1977_04_北国の春_千昌夫


今回の1曲セレクトは、「北国の春」千昌夫です。

まずはデータです。

・タイトル    北国の春
・アーティスト  千昌夫
・作詞      いではく
・作曲      遠藤実
・編曲      京健輔
・リリース日   1977年4月5日
・発売元     徳間音工
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数  130.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1979年2日5日〜2月12日 3月12日〜3月19日付

夜中の世界から、どんばんわ。 
只今1時30分。帰宅してから書いてたら、こんな時間になってしもうた。。。

だ、もんで頭が回ってませぬ。 駄文、ご了承くださいませ。


この間まで桜の季節なのに寒いのう・・・なんて言ってたのにすっかり暖っかくなりましたよね。
全国的に「春〜」な季節となりましたかね〜。 ラジオからは盛んに「春の歌」が聴こえてくるし、まあ、いい季節になりましたよ。

こういう時はラジオじゃないけど、春の歌を持ってきたくなる訳です。

・・・・ということで、今回の1曲セレクトは「春の歌」で〜。

千昌夫「北国の春」 

うわっ、めちゃくちゃベタっ    でもいいんです。 この曲、まだ書いてなかったんだもん。

こんな「国民的」というか、もろ「昭和」を代表する曲を書いてなかった・・・っていうのは、一重に「演歌」チックだったから・・・なんだよね。

なにせ、作詞は、今や、「泣く子も黙る」JASRAC会長、いではく氏。 作曲は、故遠藤実 御大ですよ。

これぞ、ザ・ゲ―ノー界てきな雰囲気が、どうも筆を遠ざけていたんだろうな。
なんて、真面目に書く事じゃないけど、単純に「演歌」は遠巻きにしてたからね。やっぱ、この世界は、ワタシらの世代の曲じゃなかったからなぁ。

・・・と言いながら、でも、やっぱりキニなる。 キニナルというか、子供の頃テレビから、この手の曲はいつでも流れて来てましたからねぇ。表面上はワタシらの世代の曲じゃないとか、好きじゃない・・・と言っても、無意識の中に体に染み込んじゃってるんだよね。

だから、この季節〜春〜になると、頭の隅っこの方かどこからともなく流れてくるっちゅうかねぇ・・・。

まあ、年を取って来る度にノスタルジーを感じやすくなってきてるってのもあるんだろうな。

ノスタルジーといえば、先週、往年の「国鉄」時代の花形車両だった「583系」が引退になりましたよね。
ワタシらの世代では憧れた人も多かったんじゃないかなぁ。それこそ、今回の「北国の春」じゃないけど、遠く青森からやってくる「583系」の特急には、いつでもどこか旅情を感じたもんだよね。
・・・と同時に、北国までの距離の遠さを感じたもんだよなぁ。

故郷は遠きにありて思ふもの

そう言う時代だったからこそ、この「北国の春」って曲にもノスタルジーを感じたんだろうな。

新幹線がデフォルトになり、青森まで3時間で行けるようになった今では、この曲がヒットした40年前とは比べもんにならないくらい、北国までの距離は近くなったし、そうなると、当時のようなノスタルジーを感じるのも難しくなった訳で。。。

そう言う意味では、やっぱり「昭和」って言う時代の産物なんだろうな、この曲なんかは。


・・・・と自分でもなに書いてんだか、よく分かんなくなってきちゃいましたが。。。

チャートマニアからしてみれば、「北国の春」といったら、超ロングヒットだろうなぁ。
↑のデータを見ても分かるように、最終的には130万枚なんていう、「ミリオンセラー」となったこの曲。

まあ、なんせ「国民的」な曲なわけで、ミリオン行くのも当たり前か・・・って感じもするし、逆に言えば「そんなもんなの」? なんて思われるかもしれないけど。。。

でも、この曲の特出することは、ここまでたどり着くまでの粘り強さだよね。

リリースは1977年4月。 今から丁度40年前だ。  なんて書くと、「はぁ〜、もう40年経つのね」なんて感じもするけど

でもね、この国民的な曲、オリコンでは1977年4月25日付で99位初登場。 でも、すぐに100位圏外に去ってしまったりして、なかなか上昇する機運が見られなかった。
最初は後のミリオンセラーなんて思いもつかないほどの泣かず飛ばずだったんだよね。

火がつき始めたのは、翌78年に入ってから。ジワリと少しずつランクを上げ、そのまた翌79年1月。やっとこさっとこベストテン入りまでたどり着く。
で、ついに初登場以来91週でミリオンセラー達成。

初登場以来91週目でミリオン達成・・・っていうのは、昔はオリコン史上、最遅の記録だったんだけどね。。。
うん? これは、今でもそうなのかな?

何分90年代のメガヒット期にあまりにも、ミリオンが乱発したんで、その辺の記録の整理がつかなくなっちゃったからなぁ。

ちなみに、オリコン最高位「6位」でのミリオンセラー達成は、80年代までは最低ランクでのミリオン達成だったんだけども、90年代に入って、沢田知可子「会いたい」とかミスチル「CROSS ROAD」も最高6位でミリオン達成。 その後、シャ乱Qの「シングル・ベッド」が最高9位でミリオン達成・・・と、この「北国の春」が最低ランクでのミリオン達成記録では無くなっちゃいましたけどね。

でも、なんと言っても91週もかけてのミリオン達成というところに意義があるんでしょうね。
そこにたどり着くまでに、どれだけ沢山のヒトに浸透して行ったのか・・・と言う事を考えるとさ、やっぱヒット曲の醍醐味なんだよね。そこにたどり着くまでの紆余曲折と言う物語を考えるとさ
 これは、同じミリオンでも、僅か1週でミリオンを超えてしまう、某アイドルの曲では味わえない醍醐味なんですよ。

だからこそ、40年経った今でもエバーグリーンな曲な訳だし、日本だけではなく、中国、東南アジアetc、アジア圏で幅広く知られる日本の曲になったんじゃないのかなぁ。




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