かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

松本伊代

ビリーヴ / 松本伊代

1984_12_ビリーヴ_松本伊代






今回の1曲セレクトは、「ビリーヴ」松本伊代です。

 まずはデータです。

・タイトル    ビリーヴ
・アーティスト  松本伊代
・作詞      売野雅勇
・作曲      筒美京平
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1984年11月1日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 11位
・売上げ枚数   13.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 13位
・タイアップ:TBS系ドラマ「転校少女Y」主題歌

 最近頻繁に書いてるけど、またまた「イーヨちゃーん」でも持ってきましょうかねぇふらふら

 いや、本当は違う曲を持って来ようと思ってたの。でも、過去のアーカイブを調べたら、すでに書いてまして。。。ふらふら
 最近、多いんだよな、このパターン。

・・・で、ちょっと考えてたら、あるじゃん・・ちょうどいい曲が。そうそう、いまの時期になるのを待ってたんですよ。。
 なんて、思いながら、引っ張ってきちゃいました。


 この曲っつつたら、例の「大映テレビ」ドラマ、「転校少女Y」の主題歌っすよふらふら そそそそ、高部知子が主演だった・・って書いて、「そうそう」って言っていただける方は、同年代ですねぇ〜ふらふら
 毎週火曜日20時〜21時っすよ。ちなみに、その後、21時〜22時は「毎度 おさわがせします」でした〜。
 うーん、うちらの世代をターゲットにしたドラマが立て続けに並んでいたな。この時代は。ある意味いい時代だったかなぁあせあせ

 ちなみにちなみに、この頃は、「大映テレビ」ドラマの最好調期で、TBSの火曜20時枠、土曜21時枠、2つも抑えてたもんね。土曜21時枠は、もちろん「スクールウォーズ」だったけど。。あせあせあせあせ


 なんて、またまた話が脱線気味・・・。元に戻しましょう。

で、「ビリーヴ」だけど、どうなんたろ? 結構、この曲、ボニータイラーの「ヒーロー」を意識して・・・なんて、言われるけどさ。
 いや、意識してたんだろうねぇ。 だってさあ、↑で書いたように、もう一つの「大映テレビ」の「スクールウォーズ」が「ヒーロー」だったじゃん、主題歌が・・・。

 こーれは、いやがおうにも意識しないはずが無い。作曲が、パクリ・・・いや失礼・・・サンプリングの帝王筒美京平氏なら、特にふらふら
 というか、84年の曲を書く時、最近いつも書いてる事なんだけど、当時、「ヒーロー」流行りだったんだよな。マイナー系の曲だと、みんなどっか意識してたんだよ。

 でも、さすがにこの曲は、「モロ」でしたなぁ。今だったら「パクリ」疑惑で、ネットで騒がれてるよな・・・って感じで

 その結果、松本伊代にしては、めっちゃスピード感、緊張感がある曲になりましたわ。

 少し前に書いた、堀ちえみの「クレイジーラブ」も全く同じパターンだったよなぁ。

 で、まあ、いま気がついたんだけど、いずれもアレンジャーが萩田光雄氏なんだよね。

 うーむ、これは、筒美京平氏というよりも、萩田光雄氏が意識的に「ヒーロー」にしてたかねぇ・・・、なんて、今、思ったりして。。。

 それでも、堀ちえみの「クレイジーラブ」もそうだったけど、この「ビリーヴ」も、それまで暫く低迷してた松本伊代の、久々の10万枚オーバーの曲になったわけだから、やっぱ、当時、このテの「ヒーロー」な曲は「流行り」だったんだよねぇ、なんだかんだいっても。

 いや、今聴いても、84年末、あの時代の曲だよなぁ、いかにも。

 うん、あの時代じゃなきゃ、考えられない・・・っつうか、85年でも、86年でも、逆に83年でもないのよ、この「匂い」はさあ。。


 そして、ワタシは、勉強しなければいられない気分になる・・・・。


 受験だったかんねぇふらふらふらふら ・・・・。 これは、何年経っても条件反射だよねぇ、まるでパブロフの犬。。。。。





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時に愛は / 松本伊代

1983_12_時に愛は_松本伊代






今回の1曲セレクトは、「時に愛は」松本伊代です。

 まずはデータです。

・タイトル    時に愛は
・アーティスト  松本伊代
・作詞      尾崎亜美
・作曲      尾崎亜美
・編曲      鷺巣詩郎
・リリース日   1983年11月23日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数   18.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1983年12月12日〜12月19日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「私は負けない!ガンと闘う少女」主題歌


 えー、一昨日の「オリビアを聴きながら」に続いて、「尾崎亜美」作詞、作曲の曲・・・うん、尾崎亜美つながりね。
 どうも、こう、年末も近づいてくると、ちょっとジミーな曲でも、どこか心が温かくなるような曲が恋しくなってきますよね。
 
 ただでさえ、あわただしい年の瀬、せめて、夜くらいは、心が暖かくなる曲を、シンミリと聴きたいものです。

 ・・・で、そうなると、なぜか、尾崎亜美の曲が恋しくなる。まあ、絶対出来ないんだけど、一昨日の「オリビアを聴きながら」のような、ジミだけど、心が癒される曲が多いですからねぇ。尾崎亜美の曲は。

 うん、今回ひっぱってきた、松本伊代の「時に愛は」は、そんな尾崎亜美の曲の中でも、「オリビアを聴きながら」に次ぐ、バラードの名曲ではないのかなぁ。

・・・と個人的には思ってしまいます。

 まあ、パラードといっても、メジャー系の曲だし、だから、全体的にも「オリビア〜」よりは、ポジティブな感じ。でも、そのぶん、「暖かみ」は、感じるんだよね。

 寒い夜、あったかいココアでも飲みながら、じっくり聴くと、こころが癒されるような・・・。

 松本伊代の、歌い方もこの曲は、どことなく「かわいらしく」歌ってるしなぁ。。。
 最初は、困ったようだけどね。このテのバラードの曲は、初めてだったんじやないかな、シングルでは。尾崎亜美本人に随分、相談したようだね。

 実際、尾崎亜美が歌うと、もうちょっと、感じ強いんだよね。歌い方がハッキリしているというか・・・(尾崎亜美バージョンは、セルフカバーアルバム「POINT-2」で聴けます)。

↓ コレ


 それに対して、松本伊代の場合は、可愛らしさを強調したところが強いしね。

 サウンドも、オリジナルの尾崎亜美バージョンは、もっとシンプルなんだよね。楽器編成的にはほとんど同じなんだけど。。。

 特に サビの

 ♪ とーきにー 愛は心に〜 ♪

 からの流れって、どこか、リタクーリッジの「We're All Alone」に似てるでしょ。 これって、なんとなく、確信的にやったような気もするんだけど、それを考えると、松本伊代のバージョンのサウンドのほうが、「We're All Alone」に近いかな。

 うーん、「We're All Alone」をオリビアニュートンジョンが歌ったら、どうなるか? ・・・って感じかなぁ。
 オーケストレーションも比較的派手めに仕上げてあるしさ。これはねアレンジャーの鷺巣氏のアイデアですかねぇ。

 いずれにしろ、やっぱし、松本伊代のアレンジャーは、鷺巣氏が一番、料理がウマイよなぁと思いますね。テクノ風OK、この曲のようにストリングス主体のオーケストレーションOK・・というわけで。。。

 でも、そう考えると、尾崎亜美−オリビアニュートンジョンって、なかなか離れないなぁ。

 まあ、これも、鷺巣氏の仕掛けだったりして。。。あせあせ


 時に、この曲は、「私は負けない!ガンと闘う少女」っていうドラマの主題歌だったんだけど、もう、だれも覚えてないよね。
 たしか、NHK大河ドラマの裏でTBSで放送してたんだよね。

 ワタシも見てたような見てなかったような・・・。松本伊代がそのまま主演だったってことは、当時の月刊「明星」で見た。ふらふら


 でも、その効果があったのか、曲が良かったのか、この曲は、松本伊代にとっては、デビュー曲の「センチメンタルジャーニー」に次ぐ、売上げ枚数、 アーンド、オリコンでは自己最高位獲得曲だったりする。

 そそそ、このヒト最高位は、オリコンで8位だったのです。
「センチメンタルジャーニー」は、最高9位だったかんねぇ。

 それも、意外と知られていない事実だったりして。。。あせあせ




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抱きしめたい / 松本伊代

1982_12_抱きしめたい_松本伊代






今回の1曲セレクトは「抱きしめたい」松本伊代です。

まずはデータでっすぅ〜。

・タイトル    抱きしめたい
・アーティスト  松本伊代
・作詞      康珍化
・作曲      亀井登志夫
・編曲      鷺巣詩郎
・リリース日   1982年11月5日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   15.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 11位

 あれ? さっきも「抱きしめたい」ぢゃなかった?
・・・っておっしゃる方、あなたはスルドイ!

 はい? どこが? トピタイトル見れば分かるぢゃん

うーん、なぜか、同名異曲がこの時期に固まってたんで、ちょっと遊んでみたのですヨ

 しかし、なんでこの時期に「抱きしめたい」が固まるんですかねぇ〜。やっぱし、寒い時期は「抱きしめたい」なんですかねぇ〜。
 ちなみに、ビートルズの「抱きしめたい(I Want To Hold Your Hand)」もリリースは11月なんだよね
お、これは確信的か


・・・ということで、松本伊代の「抱きしめたい」どえす。

 松本伊代って、82年組の中では一番「実験」してると思いません?
 中森明菜、小泉今日子ほど絶大な人気があったわけではないこのヒトが、んじゃ、なにで差別するか・・・といったら、楽曲での冒険だったわけですね。
 
 これは正解ではなかったですかねぇ。だから、やはり同じ程度の人気だった、堀ちえみ、石川秀美では、このヒトたちの曲ってなんだっけ? となっても、松本伊代の曲ってなんとなしにでも、今でも覚えてるヒト多いでしょ?

 それはやっぱし、曲で「遊んでた」からぢゃないんですかねぇ。あ、いや、遊んでた・・というより「実験してた」って言ったほうが見栄えがいいですかね。

 さすがにディレクターは、飯田久彦氏だけあって、ただでは転びませんわね。

 このあいだ書いた「センチメンタルジャーニー」のあと、3作目「TVの国からキラキラ」、4作目「オトナじゃないの」はテクノ歌謡とつつげて、5作目のこの曲は「チャイニーズ」。

なんだ、この展開は・・・・!?

 うーん、この展開ってもしかして、YMOへのオマージュ?
つまりさ、YMOってテクノの代名詞だけど、中国服着てたりしてたじゃん。これを模したんんですかね!? うーん。

・・・っていうくらい、かなり不思議な展開でしたね。

 まあ、それだけ、「え? なに?」っちゅう具合に、ヒトを振り向かせるキャッチーな展開ではありましたよね。

 だってほんとに ♪ジョワ〜〜ン テケテケテンテン・・・♪ 「ワタシ ダキシメタイ アルヨ・・・」っていう雰囲気だったじゃん。この曲。

 なんで、「抱きしめたい」がチャイニーズなの? 

っていうさ。

 実は、このチャイニーズ展開って、この曲の前の「オトナじゃないの」でも予見してたんだけどさ。
・・・・っつうのも、最後の転調する前の「繋ぎ」の部分に、「シャンシャン」ってチャイニーズのドラっぽい音が入ってるんですよ。 当時は気がつかなかったんだけど、今のになってよくよく聴いてみると「ナルホドナ」なんか思ったりしてね。
 

 で、曲の方は、やっぱし、なんていってもサビの部分の

 ♪ ん・・抱きしめたいの〜 ♪

 の声質でしょ。 

 それと、このサビに入る時の ♪チキュチョン♪って入るギターリフ。
 もう、これに尽きる。 だってさ、散々「不思議な曲」って煽ってきた割には、その他の部分はどうも、つかみ所がないんだもんさ。この曲。

 逆に言えば、この部分だけで充分、この曲の「役割」を果たしてるともいえるんだよね。

 うーん、この部分聴きたいためだけにお金払ってるっていうかね〜。


 ハイ、そういう曲ですよ。この曲は。


 あ、蛇足だけど、上でも書いたように、この曲は雰囲気がチャイニーズでしょ。で、この次の曲が「チャイニーズキッス」っちゅうんだよね。
 これが、タイトルは「チャイニーズ」なんだけど、中身は「チャイニーズ」でもなんでもないという・・・。
 これまた不思議な展開なのですよ

 はい、こんな感じで松本伊代さんの曲には、いつも新曲がでるたび肩透かしを食らっておりましたねぇ。
 うーん、よくいえば、「想像を絶する曲」をいつも聴かせてくれていたっちゅうかね。

 うん、だから、面白かったっていう部分は強いですね。
「あ、またコレか」って思わせるよりはいいでしょ?
 その反対行ってたのが渡辺徹氏なんだけど・・・。このヒトは徹底的にワンパターンだったじゃん。

 まあ、この辺については近日中に・・・。




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冗談からコマ?〜センチメンタル・ジャーニー まだ50.Ver〜

 うーむ、この間から、「センチメンタル・ジャーニー」付いてますけど。。。。

 この間、1曲セレクトで松本伊代さんの「センチメンタル・ジャーニー」を書いた時、

例の ♪ 伊代はまだ16だから〜 ♪ の部分、誕生日が来て17才になった途端、♪ 伊代はまだ17だから〜 ♪ に変わったのを聴いてて、さしずめ今歌ったら、 ♪ 伊代はもう50だから〜 ♪ になるのか

・・・・なんて書いたら、ホントに出ちゃいましたね。。。。。

「センチメンタル・ジャーニー まだ50.Ver」

↓ コレ




まさかな〜、 冗談のつもりでこの間書いたんだけど〜 ホントに出るとはね。。
冗談からコマってこのことかぁ〜、なんて、おもっちゃいましたわ、このニュースを聴いた時は。。。

まあ、歌詞は ♪ 伊代はもう50〜 ♪ ぢやなく、原詞通り、 ♪ 伊代はまだ50〜 ♪ になってますけど。。。

それにしても、50才のアイドル風ヒラヒラ衣装は、痛すぎるぞぉ〜 伊代様。

センチメンタルジャーニー / 松本伊代

1981_11_センチメンタルジャーニー_松本伊代






今回の1曲セレクトは「センチメンタルジャーニー」松本伊代です。

まずはデータですぅ。

・タイトル    センチメンタルジャーニー
・アーティスト  松本伊代
・作詞      湯川れい子
・作曲      筒美京平
・編曲      鷺巣詩郎
・リリース日   1981年10月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   34.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1981年11月30日〜1982年2月1日付
・タイアップ:ロッテ「ガーナチョコレート」CM曲

 この間、「センチメンタルじゃね!?」ってことで、この曲の「イントロ」を大胆にもサンプリングした、Enjoy Music Clubの「「EMCトラベル」って曲について書いたんだけど、今回は「本家本元」、松本伊代の「センチメンタルジャーニー」どぇす

 この曲は、ある意味衝撃的でしたね。
 まず、松本伊代っていうヒトの声質ですよ。この鼻から抜ける声質は、なんともいえない個性を感じたなぁ・・・。と書くと、良心的なんだけど、正確には「変な声」・・・と思ったのが正直なところだったりして・・・。
 いや、それまで、このテの鼻から抜ける声のヒトって、この時点では知らなかったんですよ。他に。

 たしかに、それ以前に、平山三紀っていう、やっぱり同じような声質のシンガーがいたんだけど、その頃は知らなかったしさ。

 それと、なんていっても歌詞だよね。

 ♪ 伊代はまだ16だから・・・♪

 なんちゅう、自分の名前を歌謡曲の歌詞に盛り込んだ曲なんて、それまでなかったんでないの?
 これは、画期的な歌詞ですよね。強烈な一人称な歌詞というか・・・。
 それまでの歌謡曲って、「わたし」はあっても自分の名前と無かったですよね。
「わたし」であっても、それは、自分個人ではなく、だれかを演じている場合がほとんどだったし。
 そんな御伽噺の世界がアイドルポップスだったわけで・・・。

「伊代はまだ16だから」・・ということで、こは、完全に松本伊代のこと歌ってんだ・・・と言うことになるわけだよね。

 ついでに書くと・・・、これ、誕生日が過ぎて17歳になったとたん「伊代はまだ17だから」に変わったのは、ちょこっとマヌケな感じもしたけど・・・。
 さしずめ、今歌ったら「伊代はもう50だから」になるんでしょうか(爆爆爆)

それはそれで、一度聴いてみたい気もするけど・・・(爆爆爆)

ちなみに、NHKでは、「伊代」っていう固有名詞の歌詞が使えず、「ワタシはまだ〜」になってたりして
これはこれでマヌケだったりするんだけどね。
山口百恵の「プレイバックPart2」で「ポルシェ」って言う固有名詞が使えなくて「車」になってたのと同じで


 曲は筒美京平氏。 もう、何度も書いてるけど、筒美氏は、この手の鼻から抜ける声質のアーティストを手がけるのがうまいですよね。
 これは、平山三紀さんのときもそうだけど、うまい具合に鼻から抜ける音を響かせるメロディラインというか・・・。それが艶っぽく聴こえるところがいいんだよね。

 ま、この曲の場合、やはり、声質というところから、平山三紀狙いで筒美氏だったのかもしれないけど、それは、うまくはまっているんではないですかねぇ。

 鷺巣氏のアレンジもこの季節にもぴったりな暖かみのあるふんわりしたイメージだしね。

 ハイ、アイドルのデビュー曲としては、これ以上の隙のない仕上がりになっているんぢゃないですか、

 まあ、それだけデビュー当時の期待が大きかったんだろうけどね。残念ながら、この曲を頭にセールスは尻つぼみになって行ったのは歴史上の事実だよね。

 んー、逆に考えると、これちょっと売れすぎたんだよね。まあ、それだけ、この曲の完成度が高すぎたともいえるんだけど・・・。
 第2弾以降の行き場が見えにくくなってしまった・・というか。

 まあ、松本伊代自身、もうちょっと器用なキャラクターだったら、いろいろと曲調も考えられたんだろうけど、何分、キャラクターが固定しちゃってたからねぇ。この先の行き場がなくなっちゃったってところはありますよね。




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【キニナル曲】センチメンタル・じゃーね!?

 最近さFM東京聴いてると、やたらと「けったい」な曲がかかるんですよ。 イントロは、完全に松本伊代の「センチメンタル・ジャーニー」なんだよね。
 
 最初は、なぜに松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」? しかも今さら・・・。


・・・・なんて思ったんだけど、これがそうじゃない。

イントロは、完全に「センチメンタル・ジャーニー」のサンプリングなんだけど、実は、これが、全くの「別曲」。

Enjoy Music Club ってヒト達の「EMCトラベル」って曲。

↓ コレ

https://soundcloud.com/enjoymusicclub/emc_travel

ね、めっちゃくちゃ「ウザい」曲でしょ。

これがねぇ、どうも、今FM東京の「推薦曲」になっているらしく、最近FM東京1日聴いてると、何回もかかるのよ。


ところで・・・。 これって、「センチメンタルジャーニー」の編曲扱いになるの? 作曲者は「センチメンタルジャーニー」の筒美京平になるの? どうなの? っていうのが、ずーっと頭に引っかかってましたねぇ。
 
・・・と思って、一応、JASRACの作品データベースを調べてみた。

すでに Enjoy Music Clubの「EMCトラベル」で登録されてた。。。

BUT、作曲者が筒美京平氏ぢゃなくて「EMCAT」ってなってるけど、いいんでしょうかね?

いやまてよ、サンンプリング元は「センチメンタルジャーニー」ではあるけども、イントロ部分のサンプリングなんで、作曲者の筒美京平氏ではなく、編曲者の鷺巣詩郎氏に関係してくるのか。。。
だから作曲者としては筒美京平氏は問題ないんだよな。

・・・とすれば、うまいところをサンプリングしてきやがったな。

ただ、レコード音源をそのままサンプリングしてるんで、著作隣接権には絡んでくるよな。 いったいどういう契約になってるんですかね、この曲。 なんか興味が尽きない。

あー、完全に職業病。 

少なくともイントロクイズにゃ出せない曲だよな。 イントロ聴く分には、「EMCトラベル」だなんて全然分かんないもの。

オトナじゃないの / 松本伊代

1982_09_オトナじゃないの_松本伊代








今回の1曲セレクトは、「オトナじゃないの」松本伊代です。

まずはデータです。

・タイトル     オトナじゃないの
・アーティスト   松本伊代
・作詞       糸井重里
・作曲       筒美京平
・編曲       鷺巣詩郎
・リリース日    1982年8月5日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位 16位
・売り上げ枚数  11.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 12位

 最近1982年の曲を数多く書いてるよなぁ。ハイ、そしてまた、今回も1982年の曲なんだけどさ
やっぱ、なんだかんだ言っても、個人的には1982年って言う年は特別だったんだよな。今に続く物が確立されたと言っても過言ぢゃないっていうかさ。
 兎に角、この年はヒット曲を手当たり次第聴いてた・・・って感じだったんだよなぁ。1日中ラジオつけっぱなしで。。
 この年、ワタシは中学1年で、福島から千葉に越してきたばっかりで、本来なら、越してきてすぐに部活に入部するはずが、結局、ウダウダしちゃって、この年は夏休み中、朝から寝るまでラジオばっか聴いてたしなぁ。

で、今回、セレクトしてきた、松本伊代の「オトナじゃないの」。 この曲も、当時、何回ラジオから聴いたか・・・ってくらい、毎日毎日飽きずに聴いてたんだよなぁ。

 当時、文化放送の午後のワイド番組の中で、毎日ベストテンを発表するコーナーがあったんですよ。(今調べたら「細田勝のしあわせワイド」? そんな番組だったっけなぁ。。。)

 もちろん、カウンドダウン番組だから、10位から発表するんだけど、上位に行くほど翌日ハンデをつけて、なかなか同じ曲が続けて上位に来れなくしてた・・・ような気がする。

 そのコーナーで、毎日のようにかかってたのが、この「オトナじゃないの」だったなぁ。あ、この曲と、早見優の「LOVE LIGHT」。この曲は、ホント、あの年の夏休み中、毎日聴いてた・・・っと言っても過言じゃないな。
(ちなみに、土日は、複数のベストテン番組で聴くことになる)

 それでも、飽きずに毎日毎日きいてたんだから、今考えるとバイタリティあったよなぁ。
今だったら、3日で飽きるよ・・・多分


 兎に角、この曲、当時は、面白かったんだよな。 この曲が、松本伊代のデビュー第4弾シングルなんだけど、この前が「TVの国からキラキラ」で、ここから、作詞が糸井重里氏にかわって、サウンドがガラリと変わったんだよね。 作曲は、デビュー曲からずっと筒美京平氏で変わらなかったんだけど。
 なんちゅうのかな、よく、おもちゃ箱をひっくり返したような・・・って当時も言われてたんだけど、まさにそんな感じで、いろんな音色がまじりあって、カラフルこの上ないイメージなんだよな。

 ただ、「TVの国からキラキラ」に比べると、こっちの方は、イメージがとっちらかってまとまりがないっちゃそんな感じもするかな。
 ウタに出てくる女の子も、現実離れしてて、今で言う「2次元」的なイメージって感じもするし。
 そうね。いまだったら、何かのアニメソングになっていたかもしれないって感じなのかなぁ。考えてみれば、今のアイドルの曲とか、アニメの曲って、うーん奥底に、この曲あたりが下敷きになっているような感じがしないでもないんだよな。

 いや、アレンジの鷺巣氏、後年に実際アニメ曲を手掛けるようになったわけで、それは、この辺りの経験が基になっているんじゃないのかなぁ。

 そんな感じの曲を、来る日も来る日も聴いてたわけだから、ワタシもまだまだ子供だったんだよな・・・なんて、客観的に考えたら、思えてきたりして。。。




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太陽がいっぱい / 松本伊代

1983_06_太陽がいっぱい_松本伊代







今回の1曲セレクトは、「太陽がいっぱい」松本伊代です。

 まずはデータです。

・タイトル    太陽がいっぱい
・アーティスト  松本伊代
・作詞      篠塚満由美
・作曲      羽佐間健二
・編曲      鷺巣詩郎
・リリース日   1983年6月1日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 14位
・売上げ枚数   12.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 16位

 昨日からジメジメとしてて、どうも気持ちが悪いですわ。まあ、梅雨だからしゃーないですが。
だけど、今日は昨日までの天気予報とは違って、雨は降らず、ちょこっと晴れ間まででてますね。
 そんじゃ、予定を変更して、この曲を持ってきますか。

 松本伊代 の「太陽がいっぱい」っつう曲。

 なに? 光GENJIの「太陽がいっぱい」だと思った方〜、ちゃいまっせ。 
 アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」だと思った方〜・・シブいね。

 うむ、あくまで、松本伊代の「太陽がいっぱい」ね。 ・・・・といっても、もしかして、↑にあげた中で一番「マイナー」だったりして。。
 
 きっと、大半の方は覚えてないでしょうな、この曲。

 いや、もし、ワタシも聴いてなかったら、すでに忘れていたかも、この曲は。「中期」の松本伊代のなかでも、結構、死角に入っちゃってる曲だもんなぁ。
 うむ、コレといった話題もなかったし、タイアップもついてなかったし。。。正直、コレといって書くことがないんだよね。

・・・・ぢゃ、話が終わっちゃうよなぁ〜。。。


 ま、とりあえずは、松本伊代としては、珍しい曲調ではあったな。ラテンよ、ラテン。 サンバ調の。。バックでコンガとかマラカスがなってまっせ。
 その辺が、サビの詩の中に「コパカバーナ」なんて出てくる所以ですな。

 とはいえ、どうしても「コハカバーナ」ってでてくると、バリーマニロウの「コパカバーナ」が先にでてきちゃって、頭の中で、それと比較しちゃうんで、なんとなく、この曲の印象が薄れてきちゃうんだよなぁ。

 それと、2番の「光る汗 虹を作れば〜」っていう詞がすごいよなぁ。
汗で虹を作るのって大変だよね・・・とか上げ足し取っちゃったりしてあせあせあせあせ

 ・・・・あ、ここの件は、近田春夫氏の受け売りです。。ふらふら

・・・とか  ちなみに、作詞は、ものまねタレントでも活躍した、篠塚満由美さんなんですけどね。


ま、派手な曲調の割には、存在感はジミーな曲なんだよね。
 個人的にも、そう言えば、文化放送の「全日本歌謡選抜」で、この曲を紹介する時にMCの小川哲哉氏が、「伊代ちゅわ〜ん」って、例のなれなれしい口調でしゃべってたな・・・ってくらいしか、記憶になかったりしてね。正直申しまして。。。





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恋のKNOW-HOW / 松本伊代

1984_03_恋のKNOW HOW_松本伊代






今回の1曲セレクトは、「恋のKNOW-HOW」松本伊代です。

 まずはデータです。

・タイトル    恋のKNOW-HOW
・アーティスト  松本伊代
・作詞      尾崎亜美
・作曲      尾崎亜美
・編曲      小林信吾
・リリース日   1984年2月21日
・発売元     ビクター
・オリコン最高位 10位
・売上げ枚数   9.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 17位

 いやぁ、ここんところ、2〜3日暖かっかったよねぇ。冬のコート要らなかったよなぁ。それでも、コート着てたりしたから、まあ、暑かったねぇ。
 昨日も、午前中、めっちゃいい天気。気温もあったたったんで、気分ウキウキだったんだけんよね。
ても、昼過ぎから俄かに雲が出てきたか・・と思ったらいきなり天気が悪くなったりして。。。 

 あー、女心と春の空 。。。

 うむ、変わりやすい春の空 ってわけですな。


 まあ、そういうことで、今日の1曲セレクトは、昨日の午前中の天候のように「春」っぽいウキウキ感のある曲をひとつ

 伊代ちゃ〜ん の「恋のKNOW-HOW」なぞひとつ。

 そういえば、先月、「雪だねぇ〜」って書いたときも、1984年の谷村新司の「22歳」書いたんだっけな。
  あれから、まだ何日も経ってないのに、もう「春」の曲・・・ってか。

 うむ、そんな感じで、1984年って気候の変動が大きかったんだよねぇ。2月までは真冬、3月に入って、一気に「春」っていう感じだったと思う。

 まあ、天候だけでなく、この年の「春」は、結構、春っぽい曲が多かったんだよな。
 河合奈保子の「微風のメロディ」とか、ソフトクリームの「やったね!春だね」なんて曲もあったよな。

 まあ、そんな中で、今日は、松本伊代の「恋のKNOW HOW」なんだけど、この曲の作詞、作曲は尾崎亜美さん。
 くしくも、↑に書いた河合奈保子の「微風のメロディ」と同じなんだよね。売れてたねぇ、このころ尾崎亜美さんって。あ、もちろん作家としてだけど。

 やっぱ時代だったのかなぁ、今聴くと、いかにも「1984年」とか「1985年」って感じがするんだよなぁ、尾崎亜美さんの曲って。

 メリハリがあるんだよね。河合奈保子の「微風のメロディ」はメロウで優しい、いかにも「春風」って感じの作品だったのに対して、この「恋のKNOW-HOW」は、ポップな作品に仕上がってたりしてさ。
 同じ「春」っていう下地でも、色合いが異なってるんだよね。その辺の対比が面白かったな。

 ところで、この曲、当時は、あんまり好きじゃなかったのよ、ワタシ。
 ↑で、いいこと書いたりしたけどさあ、当時、聴いてた頃はなんか「もしゃもしゃ」とはっきりしないメロディだなぁなんて思ったりして。その前に、伊代ちゃ〜んが、歌いきれてなかったような印象があってさあ。高音部では、よく声も出てなかったし。

 だからさあ、ずーっとほったらかしで、音源も持ってなかったしさ。


 ただ、個人的に尾崎亜美っていうヒトは好きで、大人になってから、この尾崎亜美の「自身の作品」のセルフカバーアルバムの「POINT」シリーズはずっと聴いてたんだよね。
 その中の「POINT-2」・・・まあ、有名曲がいっぱい入ってたアルバムだけど・・・・が好きでさあ、もちろん、そこに「恋のKNOW-HOW」のセルフカバーが入ってんだよね。

 これが、結構かっこよくてさあ。松本伊代のオリジナルは、ポップ感いっぱいだけど、尾崎亜美バージョンは、英語版で、完全にロックになってたりして。
で、まあ、これを基点に、遡って松本伊代バージョンも再度聴きなおしてみたんだよね、後年。
 そしたら、結構、しっくり来たりしてね。
ヒット当時は、もしゃももしゃしてはっきりしないなぁ・・・なんて思ってたのが。。

  うーん、なんだろうねぇ、時代なのかなぁ。。 いや、あの時点でワタシが、この曲に追いついていなかったのかもしれない。


 まあ、そんな1曲ですな、この曲は



うーん、改めて聴くと、この頃ってアイドルの皆さん、結構難しい曲歌ってたんだよね。
この曲も難しいわ。


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チャイニーズキッス / 松本伊代

1983_03_チャイニーズキッス_松本伊代






今回の1曲セレクトは「チャイニーズキッス」松本伊代です。

 まずはデータです。

・タイトル     チャイニーズキッス
・アーティスト   松本伊代
・作詞       康珍化
・作曲       亀井登志夫
・編曲       鷺巣詩郎
・リリース日    1983年3月3日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  12位
・売上げ枚数    10.5万枚

 春っぽい日には、春っぽい、カラッとして曲がいいなぁ・・とおもうんだけど、パーーーッと思い出しても、意外と、この時期に「カラッ」と春っぽい曲って少ないんだよね、昔から。
 
 で・・・・頭の中をガラガラ回して、ひねり出してきましたよ。

 チャイニーズキッス / 松本伊代

 この曲は、カラッと明るい、いかにも晴れた春の一日に聞きたくなるようなウキウキソングですわね。

 しかしさ「チャイニーズキッス」ってなんなの? って言いたくなったりして・・・。「中国風口付け」? うーーん?

・・・ってまあ、曲の舞台が横浜なんだろうね。

♪ 港に車を止めて チャイニーズキッス 〜 ♪

なわけで・・・。シチュエーション的には山下公園あたり?

 でも必然性があんまり感じないなぁ・・・・。

 じゃ、サウンドが「チャイニーズ」風なんだ〜・・・・


とおもうと、あにはからんや・・・。これまた「チャイニーズ」とかけ離れてたりする。
 うーん、
この曲の前の「抱きしめたい」の方がよっぽど、チャニイニーズだったりするし。。。

 まあ、それが面白いって言えば面白いのかな〜

 とりあえずは、

 ♪チャイニーズキッス 恋の チャイニーズキッス 異国 連れて行って あなた 〜 ♪

のサビの流れに引っ掛かりがあったかな。

 ただ、それだけっていう気もするし・・・。

 うーん、やっぱし、いまいちインパクトにはかけているかもしれないなぁ。

 ただ、個人的には好き・・・ってだけなのかもなぁ。

 曲の売上げでも、この曲は、ベコッと下がっているんだよね。10.5万枚っていうのは、ここまでの松本伊代の「最低」売上げなんだよね。
 で、この後しばらく、ベストテンにも入らない、プチ低迷期が1年ほど続くんだけどさ。

 でも、たしか近田春夫氏は、明星のヤンソンでベタボメしてた気がするなぁ。
 近田氏がホメると、売れない・・・っていうシングスが、この曲でも当たってたりして・・・。




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