1983_07_夏模様_柏原芳恵


今回の1曲セレクトは、「夏模様」柏原芳恵です。

まずはデータです。

・タイトル    夏模様
・アーティスト  柏原芳恵
・作詞      微美杏里
・作曲      松尾一彦
・編曲      萩田光雄
・リリース日   1983年6月29日
・発売元     フィリップス
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数 15.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1983年7月18日〜7月25日付

むーーー、めちゃくちゃ不快。。。 なんだ このムシムシとしたベトつき感は。
今日が休日でよかったですわ。この気分じゃ仕事したくないもんなぁ。 それでも、時より北東方向から吹いてくるだけ、昨日よりは、まだマシかなぁ。

こんな日は、少し涼しくなる曲を持って来たいもんです。。。

・・・・とおもむろにセレクトしてきた曲が、コレ。

柏原芳恵「夏模様」。

なんか、取ってつけたような「前振り」を書いちゃいましたが、実際の所は、なんかまだ書いてない曲ねーかなぁ・・・と過去のオリコンチャートと睨めっこしてて、たまたま見つけた曲がコノ曲だったわけですね。

前回はちょっと重い曲だったし、個人的に書くのにちょっと苦労したんで、今回は少し箸休めもあって軽めの曲を・・・っと言う事でアイドルの曲を探してたのもあるな。

でも、この曲は、完全にヒット時期を誤ってたんだよな。ワタシね、6月のヒットだとばっかり思いこんでたんだよね。 それもあって、昨年は書く時期を逸して、ずっと残ってたんですわ。

↑でも書いたように、この曲のリリースは「6月29日」だったんだよね。 遠い記憶を辿って行くと、確かに明星の歌本「Youn Song」でもそうだったと記憶する。
 そう、ヘンなリリース日だったんですよ。 通常当時のリリースパターンからすると、21日か25日、あるいは少し先延ばしして1日、5日・・・っていうリリース日が普通だったのに、この曲は「29日」なんて中途半端なリリース日だったし。。。 そんな事がキニなってた曲だったりしてね。

それでも7月のヒットじゃなくて、6月のヒットだと勘違いしてたのは、恐らく個人的に、この曲を一番聴いてたピークが、1983年の6月だったからだと思う。

・・・・なんて書くと「???」って感じだけどさ。 
いや、当時ラジオでは、「先取り」的にリリース前から新曲かかってからさあ、だからリリース前からよく耳にしてたんですよ。
 特に文化放送の「全日本歌謡選抜」ね。あれは新曲OAがめちゃくちゃ早かったからなぁ。早い時はまだレコード盤が出来上がる前のテープの段階で流しちゃってたり。。。
 だからね、この曲も、かなり早い段階で耳にしてたんだよな。 しかも「歌謡選抜」は、1回の放送で、2回・・・酷い時は3回くらい同じ曲をかけるんでね、すぐ覚えちゃったんだよね。
 それでも、リリース前に毎週のようにかかるんで、少し食傷気味になっちゃったりして、リリース時には、「もういいよ・・・・」っていう感じになってた曲も多かったなぁ。

この曲もそんな曲の一つだった・・・ような気がする。 兎に角さ、この時期が一番ベストテン番組を聴いてた頃だったからなぁ。新曲をいち早く仕入れる、覚えることに必死になってた頃だった気がするし。。

だからね、この曲がリリースされたあと、7月には、すでに自分の中ではこの曲のピークが過ぎてたんだよね。。

それでもね、最初はこの曲、新鮮だったんだよなぁ。 それまでの芳恵の曲には無かったような新鮮さ。
いや、曲調から言えば、当時の時点でもそれほど目新しさはなかった・・けど、新鮮に感じたんだよね。
 きっとねぇ、この曲から感じる「瑞々しさ」なんだろうな。

「夏模様」というタイトルから、アップチューンな曲を想像しがちだけど、実際は、ややスローなミディアムチューン。 このスピード感が、あの頃の「夏休み」のを思い出させるんだよね。
 ゆっくり流れてた「夏休み」の時間。 特に、この曲の場合は「夏休み」の午後の風景かなぁ。 
ゆっくり流れてた時間の中に、やや気だるさを感じてた、あの頃の夏休み。 そんなフラッシュバックで流れる。

まあ、今となってはだけどね。でも、当時としても、この曲を聴いて、「これから始まる」夏休みを想像してた様な気がするな。
 その風景が、「これから始まる」というヒット当時に想像していた風景と、30数年前を思い出す、今、フラッシュバックで流れる風景と一致するんだよな、この曲は。

たださ、歌詞の内容は、恋の終わり⇒夏の終わり を想像させる曲だったじゃん。その辺は、ちよっこっと曲のイメージとずれてましたけどね。
 うん、ワタシの中では、夏の始まりの曲だったからさ、この曲は。 ま、当時は歌詞の内容まで突っ込んで聴いてなかったんで、個人的には気にはしてませんでしたけど。

ちなみに、この曲の作詞の 微美杏里 さんとは女優の藤真利子さんのペンネーム、「ビビアン・リー」のあて字ペンネームでしたね。 当時は、この手の「変名」を使うヒトが結構いて、覚えるのがなかなか大変だったよな。

作曲は、オフコースのギタリスト松尾一彦氏。オフコースとは違い、意外とフォーキーなメロディーを作る人でしたね。 この曲なんかは如何にも・・・って感じだったかなぁ。


それとね、ま、蛇足なんだけども個人的に、この曲を聴くと同時に思い出すのが、当時所属してた、中学校での吹奏楽部の練習風景。
 ワタシが通ってた中学校は、毎年夏に開かれる「コンクール」には出場してなかったけど、9月に定期演奏会を開いてんだよね。それに向けて、夏休みも半ば返上して毎日毎日猛練習してたのを思い出す。

 そうだ、あの時、ワタシの中でヘビーローテーションで流れてたのが、この曲なんだ。

だからね、この曲を聴くと、あの時、猛練習してた曲が、私の頭の中では同時に鳴りだすんだよな。
あれから、33年が経っているというのに、いつまでも忘れられない風景の一つなんだよね。






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