今回の1曲セレクトは、「白いページの中に」柴田まゆみです。
まずはデータです。
・タイトル 白いページの中に
・アーティスト 柴田まゆみ
・作詞 柴田まゆみ
・作曲 柴田まゆみ
・編曲 古川健次
・リリース日 1978年8月25日
・発売元 ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 23位
・売上げ枚数 10.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 25位
先月、門あさみさんの「ファッシネイション」を書いた時も同じような事を書いたんだけど、仕事として曲セレクトをするときに、いままでもちょびちょびとは考えつつやってきたことがあるんだよね。
昔、ちょっと流行った曲で、「今」でも充分使えそうな曲の「掘り起こし作業」っていうのを考えることがあるんですよ。
いや、正直言うと、「新しい」音楽っていうのも、そろそろ限界なんぢゃないかなぁ・・・って最近思ってたりもしてるところもあってさ。
「過去の曲」というと、ちょっとダサイんだけど、タイムレスっていうのかなぁ、時代を感じさせないような曲なんだけども、今じゃ、眠ってしまっているような曲を、もう一度、掘り起こすっていうのも、この先、重要になってくるんぢゃないかなぁ・・・なんて、思ってたりもするのね。
今回セレクトしてきた「白いページの中に」なんてのは、いいんじゃないかなぁ・・・って思ってるんだよなぁ。
うん、個人的には、この曲は「掘り起こし」候補の上位的な曲なんだよね。
まずもって、今聴いても、全然古くないんだもん。知らないヒトが聴いたら、今の曲っていっても、遜色ないですよ。はっきり言って。
この独特のアンニュイ感がたまらないのね。サビの
♪ よみがえる午後のやすらぎも 白いページの中に〜 ♪
なんで、ぞくぞくしちゃいますよ。
まあ、この柴田まゆみって言うヒトの、やや鼻にかかったような抜ける声質も性的なところに感じるってところもあるけどね。
今って、インパクトっていうよりも、洋楽的な均一さっていうか平坦なメロディラインな曲が多いし、ロングヒットっていったら、ミディアムスローな落ち着いた曲ってなんなく相場が決まっているじゃん。 この曲、ぴったりなんじゃないかなぁ。
ま、そう書きつつ、ここ何年か、この曲カバーする人もボチボチ出てきたりして嬉しい事ではありますね。
ただ、まだ、オリジナルの、このけだるい、アンニュイさを超える様なカバーは出てきてないなぁ。
やっぱ、この曲を歌いこなせるのは、性的な女性ですよね。それが「いい女」の条件でもあるんだけどなぁ。
この曲、もともとは、第15回ポプコンの入賞曲。やっぱり、ポプコン出身なんだよね。このヒトも。
ちなみに、同じく第15回ポプコン入賞者に、あの長渕剛「巡恋歌」、ロブバード「目を閉じて」がいたりもします。
ちなみにちなみに、優秀賞は佐野元春だったりします。この時の関東地区大会の激戦はいまでも語り草ですよね。佐野元春と競り合ったのが杉真理で、後年、ナイアガラトライアングルvol.2で二人が一緒になったのも時の悪戯だよね。
時代を感じるよなぁ。
この曲、本人が生で歌っているところは、初めて見ましたわ。
もともと、あまりテレビに登場しない方だし、ヒットらしいヒットはこの曲だけでしたからねぇ。
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