ミスチルがUSBアルバム発売 いよいよCDは終わってしまうのか
http://www.news-postseven.com/archives/20150605_327301.html


 たしかに記事にあるように、1枚のCDに収まりきれなかったっていう理由はあるだろうけど、じゃなんで、「2枚組」にしなかったの? っていう疑問が残ってしまうんだよね。

結局は、音質の問題なんじゃないのかなぁ。

CDの16ビット 44.1khzの音質規格はもう古いんだよね。 

代わりにここにきて、CD音質に変わって、ハイレゾがにわかに出てきたじゃん。
24ビット、96khzの音質は、なんだかんだ言ってもやっぱりいいんだよね。臨場感があって。

他のアーティストとの「差別化」を考えたら、音にこだわるアーティストなら、ハイレゾで出したいと考えるのは、もはや普通だと思う。

 それを考えたら、CDっていうパッケージ規格自体が、もう古いんだよね。


今回、ミスチルはUSBっていうパッケージになったわけだけども、この先は、主流は、ネット配信だと思う。

 ちょっと前までネット配信といえば、今より貧弱な通信速度と、HDD容量の影響で、mp3やAACなどの音質どがえしの圧縮ファイルでのやり取りをしなくちゃいけなかったわけだけども、動画配信もサクサクできる通信速度、テラサイズのHDDが普通になった今では、ハイレゾファイルのやり取りも苦にならないしね。

 今は ハイレゾファイル対応のネット配信サイトも増えてきているし、ハイレゾファイル対応の曲も増えてきてる。

 ハイレゾ対応の曲が増えてきていることで、一時期曲であれば、音にこだわない傾向にあったヒットチューンも、徐々にだけど、「音」自体を考えるような傾向にもあるしね。

 例えば、別途、新曲レビューでも書いたんだけど、去年の、西野カナの「好き」とかね。
曲内容は別として、イントロを聴いた時、えらい音がよくなってるな・・と思ったのよね。
 ははん、これは「ハイレゾはソニー」のキャッチではないけど、ソニーはハイレゾ市場を曲自体から狙ってるな・・・なんて感じたものよ。

 そういうわけで、今後はハイレゾに移行していくんじゃいかな、業界全体として。


・・・かといって、CDが廃れるかと言うと、縮小はしていくんだろうけど、無くなりはしないだろうね。
アナログレコードの時もそうだったしさ。CDじゃなきゃダメって言うヒトも居るわけだからね。
それに、音自体にこだわりが無いヒトたち・・・・特にアイドル系・・・・は別にハイレゾにする必要性を感じていない人たちもいるだろうし。

・・・・っつか、CDパッケージが廃れたら、困る方たちもアイドルには居るからな。 曲そのものよりも、オマケの方が大事な方達。特に、今、総選挙とやらを行っているヒトたち・・・とか