今回の1曲セレクトは、「白い雲のように」猿岩石です。
まずはデータでする。
・タイトル 白い雲のように
・アーティスト 猿岩石
・作詞 藤井フミヤ
・作曲 藤井尚之
・編曲 松浦晃久
・リリース日 1996年12月21日
・発売元 コロムビア
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 113.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1997年1月20日〜3月3日付
今回はマクラ無しでいきなり、本題。
猿岩石「白い雲のように」
いや〜、でもね、どう書こうか。 正直、個人的にこの曲あんまり好きじゃないんだよね。だから、未だに音源も持ってなかったりする。。。
なので、この曲ディティールまで、覚えてなかったりしてね うわっ、むちやくちゃですねぇ。。。
もちろん、当時、ラジオから流れてくるこの曲を「ながら」では聴いていたわけで、だから、全く知らない訳じゃない。
まあ、図らずもミリオンセラーになったような曲を、全く聴いてなかったというんじゃね、長年、ヒット曲を追いかけてきた「自称」ヒット曲ウォッチャーの名が廃るわけで。。。。
じゃ、なんで、ミリオンセラーにもなったこの曲を、当時は、好きじゃなかったのか。
ま、最大の理由は、このヒトたち、もともと「お笑い」なわけじゃん。それなのに、少しばかり歌が上手いからと言って、アーティスト然として歌っていた事に「かちん」と来たんだろうね。
いや、それまでにもお笑いのヒトがレコードをリリースしたことは多々あった。ビートたけしだって、明石家さんまだってレコードリリースしてたわけだしね。
でも、みんな「お笑い」って言う本業の中の、余技、言って見ればシャレだったわけじゃん。
だけども、このヒトたちは、本業のお笑いの方はサッパリだったのに、例の「電波少年」のヒッチハイク企画で、ちょいと人気が出て、その余波でリリースした歌が、たまたま当たったわけで。。。。
キミたちは、お笑いだよね? それなのに、どうしてアーティスト然としているの? っていうところに不信感があったんだよな。
で、もって、この曲に続けてリリースされた曲も、まあ、尻つぼみにはなって行ったけども、連続してそこそこ売れたじゃん。
そこも不信感だったんだよなぁ。 シャレでリリースして、シャレで売れたなら分かるけど、なんで続けて売れるの? のがさあ、分かんなかったんですよ。
兎に角、当時はCDが売れまくってたからねぇ、なんか安易にリリースして、安易に売れてるよな・・・っていう不信感がつのって来て居た頃なんだよな。
折角、90年代前半まで積み上げてきたJ-POPのレベルがガラガラと壊れてきたようなイメージがあったんですよ。売れるからと言ってお笑いでも何でもアリ・・・っていう曲が増えてきたのがこの頃だしさ。
そう言う不信感の延長線上に、この曲があったもんだから、どうしても触手が伸びなかったんだよな、今振り返るとさ。
そう言うしがらみは脇に置いといて、改めて曲を聴いてみた。
まあ、曲自体はいい曲だよね。藤井フミヤ、尚之兄弟の傑作の一つだと、素直に思う。
なにより、曲を聴いて途端、「あ、藤井兄弟」だって分かるところがいい。
フミヤは、この曲のちょっと前に「Another Orion」っていう大ヒット曲も飛ばしていた頃で、チェッカーズ解散後、第2の波に乗っていた時期ですね。
蛇足だけど、今、コレ書くのにwikipediaを見てたら、プロデュースが秋元康ってなってるんですけど、そうなの?
うーむ、やっぱり、このヒトは、売れそうなサムシングがあるところには必ずいますねぇ。。。
藤井尚之

今回の1曲セレクトは、「Blue Rain」チェッカーズです。
まずはデータです。
・タイトル Blue Rain
・アーティスト チェッカーズ
・作詞 藤井郁弥
・作曲 藤井尚之
・編曲 THE CHECKERS FAM.
・リリース日 1987年11月6日
・発売元 ポニーキャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 14.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1987年11月23日〜12月7日付
ここのところ、頻繁に1曲セレクトを書かなくなったのは、確かに、まだ、書いていない曲のストックが少なくなってきたこともあるんだけど、残っている曲が、これまた、書くのが難しいんだよね。
やっぱ、引っ掛かりがでかい曲から、今まで書いてきたからさあ。
残っている曲は、たしかに、当時、聴いてはいたんだけど、個人的にはあんまり引っ掛かりが少ないって曲が多いんだよなぁ。
だから、なかなか筆が進まないんだよね。。
まあ、言い訳っちゃ、いい訳だけど・・・

ただ、来年以降の1曲セレクトについては、ちょっと考えてる事があるんでね。それについては、また年末あたりに書こうかと思っています。
・・・ということで、今回引っ張ってきたのは、チェッカーズの「Blue Rain」って曲。
あー、これまた難しいなぁ・・・。
いや、たしかに当時は、それなりには聴いてた。 ただ、あんまり触手が伸びなかったのは確かでさあ。 チェッカーズのレコード音源は、シングルはそこそこ揃ってたりするんだけど、この曲は、今の今まで持ってなかったのよ。
唯一、「ザ・ベストテン」で録音したテープだけかなぁ、持ってたのは・。
でも、さっき、録音したのよ、この曲のレコード音源


28年っていう時空を超えて



ま、レコード音源といっても、例のStardigioからの「エアチェック」録音だけど・・・・。 でも、ここからPCでデジタル録音して、カンタンにマスタリングすれば、ほぼCDから、mp3に落としたくらいの音質音源はできるんで、エアチェックといっても、実質はCDから録音したのと変わんないんだけどね。
で、さっき、エアチェックをしながら、この曲聴いてたら、「この曲書いてなかったよな」なんて、思いーの、引っ張ってきちゃいました。
ま、試練のつもりで。。。。


この曲はさあ、重いんだよね、なにせ。
ここまで、重い曲は、チェッカーズのシングルとしては、初めてだったよな。 たしかに同じような曲調な曲として、84年の「星屑のステージ」があった。でも、ここまでヘビーじゃなかったしな。
まあ、これも、作られた曲であった「星屑のステージ」と、自分たちで作った、この曲との違いというわけなんだろう。
ただ、それまでのチェッカーズにはなかった印象が強かったのと、それが、一般受けしなかった・・・っていうことで、前曲の「WANDERER」まで、守っていた、売上げ20万枚っていうラインを、この曲では大きく割り込んだのも事実で。。。
まあ、それをどう見るかなんだけどさ。 ウレセン路線を捨てて独自路線に入ったと見るか、単に、一般受けしなかった・・・と見るか。
ワタシは後者と取った。 たしかに自分たちで作詞作曲をするようになって、それまでのウレセン路線とは一線を引いたところはあるだろうけど、かといって、この時点で完全にヒット路線をはずして、自分たちの本当にやりたい方向に向かっていたか・・・というと、この時点では、まだ、なんとも言えないんだよね。
この曲にしたって、確かにヘビーという点では、「星屑のステージ」以上ではあるけど、かといって、全く違う路線であるか・・・というと、そうとも言い切れない。 リズム体だけ聴いてると、それほど大きな違いもないわけで。。。
そういう意味では、まだまだ、中途半端な印象は拭い去れない。 そこなんじゃないかなぁ、この曲で売上げが一気に下がったのは。
ちなみに、この曲の曲調ってチェッカーズ、好きなんだよねぇ。この曲から1年半後の「Room」も全く同じような曲調だし。 なんにも言わなかったら、両者の区別はどうなの? なんて感じだしさ。ただ、作曲は、この曲はナオユキだったのが、「Room」では鶴久氏っていう違いはあるんだけど。。。
まあ、個人的に、この「Blue Rain」って曲の印象・・・っていうと、やっぱ、ぱっと聴きの通り、暗くて重い印象しかなかったんだよなぁ、当時は。
やっぱ、この曲がヒットしてたころ、大学の「推薦入試」に落ちたっていう苦い思いがあってさあ。 そそそ、あの時、頭の中でヘビーローテーションしてたのが、この曲だったんだよ。
たしかドン曇りの日だったな。この曲のヘビーなイメージとシンクロして、重い気持ちがさらに重くなったのを覚えてる。
いままで、あんまりこの曲聴いてこなかったのは、あの「試練」・・・というか、苦い思い出があったからかもしれないな。
まあ、あれから28年たった今となっては、人生の中の1ページに過ぎない出来事よ。たかだか大学受験の失敗なんてさぁ。。
・・・・なんて思えるようになったのも、時代の流れ・・・というか、年の功ってやつですかねぇ。。。
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今回の1曲セレクトは、「NANA」チェッカーズです。
まずはデータです。
・タイトル NANA
・アーティスト チェッカーズ
・作詞 藤井郁弥
・作曲 藤井尚之
・編曲 チェッカーズ 八木橋カンペー
・リリース日 1986年10月15日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 24.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年10月27日〜12月1日付
ひっさしぶりにチェッカーズの曲でも持ってきましょうかね
「NANA」。
1986年、ワタクシが17才の時のヒットやね。
セブンティーン、いつ聞いてもいい響きや


いや、まてよ、最近、「NANA」っつたら、あれか・・映画になった「NANA」。
うんにゃ、この曲は、あれとは、まーったく関係がないですぞ。
っつうか、29年前の曲だもんな、そもそも関係あるわけないんだけど。。。
ところで、この曲は、チェッカーズが、それまでの「出来合い」の曲でリリースするのを拒絶し、初めて自らのプロデュースでリリースした、最初の曲ですわ。
ま、それに関しては、いろいろすったもんだがあったんだけどね。この辺については、「暴露本」がいろいろ出てるんでね。
まあ、すでに、完全なオリジナルメンバーでは再結成がありえなくなった、チェッカーズなんで、その辺は暗黙の了解済みなんでしょう。
そんなすったもんだの影響もあったのか、それまでの曲調からは、結構、すっとんだ曲調だったからなのか、売上げ枚数は、伸び悩んだんだけどねぇ、この曲。
それまで、30万枚を維持してきた、売上げ枚数が、この曲から20万枚にダウン。しかも、前曲の「Song for U.S.A」から、比べても10万枚近く、一気に落ちたからねぇ。
じゃ、そんなとんでもない曲なのか・・・っちゅうと、個人的には、悪い曲だとは思うわなかったけどなぁ。
むしろ、それまでの数曲から比べると、開放感があって、いいと思ったんだけどねぇ。
なんかさ、それまでの数曲は、どっか、窮屈な感じがしてたのよ。あの大ブレイクした当時の、奔放さが消えてしまったような。
ま、その辺、本人たち自身が、丁度このころは「ゲーノー界に対して反抗期だった」って、告白してるからねぇ。
プロの仕事・・・・ことに、スポーツとか音楽って、技術的な部分というよりもメンタルな部分が大部分を占めるからさ、そういうのって、良く分かるもんなんだよね。
ことに、音楽に深く関わってくれば、よく分かるのよ。「あれっ?」っていう部分が。
85年後半から86年前半にかけてのチェッカーズには、それを感じてたよな。
でも、この曲で一気に弾けたんで、やっと、問題は解決したんか〜・・・って思ったもんだったけどねぇ。
ま、実際、問題は解決するどころか、より深刻になっていたのは、その後の歴史が語るところよ。
第一のケチの付け所は、この曲がNHKで放送禁止になったことだよねぇ。
そそそ、例の
♪ やろうぜ NANA 〜 ♪
ってところ。
「やろうぜ」っつったって、具体的に何、やるの・・・っては言ってないんだけど、どうも、NHKのお偉方には、それが「SEX」に映ったようでして。。。

・・・っつうことで、放送禁止。
今考えると、ナーンセンスっつうか、なんつうか・・・。
ま、29年経った今では、そんなことはないんだけどさ。 っつうか、今じゃ、もっと「キワドイ」歌詞の曲でも、NHK全然OKだから。
うん、「SEX」方面の歌詞はいくらキワドくてもOKになったけど、代わりに「逮捕」されたアーティストの曲は放送禁止な状況に変わったねぇ。
ま、NHKだけに限らないけど。。。。


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