今回の1曲セレクトは、「Good Love」高橋由美子です。
まずはデータです。
・タイトル Good Love
・アーティスト 高橋由美子
・作詞 柚木美祐
・作曲 本島一弥
・編曲 岩本正樹
・リリース日 1993年2月24日
・発売元 ビクター
・オリコン最高位 17位
・売上げ枚数 19.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 18位
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「お願いダーリン!」主題歌
あー、花粉症の季節ですな。ワタシも20数年来の花粉症で、毎年この季節が憂鬱なんだよね。
ただ、ここ数年は昔にくらべたら症状は治まってきたような気がする。以前ほど酷い鼻水、鼻詰まりも無くなってきたしね。まあ、長年の「付き合い」もあって、対処方法もだいぶ分かってきたしね。
ただ、今日は酷かったな、午前中、ストーブの「換気」をするのに、少しの間、窓を開けっ放しにしてたのがまずかったかなぁ。 午後から鼻水が止まらん。 家の中でもずっとマスクでしたわ。
しかしねぇ、昔はホントひどかったんだよね。日中ならまだしも、夜も鼻水、鼻詰まりが止まりなくて、慢性的に寝不足だったこともあるな。 思い返せば、1993年なんてのは、そのピークでしたね。
・・・・ということで、今回は、そんな「花粉症」がめちゃくちゃ酷かった、1993年の今頃の曲を。。。。
高橋由美子の「Good Love」
うーむ、高橋由美子さんの曲は、だいぶ久しぶりかなぁ。 高橋さんの曲としては、やはり「今頃」ヒットのピークだった、1994年の「友達でいいから」が個人的には大好きだったんだけど、今回はその1年前の曲を。。。
個人的にこの曲好きだったんだよなぁ。なんかワクワクするでしょ聴いてて。元気いっぱいで、笑顔が似あった高橋さんにピッタリな曲でしたよね。
高橋さんといえば、1990年デビューで「最後の正統派アイドル」なんて言われてましたな。
まあ、そう言われていたのは、デビュー当初は、まだ80年代アイドルの匂いが強かったからってのがあったんじゃないですかねぇ。
でも、当時〜90年代初頭〜のアイドルって得てしてそんな感じだったんだよね。
だからなんだけど、すでにアナクロ的だったんだよな今振り返ると。 それが、アイドルを冬の時代に向かわせ、「オタク化」させた一番の要因だったんじゃないかなぁ。
うん、当時の「アイドルオタク」の皆様は、まだ80年代アイドルの幻想を追いかけているところが強かったからなぁ。保守的だったのよね。
だから、高橋由美子さんなんてのも、「正当派アイドル」と言われながら、この「Good Day」より前は、あまり売れてたわけじゃなく、「B級」的なアイドルだったんだよね。
一時、筒美京平氏の曲で、起死回生を狙ったようなところもあったけど、「鼻から抜ける声」大好きな筒美氏を持ってしても状況は変わらなかったりしてね。
結局、行き着くところは、90年代に入ってトレンドが変わったってところに気が付いていなかったアイドルが多かったんだろうけどさ、このヒトは、ちょっと違ったんだよな。
巨匠、筒美氏から、当時、新進だった本島一弥氏 と岩本正樹氏にサウンドクリエーター陣を変更。
これが良かったんだよね。
今聴くと、筒美氏が作った頃の曲と、本島、岩本氏に代わってからのこのヒトの曲の違いって顕著なんだよなぁ。
例えば筒美氏作曲の91年の「元気!元気!元気!」とかさ。当時、この曲決してキライじゃなかったんだけど、やっぱり、80年代なんですよ、見えてくる絵面が。時代は90年代・・・昭和じゃなく平成だっていうのに。
でも、この「Good Love」。この辺から、サウンドが変わるんだよね。サウンドが「平成」なんですよ。
・・・・ぢゃ、どこが違うの? ・・・と言われると、なかなかコトバとして現しにくいんだけど。。。
まず、スピード感が違うよね。この曲のちょこっと「モータウン」気味で、かつスピード感がある曲って、意外とそれまで無かったんだよね。プラス、音の軽さとかなぁ。
なんていうのかな、80年代までの曲って、同じ打ち込みの曲でも、もっとカチッと作っているようなところがあったんだよね。作家陣もアレンジャーも、打ちこみに完全に慣れ切っていない世代だったからさ。
でも、90年代になると、自然とした流れの打ちこみの音になるんですよ。 まあ、機材の違いってのもあるんだけど、世代的に打ち込みにも慣れた、いわばネイティブな世代なんだよね。そこが一番の違いなんだろうな。80年代と90年代・・・・うんにゃ、「昭和と平成」の曲の違いって。
70年代〜80年代の年代の区切りをモロともしなかった、さしもの筒美氏も、この80年代〜90年代への区切り対応には、壁があったんだよね。この時代、筒美氏のネームバリューを持ってしてもなかなか売り上げが伸びてなかったもんなぁ。
いずれにしても、この曲の売り上げは、前曲まで最高売り上げだった、91年の「いつか逢おうね」の6倍も伸びて、一気に20万枚近くまで行った訳で、実質的にブレイク曲となりましたね。
実は個人的にも、このヒトの曲をまともに聴き始めたのも、この曲からだったな。
やっばり若いな。
最近じゃ、歌は止めて女優業に専念しちゃったけど、すっかり「貫録」がついて、お局様的な役回り
が多いもんねぇ。大河にも意外と頻繁に出てたりしてさ。
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