チャートの解説ということで、大変申し訳ないですが、いつもながら、ようやく重い腰を上げて昨年1年間のチャート傾向をまとめてみました。

えー、対象ランキングは、ワタクシが毎週独自で集計しております、「THE HITCHART HOT30」( http://www.kajiyan-net.jp/ )  の2015年1月1日〜12月31日付ランキングのトータルポイントを集計したものとなります。

で、昨年1年間でランキング入りした楽曲の総数は1488曲。これは過去40年間で最高。一昨年、2014年のランクイン曲総数が1358曲だったので、100曲以上もランクイン曲数は増加した事になります。
これは、相対的には、1曲あたりのトータルポイントの平均は減少しており、さらにヒット規模は、小さくなっているということを示しています。

ただ、すべての曲がトータルポイントが昨年に比べ減少しているかというと、そうではなく、年間トップ10内の曲、特にベスト3は、2014年の年間ベスト3よりも得点を伸ばしてきており、一部の曲では、ヒット規模は、2014年を上回ってきているという結果になっています。

特に、年間1位の西野カナの「トリセツ」のトータルポイントは8万点を越えてきており、年間トータルポイントが最低で1位となった、2014年の「レット・イット・ゴー」を1万点近く上回ってきています。

「トリセツ」は、9/10付で53位初登場。翌週20位に急上昇し、さらに翌週1位を獲得。3週連続で1位を獲得しました。ベストテン内には7週連続ランクイン。一度はベストテン外にダウンしたものの、11/26付にはベストテン内に再登場という。最近の曲としては息の長いチャートアクションを展開しています。

 これらロングヒットとなって居る最大の要因は、兎に角ネット配信が強い事。これは、最近の西野カナの最大の強みとなっていますね。

 下図に、「トリセツ」の各要素のランキング推移を示してみました。

トリセツランキング推移


















上記のようにネット配信のいわいる販売系チャートが強いことは一目瞭然ですが、それだけではなく、その他、有線、ラジオチャートのいわいるメディア系チャートでも、ネット配信に引っ張られた形で強さを発揮してきており、そのため、週ごとのポイントが伸びてきた事が、結果的に総合的なポイントの伸びに繋がってきています。

 2014年間チャート解説でも、西野カナの「Darling」で同じような解説を行ったんだけど、「Darling」以来、西野カナの楽曲は、ある一部の要素で強いというわけではなく、「総合的」な強さを発揮してきており、「トリセツ」にも、さらには、年間3位にランクした「もしも運命の人がいるのなら」も同様な強さを発揮したと言う事が言えますね。



さて、年間2位には、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」がランク。
これには、びっくり・・・っていう方も、もしかして多いのでは?  なんせ、この曲、昨年2015年リリースの曲ではなく、一昨年2014年6月リリースの曲なわけですから。。。
 なのに、なぜ2015年の年間2位なのか・・・・・と言う事なんですが、この曲、兎に角、「超」がつくほどのロングヒットを続けている・・という結果がこのランクと言う訳ですね。
 2014年リリースの曲なのに、昨年1年間でランクインしたのが50週。 11/26付にランクからこぼれた以外はすべの週でランクイン。 2014年の7/3付で初登場して以来、73週もランクインを続けているという、ワタクシのランキングでも稀に見るロングランクインとなっています。

その最大の要因が、兎に角ネット配信で稀に見るほどの強さを見せている事。これは、1週間でとてつもないダウンロード数を示しているという訳ではなく、コツコツと、毎週毎週地道にダウンロードを重ねており、その人気が一向に下がらない・・・と言う事が最大のポイントですね。

下図に、「R.Y.U.S.E.I.」のネット配信の、初登場以来のチャートアクションを示しました。 
RYUSEI_配信ランキング推移














 上記のとおり、週間チャートでは最高1位を記録しているものの、1位を記録したのは、初登場の2014年7/10付と、2015年4/23付の、2週のみで、その間、ランクの浮き沈みジクザクの動きを繰り返しているものの、一向に30位を下回る気配を見せていません。ジワリジワリと人気を保ち続けているんですよね。
 チリも積もれば山となる・・・ということわざ通り、この間、ジワリジワリと人気を集めた結果が、2015年の年間2位に結びついた・・・と言う動きを見せています。
 つまり、これは「固定ファン」だけに受けているという動きではなく、徐々に「浮動票」、いわいるライトユーザーな人たちの人気を取り込んでいっているという結果でもあるんですよね。 こういう曲は「ヒット」という意味では、本当のヒットと言えるわけなんですよね。


 このように、年間上位にランクされた曲は、ネット配信でロングヒットを得た曲が多いというのが、今年の年間チャートの最大の特徴ですね。
 この傾向は、一昨年2014年から目立ってきては居たんだけど、昨年2015年はさらに顕著になってきましたねぇ。
 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEは、上記の「R.Y.U.S.E.I.」の他、「Unfair World」、「Summer Madness」も上位にランクさせて来ています。また、昨年ブレイクし、年間7位にランクインさせたUNION SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」にしても、ネット配信でのロングヒットが、ここまで得点を伸ばした大きな要因となっています。

 まあ、これは、2014年の年間チャート総評でも書いた事なんだけど、「ヒット」を左右する要因として、販売系では、パッケージ(CD)の影響はさらに小さくなってきており、逆にネット配信の影響がさらに強まってきたといえる1年だったも言えますね。
 簡単に言えば、「CD」は、コアなファンが購入するアイテムであり、ネット配信がそれを補完する「浮動票」(ライトユーザー)が購入するアイテムという図式がさらに強まってきたという事ですね。
 さらに言えば、昨年は、ネット配信もサブスクリプション(定額制)が本格的に開始されたという事で、ネット配信だけでも、コアなファンが購入する⇒ダウンロード型、浮動票(ライトユーザー)が聴く⇒サブスクリプションという感じで、棲み分けがされ始めてきており、今後は、パッケージはさらに「コア」なファンのためだけのアイテムにな縮小されて行く思われます。ゆえに、トータルな「ヒット」という面では、さらに影響力は少なくなって行くでしょうね。

 ただ、ネット配信で超ロングヒット曲が多くなったというところだけど、内容的に見ると、上記の「R.Y.U.S.E.I.」もそうだけど、「2015年」リリースではない曲が、年間の上位にランクインしてきたというのも今年の大きな特徴だと思いますね。
 ランキング的には、年間9位のSEKAI NO OWARI「Dragon Night」、年間27位の秦基博「ひまわりの約束」、年間40位の西野カナ「Darling」は、全て2014年リリースの曲。しかも2014年の年末ではなく、夏〜秋にかけてリリースされた曲が2015年にもロングヒットさせ、年間でこの位置にランクさせて来ています。

ちなみに、先日、1976年〜2015年まで40年間をトータルした「40年間ランキング」を発表しましたが、チャートにランクインした週数をカウントした、ランクイン週数ランキングのうち、上位10曲を下表に抜きだして見ました。

ランクイン週数ランキング











ランクのうち「黄色」で塗りつぶした曲は、2014年以前にリリースされランクインしてきた曲ではあるけれど、昨年2015年に長躯ランクインさせ、ランクイン週数の上位に進出してきた曲となります。
実に上位10曲中、5曲が昨年2015年に長躯ランクインさせている曲になって居ます。
 ランクイン週数ランキングでは、90年代来、ヒット期間の短縮傾向が年々強まってきて居たために、92年の
高山厳「心凍らせて」が20年以上、ランクイン週数ではトップを保ってきましたが、ついに昨年2015年末までに山下達郎「クリスマスイブ」と、SEKAI NO OWARI「RPG」に並ばれてきてしまっています。

 まあ、山下達郎「クリスマスイブ」は、なんせ30年もの長い期間をかけてのこの数字なので、「いつかは・・・」ということが以前から予測出来てはいましたが、SEKAI NO WARI「RPG」は全く予測出来ませんでしたね。
 加えて、件の三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、「R.Y.U.S.E.I.」もすぐそこを追いかけてきているという状況で、もしかしたら上3曲を抜く日も近いかもしれません。
(ちなみに、2016年1/14付ランキングでは、「クリスマスイブ」も、「R.Y.U.S.E.I.」もまだランクインしています)

これらの楽曲で共通しているのは、いずれも「演歌」ではなく「ポップス」と言う点。超ロングヒットと言う傾向は、昔・・・いやいや、少なくともここ数年前までは、「演歌」の専売特許みたいなところがあり、ポップス系は超ロングヒットは難しい・・・というのが通説でしした。ただ、今回のランクイン週数の上位の傾向を見る限りでは「ポップス」でも、超ロングヒットになりうる時代になったという事が充分分かりましたね。
 
 その傾向の一番の要因が、やはりネット配信と言う事ですわ。ネット配信の世界では、より多くのヒト達に支持される曲は、リリース年を問わず、長躯ヒットさせることが可能・・・っていうことを、この傾向は示しているんじゃないかなぁ。
 ・・・ということは、今後も、このような超ロングヒットとなる楽曲が出てくる可能性はあるだろうし、いやいや必ず出てくるでしょうね。

 だけれども、「過去」にリリースされた曲ばかりではなく、2016年ならば、2016年にリリースされた楽曲の中でこのようなロングヒットが多く出てきて欲しい・・・っていうのはありますね。

ただ、昨年の傾向を見る限りでは、一時期の「CDは売れない」、ヒット期間も短縮・・・と言うどうしようもない負のスパイラルな時期は、「ヒット」と言う点においては、脱出しつつあるのかな・・・っていう明るい兆しが見えてきたんじゃないかなぁ。
 この良くなってきた状況下で、今年もたくさんのヒット曲が出てきて欲しい。ただし、いつも書いてるように、「安い、早い・・・」の吉野家の牛丼みたいな曲ではなく、充分に練りこまれ、より多くのヒトに「いいね!」と感じてもらえる様な楽曲が出てきて欲しいですね。
もう、その曲が好きなヒトだけに支持されるというニッチに支持される時代は終わってきています。今後はより多くのヒトに支持される曲を期待したいですね。

今だから /松任谷由実 小田和正 財津和夫

1985_06_今だから_松任谷由実 財津和夫 小田和正






今回の1曲セレクトは、「今だから」松任谷由実 小田和正 財津和夫です。

 まずはデータです。

・タイトル   今だから
・アーティスト 松任谷由実 小田和正 財津和夫
・作詞     松任谷由実 小田和正 財津和夫
・作曲     松任谷由実 小田和正 財津和夫
・編曲     坂本龍一
・リリース日  1985年6月1日
・発売元  東芝EMI ファンハウス
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  36.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1985年6月17日〜8月5日付
・タイアップ:ALL TOGETHER NOWテーマソング

 今でこそライブに頻繁に行くようになったワタシだけど、でも、ライブに行くようになったのって、意外と最近なんだよね。
 某C社に入って、野外フェスに誘われてからかなぁ。まあ、C社では仕事柄、付き合いでライブに行くっていうのも結構あったからねぇ。
 だから、30過ぎてからなんだよね、ライブに行くようになったのは。これが。。

 うーん、意外だったかなぁ。

 でも、もちろん、高校の頃から、ずっと行きたい行きたい・・とは思ってたのよ、ライブにはさあ。 まあ、そこは、腰が重たいワタシの事だから、行きたい行きたい・・とは思ってても、なかなか、行動に移せなかったのもあるな。
 いや、あの頃にインターネットっていう便利なものがあったら、行動できたかもしれない。あの当時は、わざわざ「ぴあ」の店頭までいってチケット買わなゃいけんかったからなぁ。

 そんな、腰の重いワタシが一度だけ、行動に移したことがある。

 それが、1985年6月に行われた、「ALL TOGETHER NOW」っていう当時のビッグイベント。

 うん、詳しく書くと、1985年6月15日・・・っていうから、あれから、ちょうど30年経つんだよなぁ。国立競技場で行われた、当時のニューミュージック、ロックの超ビッグネームが一同に介して行ったライブイベントだよね。

 吉田拓郎氏が総合司会って形で仕切り、南こうせつ、さだまさし、オフコース、チューリップ、武田鉄矢、アン・ルイス、イルカ、後藤次利、高中正義、高橋幸宏、加藤和彦っていうサディスティックミカバンドの面々、もちろん、松任谷由実、坂本龍一、細野晴臣といえば、Y.M.O・・・・といった70年代組。
 佐野元春、サザンオールスターズ、山下久美子、白井貴子、ラッツ&スターといった80年代組
 前座が、チェッカーズ、バックコーラスに渡辺美里

 一番の目玉が、大滝詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂・・といったら、はっぴいえんど 

・・・・なんていう、空前絶後の超豪華メンバーを一同に介したライブでしたわ。

 いや、これが見たくてねぇ。。

 でも、このイベントを知るのが遅くてさぁ、すでにチケットは完売だったよな、たしか。

 で、しょうがなく、オリコンウイークリーの「掲示板」コーナーにあった、チケット売りますに応募したんだっけ。

 で、あえなく撃沈したわけさwww

これ学校サボッてでも絶対行きたいと思ってたのに、これが悔しくてねぇ・・・。いや、いまでも悔しいよなぁ、思い出すと。 日本のロック&ニューミュージック界にとっての歴史的現場に居られなかったっていうのはさあ。

この間も「東京ららばい」の時に書いたんだけども、松本隆作詞生活45周年記念コンサートのチケット取得にゃ撃沈してしまったワタシですが、昔、同じように、超巨匠たちが一堂に冠した記念ライブのチケット取得に失敗のと同じですわ。

 どうも、日本の音楽シーンの「歴史的現場」には悉く縁がないワタシですわ。。。。


 で、今日引っ張ってきたのが、その「ALL TOGETHER NOW」のテーマソングだった、「今だから」。

 歌は、もちろん、このイベントに出演していた、松任谷由実、小田和正、財津和夫の3人。 アレンジが坂本龍一氏っていう、これまた、超豪華な布陣だったよなぁ。

 でもさ、「ALL TOGETHER NOW」に参加できなかった悔しさからか、正直、当時から、この曲ってほとんど聴いてなかったんだよなぁ。
 うん、音源すら持っていない。 当時、オリコンで2週連続の1位、売上げ36万枚もあった、この曲なのにさあ。

 まあ、イベントに参加できなかった悔しさだけでなく、どうも、この曲がイマイチわかんなかったからもある。わかんなかった・・というより、刺さらなかった・・って言うほうがいいかなぁ。

 どうもねぇ、この曲スマート過ぎるんだよね。曲調からしてもサウンドからしても。
 今聴けば、ああ、いかにも85年だよね・・・っていうスマートさなんだけどさ。 ひと言で言えば「都会的」なスマートさっていうのかなぁ、機能的っていうのかなぁ・・。

 まあ、ともかく、「ダサダサ」でイモな曲が好きだったワタシには、まったく刺さらなかったっていうのが、本音なんだよなぁ。
 ちょうど、当時、逆に時代を遡って聴き始めてた頃でさあ、当時のワタシとしては70年代初頭〜中盤の音が「ナウ」なったんだよね。




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