かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

LINDBERG

もっと愛しあいましょ / LINDBERG

1995_12_もっと愛し合いましょ_LINGBERG



今回の1曲セレクトは、「もっと愛しあいましょ」LINDBERGです。

まずはデータです。

・タイトル     もっと愛しあいましょ
・アーティスト   LINDBERG
・作詞       渡瀬マキ
・作曲       川添智久
・編曲       LINDBERG   井上龍久
・リリース日    1995年11月1日
・発売元      TMC
・オリコン最高位  5位
・売上げ枚数    35.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 14位
・タイアップ:テレビ朝日系「かざあなダウンタウン」エンディングテーマ曲

最近はあんまり書かなくなったけど、個人的には、あんまり他の方々の「手垢」が付いていない曲が好きなのね。
うん、リリースしたもののヒットせずに、ホントに知る人ぞ知るというレアな曲・・・というよりは、リリース当時はそこそこヒットしたものの、今となっては「死角」になっている曲ですね。
 今は多くの方々には忘れられているけど、引っ張っりだぜば、「ああ、そういえばそんな曲があったね」っていう曲。できれば、そういう曲が理想かなぁ。

ほとんどの方が知ってるなら、ここに引っ張り出してくる意味っていうのもね、薄くなるだろうしね。
逆にヒットすることなしにレアな曲は、引っかかりも少ないだろうしね。

だから、リリース当時はそこそこヒットした、 あるいは、意外とヒットした・・けど、今となっては多くの方の意識の外にあって、 引っ張ってくることで、「そういえば・・・」っていう曲が書く側としては理想だったりするんだよね。


今回引っ張ってきた曲は・・・うーん、どうなのかなぁ、、そんな「理想」の範疇にある曲なのかなぁ・・・。

LINDBERGの「もっと愛しあいましょ」。

いやー、どうなんだろう? 恐らく多くの方には、今となっては「そういえば、そんな曲があったね」という曲なんじゃないのかなぁ。 あるいは、もしかすると「そんな曲あったの?」って曲なのかなぁ。

個人的には、後者なんじゃないのかなぁ・・・。っていう気もするんだけどもね。

・・というのも、自分のチャートでは、この曲最高14位。 ベストテン入りしなかったのよ。

自分では、ずっとその頭でいたのね。 それに、この曲がリリースされた1995年頃って、LINDBERGって、ひところの勢いもなくなってきていたからさ、この曲なんてぇのは、今や知ってる人も少ないだろうなぁ・・・と思っていたんだけどさ。

LINDBERGといったら、「今すぐKISS ME」を筆頭に、90年代前半だもんね。ヒットチャート上でブイブイ言わしていたのは。

で、これを書くにあたって、改めて当時のオリコン引っ張り出してみたら、この曲、オリコン最高5位。売り上げも35万枚強も行ってたんじゃん。

Wikiによると、LINDBERGとしては7番目に売れた曲になっていたりして。 
だって、阪神の藤川球児の登場曲として有名になった、1996年の「every little thing every precious thing」の31万枚よりも売れた訳なのよね。

うーむ、今となっては、そんなに売れた印象、ないんだけどなぁ。

いや、だから、この曲、個人的には好きだったのかもしれない。 ↑で書いたように、絶対に大ヒットした曲もももちろんいいんだけども、ヒットはしたけども影が薄い、 しかも「ダサい」曲が個人的には好みだからさあ。

1995年のLINDBERGの曲って、この曲の前曲「水着とBeachとBoys」もそうだったけど、ダサい曲なのよ。
90年代前半の、ラウド系よりのロックでブイブイ言わせてた頃のLINDBERGはどこへ行ったというくらい、片から力が抜けたような。。 ロックというよりはポップスに近かったかもしれない。

歌詞内容も、少し間抜けな恋愛モノであったりして。どちらかといえばノベルディ的なポップスって感じだったのよ。

そんな曲調が、初期からのファンには不満だったのか、「水着とBeachとBoys」はオリコンでもベストテン入りしなかったしさ。

あ、これは、ブレイクして5年過ぎたんで、もうシャカリキにベストテンは狙っていないんだ・・・なんて個人的には思ってたりしたなぁ。

ただ、力が抜けた渡瀬マキさんのボーカルが、なんかコミカルで「水着とBeachとBoys」は個人的には好きだった。 

で、今回引っ張ってきた「もっと愛しあいましょ」も、方向性は「水着とBeachとBoys」と同じだったしさ、今回もそれほど売れないだろうな・・と思っていたら、そこそこ売れちゃったんだよね。

うーむ、この違いが、今一つ、よく理解できないんだけどさあ。

まあ、コミカルという点では、「水着とBeachとBoys」よりも、もう一段突っ込んだような気もするけどさ。 そもそも、後年のtommy february6のような、ツンツン眼鏡に、モンキーダンスよろしく、へんてこりんな振り付け。 ほとんどコミックソングになっちゃいましたから。

テレビに結構出たのも良かったのかもしれない。そういえば、「水着とBeachとBoys」はテレビで見た記憶があんまりないけど、この曲は、結構テレビで見た記憶があるしな。

たしか「Mステ」で初めて見て、「なんだこりゃ」って引っかかような気がする、この曲。

まあ、そんな所を含めて、意外なインパクトがあったんだろうね、この曲。 その分、売り上げが戻ったのかもしれない。

ただ、あくまでカンフル剤のようなもので、人気としては、いっぱいいっぱいのところはあったんだろうね。

翌96年の「every little thing every precious thing」に続いて連続リリースされた「Green eyed Monster」が最後のベストテン入りとなり、以後は人気は低迷していく。

まあ、時代の流れというのも大きかったんだろうね。1996年って、ヒット曲の流れとして90年代の前半と後半を分けたターニングポイントとなった年でもあるしさ。 この年を境に前後ではベストテン入りメンバーも大分変ったからさ。




NHK「ポップジャム」

あれ? ♪たしかイチローが満塁ホームラン♪ っていう歌詞が ♪たしかあの選手が満塁ホームラン♪ に変わってる。。。。

さすがはNHK。この頃も「固有名詞」NGだったわけね。

山口百恵さん「プレイバックPART2」とか、松本伊代さんの「センチメンタルジャーニー」と同じだったわけですわ。

本来は ↓  






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胸さわぎのAfter School / LINDBERG

1993_04_胸さわぎのAfter School_LIND BERG

今回の1曲セレクトは、「胸さわぎのAfter School」LINDBERGです。

まずはデータです。

・タイトル    胸さわぎのAfter School
・アーティスト  LINDBERG
・作詞      渡瀬マキ
・作曲      平川達也
・編曲       LINDBERG 井上龍仁
・リリース日   1993年3月17日
・発売元     徳間ジャパン
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数  55.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1993年4月12日〜4月26日付
・タイアップ:進研ゼミ「中学講座」CM曲

長年ヒット曲を聴いてくると、ヒト前で聴くと、思わず、こっ恥ずかしくなる曲ってあるんだよね。
大体はヒット当時はそう思わなかったけど、今聴くとヘンな曲なんて思う曲って感じなのかなぁ。
あとは、ヒット当時でも「おめぇ、そんな曲聴く年じゃねぇだろ」とか思われる曲もそうかもな。

まあ、ここでは何回も言ってるように、個人的には「ダサい曲」が好きなもんで、ヒト前で聴くのがコッ恥ずかしくなる曲って結構あったりするんだけどさ。

そう割り切れるようになったのも、実を言えば30過ぎてからかなぁ。うん、自分でヒットチャートサイトを始めてヒット曲談義をするようなオフ会でいろんな方の話を聴くようになってからですね。

それまでは、周りにヒット曲について理解してくれる人も少なかったし、「いい年こいて〜」って思われるのも関の山って感じだったから、そう言う曲を聴いてる事については、あんまり大っぴらにしなかったんだよね。

今回は、ヒット当時、そんな「いい年こいて〜」って思われがちだった曲を一つ。

LINDBERG 「胸さわぎのAfter School」

ビーイング系が超全盛期で、だからバンド系が今以上に隆盛を誇っていた90年代前半。 その中でもトップバンドのLINDBERGだけど、どっちかと言えば軟派なアイドルバンドっていう感じだったんだよね。
大人向けの・・・というよりかは、中高生が聴くバンドって感じだったじゃん。

当時23歳で、もうすぐ社会人なろうかとしていたワタシにとっては、「ターゲット世代」を超えてたんだよね、このヒトは。 ま、たしかに90年に「今すぐKISS ME」でブレイクしてきた時は、こっちも20歳そこそこだったし、もろ世代・・って感じだったけど・・・。
この3年間で、音楽に対しての向きあい方っちゅうか、意識はだいぶ変わってきてたって事なんだよな。

今回引っ張ってきた「胸さわぎのAfter School」は、それに輪をかけて、ちょっと人前で聴くのは恥ずかしいわなぁ・・・って言う感じだったなぁ。
まあ、それは、この曲が進研ゼミの「中学講座」のCM曲だったからってことが大きかったんだけどね。
「中学講座」だもんね。 個人的に見ても一世代下のヒト向けの曲・・・って感じだったからさあ。

でも、まあ、そんなCMの影響力もあってか、この曲、当時の中高生には人気があったんだよな。

「今すぐKISS ME」で大フレイクしたLINDBERGだけど、それ以後ヒットはコンスタントで飛ばしていたものの、売り上げ的には頭打ちで、ジリジリと売り上げが下がって来ていたんだよね。
 そこに来てこの曲、売り上げ55万枚っちゅうのは、LINDBERGにとっては「今すぐKISS ME」の61万枚に次ぐものなんですわ。 

あ、これって意外たったかな   

・・というか、コレ書いてる自分が意外だったりしたんだけど。。。。

オリコンでも最高5位だったし、ワタシのランキングでも最高7位だったし、こんなに売れたっけなぁ・・・なんて実感だったりしたもんだからさ。

今、当時のオリコンをひっくり返した。初登場だった1993年3月29日付 5位で、その時の初動売り上げが18万枚。次の週が11万枚だったんだな。。。

オリコン5位とは言えども、かなりの高レベルだったわけだ。。。 ちなみに、この時の1位がB'z「愛のままにわがままに〜」で初動72万枚。 2位がチャゲアスの「YAH YAH YAH」。登場3週目で週間売り上げ32万枚。(累積148万枚)。今とは、別世界なヒットチャートだったって事もある訳なんだけどね。

そんな最中のヒットだった訳だけども、この売り上げを支えたのも、中高生の力だったわけなんだろうね。



確かに進研ゼミのCMで使われていたし、

♪ 胸さわぎのAfter School  溢れる好奇心 全てが輝いていた〜 ♪ 

ってあるように、輝いていた中高生時代を切り取った内容なわけで、だから、中高校生に受けたって言うのは分かる。

でもさ、実際の曲といえば・・・ ウタの出だしにあるように

♪デスクに山積みのコピーに埋もれてる Everyday〜 ♪

ってあるように、このウタの主人公の「ワタシ」は既に社会人になっている訳なんだよね。 

つまりは、当時の若手社会人 ⇒ モロ、ワタシらの世代だよね。 が輝いていた昔を回想している・・・って曲な訳でさ。

だから 本来だったら、ワタシらの世代から一番支持されるべき内容だった・・とも思えるんだけどなぁ。

まあ、イメージなんだろうねぇ。 インターネットがまだ普及していなかった時代、TVの影響力はCMといえど大きかったですからねぇ。

もしかすると、この曲を支持していた「当時の中高生」が、今聴くと、輝いていた当時を思い出して、思わず「ナミダ」してしまうような曲だったりするかもな。


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想い出のWater Moon / LINDBERG

1993_09_想い出のWater Moon_LIND BERG


今回の1曲セレクトは、「想い出のWater Moon」LINDBERGです。

まずはデータです。

・タイトル     想い出のWater Moon
・アーティスト   LINDBERG
・作詞      渡瀬マキ
・作曲      小柳昌法
・編曲      LINDBERG、須貝幸生、神長弘一
・リリース日   1993年8月11日
・発売元     徳間ジャパン
・オリコン最高位 18位
・売上げ枚数 9.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 24位
・タイアップ:テレビ東京系「TVチャンピオン」エンディング曲

ここ暫く「大ヒット」というよりは、「スマッシュヒット」的な小ヒット曲を書いてきた1曲セレクトですが、今回もそう言う曲かなぁ。

LINDBERG「想い出のWater Moon」。

LINDBERGといえば、オリコン1位獲得曲を4作もっている90年代を代表するバンドであることは、ここ見に来ていただいている方には百も承知ですよね。
 そんな90年代を代表する曲の「小ヒット」・・・なんて書くと、なんか今一つピンと来ないかもしれないですけどね。

 そそそ、アーティストパワーが下がってきた90年代後半ではなく、アーティストパワーもピークの90年代前半、93年の曲なんですよね、この「想い出のWater Moon」って。

通常、オリコン1位を獲るような「ビックアーティスト」ともなると、アーティストパワーが落ちるまでは、連続してベストテン入りするものであり、特に90年代にもなると、そう言う傾向が顕著だった訳だけど、LINDBERGっていうグループは1位を獲るような「大ヒット」もあれば、次の曲はいきなりベストテンにも入らない・・・なんていう、曲によって「波」が激しいチャートアクションを展開していた、そう言う意味ではかなり異例なグループだったんだよね。
当然、それに比例して、売り上げも曲によって、かなりの上下差が見られたりしてさ。

ま、考えようによっちゃ、そういう「波」があったからこそ、意外と長続きしたバンドとも言えるんだけどね。

以前からここでも書いてきたように、リリースした曲、全部が大ヒットしなくてもいいんだよね。年に数枚シングルリリースするとして、浮動票を噛む大ヒットは年1枚でいい。その他は「つなぎ」として、そこそこ売れればいいんだよね。 逆に言えば、それが長持ちする秘訣でもある訳なんだよね。
70年代、長躯第一線を張ってきた、ジュリーにしても、山口百恵にしても、秀樹にしても、そう言う売れ方をしていたしね。

ただ、そうは言っても、このLINDBERGほどの振幅の大きさはなかったけどなぁ。

今回セレクトしてきた「想い出のWater Moon」の2曲前は、55万枚も売り、LINDBERGとして2番目のヒットとなった「胸さわぎのAfter School」。うん進研ゼミのCMにも使われた大ヒット曲だ。
反対に、この曲の次の曲は、オリコン1位を獲得した「だってそうじゃない!?」(売り上げ47万枚)だったりする。

それなのに、なして、今回セレクトしてきた「想い出のWater Moon」は、オリコン18位、売り上げ9万枚なの?

なんて言いたくなるようなチャートアクションなんだよな。

まあ、大ヒットした曲は、概してデカいタイアップが付いてて露出もでかかったし、この曲はシングルとしてリリースされる2か月前のアルバムからのシングルカットと言う事もあったんだろう。


でもね、LINDBERGの場合、大ヒットした曲よりも、得てしてあまり売れなかった曲の方が面白い曲が多い・・・なんて、個人的にも思うんだよなぁ。
 例えば、95年5月の「水着とBeachとBoys」とかさ。 うむ、この曲もオリコンではベストテン入りしなかったし、売り上げも10万枚にとどなかった、今となっては知ってる人しか知らないような曲だしな。

それと同様に、この「想い出のWater Moon」って曲も、売り上げ的には行かなかったけども、個人的には好きな曲なんだよなぁ。
うん、個人的にLINDBERGの中では一番好きな曲かもしれない。

当時の中高生あたりをターゲットにしていたせいか、素直で「元気印」な曲が多かったLINDBERGにあって、この曲は、どこか「気だるさ」を感じるんだよな。 夏の終わりの気だるさ・・・というかね。

初めて聴いたのは、確かねぇ、徹夜明けのある朝だったと思う。。 なんで徹夜していたのかは忘れだけど。。。
大学4年の夏休み終盤、すでに就職先も決まって、通常なら学生生活最後の夏休みを満喫している頃だと思うんだけど、個人的には憂鬱でしょうがなかったんだよな。
 あと半年でサラリーマンとして、長い長い「拘束」される日々を送らなきゃいけないかと思うと憂鬱でしょうがなかったころだ。 そんな憂鬱のせいか、眠れない日がちょくちょくあり、よく徹夜でなんかやってたんだよな。
ラジオは四六時中つけっぱなしだった。 そんなときにかかってきたのが、この「想い出のWater Moon」。

ふと、空を仰ぎ見ると、日が昇り青く澄んだ西の空に、白けたモーニングムーン。

そんな情景に、この曲が、何かやたらとマッチしたんだよね。

この曲のCメロの ♪ 二人の恋は まるで水に〜 ♪で、少し静かになる部分。 静かになるだけに余計、グッと来る部分が、特にマッチしててねぇ。
この曲と言えば、未だに、あの日見た、朝方の青い空に浮かんだ、白けたモーニングムーンが脳裏に浮かぶんだよな。


動画・・・。それにしてもLINDBERGってYOU TUBEに動画すくねえんだよな。当然この曲も、適当な動画がないんで、他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/x2pj1s_lindberg-%E6%83%B3%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%AEwater-moon_music

PVがございました。。。


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Dream On 抱きしめて / LINDBERG

1990_10_Dream On抱きしめて_LIND BERG










今回の1曲セレクトは、「Dream On 抱きしめて」LINDBERGです。

 まずはデータです。

・タイトル    Dream On 抱きしめて
・アーティスト  LINDBERG
・作詞      朝野深雪
・作曲      平川達也
・編曲      LINDBERG 井上龍仁
・リリース日   1990年9月26日
・発売元     徳間ジャパン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   22.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1990年10月15日〜11月5日付

 シングルの連続リリース。 最近では珍しくもなくなったわな。
逆に、あんまりにも普通にあるんで、いつも怒っているワタクシです。

 だってさ、やっぱ、1曲を大切にするべきだと思うし、そんな中で、毎月のようにシングルリリースしたら、あっという間に曲、忘れられるじゃん。ま、とにかく、あまりにも商業主義、消費主義には、反対なワタシなのですよん。

 昔、3ヶ月ローテーションの時代が長らく続いたけど、あれでも、日本のリリースは頻繁だっていわれてたしさぁ。まあ、ただ、日本のヒットサイクルを考えると、一歩ゆずっても、最短でも3ヶ月ローテーションなんだよね。

・・・なんて、リリースローテーションの話をするわけではなくて・・ふらふら

こーかくと、いかにも昔にゃ、毎月リリースなんぞなかったんか・・・って書き方だけど、実は、昔にもありました。3ヶ月連続リリースっちゅうのは。
 
 今回、引っ張って来た、LINDBERGの「Dream On 抱きしめて」って曲。

 これ、実は、3ヶ月連続リリースの「頭」にリリースした曲なんだよね。

 1990年9月26日リリース  「Dream On 抱きしめて」
 1990年10月24日リリース  「ROUGH DIAMOND」
 1990年11月21日リリース  「OH!ANGEL」

・・・とねぇ、きっかり1ヶ月間隔ローテーションでのリリースだったのよ。
そのうち、「Dream On 抱きしめて」と「ROUGH DIAMOND」は最高2位までオリコンでは行ったんだけど、これ見ると、えーうそーexclamation & questionって感じだよねぇ。

 当時からヒット曲聴いてる、ワタシと同年代、もしくは、少し下の方々。

 ねー、そんなもんなのよ、連続リリースなんてもんは。 そん時だけの「シアワセ」で、後にはなーんも残らない・・ってさぁ。

 結局、次から次へとリリースされると、ろくに曲を聴かないうちに次へ行くわけだからさ、記憶に残らないのよ。
 その場しのぎの音楽業界ってやつだーね。


などと、連続リリースのデメリットを書きたいわけじゃなくってぇ〜・・・・「Dream On 抱きしめて」ね。ふらふら


ま、いろいろと書いちゃったけど、実を言うと、この3ヶ月連続リリースのうち、この曲だけは「好き」だったりするんだよね。
 
 うーん、だったら、つべこべ言わずに、さっさと書け・・って感じなんだけど。。ふらふら

 この曲は、どこか「秋の哀愁・・・寂しさ」っていうのを感じるんだよなぁ。
 
 このころのLINDBERGの印象からすると、どうしても「今すぐKISS ME」のイメージが強くてさあ、アップビートな感じになっちゃうじゃん。
 
 それから比べるとこの曲は、ややミディアムテンポ傾向にあるしね。

 一番のポイントは、大サビ(?)の

 ♪Dream On ・・・Dream On・・・ Dream On・・・♪ 

って、コダマっぽくなってるところ・・・・。ウーン、コダマはないかあせあせ エコーね。

 どうも、この部分のもの悲しい、イメージが、この曲を印象付けさせているんだよなぁ、個人的には。


 ただ、サビの部分メロディの

♪ Dream On だーきしーめてー 〜 ♪

は、ちょっとくり返し過ぎだよなぁ。「くどい」くらいくり返すし・・・。
 正直、譜面見ながら聴いてると、どこ行ったんだかわかんなくなっちゃうぞょ。。

 そこが難点だよな、この曲の。

 ちなみに、小柳氏のドラムは、いつもながら、スネアのパターンが決まってないんで、これコピーするときはドラマー泣かせだよなぁ。




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every little thing every precious thing / LINDBERG

1996_07_every little thing every precious thing



今回の1曲セレクトは、「every little thing every precious thing」LINDBERGです。

 まずはデータです。

・タイトル   every little thing every precious thing
・アーティスト LINDBERG
・作詞     渡瀬マキ
・作曲     川添智久
・編曲     LINGBERG 神長弘一 井上龍仁
・リリース日  1996年7月1日
・発売元    徳間ジャパン
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数  31.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 10位
・ベストテンランクイン期間:1996年8月5日付
・タイアップ:パナソニック「アトランタ五輪」キャンペーンソング

さて、とーとつながら、今回の1曲セレクトは、LINDBERGの「every little thing every precious thing」

この曲って言ったら、一時は、当時阪神タイガースの抑えのエースだった藤川球児投手の登場曲として、かなりのリバイバルヒットだったけど、もともとは、1996年のアトランタ五輪のパナソニックの応援キャンペーンソングとしてヒットした曲なんだよね。

アップテンポなLINGBERGとしては、ミディアムバラードにストリングを被せた編成。

 その上にオリンピックの応援ソングにふさわしい、涙物の歌詞が並ぶ。

 そうだね〜、アテネオリンピックの時のゆずの「栄光の架橋」を思い出していただければ、ピッタリ一致するかなぁ・・・・っていう感じの曲でしたよね。

 当時LINDBERGっていったら、中高生向けの行け行け的な曲、悪く言うと雑っぽい音の曲が多かった中でのこの曲だったから、個人的にはいつものLINGBERGとは違った目で見てたし、好きな一曲だったな。

 何よりも素直に感動するじゃん。曲が。サビの

♪ every little thing あなたがずっと追いかけた夢を一緒に見たい〜 ♪

とかさ。

 ただね そのつぎの

♪ every precious thing〜 ♪

の音が、後ろのコードとあってなくて、これも印象的なんだよね。
うん、合っていないんではなくて音が反発しててなんか不協和音のように聴こえるんだよね。

 なんかそんなところも印象的。

 ただねさ、今から考えるとアトランタオリンピックで地味ーなオリンピックだったよなぁ。日本勢が全然不調でさ。

 個人的にもあんまり印象に残ってない。シドニー、アテネでの日本勢の活躍が凄かったんで余計なんだよね。

 そんな大会の応援ソングということもあって、いまひとつ、この曲もジミ〜な存在であったことは、いまとなっては拭えないところですかね。

 LINDBERGとしてもすでに全盛期は過ぎて、売上げ的にも必ずしも、この曲で上向きになったわけではなかったから余計かもしれないですね。




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清く正しく行こう / LINDBERG

1994_05_清く正しく行こう_LINDBERG






今回の1曲セレクトは「清く正しく行こう」LINDBERGです。

まずはデータでーす。

・タイトル    清く正しく行こう
・アーティスト  LINDBERG
・作詞      渡瀬マキ
・作曲      川添智久
・編曲      須貝幸生 神長弘一 LINDBERG
・リリース日   1994年5月18日
・発売元     徳間ジャパン
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数   14.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 17位
・タイアップ:フジテレビ系「ゴールデンタイム」テーマソング

 さてさて、今回引っ張ってきた曲は、LINDBERG「清く正しく行こう」ですわ。

 果たして、この曲、覚えてらっしゃるかたがどのくらい居るのか・・・って言われたら、ちょっと疑問なところなんですが・・・。
 
 うーん、どうなんだろ? LINDBERGって言ったら、どうしても初期の「今すぐKiss Me」など、全盛期の曲っていうイメージが一般的には強いんだろうな。

 BUT、個人的には、パワーが下がってきた、中期のころ・・・はい、今日引っ張ってきた、「清く正しく行こう」などの94年〜96年くらいの曲がなぜか一番、印象に残っていたりするんだよね。
 はい、LINDBERGは、この時期が一番よい・・って断言しちゃうワタシです。

 どうもね全盛期のこの曲って、ちょっとウレセンしすぎて面白みにかける曲が多いんだよなぁ。
 まあ、人によってはウレセンが良い・・とおもうヒトもいるんだけど、このヒトたちの場合は、どうもいまひとつ垢抜けないんだよなぁ。結局、中高生相手の・・・・っていう部分が表に出ちゃってて、当時すでに20歳を越えてたワタシ(たち)にとっては、いまひとつ面白みに欠けてたんだよね。

 でもさ、売れなくなってきてから肩の力が抜けてきたんぢゃないかなぁ・・と思えるんだよね。

 かえって作品に「味」が出てきたように感じるのは、ワタシだけですかねぇ?

 この曲は、アレンジが好きだな。うん、メロディ上のアレン度というよりも、インストの部分のアレンジ。

 キーボードとドラムの小柳氏との「せめぎ合い」なアレンジがスリリングでさ。

 もともと、この小柳氏のドラミングってわりと好きなんだよね、ワタシ。

 まったく予想も付かないようなリズムの取り方するじゃん。8ビートにしても、変なところでスネアを入れたりする。オカズが自由自在に入ってきたりして。
 まあ、そのぶん、ショット自体は、決してうまくないんだけどね。

 とにかく、ヘンテコリンなオカズとリズムの取り方が魅力的なんだよね。

 そのキワミがこの曲なんぢゃないですかねぇ。この曲のインスト部分のドラミングがLINDBERGのなかでは一番面白いと思っているんだよなぁ。

 メロディラインも複雑だよなぁ。この曲。 ほとんど16分音符でのせめぎ合いなメロディじゃん。これまたスリリング。

 ・・かと思うと、サビの

♪ 昨日より今日よりも明日こそ もっと〜 ♪

から、いきなりメジャーな展開になったりする。

 うーん、天気で言ったら、曇りな天気なのにいきなり晴れ間が出てきた・・・っていう絵が浮かんでくるんだよなぁ。

 曲の温度感的にも、初夏の若葉がむせるような温度感が全体的に感じられて、この時期特有な匂いを感じる曲だよなぁ。

 まあ、当時、そういう状況下で、この曲聴いてたことが多かったからかもしれないけど。。。。


・・・・ということで、動画・・・と行きたいところなんだけど、なしてYOU TUBEにこの曲の動画が無いの?
まあ全盛期過ぎた時の曲だから、しょうがないか。。。
・・・と引き下がりませんよーだ。 探して探して中国のサーバーにあったんでリンク。
よろしかったら、どうぞ。音質は最悪デス。。。

http://www.56.com/u28/v_NTI2MjQyODE.html




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今すぐKiss Me / LINDBERG

1990_03_今すぐKISS ME_LINDBERG






今日の1曲セレクトは、「今すぐKiss Me」LINDBERGです。

まずはデータです。

・タイトル     今すぐKiss Me
・アーティスト   LINDBERG
・作詞       朝野美雪
・作曲       平川達也
・編曲       LINDBERG 井上龍仁
・リリース日    1990年2月7日
・発売元      徳間ジャパン
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    61.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1990年2月19日〜5月14日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「世界で一番君が好き!」主題歌

 「トレンディドラマ」っちゅうフレーズは、めっちゃバブリーの時代の象徴だよね。少なくとも日本中がバブルで浮かれていた1989年以前にはなかった気がする。こんなネーミングは。

 で、「月9」⇒フジテレビ月曜9時ドラマ・・・っていうネーミングも同じ時期だったと思うな。出来たの・・・。

 誰が最初に使ったのかはよくわかんないけど、まあ、フジテレビの誰かなんだろうね。

 今日引っ張ってきた、LINDBERGの「今すぐKiss Me」・・・もちろん、月9の主題歌ですよ。

 90年1月期にほうそうされていた「世界で一番君が好き!」。

 浅野温子、三上博史 主演・・・なんちゅう、めっちゃ「月9」な、これぞ「とれんでぃどらま」! と言わんとばかりのドラマ・・・。

 ・・・なんていって、ワタシゃ見てなかったぞよ。大学受験の真っ最中だったもんで・・・。とれんでぃどらまがどうしたこうしたといってる場合ぢゃなかったもんで・・・。

 それでも、上記の出演メンバーとなると、一発でトレンディドラマ独特の匂いと情景に引き込まれちゃうんだよね。

 大体、若いクセして、OLで、都心の4LDKのマンションに住んでたりして、あんたらどんな生活してんの?

 ・・・っていう設定のドラマが多かったじゃん。

 いまでは、全く考えられないよなぁ。やっぱし、バブリーな時代だったんだよね。

 
 そして、その主題歌は軒並みヒット・・・と。

 こんな傾向も、「月9」というネーミングが出来た、89年くらいからの傾向だったでしょ。

 しかも、それまで無名だったアーティストが突然、大ヒットして来る・・・っていう構図。

 まあ、これがいいのか悪いのかはよくわかんないけど、とりあえず、初めのうちは、まずまず曲はまともだったかなぁ・・とも思うな。

 ちなみに、このドラマの前は「愛し合ってるかい!」で主題歌はキョンキョンの「学園天国」、そのまえが「同級生」でZIGGYの「GLORIA」だったわけだから・・・。

 でも、そう考えると、このドラマのこの曲が一番訳わかんなかったかなぁ・・・。

 うーん、難しいところだけどねぇ・・・。

 でも、とりあえず、この曲のヒットで、トレンディドラマも一気に中高生に広がっていった・・・ってところはあるんじゃないかなぁ。

 うん、そんな感じの曲調だったよね。 まあ、LINGBERG自体、その後にわたって、中高生向けのバンドっていう感じだったし、まあ、戦略的に見て完全にそんな感じだったしね。

 だから、個人的には、このバンドの曲を聴く時は、なんとなく赤面だったんだよなぁ。
 なんかさ、20歳超えたヤツの聴く曲じゃないような感じだったもん。

LINDBERG・・・・渡瀬マキが中心のバンドだったけど、渡瀬マキがその昔、アイドルだったって事を知ってるヒトは・・・うーん、少ないだろうなぁ。なんか、かなりゲンキなアイドルだったような気がする。

 それがいきなり、「ロックバンド」として登場したわけだから、アレレレレでしたよ。当時は。

 まあ、シャレでロックバンド組んでたりしたアイドルはいたけど、まさかマジでやるとはね。

 でもまあ、瓢箪からコマ・・というか、それが成功したわけだから、結果的にはよかったんだろうけどさ。




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かじやん