今回の1曲セレクトは、「待ちぼうけ」堀ちえみです。
まずはデータです。
・タイトル 待ちぼうけ
・アーティスト 堀ちえみ
・作詞 竹内まりや
・作曲 竹内まりや
・編曲 鈴木茂
・リリース日 1982年8月21日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 26位
・売上げ枚数 9.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 19位
今月は1982年の曲、かなり書いてるよなぁ。 で、またまた、今回も1982年の曲でスンマセン。
はしょり? ・・・・という声が聞こえてきそうだけど、ハイ、半分は当たってたりして。。。
たまたま、オリコンチャートブックをペラペラめくってたら、目に止まっちゃったの。。。
うん、それだけ。。。
でも、ちゃんと「今」の時期にヒットしてた曲ですよ〜。
まあ、オリコン最高位26位止まりだったわけで、ヒットに値するかどうかは微妙なところだけど、レコード売上げ的には、この曲が9.8万枚で、デビュー第3弾のこの曲で確実に、売上げは上がってるんですよね。
詞、曲は竹内まりやさん。いやいや、この時の竹内まりやは、当たってたんだよねぇ。
同時期に河合奈保子の「けんかをやめて」も大ヒットさせてたし。
ただ、この年にヤマタツ氏と結婚して、シンガーとしては休業状態だったんだよね。あくまでソングライターとして活躍してたまでで。。
で、もって、アレンジは、元はっぴぃえんどの鈴木茂氏。
つまりぃ、大きな目で見ると、はっぴいえんど、ティパンアレイ人脈で作られた曲って訳ですね。
(竹内まりやの旦那の山下達郎は、元々、大滝詠一大先生人脈出身)
うん、これは、シングル第3弾にして、ホリプロ側も勝負をかけて来たんだろうね、ある意味。
中身は、かわいらしい、いかにも「アイドル」っていう、詞の内容を、竹内まりやらしい、アメリカンポップス調のメロディラインで包まれているっていうイメージ。
うん、堀ちえみの曲の中でも、一番、ニューミュジック的な曲かもなぁ。
あのころ、松田聖子を筆頭に、ニューミュージック系アーティストによる曲リリースが流行ってたからなぁ。(しかも、ほとんどティンパンアレイ系人脈によるもの。。。ある意味、ティンパンアレイ系人脈が80年代アイドルの曲の質を向上させたともいえる)
だけどさ、真正直に捉えると、アホらしい、ちょっちありえない内容でもあるんだよね。
彼氏に会うために待ち合わせ場所で40分も待っているのに、まだこない・・・
どうしたの? ふられちゃったの? って疑問をいだきながら、「もう、あなたなんかキライ・・・」
ってその場を立ち去る・・・。
でも、よくよく考えてみたら、時計の針を2時間進めてたのに気付く。
ごめん、あなた待ってるよね・・・・。
・・・っていう内容ですね。
堀ちえみ、当時15歳。年相応で可愛らしいと言えば、可愛らしい。 でも、ドジといえばドジ。
っていうのかな。
少なくとも、「スマホ」、「メール」、「LINE」が当たり前になった今では、まずもって起こりえなくなったシチュエーションですよね。 それだけに「時代」を感じちゃったりして。
33年前にはまだ起こりえたシチュエーション・・・・・うんにゃ、33年前でも時計の針が2時間進んでれば、気づくよな・・・普通。 なんて書いたらもともこもないか。。。
それまでの堀ちえみって、キャラクター的に、いまひとつインパクトがつかめないままで居たんだけど、この曲で、なんとなく、その後、決定的なキャラクターとなる「ドジでのろまなカメさん」を彷彿させるような仕掛けになっていますよね、この曲。
蛇足だけど、この曲の出だしは
♪ ディズニーウォッチのぞく〜 ♪
ってあるけど、当時、ワタシも、ディズニーウォッチしてたんだよなぁ・・・。なんて、脈略もないこと書いたりして・・・
うん、そんなことで、喜んじゃったりした、ウブな当時の私がいたりしてさ。
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