かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

酒井政利

ねじれたハートで / 桃井かおり 来生たかお

1982_09_ねじれたハートで_桃井かおり 来生たかお


今回の1曲セレクトは、「ねじれたハートで」桃井かおり 来生たかおです。

まずはデータです。

・タイトル    ねじれたハートで
・アーティスト  桃井かおり 来生たかお
・作詞      来生えつこ
・作曲      来生たかお
・編曲      星勝
・リリース日   1982年7月21日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 13位
・売上げ枚数   16.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位

いやいや、久々の「1曲セレクトですわ」。書き方忘れてしまっていそうですねぇ。
ここの所、リアル仕事が詰まっていて、週末も「自主的」に仕事しててなかなか1曲セレクトを書く時間がなかったわけなんですが。 たまたま今週末は時間が空いたんで、久々にPCに向かってたりします。

食べ物でもそうなんだけど、子供の頃は嫌いだったけども、大人になるとおいしく感じる食べ物ってありますよね。
音楽も同じなんだよなぁ。
子供の頃嫌いだった曲でも、大人になるとなぜか受け入れられる曲ってありますよね。 まあ、演歌の世界なんてのはそういう曲が多いかな。
この世に生を受けてから数十年。紆余曲折しているうちに、好みの音楽も変わってくるってやつですかねぇ。

今回引っ張ってきた曲も、そんな1曲ですね。

桃井かおり 来生たかお 「ねじれたハートで」

この曲、子供の頃(と言ってもヒット当時、すでに中学1年になっていましたが)、どうもキライだったのね。キライというか、生理的に受け付けたくなかった・・というか。

今考えると、どうしてだったんだろう? なんて首をひねりたくなったりもするんだけど。。。

あの頃、大人の世界に反感があったんですよ。 まあ、反抗期ってやつですね。
小学生の低学年の頃、あんなに早く大人になりたいなんて大人の世界に憧れがあったのがウソみたいに嫌だったんだよな、あの頃。

1982年夏。 ここでは、もう何度も書いてるけど、それまで住んでいた福島から千葉に越してきたという大きな環境変化があったころですわ。
親父が勤めていた会社の寮暮らしという、急に周りが大人ばかりの環境に放り込まれたというのが大きかったのかもしれない。

兎に角、一時、大人の世界が煙たくてしょうがなかった時期があった。

転校生という事ですぐには友達も出来ず、千葉の生活にもなじめず、水も合わずずっとおなかの調子も悪い・・1982年の夏。

そんなイライラもたまっていたのもあるんだろうな。兎に角、このころ、大人の世界が煙たくてしょうがなかったんだよな。

そんな中、流れてきた、4ビートのジャジーな調べが、この「ねじれたハートで」だった。
4ビートのジャジーな曲は、詞の内容からして大人の世界そのものだった。

鬱陶しかったかったんだよな。 この曲が醸し出す大人の世界観が。

そんな個人的感情とはウラハラに、この曲はヒットし、ラジオのヒットチャートを含め頻繁にかかるようになったのが、38年前の丁度今頃だったと思う。

来生たかおさんがキライだったわけじゃないんだよね。この年の年頭に大ヒットした「夢の途中」なんて大好きだったし。 
デュエット相手の桃井かおりさんは、大人の女の色気ムンムンで、当時13歳の私にはちょっと近寄り難い雰囲気ではあったけど。

でもまあ、アダルトと言っても、今の私の年齢から見ると、当時の2人は全然年下なんですけどね。

ちなみに、当時、来生たかお氏 桃井かおりさん 共に31歳。
いやー、あの時の私からは、もっともっとアダルトに見えましたけどねぇ。。。。。

プロデュースは、CBSソニーの酒井政利氏。
 
たださ、キライキライというても、今から思うと本心からではなかったんだと思う。 
うん、どっか引っかかってはいたんだよね。

結局さ、今から思うと大人の世界を拒否したかっただけなんだよ。曲に罪はなかったんだよ。

これは、ちょうど同じ時期に同じようにヒットしていた、五木ひろし氏の「契り」にも同じような感情を覚えてたなんだよね。やっぱり、アダルトな路線を拒否したかったという一時の感情だったんだと思う。


それにしても、来生たかお氏の実姉の来生えつこさんの詞っていうのは、ホント性的だよね。
この曲のちょっと前に大ヒットした大橋純子さんの「シルエットロマンス」の「モロ」性行為ってところから見ると、この曲はまだマシではあるけど。
男と女の色恋物語であることは違いないわけで。。

まあ、当時13歳だったワタシは、まだ「性」に目覚め切っていなかったころだったけど、もう少し後に、この曲なんてヒットしてたら、この曲だけでご飯2杯くらい食えたかもなぁ 

え? エロ話のことですよ。。。。

いまは、こういう性的な色気があるヒット曲って、ホント少なくなっちゃったですからね。
最近のヒット曲に魅力が少なくなったと感じるのは、やっぱりこの部分−エロエロ−を感じる曲が少なくなったからなんだろうな。


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他人の関係 / 金井克子

1973_08_他人の関係_金井克子


今回の1曲セレクトは、「他人の関係」金井克子です。

まずはデータです。

・タイトル     他人の関係
・アーティスト   金井克子
・作詞       有馬三恵子
・作曲       川口真
・編曲       川口真
・リリース日    1973年3月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  7位
・売上げ枚数    30.4万枚
・ベストテンランクイン期間:1973年7月2日〜8月20日付

一昨日の山下達郎氏の「サンデーソングブック」珍盤奇盤特集。 本当に変な曲ばっかかかりましたな。 まあヤマタツ氏曰くPCが飛んだ・・・ということで、以前の珍盤奇盤特集でO.Aした曲を再度流した曲も含まれていましたが。。。
その中で、個人的に「なんじゃ?これ」って思ったのは、やっぱ沢久美さんの「ミミの甘い生活」でしたね。
いわいる「セクスゥイー」路線の曲ですよ。「吐息」が入ってる・・・っていう。しかも女性の吐息ではなく、男性の吐息と来たもんだから。。。。
さすがこのパターンはあんまり聴いたことないなぁ、いままで。  ま、だから逆に耳に残ってしまったのかも。「気持ち悪い」っていう意味で。

いまでは、コンプライアンスだぁ、PTAのママゴンからのクレームだぁ、云々、うるさいご時世と相成ってしまった・・・・からかどうかわからないけど、この手の「セクスゥイー」路線の、いわいる「淫らな」流行歌は、今ではとんと見かけなくなりましたよね。

あの頃ー1970年代ーには、こういう、学校では教えてくれない「教育的」な流行歌もいっぱいあったんですけどね。。。 ヒット曲と言えばそれが普通だったんじゃないかなぁ。

もっとも70年代も後半になるとエロというのもかなりマイルドになりましたが。(これは娯楽の多様化のよりエロも音楽に頼らなくてもよくなった部分が大きいようです)
逆に言えば70年代前半頃までは、ストレートだったんですよね。

そういう時代をリアルタイムで経験しなかった・・・いや、そんな匂いを感じてたような気もするけどね。
大人の世界って面白そうな映った記憶もあるし。だから、早く大人になりたかっあところもある。早く大人になって酒飲みたい・・と、この頃から感じてたところってあるんだよな。



・・ということで、今回の1曲セレクトは、そんな「大人の色気」なこの曲をセレクト。

金井克子「他人の関係」

リリースは1973年。 当時私は4歳。 幼稚園の年少組の頃で、そろそろ物心がつき始めた頃かなぁ。
でも、さすがに「大人の色気」のこの曲は、リアルタイムで聴いた記憶はない。

この曲を知ったのは、後年、「レコード大賞30周年記念」など70年代を振り返るような音楽特番でだったと思う。
あとは、やっぱり「パールライス」のCMだよね。
↓ コレ

 

これには、さすがにかなりあきれ返ったな、ワタシも。
なんか、ちょっとあくどすぎる感じがしてさ。


ところで、この曲をプロデュースしたのは、CBSソニーの名物ディレクターだった酒井政利氏っていうのは、もしかすると意外なのかなぁ。
酒井氏というと、どうしてもこの直後の山口百恵、郷ひろみ、あるいは、同時期の南沙織・・といったアイドル系のディレクターっていうイメージが先行しているところがあるから。

でも、酒井氏著の「プロデューサー〜音楽シーンを駆け抜けて〜」によると、当時、アイドル系ど並行して「アダルト路線」のディレクションも氏が行っていたとか。

以前、ここでも書いた朝丘雪路さんの「雨がやんだら」を筆頭に、坂本スミ子さん、内田あかりさん、大信田礼子さん、梓みちよさん・・・といったらアダルト女性シンガーのディレクションを同時期酒井氏が行っていたりいる。

で、共通しているのが、一度売れて、少し落ち目になった人たちを再びヒットという形でヒットさせたこと。 だから、当時酒井氏は一度落ち目になったアーティストを再生させるという意味で「クリーニング屋」と呼ばれていたらしい。

この金井克子さんにしたってそうだしね。 
なんたって、元「西野バレエ団」の5人娘の一人として、由美かおる、奈美悦子らと人気を分け、1967年からは4年連続で紅白歌合戦にも出場した経験もある方なわけでさ。

そんな熱狂も一段落し、人気も低迷していた70年代初頭、酒井氏と出会い、この曲で、華々しく復活したわけなんだよね。

個人的に、この曲を聴いたのは件の通り、大分後年になってからなんだけど、曲を聴くと嫌がおうにも当時の70年代頃の空気を感じるんだよなぁ。
70年代初頭の独特のメロディラインもそうなんだけど、サウンドですよね。 特にイントロでの低音のフルート。 この低音のフルートの音色を聴くと、いつも決まってゾクゾクしてしまったり。

フルートって、高音域では、透明感のあるさわやかさを感じたりするけど、逆に低音域の音色って、どこか淫靡な感じがしません?

ワタシは、そういうイメージがあるんだよなぁ。夜に向かった〜・・・っていうかさ。 少なくとも夕方から夜に向かうような怪しい雰囲気を醸し出すんだよね。

そういえば、「なんでも鑑定団」の鑑定中の時のBGMも低音のフルートがメインになってるけど、個人的には同じように淫靡なイメージが浮かんだりして 

作詞は、有馬三恵子さん。大人の女性のとしてのポップスは伊東ゆかりさんの「小指の思い出」などの実績があったものの、ちょうどこのころは南沙織さんの一連のヒットを手掛けていたこともあり、その関係で酒井氏と繋がっていたわけですね。

作曲は川口真氏。  詞については、有馬女史ということはあまり驚きはなかったけど、曲が川口真氏っていうのは、ちょっと意外だった。
サウンド的に川口氏とはちょっと違うなというイメージがあったから。
たとえば山下毅雄氏とかさ。少なくとも、上記のように低音のフルートによる湿った淫靡な手触り感は、山下氏に近い感触だったんだけどね。



やっぱヒット当時の動画はなかなかないわけだよね。ということで、出来るだけ古めの動画をリンク。

ところで、「他人の関係」といったら、最初に書いたように金井克子さん本人による「パールライス」のCMもそうだけど、最近(といっても5年位前だが)は、一青窈のカバーも悪くなかったんだよな。
一見、マジメそうな一青さんが、懸命に大人の女を演じてるようで、あれはあれで味が出てたと思いますね。



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冬の色

1974_01_冬の色_山口百恵






今回の1曲セレクトは、「冬の色」山口百恵です。
 
 まずはデータです。

・タイトル    冬の色
・アーティスト  山口百恵
・作詞      千家和也
・作曲      都倉俊一
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1974年12月10日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   52.9万枚
・オリコンベストテン期間:1974年12月23日〜1975年2月24日付

 今、元CBSソニープロデューサーの酒井政利氏の著書「プロデューサー」っていう本を読んでいるのね。
 これが結構、参考になるんですわ。一応、業界人の「端くれ」を自負しているものにとっては。

 曲の創り方、プロデュースの仕方は、それぞれのプロデューサーやアーティストによって考え方がいろいろあるわけで、必ずしも答えは一つではないんだけども、ワタシ的には、やっぱりリリースするんなら、「売れる」ことが一番だと思うわけなんだよね。

 「おしりかじり虫」の歌詞の文句ぢゃないけど、「売れてナンボの商売」だと思うわけなんですよ。

 もちろん、売れなくてもいい曲はいっぱいあるし、CD売れなくてもいいライヴができればそれでいい、っていう考え方もあるんだけども、個人的には、基本、やっぱりCDをリリースする限りは、売れなきゃダメっていう考え方なんだよね。

 売れることで、聴き手も幸せになるし、出しても幸せになるわけで、それこそwin to winの関係になると思うんですよ。


 その点、酒井政利氏は、これまで、南沙織を始め、郷ひろみ、山口百恵、キャンディーズ・・・等々、70年代〜80年代のレコード売上げシェアの5%を一人で売上げてきたスゴイヒトだから、「売れる曲」のノウハウって人一倍持っている方なんだよね。

 だから、読んでいて売れる曲のプロデュースの仕方、考え方っていうノウハウは勉強になるんだよねぇ。。。

 もちろん、最近よくある「強引」な売り方は「×」ですよ。A氏率いる某グループとは言わないけどさ
あくまでも、楽曲のよさ、実験性、アーティストの特性を充分考えた上での売り方のノウハウですね。


 ・・・ということで、前置きが無くなっちゃったけど、その酒井政利氏がプロデュースした、山口百恵の「冬の色」を持ってきました。

・・・っていうのはいいんだけど、この曲、山口百恵としては、かなり初期の曲なんだよね。果たして、これ読んでくれている方のどのくらいの方が、曲を知っておられるか、ちょっと不安なんだけど・・・。

 でも、この曲で、山口百恵ってオリコンで初めて1位を獲得してるんですよ。
 初期で有名な曲っていったら、74年の「ひと夏の経験」だと思うんだけど、(♪あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ〜♪っていうあれね)、でもオリコンで1位は取ってない。最高3位だからね。

 で、1曲挟んで、この曲で初めて1位を獲得するわけです。

 ちなみに、昭和40年代最後の1位獲得、昭和50年代最初の1位獲得曲でもあるんだけど、最近は、平成10年代とか、言わなくなったよなぁ。
 今年は平成20年だから、そろそろ平成20年代最初の1位〜とか、いってもいいような気もするんだけど・・・あせあせ

 なんて、話がずれだけど、この曲のどこが、そんなに良かったんだろ?

 っていっても、正直、ワタシもよく分らないんだよね。インパクトの点からすると、どうしても「ひと夏の経験」の方が上だし・・・。

 何分 ♪ あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ〜♪

 だものね。
 前回のバービーボーイズの「目を閉じておいでよ」ではないけど、やっぱし「きわどい」ところがインパクトになっているわけです。

 うん歌謡曲の基本ですなこれは。。。

 そこからみると、この「冬の色」は歌詞の点でのインパクトは、いまひとつはっきりしないし。。。

 そう考えると、メロディライン、サウンドなのかなぁ。

 確かに、出だしの

 ♪あなたから許された口紅の色は からたちの花よりも薄い匂いです〜♪

 のAメロの部分は、どことなく、ラテン色があるような「ムード歌謡」っぽい流れが独特だしね。
 これは、ちょっと、固定ファン以外も狙ってるぞ・・・っていう匂いはする出だしの流れですわね。

 ただ、サビの

♪恋する気持ちに疑いなんて入れる隙間はありません〜 ♪

のメロディラインは、いかにも「70年代歌謡」っていう王道を行くような、ちょっと大げさな流れで、今からすると、ちょっとダサイんだけどさ。

 でも、当時からすると、これが定番っちゃ定番な流れだったんだろうね。

 うん、いかにも馬飼野康二氏が好んでアレンジするような・・・。

 そういういみでは、Aメロは、それまでにない山口百恵 プラス、定番のサビっていう流れで、一見新しそうに見えて、実は定番なんですよ〜っちゅう、斬新性と定番性を組み合わせた曲って感じが、一見新しく見える(←この表現、ヘンだね)、そういう曲なんだよね。

 ちなみに、この曲はオリコンで初登場18位。登場2週目で1位獲得・・・なんちゅう、当時としては、かなーり、すごいチャートアクションを展開しております。(1位は5週連続)

 うん、この時点では、オリコン史上では「初登場1位」という曲は、まだ存在してませんでしたから・・・。

 売上げ52.9万枚っていうのも、「横須賀ストーリー」の66万枚、「いい日旅立ち」の53.5万枚に次ぐヒットであったりします。

 山口百恵の場合は、大体、年に1曲が「勝負曲」となっていたわけだけども、次の勝負曲は、76年の「横須賀ストーリー」になるわけです。その間の1年半は、そこそこって感じで、あんまり有名な曲がない、ちょっと空白の時期だったんだよね。
 

 山口百恵とて、全ての曲が「勝負曲」ではなかったわけです。

 個人的には、リアルタイムで経験した78年以降は、すべて「勝負曲」のようにも思えるんだけども、必ずしもそうではないんだよね。




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