1982_10_長崎小夜曲_さだまさし






今回の1曲セレクトは、「長崎小夜曲」さだまさしです。

 まずはデータです。

・タイトル    長崎小夜曲〜Nagasaki City Serenade〜
・アーティスト  さだまさし
・作詞      さだまさし
・作曲      さだまさし
・編曲      渡辺俊幸
・リリース日   1982年9月11日
・発売元     フリーフライト
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数   10.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 17位

 最近は、あんまり「ベストテン」っていう区切りでランキングを見ることが少なくなったせいか、あんまりベストテン入りしたか、どうか・・っていう見方もしなくなってきたな。
 ましてや、最高位11位で、あと一歩でベストテン入りを逃した・・・とかさ。

 昔、ベストテンが全盛の頃は、この10位と11位の間の差っていうのが、限りなくデカイ溝だったような印象もあったんだけどねぇ。
 それこそ、最高位11位の曲はあわれ〜・・・って感じでさ。

 だから、ワタシのサイトの「ベストテン館」っていうコーナーにも、「最高位11位」っていうコンテンツもあるわけなのよ。

 まあ、この感覚も、ベストテン番組が衰退して20年余りも経って、最近は、なかなか伝わらなくなってきちゃったけどさぁ。


 なんて、ウダウダ書いておりますが・・・、ハイ、今日の1曲セレクトは、そんな「最高位11位」の曲どえす。

 さだまさしの「長崎小夜曲」。

 うーん、↑の様に書いて、「NAGASAKI CITY SERENADE」と読むのですよん。

 82年の今ごろの曲だけど、正直言って、今となっては、かなり「重箱の隅」を突付くような存在になってしまった気もするけどね。

 はたして、この曲を覚えている方もどのくらいいるんだろう・・・と、若干、心配ではあるんだけど。。

 うーん、オリコン最高位11位ではあるんだけどねぇ。。 実は、この曲のC/Wが、あの「北の国から」のテーマ曲でして。。

 そそそ、♪あーあーーー あああああーあ〜 ♪ ってやつね。

↓ コレ



 こちらに、知名度をとられて取られてしまった様な感じもあの、だからタイトル曲の「長崎小夜曲」なんて、しらねーよ・・・っていう感じにもなっちゃっているような気もするんだけどねぇ。

 でもねぇ、これが、結構いい曲なのよ。 

 さだまさし・・・っていうと、浮かんでくるのが、この当時の言い方で「ネクラ」っていうイメージじゃん。

 でもさ、この曲には、そんなイメージはない。めずらしくポップな曲なのよ。

 タイトルからは想像も付かないんだけどさぁ。

 この曲のリリース情報は、当時の明星の付録の「ヤンソン」で知ったのかなぁ、たしか。

 初めて聴いたのは、「全日本歌謡選抜」ですよ。なにせ、このころは、毎週、日曜日の13時〜16時30分は、食いついてましたから、ラジオに。。ふらふら

 で、初めて聴いた時、めっちゃ、意外だったのを今でも覚えてますよ。
 あのころのワタシにも、すでに、さだまさし⇒「ネクラ」っていうイメージが出来上がってたからさぁ。

 だってこの曲の前が、「しあわせについて」⇒映画「ひめゆりの塔」の主題歌・・・よ。

 随分、イメージが違ったもの。

 で、個人的にも売れるかなぁ・・・なんて、一応、期待してたりしたんだけど、結局、あんまり、売れなかったんだよな。10万枚ギリギリまでしか行かなかったし・・。

 うんにゃ、正確には99,970枚で30枚足りないの、10万枚にふらふら

 だから、ちょっと、残念な感じもしたのを覚えてるわぁ、33年前だけどさぁ。


 でも、この曲がリリースされた背景、こういうポップスな曲調になった背景っていうのは、ちゃんとあるんだよね。

 うん、この年(1982年)の7月に「長崎大水害」があってさ、長崎の街に深刻な被害がでたんだよね。重要文化財だった、「眼鏡橋」も、流されちゃったりしてさ。

 そんな状況から復活しよう・・・っていう気持ちも込めてリリースされた曲だったのよ。

 1995年の「阪神淡路大震災」の時の「がんばろうKOBE」とか、2011年の「東日本大震災」の復興キャンペーンの「花は咲く」と同じような気持ちもこめた、この曲だったのよ。

 恐らく今だったら、福山が歌ってたんだろうな、きっと。





よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村