かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

着メロ

さくらんぼ

2004_02_さくらんぼ_大塚愛





今回の1曲セレクトは、「さくらんぼ」大塚愛です。

 まずはデータです。

・タイトル     さくらんぼ
・アーティスト   大塚愛
・作詞       愛
・作曲       愛
・編曲       愛 Ikoman
・リリース日    2003年12月17日
・発売元      エイベックストラックス
・オリコン最高位  5位
・売上げ枚数    52.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:2004年3月4日 3月18日〜4月29日付

 えー、ヒットチャートを追いかけていると、時には全く思っても見ない動きをしてくる曲があるもんです。
 まあ、それが、ただ、チャートを楽しんでいるだけだったら、「おー、また、新しいヒトが出てきた〜」と楽しんでいるだけでいいわけなんだけど、これを「生業」にすると、そうも言ってられないんだよね。

 全く予想も出来ませんでした〜・・・では、死活問題にもなりかねないわけで・・・(大げさな。。。。ふらふら

 逆に、それほど期待していなかったのに、とりあえず取り上げてみた曲が、大化けすることもあったりする。まさに棚からボタ餅・・・ってつやで・・・。

 今日は、まさーに、後者の典型だった、大塚愛の「さくらんぼ」を引っ張ってきたりしました。
もう11年前になるんだねぇ。月日が経つのはマジ早だわ。

 えー、少し前に平原綾香の「JUPITER」の時も書いたんだけど、当時は、某大手着メロサイト「い●メロミックス」の運営に携わっておりまして、毎週の新曲の調達(セレクト)なんぞをやっておったのですが、この曲がリリースされた、2003年12月17日は、目ぼしい新曲が全くな〜い。。。

 まあ、現在もそういう傾向だけど、年末のジリ貧リリーススケジュールだったわけね。

 たださ、毎週、発注する「新曲枠数」ってのが決まっておりまして、これを満たさないと、下請けの制作会社が困る・・・ということで、頭をひねりまして、まあ、1回分の制作費は捨てたと思って・・・って全く軽い感じで、発注したのが、この曲だったりしたのよね。

 実は、ヒドイ話なんだけど、その時点で、ワタシャ、この曲を1回も聴いたことなかったりしたんだけど。。。ふらふら

 まーったく、どういう曲かも知らない、売れる保障も全くない状況で、上で書いたように、1回分の制作料を下請けのためのドブ捨ての積もりでセレクトしたの。今だから書いちゃうけどさふらふら

 当時の着メロの新曲は「ドル箱」だったからさ。セレクトする方も、チャート上位に入ってきそうな曲を外しちゃいけないと思って、慎重の上に慎重を重ねていたんだけど(音源調達の関係で、制作費も割り増しだったしね)、方や、「新曲がない」となると、それまた、困った事態になってたわけさ。

 ただ、この曲の前の「桃ノ花ビラ」は、売れなかったけど、聴いてたんだよね。たしかドラマの主題歌だったよね。日テレドラマ「すいか」の主題歌だっけか。
 これ、たまたま見てて、なんか「へんちくりん」な曲だなぁと思いながらも、なんか、頭にひっかかっててさ、だから、そのせいで、まだ、売れてなかった「大塚愛」っていう名前も知ってたんだけどさ。
 セレクトした理由は、ただ、それだけ。。。


 そんなわけで、2003年12月17日分リリースの新曲は、大塚愛「さくらんぼ」1曲にしぼって(・・・というか、他は全くなかったの)、リリースすることにしたんだけど。。。



 しかーし、転機はすぐやってきた〜〜〜ぁ。M-ONの「カウンドタウン100」でこの曲のPVを見ちゃったのですよ。

 すぐにピーンと来ましたね。このPVの大塚愛って、めちゃかわいいじゃん。これ1点目。それと、曲そのものだよね。例の「イェイ」とか「もう一回!」ってやつ。
 おめぇ、ヒトを小バカにしてるんか・・・という、ギリギリの線での「遊び精神」これが2点目。 この2点でやられたですわ、この曲には。

 これ見て、新曲の一番いい位置に「鎮座」させる事を決意しましたよ、ワタシャ。

・・・・といっても、上記のように、この週の新曲は、これしかなかったんだけど。。。ふらふら

 案の定、リリースしたとたん、みるみるみまにDLされて行きましたけど・・・。

 他のサイトが、ほとんどCDリリース日にリリースしてなかったこともあってさ、まさに、「棚からボタ餅〜」ってこのことだぁ・・・と思ったねぇ、当時。


 この曲って、ブレイク曲ってこともあって、CD売上げは、最初そうでもなかったんだよね。売れ方。
 でもPVの評判と、例の「合の手」で、ジワジワとチャートあがってきたじゃん。

 それに併せて、こっちも、随分、悪乗りやったしなぁ。いろんなバージョンリリースしたもの。
 「もう一回!」って声入れて永遠にループさせるバージョンとか・・・。ボコーダーでヘンチクリンな声入れたバージョンとか。。。1曲丸まる収録したバージョンとか。。。

 CDのロングヒットもあって、この年1年で、この曲、300万DL以上行きましたねぇ。「い●メロミックス」だけで。
 たしか、この曲以上のDL数を記録した曲はないはず。
 まあ着メロが最盛期ってこともあったんだけどね。 
 

 でも、最初、「捨てた!」と思った曲が、思いもかげない「ウチでの小槌」になっちゃったわけよ。大判小判がザークザクってやつで。。

 多分、「思いがけないブレイク」って身をもって体験したのは、あの時が最後だったかもしれないな。


教訓! 1曲を大事にするべし! 思いもかけない曲から小判が降ってくる・・・・・かもよ。。


 あれから11年。最近では、ほとんど「予期せぬ大ブレイク」って。ほとんどないなぁ。業界全体が活気ないのは、こんな「想定外」なブレイクが、ほとんど起きてないからだろうな。


 

JUPITER

2004_01_JUPITER_平原綾香






今回の1曲セレクトは、「JUPITER」平原綾香です。

まずはデータです。

・タイトル     JUPITER
・アーティスト   平原綾香
・作詞       吉元由美
・作曲       Gustav Holst
・編曲       坂本昌之
・リリース日    2003年12月17日
・発売元      ドリーミュージック
・オリコン最高位 2位
・売り上げ枚数  90.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:2004年1月15日付〜4月29日付、2005年1月13日付〜1月20日付

えー、今回セレクトしてきたのは、平原綾香の「JUPITER」。
リリースが2003年の暮れだから、もしかすると、今まで1曲セレクトで書いた中で、一番「最近」の曲かもしれない。
 2005年〜2010年に「mixi」で書いていた「1st Season」の「1曲セレクト」の時は、時代的に新しすぎて書かなかったし・・・。
 なにより、この曲については、まだリリースしたばっかりの頃、「新曲レビュー」って言う形で、2003年当時、自分のサイトにリンクしていた「BBS(掲示板)」に書いてたんだよね。 そういう経緯もあって、いままで、「1曲セレクト」では書いてなかったんだよね。

 でも、あれから10年以上経ったし、そろそろ改めて書いてもいいか・・・と思い、今回「セレクト」してみました。

 この曲がリリースされた当時、ワタシは、 今はニコニコ動画があまりにも有名になってしまった、某会社が運営していた・・・っつうか、いまも運営してるんだけど・・・、某着メロ、着ウタサイトで、楽曲配信の運用をまとめておりまして、併せて、着メロで配信する曲のセレクトもやってたんだよね。

で、当時の上司から口を酸っぱく言われていたことが、「他社を出し抜く」ような曲をセレクトすること。

 他社を出し抜く・・・とは、他社の「着メロ」サイトで配信していない、かつ、これから「確実」にヒットしそうな曲をいち早く配信すること・・・ってこと。

 つまりは、一般的には注目されていないけど、いわいる「ブレイク」してくる曲をいち早く掬いあげること だったんだよね。
 「必ずヒット」してくると分かってる曲は、必ず配信をかけなくてはいけないわけで、数学的にいえば「必要条件」。
 でも、プロのセレクターっていうのは、それだけではダメで、これから「ブレイク」してくる曲をいち早く掬いあげる、数学的にいえば「十分条件」をいかに満たすかってところに集客がかかって来るんですよ。
 いわば、いかに「必要十分条件」を満たすか・・・っていうところですね。

でね、この「JUPITER」がリリースされた前後は、 その「十分条件」を捉えるセンサーが、働いていた頃だったな。
 これから「ブレイク」するかどうか・・・なんて、マニュアルがあるわけでもないし、ある種の「カン」に頼るしかないんですよ。

 まえも一度書いたことがあるかも知れけないけど、初聴で「ピン」と来るかどうか。
まあ、「引っかかる」とも言うんだけど・・・。

 この曲を初めて聴いたのは、忘れもしないな。 たしか2003年の11月の終わり頃、アキバにあった石丸電気のCDコーナーですわ。
 たまたまBGMでこの曲が流れてきたんでよね。一聴して、「これはヤバイ」と思ったなぁ。
 おもわず、震えが来たのを覚えてる。いや、いい意味での震えなんですけどね

「引っかかる」どころじゃなかったなぁ。 これはすごい・・・と思ったもの。

兎に角、このヒトの「低音域」の力強さね。とてもこれがデビュー曲だとは思えなかった。

あの震える感じは、宇多田ヒカルの「Automatic」を初めて聴いた時と同じような感覚だったんですよね。

これはなんかが来るぞぉ〜、大きな波が・・・・っていう感覚。

それで、この曲、着メロで配信しよう・・・って、その時点で即決したなぁ。 
ただ、本当にヒットするのかどうか…って言う確信は無かったけどね。
それで、CDリリースと同時の12月17日に「イチオシ」で配信を開始したんだけど、たしかCDリリースと同時に配信を開始したのはウチだけだったと思う。

結果は、してやったり   

あの時期は、大塚愛の「さくらんぼ」とか、河口恭吾の「桜」も同じように、ブレイクと同時に「出し抜いた」りして、本当、自分でもカンがさえてた時期だと思うな。

いや、自分で思ってた以上の反響だったと思う。

第一、この曲が、ここまで「ロングセラー」になるとは、流石に初聴のあの時でさえ思わなかったもの。
これだから、ヒット曲っていうのは分からない。
 逆にいえば、そこがヒット曲の面白いところなんですけどね。最初から結果が分かっていたんじゃつまんないじゃん。
 最近は、最初から結果が分かってる曲が多いけど。。。


いまでも、この曲を聴くと、あの頃を思い出すなぁ。
今は「仕事」として曲のセレクトをしなくなったんで、流石にあの頃のような、「ブレイク」を見抜くカンは、大分無くなっちゃいましたけどね。。。




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