かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

由紀さおり

夜明けのスキャット / 由紀さおり

1969_06_夜明けのスキャット_由紀さおり






今回の1曲セレクトは、「夜明けのスキャット」由紀さおりです。

 まずはデータです。

・タイトル    夜明けのスキャット
・アーティスト  由紀さおり
・作詞      山上路夫
・作曲      いずみたく
・編曲      渋谷毅
・リリース日   1969年3月10日
・発売元     東芝音工
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   109.0万枚
・ベストテンランクイン期間:1969年3月31日〜7月7日付


 えー、今回の1曲セレクトは、前置き無し!
 かなり久しぶりに、1960年代のヒット曲を持ってきましょうか。 

 由紀さおり「夜明けのスキャット」

 この曲、今ごろのヒットだったんだねぇ。てっきり、ワタシが生まれた、「夏ごろ」のヒットだと思ってた。

・・・というのも、ワタシとしては、もちろん、知らないはずなんですよ、この曲。まだ、生まれてなかったから。。あせあせ

 えーと、おかんのおなかの中にいましたね。ふらふら 

 8月生まれだから、仮にベストテンギリギリ、ランクインの頃は、妊娠9ヶ月目か・・・。

・・・なので、知らないはずなのに、なぜか、知ってたりして。ふらふら


 いや、初めて聴いた・・・ハズ・・・・の時に、既に、この曲知ってたんだよね。
 どっかで、聴いたことあるぞ・・・・と。

 この辺って、生命の神秘なのですかねぇふらふら


 しかし、この曲は実験的な曲ですよ。何分、1コーラス、全部スキャットで通す・・とは。。。

 そそそ、例の ♪ ルールールルルー ♪ ですね〜。


 それと、この独特のサイケデリックさでしょ。 なんて言うのかなぁ、原色が入り混じった猥雑さとエロティズムっていうのかなぁ。 ちょっとクスリをやってたかのような幻影さ。
これが60年代終盤の独特の、猥雑的な時代背景を物語っていたりして。

 自分が生まれた年ってこともあるけど、このころの時代背景は、個人的には好きなんですわ。
  まだ、みんな貧しかったけど、毎日「何かあるぞ」・・・みたいな前向きな期待感とエネルギーを感じ取れたり・・・。

 まあ、今から思うと 現実の世界というよりは、夢の世界にいるような感覚に囚われるんだけどね。
それは、ワタシがまだ、おかんのおなかの中にいたからですかねぇ。 そういう感覚を感じるんだよね。この曲には。


 でも、時代性を感じる曲だから、100万枚なんてミリオンセラーになったんだろうな。
 当時も、ミリオンセラーなんて、年に1枚か、2枚しか出なかったからねぇ。
 もちろん、固定ファンなんて無きに等しい時代だったから、全浮動票な時代だったわけで、それこそ、一般性(大衆性)がなきゃ、売れない時代でしたからねぇ。


 だけど、 東芝さんって、昔は、実験的なレコード会社だったよなぁ。 レコード会社としては、後発の「強み」で、伝統に縛られない、自由さが当時はあったからだろうな。

 60年代〜70年代にかけては、一番「垢抜けた」レコード会社だったものなぁ。
近年の没落、そして、ユニバーサルへの吸収・・と昔の栄光を考えると信じられないですよね。




最近は、ピンクマティーニとの共演ですっかり時のヒトとなった由紀さおりさんですが、この曲の頃は21才。
ただ、この曲がリリースされるまでは、全くヒット曲が無く、そろそろ歌手として完全引退か? ・・と言う時にこの曲に出会う。人生どこでどうなるかなんて分かんないもんだよねぇ。

 ちなみに、この曲は、元々、ラジオの深夜番組のオープニングBGM用に書かれた曲で、だから、もともとスキャットしかなかったんだよね。なにせBGMなので。。。
 でも、その時のこの曲に対する反響が凄くて、急遽、歌詞をつけてレコード化したという経緯も残ってたりするんだよね。

この当時は、深夜ラジオ放送の黄金期。深夜放送の聴取率が5〜6%もあった時代なわけで、今とは比べ物にならないほど影響力があった時代。 当時の「若者の解放区」と言われたラジオの深夜放送から、たくさんのヒット曲が生まれたわけなんだけども、この曲もそう言うヒット曲の1曲なんですよね。


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手紙 / 由紀さおり

1970_10_手紙_由紀さおり






今日のオススメの1曲は、「手紙」由紀さおり です。

まずは、いつものようにデータから

・タイトル       手紙
・アーティスト     由紀さおり
・作詞         なかにし礼
・作曲         川口真
・編曲         川口真
・リリース日      1970年7月5日
・発売元        東芝EMI
・オリコン最高位    1位
・売上げ枚数      67.6万枚
・オリコンベストテンランクイン期間:1970年8月3日付〜11月2日付


 毎日、i-tunesを聴きながら、通勤してるのね。 あ、このあいだ、「STAR LIGHT」の時も同じようなこと書いたけどね。 いま、「ニューミュージック」編を入れてるんだけど、たまたま、今日聴いてたのが1970年前後の曲だったのよ。 そう、この曲も含まれてたんだけどね。
 で、「あ、そういえば、この曲って、今頃のヒットだったよなぁ」と思いまして、急遽、引っ張ってきました。
当初は、全く考えてなかったんだけどね。ホンとは、また「アイドル」の別な曲を考えてたんだけど、また、後日書きまする。

 しかし、この曲、いいよね。いまでは、考えられないような「まっすぐ」な曲でさ。 やっぱし、ボーカルのイメージかなぁ。どうしても、「由紀さおり」っていうと、ウチらの年代でも、文部省唱歌とか、「トルコ行進曲」っていう、感じだもんね。 どうしても、「流行歌歌手」というイメージでは・・。
 でも、正真正銘、オリコンで1位とってる、アーティストだかんね。 しかも、前年の「夜明けのスキャット」につづ
いて2曲めの1位獲得曲。 今で言ったら、浜崎とか、大塚愛ですよ。 


 この曲の聴きどころは、やっぱり、ベースラインの動きですね。めずらしいところですが、作曲、アレンジが川口真さんの場合は、ベースラインを注意して聴くっていうのが、「鉄則」・・・とまでは言わないけど、聞き耳立てるべきですよ。
 もののホン、「歌謡曲完全攻略ガイド」っていう本では、この曲「カーティス メイフィールドを思わせるような華麗な16ビートを展開していて〜」とあるように、この曲のベースライン、動きが激しい16ビートのベースラインなんですよね。
 最近は、このテのベースラインの曲は、あんまり聴かない。やっぱり、基本ロックやヒップホップにリズムが偏っちゃっ
てるからかなぁ。
 この曲は、同本でも紹介されているように、シャンソン、または、アレンチポップスに近い、ヨーロッパ系ポップスのイメージが多分にあるもんね。
 そういえば、フレンチポップスの名曲、シルヴィバルタンの「あたなのとりこ」もベースラインは、この曲のように動きがあるもんね。
 川口真氏による作曲の曲では、河合奈保子の「愛してます」も似たようなベースラインだね。 兎に角、川口真氏の曲はベースラインは注意して聴いてみるべし! ほんと、特徴的で、面白いですよ。

 でも、複雑なベースラインにしては、曲構成は、ものすごくシンプルだよね。

 A⇒A’⇒A⇒B(サビ)

 これだけ・・・・。 サビなんて、♪涙で つづりかけた お別れの 手紙 ♪ だけですよ。わずか4小説。
うーん、なんてシンプル。 それでいて、しっかりと印象づけられるメロディライン。 最近の「重箱の隅をつついたよう
な」複雑なサビとは、えらい違いだよね。
 やっぱ、シングルは、シンプルかつ、インパクトが理想なわけで・・・。


 だけど、この時期、東芝EMIさんは、時代の先端の音を出してましたよね。
 このころの曲の「音」をレーベル別で聞き比べると、ほんと、違いがよく分かりますよ。
 それぞれ、レーヘルで音の違いがよく分かる・・というかね。 老舗のコロムビアとか、ビクターなんて、音、ボコボコだもん。
 やっぱし、演歌主流ということで、音質にはあんまりこだわらなかったのかねぇ。

 そりに比べたら東芝さんの音は、まさにこの時代を象徴させるような音だったね。
 最先端の音、だけでなく、音楽も洋楽にインスパイアされていて最先端だったもんね。

 それに比べたら、最近の凋落は・・・。 これも時代の流れですかねぇ・・。

 ちなみに、この時の 由紀さおりさんってまだ、20代の前半だったんですけど・・・。
 ジャケ写見ると、メチャクチャ大人っぽいよねぇ・・。
20代にも見えないなですけど・・(失礼)




※2005年10月に書いたものの再掲載です。
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