かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

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【キニナル曲】タイムマシン / SEKAI NO OWARI


202403_タイムマシン_SEKAI NO OWARI



・タイトル   タイムマシン
・アーティスト SEKAI NO OWARI
・作詞     Fukase
・作曲     Saori
・編曲     
SEKAI NO OWARI
・リリース日  2024年3月13日
・発売元    ユニバーサル
・タイアップ: Netflix映画「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」主題歌
アルバム「Nautilus」より

めちゃくちゃ好みの傾向の曲という訳ではないんだけども、ここんところ、引っかかってくるんだよな。この曲。
サビの ♪ タイムマシンに乗って チックタック チックタック〜 ♪ って部分。
そもそも、タイムマシンにのって、チックタック〜 ってどういうシチュエーションなの? 
我々世代としては、タイムマインっていうとどうしてもドラえもんの「タイムマイン」を想像してしまう。 

でもあれは、チックタックチックタックなんて、振り子時計を逆回転するようには時間を遡らないぞ・・なんてね。。
そんな余計な詮索をさせるぐらい、なんか妙に引っかかるのよ、この曲。
曲想はセカオワらしい、心温まるメルヘンチックな童謡・童話な二次元的な世界。
セカオワとしては既定路線って感じですよね。

これはこれでいいと思うんだけども、個人的には、一昨年の「Habit」のような攻めてるセカオワのほうが、最近は面白いなとは思う。 一回り回って、原点回帰ってというところでしょうかね。




【キニナル曲】SOS / SEKAI NO OWARI

2015_10_SOS_SEKAI NO OWARI










・タイトル    SOS
・アーティスト  SEKAI NO OWARI
・作詞      Saori
・作曲      Fukase
・編曲      SEKAI NO OWARI Ken Thomas
・英語詞     Nelson Babin-Coy
・リリース日   2015年9月25日
・発売元     トイズファクトリー
・タイアップ:映画「 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」主題歌

 さてと、セカオワの新曲は、先月の「ANTI-HERO」に続いて2カ月連続という事になる分けたけど、まあ、タイアップ映画の「進撃の巨人」が2カ月連続公開という事で、必然的なリリースだったわけだわね。

 しかし、パッと聴き、この曲のどこにセカオワが居るのだ? っていうのが、最初の感想だなぁ。
前曲「ANTI-HERO」もこれまでのセカオワのファンジーなヒットストリーム路線からすると180度異なる曲調だったわけだけども、Fukaseのボーカルから、セカオワという認識はできた。

しかしですよ・・・。この曲に関しては、どこにセカオワがいるのか、最後まで分かんなかった。Fukaseのボーカル、最後までファルセットなんだよな。
 しかも、前曲のジャジーな雰囲気も、それ以前のファンタジーの路線とも、全く違う。 はっきり言って、これは、これまでの、いわいる「邦楽」的な音楽ぢゃないんだよね。だから、「○○風」とひとくくりでは言えないよなぁ。

全体的に絶望感と廃墟感が漂うイメージは、映画にシンクロしているものなんだろう。だから、言ってみれば、映画のサウンドトラックの中の1曲って言う感じなんだろうな。この1曲だけでは、全ては語れない・・・っていうような。
メロディラインにしても、この曲だけで完結しているような作りとはなっていないし。


ただ、どこまで行っても、この曲は邦楽的ではないんだよね。完全に洋楽的なメロディであり、サウンドなんだよね。
映画を見たわけではないので、ハッキリとは言えないけど、恐らく映画のクオリティもこれまでの邦画の枠を超えたもんなんだろう。
 だってさ、最初に書いたように、「SEKAI NO OWARI」っていうクレジットが書いてなかったら、完全に、洋楽と間違えるよ。向こうのアーティストが歌ってんだろう・・・と。

 たしか前曲の「ANTI-HIRO」の時も書いたと思うけど、昔、日本のロックは、あくまで洋楽を目指していたところがあった。でも、その溝は果てしなくでかかったんですよ。
 でも、こうして、こういう曲を聴くと、もう、そんな溝は完全に埋まってるんだな・・・と感じずには居られないな。

ただ、全編英語詞っていうのは、どうなんだろう? とは思う。

・・なんて書くと、海外マーケットも見据えてるんだよ・・・なんて反論が来そうだけど、個人的には、だからと言って英語で媚びることはないんじゃないかなぁ・・とも思うんだよな。
 海外マーケットを見据えるからと言って日本人は日本人なんだし、ここは日本語の歌詞で勝負して欲しいと思うのよ。
 海外進出をするうえで、最終的に成功と言えるのは、日本語歌詞の曲で、向こうのオーディエンスに受け入れられることなんだよね。
 それに、海外マーケットの前に、まずは日本のマーケットも、もっと大事にすべきだと思うしさぁ。 
まあ、最近の若いコは、ウチラの世代に比べても英語詞アレルギーっていうのも少なくなっているのかもしれないし、だから、全編英語詞でも抵抗はないのかもしれないけど、それでも、まだまだ日本語詞というのが、日本のオーティエンスに幅広く刺さることは間違いないわけだしな。

ま、今回は映画の主題歌と言う事で、そのイメージの方が先行だということで、これはこれでいいのかもしれないけど・・・。

 だから、セカオワにとって本当の勝負は、次作になるだろうね。今後のセカオワを占うためにもさ。


ちなみに、C/Wの「プレゼント」は、NHK全国合唱コンクール中学生の部の課題曲。
こちらは、これまでのセカオワワールドいっぱいの曲なんで、CDで、続けて聴くと「ほっ」と出来るかも。。。
それにしても、ここ10年程の全国合唱コンクールの課題曲は先進的だよな。
ワレワレの時代では、赤い鳥の「翼をください」とか、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」なんかのフォーク調の曲ぐらいしか無かったもんな。







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【キニナル曲】ANTI-HERO / SEKAI NO OWARI

2015_07_ANTI_HIRO_SEKAI NO OWARI











・タイトル     ANTI-HERO
・アーティスト    SEKAI NO OWARI
・作詞      Fukase
・作曲      Nakajin
・編曲      SEKAI NO OWARI、Dan the Automator
・英語詞     Nelson Babin-Coy
・リリース日   2015年7月29日
・発売元     トイズファクトリー
・タイアップ:映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」主題歌

昨年秋の「Dragon Night」以来、久々のSEKAI NO OWARIの新曲が解禁ということで、満を持して曲を聴いてみた。

うわーっ、これまた、めちゃくちゃ 難解な曲だな。 本当にこれがシングルの曲なのか? っていうのが、まずもっての感想。
少なくとも、これまでのSEKAI NO OWARIのイメージは、カケラもない。

まあ、今回は、映画「進撃の巨人」の主題歌ということで、どちらかと言えば、 映画のイメージに合わせた曲調というところで、これまでのセカオワのイメージはどがえし・・・って言うところなんだろう。
 その決断は天晴れだと思う。ここでは、同じような事、いままでも何度も書いてきたけど、やっぱ、アーティストは、時と場合によっては、これまでのイメージは捨ててこそアーティストだと思うし。

 ただ、ファンというのは得てして保守的だからねぇ。これまでのイメージから変わってしまうと、離れてしまうヒトも少なくない。だから、変わろうにもなかなかイメージを変えられないアーティストが多いことも事実。

でも、今回、セカオワは変わってきた。その勇気には拍手なんじゃないかなぁ。

タイミング的にはいい時期だと思うんですよ。これまで暫く同じようなEDMっぽいイメージの曲が続いたわけだし、そろそろ、そこからは脱するべきだしなぁ・・とは、個人的にも感じてたんでさ。


それにしても、この曲は難しすぎる。なかなか覚えられんぞ。 
第一、この曲、邦楽なんだもんね。 ま、全編英語詞っていうのは、どがえしして、このメロディライン、リズム体、サウンドからして、どっから聴いても、これが邦楽なのか?  っていう疑問符しか浮かばない。
 洋楽のおいしいどころ取りとへんてこりんなメロディ展開・・・・っていう従来の邦楽のフォーマットにほとんど当てはまらないんだよね。この曲は。 そこが、余計に曲を難解にしてる感じだよなぁ。

今の若い子たちは、この手の難解な曲でもすんなり入っていくんでしょうかねぇ。
 ワタシ位のオヤジになると、この手の曲を自分の中に「消化」させるのは、結構キツイですよ。 それこそ何回も聴きこまなきゃ、なかなか理解出来ないんだよね。
 前曲の「Dragon Night」もかなり聴きこんで、やっと分かってきたもんね。

ただね、、全体的に曲圧がきつくはないんで、繰り返し聴くにはそんなに苦ではなさそうだな。

さてと、新たなセカオワワールドを理解するのに、また、聴きこみするか。。。 理解出来た先にはどんな世界が待っているのか。。。。。







キニナル曲vol.21

久々のキニナル曲シリーズどぇす。たしか9月に書いた以来だから、約3か月ぶりかな?
ま、その間にキニナル曲が無かったわけじゃないんだけど、いつもの通り、どうも腰が重くてねぇ、なかなか筆が上がらなかったわけです。
 でもまぁ、今年ももうすぐ終わるわけだし、年が改まる前にもう1回くらい書いとくか・・・と思いーの、ようやっとこ重い腰をあげてみました。
 そんなわけで、今回は、9月以降にキニナッテいた曲を書こうと思いまする。
なんで、今回は、リリース以来ちょこっと、時間が経っている曲も含まれていますが、あしからず。。。。

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●Drogon Night / SEKAI NO OWARI
・作詞 Fukase
・作曲 Fukase
・編曲 SEKAI NO OWARI Nicky Romero
・発売元 トイズファクトリー
・発売日 2014年10月15日

 正直言って、個人的には、未だにSEKAI NO OWARIってよく理解できてないんだよね。
まあ、必ずしもキライではないんだけど、かといって、熱狂的に好きでもない。なんかいつも消化不良気味なんだよなぁ
それでも、バンドとしては、今、ウレセンとしては一番手を言ってるわけだから、ヒット曲を聴き続けているワタシにとっては、無視できない存在・・・って感じかな。

 よく分かんない・・・っていうのは、このヒトたちの曲構成なんだよな。
 いや、必ずしも貶しているわけではないし、下手と思っているわけではない。
むしろ、メロディラインはキャッチーだし、ポップスロックとしては、かなりハイクオリティなバンドだと思うわけで、人気があるのも当然だと思う。

・・・・んだけど、なんか今一つしっくりこないんだよな。

なんかね、聴いた後に、いつもどっかにモヤモヤ感が残るんだよね。スッキリ感が得られないんだよなぁ。

なぜか?

うーん、考えるに、このヒトたちの曲構成にあるんじゃないんかなぁ。

どうも、このヒトたちの曲・・・・特にシングルの構成はとっ散らかってるんだよなぁ。スッキリとまとまっていない・・・っていうかね。
 あ、このヒトたちのブレイク曲となった「スターライトパレード」は良かったと思うのよ、曲として纏まっているし、メロディもキャッチーだし、シングルらしい曲だよね。
でもね、2曲前の「スノーマジックファンタジー」は、どうもよく分かんなかった。
曲構成がぶつ切りなんだよね。Aメロ、Bメロ、サビ・・・場面場面でメロディ構成がぶつ切りでイメージが散漫になっちゃう。で、曲が終わると、結局は何が言いたかったの? っていう感じにとらわれるんだよなぁ。

でぇ、肝心のこの曲だけど、残念ながら、「スノーマジックファンタジー」と同じく、イメージが散漫になっちゃう・・・って方だな。
初めて聴いたのがFMでのOAからだったけど、相変わらず、メロディが場面場面でぶつ切りだな・・・っていうイメージが強かった。
 まあ、ここに来てCD音源をゲットしてサウンド的に体に入ってきたんで、やっと理解してきましたよ、この曲。
 消化不良なのは、きっと、このヒトたちの音楽(サウンド)が、いままでのワタシの中に無かったってことなんだろうね。
 若いうちは高カロリーな食べんでもすんなり受け付けるけど、年取ってくると消化不良を起こすでしょ。それと同じ。
こういう、今まで自分中に無かった曲はどんどこ聴いていかないと、自分の中に入ってこないし、理解できないんだよな。
それでもホコーダーをかけたボーカルトラックは、歌詞カードがないと、どうも、内容が伝わってこないな。折角のキャッチーなメロディの効果が半減するよね。
 

それにしても、このヒトたちのサウンドは、いつも、ディズニーランドのエレクトロパレードだなぁ。
 EDMは、こうだ・・・と言われりゃそうなのかもしれないけど、今やトップバンドに上り詰めたわけだし、そろそろ、この路線から脱却してもいいんじゃないですかねぇ。
このヒトたちの音楽性を広げるためにも、真の実力を図るためにも、こういうファンタジーの世界以外にも、もっといろんなサウンドを聴いてみたいね。



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●熱情のスペクトラム / いきものがかり
・作詞 水野芳樹
・作曲 水野芳樹
・編曲 近藤隆史 田中ユウスケ
・発売元 エピックレコード
・発売日 2014年10月15日
・タイアップ:TBS系アニメ「七つの大罪」オープニング・テーマ

へえ、この曲は面白いね。アニメの主題歌ということもあってか、まずもって、サビのメロディラインがいつもの、いきものがかりらしくないのが良いね。
 ここのところ、怒涛のリリースラッシュを行っている、いきものがかりだけど、大体は、「これまで」のいきものがかりなんだよね。メロディを聴いただけで、それと分かっちゃうような。さすがに、「あ、またか」っていう気分は払えないわけで、その中でも、この曲は、これまでの「いきものがかり」とは、ちょいと毛色がちがい、「おっ」と思わせるな。
 
 まあ、メロディライン自体、決して新しいモノでもなく、実験的でもないんだけどさ。いや、逆に完全にアナクロな世界なんだけどさ。
この質感は、70年代を懐古した感じの80年代のヒット曲って感じなんだよね。
ちょいとマイナーで簡単なメロディに簡単なコトバが並んでいるだけ、サウンドにしてもギターのリフとかさ、これは70年代の山口百恵とか桜田淳子って感じだよね、このチープさは。
 でも、このヒト達が歌うと、なんか新しい気分にさせてくれる。そこが良かった。
というか、尖がってるんだよね、メロディが。簡単で分かりやすい、かつキャッチーっていういかにもシングル的なんですよ。そこに引っかかるんだろうな

このヒトたちって、たまにワンポイント的に、こういう大衆的懐古系な曲を出してくれるよなぁ。例えば2008年の「ブルーバード」とかさ。
 まあ、この辺が、当初一発屋だと思ってたのに10年も続いている一番の要因なんだろうな。

 それと、ボーカルの吉岡聖恵って、低音が意外としっかりしてるな。声が太いし安定性もある。
 これまで、このヒトって、どちらかといえば中音域なボーカルっていうイメージが強いけど、もしかすると低音をフィーチャーしても、今後いけるかもしれないなぁ。
もしかすると、このヒトたちの新たなフィールドが広がるかもしれない。「あ、またか」っという曲だけじゃなくてさ。



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●好き /西野カナ
・作詞 西野カナ
・作曲 SAEKI youthK
・編曲 Pochi
・発売元 SME
・発売日 2014年10月15日
・タイアップ フジテレビ系「めざましテレビ」火曜日テーマ曲


 この曲で、まず耳が行っちゃうのは、その「音質の良さ」かなぁ。さすがに「ハイレゾはソニー」と宣伝してるだけあってか、「ソニー」所属のこのヒトには力の入れ方が違うわ。
 イントロの出足のシンセの音色、臨場感あるわぁ。CDから聴いても、16bitのCD音質のはずなのに、24bitのハイレゾと錯覚するほど音質がいいのよ。
 なるほどな、今後の展開も考えて、ちゃんと「ハイレゾ」対応の曲作りも始まっているんだな・・・とハッキリと認識させてくれる曲ですね。

 そんなハイパーなサウンドに対して、曲は、まあ「牧歌的」ですねぇ。めちゃくちゃストレートなメロディ。

個人的なイメージは、83年の秋って感じかなぁ。
堀ちえみの「夕暮れ気分」とか、あの辺りの「夕陽に染まった茜色の・・・・」っていう。いかにも「中高生」受けしそうな「素朴」さですねぇ。
 それも、東京の・・・というよりも、どこか片田舎の・・・っていう素朴さ。
 うちらが中学生だった、30年前には、まだあったような光景だけど、果たして、平成の御世まっただ中の「現在」に、この素朴さって、まだ存在するんですかねぇ・・・っていうのは、疑問に思ったりして。。今の中高生って、もっとマセてるんじゃないかなぁ。
 大体、タイトルからして、めちゃくちゃストレートだもんね。一言「好き」だし。
完全にアナクロな雰囲気ムンムンでしょ。


でも、逆に言えば、これは、西野カナっていうヒトの自信の表れなのかなぁ・・・。とか思っちゃりして。
それは、メロディラインにも感じるなぁ。これまでのこのヒトの曲って、古臭いようで、メロディラインに所々、なんか変なクセのような仕掛けがしてあったりして、そこがただの「古臭い」とは一線を画しているようなところがあったんだけどさ。
 なんて言うのかなぁ、子供のころから民謡をやっていたせいか、ロングトーンなのに、ところどころコブシ見たいな変なフェイクが入ってたりしてたじゃん。
 まあ、そころが西野カナの西野カナらしい部分でもあったんだろうけどさ。
 でも、この曲は、メロディが全くのストレート。ロングトーンは、しっかりロングトーンとして歌ってる・・・。
 そんな部分に、「あ、変わった」・・・って感じるんだよね。

対象的に、全体的なインパクトは少ないよなぁ。前曲「Darling」」はシチュエーション的にも、今までにない角度の曲だったりして、そこが面白かったんだけど、この曲はストレート過ぎるだけに、余計インパクトが感じられない。
 逆に言えば、そこにもこのヒトの「自信」の表れなのかもしれないなぁ。次の展開へ行くためのブリッジ的な作品としての
例えば、中森明菜が83年に「トワイライト」と「北ウイング」の間に、それまでとは全く違う展開の「禁区」って曲を持ってきたでしょ。あの時も明菜の「自信」を感じさせてくれたんだよね。それに近いモノを感じたりしてさ。
 もしかすると、このヒトなんかも、来年あたりは、違う展開の曲を持ってくるかもしれない。

・・・っていうか、このヒトって、もう25歳でしょ。そろそろ変わらなきゃねぇ。
いつまでも中高生のカリスマっていうわけにもいかないだろうし




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●BRIGHTER DAY /安室奈美恵
・作詞 TIGER
・作曲 Erik Lidbom Ylva Dimberg
・発売元 Dimension Point
・発売日 2014年11月12日
・タイアップ フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」

先月、11月頭の3連休に福島へ紅葉を見にドライブに行ったんだけど、向こうでは専ら地元のFM福島をかけてたんだよね。
 そこでやおら、この曲が流れてきた。向こうのパーソナリティは、「本日O.A解禁となった〜」といってたけど・・・・。「あれ? FM東京じゃ、前の週から流れてたぞ。。。」・・・・
 うーん、ネットが日本津々浦々まで普及して、東京も地方も分け隔てなく、ネット網の整備で、日本全国、同時に情報が行きわたるこの時代なのに、ラジオの世界では、未だに東京と地方には「時間の壁」があるんですかねぇ。。。

・・・・ととと、話がずれた。

「ファッションミュージック」・・・最近では、「シティーミュージック」と同じように全く耳にしなくなったジャンルだな。
 まあ、なんだ? 都会的な洗練された「オシャレ」な音楽・・・とでも言うべきか。
30年近く年前のバブル前、一味違ったハイセンスな音楽として流行に敏感なオネーサマたちが愛聴していた音楽とでもいうべきかな。
 この曲を聴くと、あの時代の「ファッションミュージック」が蘇ってくるな。「ファツション」を扱ったドラマ「ファーストクラス」の主題歌ということでもあるからか、まずもってイントロ出足のシンセの音色からしてオシャレ。思わずワクワクしちゃうような。

それにしても安室って、いい年の取り方をしてるよなぁ。
兎角、エイベックスのヒトたちってさあ、どうも幸せな年の取り方をしてる人が少ないと思うのよ。
全盛期のころはカリスマだぁ〜、ウタ姫だぁ〜ともてはやさせていた人たちが、今となっては幻想のようになってる人が多いよな。
 それは、「商用音楽」はワカモノのモノのためにあるという一貫姿勢が崩れないからだと思う。だから、いつまでたってもワカモノ向け限定の音楽を発信し続ける。
 でもさ、悲しいことに、ヒトはピーターパンじゃないからさ、年々、年をとるんだわ。 だから、年々大人になっていくファンのためにも、アーティストも、年とともに、大人へと脱皮していくべきなんだよね、本来は。
 でも、ワカモノにしがみ付いてるから、そこが上手く出来ない。そういうヒト達が多いと思うんだよな。特にエイベックスは。
 そのあたりを、冷静に対処してきた安室っていうヒトだからこそ、いまだに「歌姫」の地位に居られているのかもしれないと思うのよ。

「アムラー」教の教祖と祭り上げられていた、10代の頃の安室をずっと引っ張っていたら、今頃はとっくに「過去のヒト」になっていたかもしれん。
 でも、ここ10年くらいは、そんな鎧をいとも簡単に脱ぎ捨てて、新たにフィールドへ挑戦して来てたでしょ。それが今の安室に繋がってきていると思う。
 正直、個人的には「アムラー」として祀り挙げられていた、「幻想」として作り挙げられていた頃よりも、ここ10年くらいの安室の曲の方が、「現実味」が感じられて好きなんだよな。
 
 この曲なんかさ、正直、「あの頃」の安室の姿は、全然見えないじゃん。それよりも、もっと現実味を帯びた安室が感じられるんだよなぁ。

それはそうと、サビの♪I'll be there for you〜♪ってところ

♪I'll be there〜 ♪ っていうフレーズは、感情豊かに駆け上がっているのに対して、なんんで ♪ for you〜 ♪っちゅうフレーズはあんなに「ぶっきらぼう」やねん。

もしかして、この曲で個人的に一番引っかかった部分は「ココ」かもしれん。。。。




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●愛をからだに吹きこんで/Superfly
・作詞 いしわたり淳治
・作曲 Tomoya.S 越智志帆
・編曲 蔦谷好位置
・発売元 ワーナーミュージック
・発売日 2014/11/19
・タイアップ テレビ朝日系ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌

相変わらずハイテンション、かつ高カロリーな曲を聴かせてくれるSuperflyですねぇ。
いや、今回の新曲、これまでよりもさらに「高カロリー」な楽曲に仕上がったような。。。。
サビの♪おーおお おっおおー〜♪と駆け上がるところに執念を感ますわ。
さすがに、昨年、予期せぬ高視聴率をゲットしたドラマ「ドクターX」の主題歌という事もあってか「気合い」の入れ方が違う。
 でもね、そんな高カロリーな曲にもかかわらず、全体的に分かりやすいねぇ。
このヒトは、いつもは、西野カナとは別の意味で、クセのある歌い方、メロディラインなんだけど、今回はストレート。
ロックなんだけど、往年の「歌謡曲」に近いイメージだよなぁ。うん、これは完全な「歌謡ロック」だわ。
 一瞬、Superflyがアン・ルイスに思えたもの。

でも、いいんじゃないかなぁ、このワイセツ感。
アイドルばかりで「性的」な曲がめっきり少なくなった、昨今のヒット曲界。このヒトなんかは、その中でも「オトナ」な歌が歌える数少ないアーティストなんだからさあ、もっとワイセツになって欲しいなぁ。




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