かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

松任谷由実

埠頭を渡る風 / 松任谷由実

1978_10_埠頭を渡る風_松任谷由実


今回の1曲セレクトは、「埠頭を渡る風」松任谷由実です。

まずはデータです。

・タイトル     埠頭を渡る風
・アーティスト  松任谷由実
・作詞       松任谷由実
・作曲       松任谷由実
・編曲       松任谷正隆
・リリース日    1978年10月5日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位 71位
・売上げ枚数  1.9万枚

急に寒くなりましたね。 ワタシ、布団は、まだタオルケット1枚なのよ。 いやいや、さすがに昨夜は寒かった。
いい加減、掛け布団出さなきゃ・・・ってところなんだけど、掛け布団、出して1度天日で干さないと、若干湿気っぽいんだよな。
本来なら、祝日だった今日とか布団干ししたかったんだけどねぇ。。雨ではねぇ・・・。
・・かといって、湿気っぽい布団で寝る気にもならず、今日もタオルケット1枚で寝ることになるんだろうな。。。。

・・・ということで、こう、寒くなって来ると、ちょっと温度感が低い曲を聴きたくなって来る。

なんじゃ、温度感が低い曲っちゅうのは・・・  ってところなんだけども。。。

単純に秋っぽい曲・・・ではなく、ちょっと寒風を感じる曲って感じかなぁ。 特に今日のように、雨からどん曇りの暗い1日だった今日のように日には。。

・・ということで、引っ張ってきた曲

ユーミンの「埠頭を渡る風」

いやいや、前回の1曲セレクトは、三善英史さんの「雨」だったのに、今回はユーミンですかい

なんですか、この落差は・・・・

なんて言われそうだけど、このゴッタ煮状態が、1曲セレクトのいいとこなんですよん    

・・・・なんて自画自賛したりして。。。

個人的にこの曲のイメージってモノクロなんですねぇ。 初めて映像込みで聴いた時の映像がモノクロだったのかなぁ。 その辺は覚えていないけど、兎も角、この曲を聴くとモノクロの映像が浮かんでくる。

場所は横浜。赤レンガ倉庫から大桟橋あたりの風景。

どうもね、ヒット曲→港・・って言う風景だと、いつもあの辺の光景が浮かんできてしまう。 

河合奈保子さんの「愛してます」とかね。 まあ、この曲の場合、歌詞にダイレクトに「横浜」ってあるんですが・・・。

でも、この曲から浮かんでくる景色も同じなんだよなぁ。 ただ、河合奈保子さんの「愛してます」がカラーの風景に対して、この曲は絶対的に「モノクロ」なんだよね。

それだけ古さを感じる・・・と言う訳ではなく、それだけ大人の情景を感じるんだよね。「シック」なんですよ。

・・・なんて、この曲の舞台は、あくまで横浜って言うワタシなんだけど、実際は東京の「晴海ふ頭」をモチーフにした曲のようですねぇ〜。

うーむ、晴海ふ頭ねぇ・・・。     個人的には、晴海ふ頭って言うイメージは、あんまり浮かんでこないんだけどなぁ。。。

どうもね、個人的にヒット曲から浮かんでくる風景と、作詞者が実際にモチーフにした風景がずれてる曲があったりするんだよなぁ。

例えば、東京JAPの「摩天楼ブルース」ってあるじゃん。そそそ、きょんきょんが主役だった「少女に何が起こったか」の主題歌だった曲。
あの曲、モチーフは、絶対に新宿の高層ビル街だと思ってたの。 でも、作詞の売野雅勇氏曰く、モチーフは横浜だったんだってねぇ。 いや、全く横浜なイメージは無かったんだけどなぁ。

なんか、今回のユーミンの「埠頭渡る風」も含めて、全く逆なイメージを持ってたような感じの私なんですけど。。。

でも、この曲が個人的に横浜っぽく感じたのは、多分に曲調にある様な気がするんだよな。

この曲ってもろ、フィラデルフィアサウンドじゃん。 

この曲からモノクロのイメージを感じたのは、ココ・・・フィラデルフィアサウンドってところなんだろうな。

まあ、あくまで個人的なイメージなんだけども、フィラデルフィアサウンドって、どこかモノクロに感じるんだよね。
色が無い・・というわけではなく、あくまでアメリカ東海岸のイメージからそう感じるんだろう。
ウエストコーストの温暖で明るいイメージとは逆に、東海岸てうっすら寒くて暗いイメージがあるんだよね、個人的に。 そんなイメージからモノクロさを感じるのかもしれない。

下敷きは、The Stylisticsの「Can't Give You Anything (But My Love)」(愛がすべて) あたりなんじゃないのかなぁ。  

めっちゃメジャーな曲だし、ユーミンのダンナたる方が、こんな誰でも知ってる曲を下敷きに持ってくる訳無いような気もするけど、ブラスの使い方、特にトロンボーンのフレーズが似てるんだよなぁ、「愛がすべて」に。
なので、どうしても、そう言う目で見てしまうワタシがいたりして。

でもさ、逆にだからこそ、この曲についつい、耳が行ってしまうワタシがいたりもするんだよな。

・・・というのも、The Stylisticsとかさ、この辺のフィラデルフィアサウンドが、実はワタシの音楽の原点の一つでもあったりするのよ。
 
ここでも何回か書いたことあるんだけども、邦楽ヒットに足を踏み入れる前は、ポールモーリア・フリークだったワタシなんだけども、かたや、70年代中期のアメリカンヒットも聴いてたんだよね。

件にもれず、当時、オヤジの車のカーステで頻繁に流れてた8トラックカセットに、76年頃のアメリカンヒットがあってさ、その中に入ってたのよ、The Stylisticsなんかのフィラデルフィアサウンドの曲が。

だから、その辺の曲がワタシの音楽の血肉の原点でさ、中学校の時、吹奏楽部に入ったのもその辺の曲をやりたいって言う思いが強かったのかもしれない。

そういう経緯もあってか、ユーミンの曲の中でも、個人的には、この曲好きなんだよなぁ。

まあ、セールス的には全く売れなかったけどさ。 78年当時のヒット界の状況を考えると、先端の音楽をやってたよなとは言える。

って書くと意外かもしれないけどさ。  

だってさ、ブラスにストリングスなんて、当時の歌番組のバンド編成をみたら、当たり前の編成だし、そんな歌謡曲いっぱいあったじゃない!? ・・・ってところだけども、それを「ユーミン」っていう一個人でやっちゃうのがすごいんだよね

簡単に言っちゃえば、金のかけ方が違うんだよね。  

これだけの大編成ともなれば、ミュージシャンのギャラだけでも大変な額になるはずでさ。
しかも、この曲のレコーディングミュージシャンがすごいのよ

Dr.    林立夫
B.     高水健司
E.G    鈴木茂
Key.   松任谷正隆
Per.   斉藤ノブ
Tp     羽鳥幸次 数原晋
Tb     新井英治
Sax   ジェイク・H・コンセプション
Fl      衛藤幸雄 西沢幸彦 
Strings    TOMATOグループ
etc

件の「ニッポンの編曲家」で紹介されている一流ミュージシャン、全員集合って感じじゃん。

 ビジネス的にそろばん勘定すれば、ココまでの一流ミュージシャンが集合した大編成曲は、よっぽど大ヒットが見込めない限りはやらない・・・いや、やれないハズなんだよ、一介のアーティストでは。

少なくとも当時のロック・ニューミュージック系のアーティストでは、やりたくてもやれないような楽曲。 そう言う意味で先端の曲と言えると思うんだよね。

もっとも、バックにタイアップのスポンサーがついてたり、メジャーなプロダクションがついてて豊富に製作費がつく曲ならともかく。。

この曲の場合、リリース当時は、あくまでアルバム「流線型'80」の先行シングルということだけで、大きなタイアップがついていた訳ではないから。

しかも、当時のユーミンって、アルバムを含めてセールス的に苦しんでた時期なんだよね。 
デビュー以来現在までの47年間の中でも一番苦しんでいた時期と言ってもいいかもしれない。
この曲の↑のデータでも分かるように、この曲なんて2万枚も売れなかったんだから・・・。あのユーミンが。。
まあ、アルバム収録と言う事で、実際のところそれほど深刻ではないけど、シングルだけの売り上げの数字だけ見たら大赤字ですよ。
70年代中盤、「あの日に帰りたい」の荒井由実時代も過去のモノになりつつあったこの時代。 
製作費も縮小っていうのも、やむを得ないハズなのに、この曲のような大編成なわけだからさ。

この辺り、80年代の栄光を見据えた、つまりは先行投資というべきか。
それが、「流線型'80」なんていう、あたかも栄光の80年代を予感させる様なタイトルのアルバムに収録されているって言うのが、如何にもユーミンらしいんだよな。

でもさ、ユーミンが常々口にしてる、貧乏くさい音楽はキライだしやらない・・・っていうのは、結局はこういう事なんだろうね。




しかしねぇ、レコード制作での金のかけ方と言う事で、ユーミンの右に出るものは居ないような事を↑で書いちゃいましたけど、ユーミンを上回る人が一人いましたね。

大滝詠一氏。

「A LONG VACATION」での製作費は一体いくらかかったんでしょ・・・ってくらい湯水のごとく製作費をつぎ込んだ1枚ですから。。。
なんせ「君は天然色」のアコギだけで4人も使ったって言うんだから・・・・。
今じゃ、逆立ちしてもあり得ないですね。

それだけ当時の業界は景気が良かったし、みんないい曲作りたいっていう気概があったんだろうな。




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Woman〜Wの悲劇より〜 / 薬師丸ひろ子

1984_11_Woman〜Wの悲劇より〜_薬師丸ひろ子






今回の1曲セレクトは、「Woman〜Wの悲劇より〜」薬師丸ひろ子です。

まずはデータです。

・タイトル    Woman〜Wの悲劇より〜
・アーティスト  薬師丸ひろ子
・作詞      松本隆
・作曲      呉田軽穂
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1984年10月24日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   37.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1984年11月5日〜12月31日付
・タイアップ:映画「Wの悲劇」主題歌


え〜、今回のタイトルから、「フランク永井」の「Woman」だと思った方、ゴメンナサイ(⇒果たして類推する人が何人いるかしら。。。ふらふら)。
 今日の1曲セレクトは、薬師丸ひろ子の方の「Woman」です。

 まあ、この曲は、角川映画「Wの悲劇」の主題歌だったわけだよね。
このころは、薬師丸ひろ子と原田知世っていったら、角川映画の2大看板女優でしたからねぇ。
 このころは、必ず、この二人による主演映画の「併映」っていうパターンでしたよね。

 今調べたら、この「Wの悲劇」は、原田知世主演の「天国にいちばん近い島」との併映。公開日は1984年12月15日。85年のお正月映画第一弾として、公開されたわけですね。

 ちなみに、この前が、薬師丸ひろ子「メインテーマ」に対して、原田知世「愛情物語」(公開日84年7月14日)と、これまた、このお二人での併映・・・と。
 83年〜85年くらいにかけては、角川映画は、この二人で持ってたようなもんでしたわね。

 レコード売上げにしてもしかり。キチンと売れてたからねぇ、二人とも。さぞかしや儲かったでしょう、角川ホールディングスは。

 何分、エンターテイメント、特に音楽、映画にかけて徹底的に「ビジネス」と成り立たせたのは「角川映画」からでしたからねぇ。

 いまのaちゃんにしても、もとのビジネスモデルは全部、角川から来た流れなんだよね。

 まあ、それが、いいかわるいか・・・・っていうのは、また、別個の機会に書くとして、薬師丸ひろ子の「Woman」ですよ。

 当時の印象として、近田春夫氏の新曲論評ではないですけど、なんかもしょもしょしてて、ハッキリしない曲だな。・・・ということと、相変わらずオバちゃん声だよなぁ・・・っていう印象が強かったんだよね。

 曲想もハッキリ言って暗ーい感じのイメージだし、妙に静寂感があるし、雪が降ってる日の夜・・・雪明りの中でもや〜〜っと流れてるイメージが強い。

 はっきりいって、当時怖かったんだよね、この曲。 なんか、出てきたぞ〜 生首が〜、たたりじゃ〜 ヒェ〜・・・・っていうイメージがあってさふらふら

 角川映画でも「八つ墓村」だよね。それじゃふらふらあせあせ(飛び散る汗)衝撃

 「Woman」っていうタイトルからして、なんとなく、冷たいイメージがありません?

 ワタシだけかなぁ・・・。

 当時は、(高校)受験地獄の真っ最中。この間も書いたけど、10月〜12月は、「大殺界」の真っ只中ですからねぇ。

 どこか、いつもより神経質になっていたのは確かですね。

 うん、そういえば、机のスタンドライトの光だけの真っ暗な部屋と、石油ファンヒーターを焚いてる匂い・・・っていうイメージもあるんだよね、この曲聴くと。

 受験勉強しながら、聴いてたからなぁ。当時は、夜はずっとニッポン放送にしてたけど、結構、頻繁にかかってたイメージがあるなぁ、この曲。

 あれ? そういえば、この曲化粧品のイメージソングでもなかったっけ? ・・・と思って調べたら、ビンゴ! 資生堂84年冬のキャンペーンソングでもあったんだったっけ。

 角川もやるね、徹底的にマスコミ使ってたんだよな、映画のイメージアップの為に。

 でもさ、今聴くと、また、当時とは違ったイメージもあるのね。冷たいながらにも、仄かに感じるぬくもり・・・っていうのかな。日本的なぬくもりって言うのかな

 特にサビからの

♪あー 時の川を流れる舟に オールはない 流されてく〜 ♪

ってところのメロディラインには、そんな印象を受ける。

 この曲、作曲は、呉田軽穂⇒松任谷由実 なんだけど、当時の松任谷由実としては、結構珍しいメロディラインでもあったな。今考えると。

 当時は、自分で歌う曲では、日本的な匂いがするメロディラインはほぼ皆無。どっちかというと、音の輪郭のハッキリした、シティポップスの先端をいってたけどね。

 ただ、ずっと後年、94年になって「春よ来い」で同じような匂いをもった曲を自分でも歌うことになる。

 なんか、その「雛形」にもなった曲のような感じもするんだよね、この曲。

 プラス、この曲のベースラインの動きがまた、面白いんだよね。たんに開放の音をなぞっているだけでなく、自由自在に動くベースラインっていうのかな。松任谷正隆氏のアレンジとしても珍しいアレンジだとおもいますよ、この曲のベースラインは。



ちなみに、内容が無い・・・と酷評された原田知世の「天国に一番近い島」に対して、薬師丸のこの「Wの悲劇」は、評価が高かったよなぁ。女優開眼・・・とか言われて。
舞台女優を目指す物語だけど、実際の舞台シーンの演出は、鬼才・蜷川幸雄氏で、めちゃくちゃ扱かれた様ですからねぇ。薬師丸自身、体当たりの撮影だった、と振り返ってましたね。
 ある意味、薬師丸が、今日、女優として生き残っているのは、この映画があったからじゃないかなぁ。


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ダンデライオン〜遅咲きのタンポポ〜 / 松任谷由実

1983_10_ダンデライオン_松任谷由実






今回の1曲セレクトは、「ダンデライオン〜遅咲きのタンポポ〜」松任谷由実です。

 まずはデータです。

・タイトル   ダンデライオン〜遅咲きのタンポポ〜
・アーティスト 松任谷由実
・作詞     松任谷由実
・作曲     松任谷由実
・編曲     松任谷正隆
・リリース日  1983年8月25日
・発売元    東芝EMI
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数  17.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 15位

 さて、今回はマクラ無しで、のっけから本題。

 今回引っ張ってきた曲は、ユーミンの「ダンデライオン」なんだけど、本当は、先月書いた、松田聖子の「小麦色のマーメード」の次に書こうと思ってたんだよね。
 まあ、それは、ユーミンつながりで・・・って言うところからなんだけどさ。

 ただ、あんときは、まだ暑くてさあ、どうも、この曲のイメージとつながらなかったんだよなぁ。
 なんで、もうちょっと涼しくなるまで待ってみるか・・・なんて思いつつ、今日まで引っ張ってきちゃったわけですわ。

 ようやく涼しくなってきたからねぇ。
 加えての、ドン曇り・・・と、この曲のもつ「もの悲しさ」的なイメージにピッタリ来るような気候になってくれたんで、やっと、書こうかな・・・と。

 本当は、イメージとしては、秋晴れのちょっと冷たい風が吹いて・・・っていうイメージなんだけどね、本当は11月の木枯らしが吹いてくる季節の方がピッタリきそうだし、実際、ずっとその時期のヒットだと思ってたんだよね。でも、実際は2カ月くらい前倒しだったんだよなぁ。

 この曲は、上で書いたように「もの悲しさ」ってのが全体的なイメージなんだけど、「賛美歌」的な、高貴なもの悲しさなんだよね。

 ま、それは、特に、出足の

 ♪ ゆうやけに〜 ちいさくなる〜 ♪ のメロディラインから、即感じるところなんだけど、この辺のイメージは、この曲から7年前の「翳りゆく部屋」にダブるんだよね。
 あの曲も、タイトルからしてそうなんだけど、耳に入ったとたん、「西日が翳ってゆく情景」がバーッと浮かんでくるじゃん。「西日」というと、やっぱり「秋の日」が一番ピッタリ来るわけで、否が応でも温度感として、秋の温度感を感じるんだよね。

 この曲も、「翳りゆく部屋」と全く同じような絵が浮かんで来るんだよねぇ。
 その辺、タイトルの「ダンデライオン」→タンポポっていうイメージと離れるんだけどね。当時、「ダンデライオン」って意味わかんなかったんで、感じなかったんだけど、後になって、「ダンデライオン」って「タンポポ」っていう意味を知って、タイトルイメージと違うな・・・なんて思ったりしたんだけどね。


 まあ、やっぱ、「音楽」も芸術の一つに数えられているわけで、「絵画」と同じだと思うんだよね。
 情景が浮かんでくるかどうかというのは重要だとね。ことユーミンの場合は、それぞれの曲の「色合い」がはっきりした情景が浮かんでくる。
 その辺が長年人気が落ちない所以だと思うんだけどさ。

まぁ、その辺は、本人が多摩美大出身っていう、芸術系出身ということも大きいんだろうね。

 で、「賛美歌」風な曲調っていうのも、高校まではカトリック系だったっていう環境から来ているんだろうし。
 ただ、80年代終盤からの、いわいるメガヒットの時代からは、この手のダイレクトな「賛美歌」風の曲が少なくなったような気がしないでもない。 その辺、、この当時のユーミンから比べると魅力が減ったんじゃないかなぁ・・・と思うこのごろだな。
 

 ところで、この曲って、松任谷由実のセルフシングルのこのバージョンより、原田知世のバージョンを先に聴いたのかなぁ、個人的には。
 この年は、例の「時をかける少女」からはじまって、ユーミン夫婦は、原田知世に入れ込んでたからなぁ。 この曲もその流れなんだよね。

 そそ、もともと、原田知世のアルバムに収録されていたんだよね。
・・・と書いた後で、Wikipediaを調べたら「シングル」ってなってる。。

 あれれれ、そうだったかなぁ・・・?

 オリコンのチャートブックには、記載がないが。。。 あれ、100位にランクされなかったか?

 いや、個人的には、この年リリースされたアルバムに収録されていたバージョンを先に聴いたような記憶があるんだけど・・・。


・・・・と思って調べたら、「シングル」になったのは、この年の7月で、「自主制作盤」だったんだね。どうりでオリコンに入ってなかったわけだ。。。


・・・・なんて書いた割には、原田知世バージョンの方は、記憶に残ってません・・・なんだけど。。 
 いや、当時から、あんまり、印象に薄かったような気がする。


そそそ、本文とは全く関係ないけど、この曲で、Dandelion ⇒タンポポ って覚えたんだよな。
最初は、ダンデライオンってどんな「ライオン」だ? なんて想像してたんだけど。。。

ヒット曲も、時々、学校の勉強に役立ったんだよな。




で、動画は、変則的で申し訳ないんだけど、原田知世とユーミンが「僕らの音楽」で共演した時のモノ。
表題的にはユーミンにしたんで、ユーミンのソロが良かったんだけど、何分、動画が落ちてないんで。。。


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メトロポリスの片隅で / 松任谷由実

1985_09_メトロポリスの片隅で_松任谷由実






今回の1曲セレクトは、「メトロポリスの片隅で」松任谷由実です。

 まずはデータです。

・タイトル    メトロポリスの片隅で
・アーティスト  松任谷由実
・作詞      松任谷由実
・作曲      松任谷由実
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1985年8月1日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数   14.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1985年9月23日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「意外とシングルガール」主題歌

 最近の、いわいる「邦楽」のヒット曲の歌詞ってさあ、ホント横文字多いよなぁ。端から、全部「英語」って言う曲も、かなり増えてきてるし。
 まあ、日本人の横文字アレルギーっていうのが、解消してきている証拠なんだろうし、現代の「国際化」を考えると、当然の流れなんだろうけど、やっぱ、日本人としては、いくらヒット曲の歌詞とはいえ、「日本語」の比率が下がってくのは淋しいもんだよなぁ。

10年くらい前、一時期、「日本語回帰」って言う現象も見られたんだけどね。
以下、2007年に書いた文章なんだけども、そのまま引用すると・・・・


 ヒット曲の歌詞について、「日本語回帰」現象が見られる・・・っていうもんだ。
 松任谷由実と中島みゆき・・・っていう、30年選手を対象に、これまで発表されている曲、すべての曲の歌詞単語を数え、横文字(英単語)、日本語の比率を、リリース年代ごとに比較したもの。

 それによると、70年代の曲は両者、圧倒的に「日本語」が多かった。特に中島みゆきはほぼすべてが日本語だけでの歌詞で成立っている。

 ところが、80年代に入ると、両者、横文字歌詞の割合が多くなる。一見、横文字なんか使いそうもない、中島みゆきでさえ、歌詞に英単語が登場してくる。この傾向は、90年代まで続くが、2000年代に入って、英単語の割合が減ってきている・・・っていう結果だったんだけど・・・・。

 それをどう考えるか、なんだけど、70年代は、まだ「英単語」に慣れてなかったんだよね。国民全体的に。。。
 だから、必然的に「邦楽」は、「日本語」詩で・・・って事になる。
 別の見方で言えば、「英語」で逃げやがって・・・っていう風潮もあった。
 うん、ポップスもロックももともとは、向こうが元じゃん。
だから、英語の方が曲は作りやすいんだよね。リズムに乗りやすいし。そこを如何に「日本語」を乗せるか・・・っていうのが課題だった時期でもあった。
 大体、ロックに日本語は乗るかどうか、マジメに議論されてた時代でもあったし・・・。

 それが、70年代末ころから、突然風向きが変わる。
「横文字」が「オシャレ」になったのですよ。
 当然、トレンディ意識が強いアーティストは、こぞって横文字歌詞を使うようになるよね。ユーミンは、特にその意識や、臭いに敏感だったろうから、その意識は強かったろうね。

 ただ、最初は「オシャレ」「トレンディ」だった横文字がだんだん「日常的」になっちゃったんですよ。それが90年代。
 いまや日常会話でも、横文字なんて普通じゃん。ビジネス用語なんて横文字の嵐だし・・・
 正直言って、ワタシ、横文字に弱いから、意味がサッパリわかんないこともありますよ。。。。ふらふらバッド(下向き矢印)

 それが「今」

 つまりさ、いまや、横文字の歌詞の曲なんて。特別でもトレンディでもなんでもない、「普通」の曲なんですよ。

 で、逆に「日本語」歌詞だけで構成されている曲が「新鮮」に聴こえるようになってきた・・・って訳。

 考えてみればさ、秋川雅史の「千の風になって」とか、コブクロの「蕾」、去年のTOKIOの「宙船」も横文字が全然でてこないもんね。

 で、いずれもロングヒットになっている。
 ロングヒットしているってことは、浮動票も巻き込んでいるってことだし、つまりは、より多くのヒトが新鮮に聴こえている・・・ってことなんだよね。

 うん、70年までとは別の意味で、「日本語歌詞」が今は新鮮ってこと。もちろん、歌詞の意味もよくわかるしね。

 そこで、結論。。。これからは「日本語詞」回帰の時代ですexclamation ×2 横文字歌詞とかタイトルはもうダサイexclamation ×2 



・・・という事で、やっぱり、「日本語」歌詞の比率が高いほど、より多くのヒトに「ウタ」は浸透するんだよね。
まあ、そんなことで今回は前置きがめちゃくちゃ長くなっちゃったけど、1曲セレクトは、上記調査のサンプルとなった、ユーミンの曲をひとつ。

「メトロポリスの片隅で」
 
この曲がリリースされたのは、1985年。まさに横文字が「トレンディ」だった時代ですね。

 ただ、この曲の歌詞に関して言えば、あまり横文字は出てこない。

 サビ最後の

♪私は夢見るSINGLE GIRL 〜 ♪

位かな。

でも、「シングルガール」っていう単語は、当時、トレンディだったよねぇ。

 それより、サウンドだよね。このエッジのかかったサウンド。これは、当時の最先端に近いサウンドだったんじゃないかなぁ。
 最初イントロ聴いた時、ワタシ、洋楽かと思っちゃいましたもん。

 確かに、前年の大沢誉志幸の「そして僕は途方にくれる」あたりから、サウンドにエッジが効いた、洋楽っぽいヒットは出てきていた。
 そこをユーミンは、巧みに使って、この曲に生かした・・って感じなんだろうね。

 で、この曲以降に、レベッカとか、BOOWYなんかの、ホントにエッジが効いた、音の輪郭のハッキリしたサウンドが流行りだしてくる。

 まあ、その点、流行を先んじてサウンドに生かしてくるユーミンっていうヒトは、ホントに、「トレンド」感覚の嗅覚が鋭いヒトなんだろうね。

 このヒトの曲傾向が、そのまま時代のトレンドっていう感じだったもんね。長い間。
 その傾向は、今も続いているかもしんない。 このヒトの曲は、時代のリトマス試験紙・・・って思えるような。。。


 ちなみに、この曲、ドラマ「意外にシングルガール」の主題歌になってるけど、このドラマは1988年の9月に放送。
 だから、リリースから3年後ってことだよね。

 今でも、大体は、放送中か、放送直後に曲リリースするって言うのが普通だけど、3年前の曲を主題歌に・・・っていうのも、ちよっと珍しいかな・・・。そうでもないか。

 まあ、ドラマの主題歌の「意外とシングルガール」っていうタイトルと、この曲の歌詞の♪〜夢見るSINGLE GIRL♪ っていうのと、ドラマシチュエーションがぴったりあったんからなんだろうね。


動画・・・、この間、「守ってあげたい」でも書いたことだけど、ユーミンは、サザンと並んで、You Tubeに動画かないんだよな。 なんで、別のサイトへリンク。

http://www.dailymotion.com/video/x2cwnrs_%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%89%87%E9%9A%85%E3%81%A7_music



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守ってあげたい / 松任谷由実

1981_09_守ってあげたい_松任谷由実






今回の1曲セレクトは、「守ってあげたい」松任谷由実です。


まずはデータです。

・タイトル     守ってあげたい
・アーティスト   松任谷由実
・作詞       松任谷由実
・作曲       松任谷由実
・編曲       松任谷正隆
・リリース日    1981年6月21日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    69.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1981年8月3日〜10月26日付
・タイアップ:映画「ねらわれた学園」主題歌


 今回の1曲セレクトは、前書き無しでいきなり始めちゃいますか。

 ユーミンの「守ってあげたい」

 いかにも、今ごろヒットした曲だよなぁ・・・っていのが、自分の中では、あのヒットした34年前から、こびりついてるんだよなぁ。

 暑い夏が過ぎて、涼しい風が入ってくると、どこからともなく聴こえてくるような・・・

 ♪ You don't have to worry worry 守ってあげたい〜 ♪

っていうメロディがさ。


 この曲は、角川映画「ねらわれた学園」の主題歌。そう、薬師丸ひろ子が主演でこれで、一躍、注目を浴びたんだ。監督は大林宣彦氏。
 この映画、ワタシ、当時、映画館で見たんだよな。たのきん映画第2弾の「ブルージーンズメモリー」と併映だったの。

 うん、恐らく、東京では、そんなへんちくりんな組み合わせの併映ではなく、それぞれ1本立てだったと思うけど・・・

・・と思って、一応、確認のため当時のオリコンウイークリーをひっくり返してみた。。。

 ありゃりゃりゃりゃ? やっぱし、東京でも、「ブルージーンズメモリー」との併映だったんだ。。。

 あのころは、まだ何分、福島の田舎に住んでたんで、ロードショー封切は、東京より半月から1ヶ月遅かったし、へんな組み合わせの併映ってしょっちゅうだったんだよね。

 だから、これもそうだと思ってんだけど・・・・。うーん、違ったようだね。。。


 うん、映画のことはどうでもいいんだけど、この曲ですよ。ユーミンの「守ってあげたい」

 実は、この曲、映画の主題歌としては、あんまり印象に残ってないんだよね。
 大林宣彦監督の映画って、ラストの「主題歌」、意外と印象に残る作品が多いんだけど、なぜか、この作品に関しては、全く覚えてない。。。。

 うーんなんでだろう? まあ、たしかに、インパクトがあるかないか・・・と言ったら、ユーミンの作品の中では、インパクトは薄いほうだよね。どっちかといえば。

 映画の主題歌だから、BGM的にあんまり派手にしないでくださいとか、注文があったのかなかったのかは知らないけど。

 それでも、売上げ枚数69万枚も売れた・・・って事は、やっぱり、映画人気って言うところが大きかったんだろうな。

 何分、ユーミンのシングルでの60万枚オーバーは、1975年リリースの「あの日に帰りたい」以来、この時点では2枚目だったわけだから。

 ユーミンっていうと、どうしても80年代末からのあのメガヒット・・・っていう印象が強いけど、この当時70年代末〜80年代初頭にかけて・・・というか、この曲までは、どちらかといえば不遇の時代で、アルバムはそこそこ売れていたものの、派手さはなかったんだよね。

 大体において、「松任谷由実」っていうアーティストも、ワタシ、この曲がきっかけで知ったくらいだから。。。。

 のちに「私をスキーに連れてって」で、超有名になった「サーフ天国 スキー天国」は、この時代、1980年12月1日リリースの「SURF&SNOW」に収録されているけど、このアルバム、最高位7位、売上げも17万枚で終わっている。

 たしかに、あの時代のアルバム売上げレベルから考えると、スマッシュヒットに値はするけど、それほどの「大ヒット」ではなかったんだよね。

 40年以上のキャリアを誇る、ユーミンにとっても最初の「壁」の時代だったんではないですかね〜。

 でも、それが、この1曲で、まったく局面が変化する。

 どうなんだろ? 「ザ・ベストテン」に出演した・・・ってのも大きかったのかなぁ。

 1981年10月8日放送分のたった1回だけの出演だったけど、あのインパクトは大きかったもんね。

 うん、どちらかというと、映画の主題歌のインパクトより、ワタシは、こちらのインパクトの方が大きかったな。

 セットが天地創造のような、ものずこく豪華な作りだったじゃん。
 あのセットからして、インパクトがあったし、この曲自体のインパクトも大きかったな。

 蛇足だけど、前さ、「TBS」から、ベストテンで一番、金がかかったセットはなんですか?

 ・・・っていう問い合わせが、なぜか、私のところに来たことがあるんだよね。 そそそ2002年の「ベストテン豪華版」の企画として・・・。

 ・・・そんなの分かるわけないじゃん、ワタシが・・・。当時のプロデューサーのヒトに聞いたほうが早いんぢゃないの?

・・・とか思いながら、「このセットじゃないですか」・・・なんて、適当に答えだしたりしたな。あせあせ

 そのくらい、豪華なセットだったよね。


 でもまあ、この曲のおかげなのか、ベストテン出演のインパクトのおかげなのか、これをきっかけに、ユーミン、80年代の快進撃が始まるわけですねぇ。そんでもって、80年代末〜90年代へのあの、バカみたいな「メガヒット」の時代に突入していくわけです。


 ただ、このあいだも書いたんだけど、この曲あたりから、歌詞に横文字が増えてきたんだよね。

 うえでも書いたように、この曲、はじめっから、

♪ You don't have to worry worry 守ってあげたい〜 ♪

なんて横文字から始まって、

♪ 'Cause I Love You 'Cause I Love You ♪

なんて、横文字で終わるじゃん。

 このあたりが「オシャレ」だったのかもしれない。

 まあ、最近の横文字だらけの歌詞に比べたら、まだまだ可愛いもんですけどね。

 1つの曲にワンポイントで横文字の歌詞が入っているオシャレさっていうのかなぁ。

 そこが受けたのも、このあとの快進撃に繋がったんだと思うな。


動画・・・・サザンと並んで、ユーミンの曲も動画、あんまり落ちてないんだよな。まあ、確かにデレビであんまり歌ってない・・・っちゅうのもあるんだけど。。。でも一応、you tube外のサイトのをリンク

http://www.dailymotion.com/video/x326iqr_%E5%AE%88%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%82%E3%81%92%E3%81%9F%E3%81%84-%E6%9D%BE%E4%BB%BB%E8%B0%B7%E7%94%B1%E5%AE%9F-45-r-p-m-vinyl_music

さっき確認で動画につないでみたら、あんまり繋がりが良くなかったけど。。。

 それにしても、以前は、You Tubeに「ザ・ベストテン」に出演した時の動画、アップされてたのになぁ。消されちゃいましたね。。。。。




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まちぶせ / 三木聖子

1976_09_まちぶせ_三木聖子






今回の1曲セレクトは、「まちぶせ」三木聖子です。

 まずはデータです。

・タイトル    まちぶせ
・アーティスト  三木聖子
・作詞      荒井由実
・作曲      荒井由実
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1976年6月25日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 47位
・売上げ枚数   6.9万枚

 過去に書いた曲のレビューを読み返してて、あ、この曲まだ出してなかったなぁ・・・って曲があったんだよね。
・・・途端、あ、今回の1曲セレクトは、これにしよう・・・とか、思っちゃいまして、決まりexclamation

 実際は、ヒットしたのは、もうちょっと時期が早くて、夏休みの終わりごろがヒットのピークなんだけどね。
 あ、もちろん、リリースした1976年のよ。

 でも、まあ、いいか・・・。最高位はオリコン47位だったけど、割と長い間ランクインしてたしな。


 いや、この曲って言ったら、ワタシの年代では、石川ひとみだわな。ほぼ、まちがいなく。ハイ、1981年のヒットですね。
 ただ、石川ひとみさんパージョンは、もう出しちゃったんだよねぇ

↓ コレ
http://kajiyan-net2.blog.jp/archives/52012587.html
 
で、ワタシらより、若い方は、96年の荒井由実のセルフカバーだろうな、知ってるのは。

 でも、オリジナルは、それらぢゃなくて、今回ぴっぱってきた、三木聖子バージョンだっちゅうのは、知ることぞ知る・・・って書きたいところだけど・・・。

 まあ、カバーのいずれの大ヒットもあって、今では、有名な話だよね。

 だけど、その、肝心のオリジナルバージョンを実際に知ってるヒト・・っていうのは、意外と少ないんじゃなかろうかねぇ。

 なんせ、カバーは、いずれも大ヒットしてるのに、オリジナルの三木聖子さんバージョンは、最高47位。
 まあ、「大ヒット」というには、ちょっと程遠い結果だったわけで・・。

 もちろん、ワタシも音源は持ってませんよ〜。

 でも、さっき、聴いてて、ちょっと、考えが変わったんですねぇ。 うん、なかなか良いですぞ、このバージョンも。

 件のユーミン自身によると、「本音」の部分で言うと、ユーミンがもともと意図していた、イメージとしては、この三木聖子さんバージョンに近かったようなんだよね。

 うん、石川ひとみさんのバージョンは、ウタはうまかったし、アレンジのオーケストレーションも華やかで豪華なんだけど、やや、作られていた部分があったらしいのよ。

 例えば、 サビの「好きだったのよあなた〜」のところとかさ

 三木聖子さんの場合

♪ 好きだった のよ あ・な・た〜 ♪

って、けっこう、歯切れがいい文節区切りで歌っているのに対して、石川ひとみさんは

♪ 好きだったのよあなた〜 ♪

って、この部分はまとめて流しちゃってるんだよね。 

 まあ、そんなに大したことではないかもしれないけど、この区切り方でも、伝わり方は変わって来るってユーミン自身も指摘してたりするんだけどさ。

 なるほど、たしかに、言われてみれば、そうかな・・・とか思ったりして・・。

 ま、オリジナルの三木聖子さんの時は、ユーミン自身、レコーディングも付きっ切りで歌唱指導したそうだから、イメージについては、ユーミン直伝なんだよね、この曲の場合。

 まあ、そういう違いが、おなじ曲でもあるわけですわ。

 うん、サウンドの方も、アレンジが石川ひとみバージョンとは、ビミョウに違ったりするんだけど、もちろん、こっちの方が本来モノ。
 やや、あっさりしてるのよ。

 そのあっさり感が、詞のストーリー性を和らげてくるんだよね。

 ただ、そのあっさり感が、ヒットを妨げた・・・っても言えなくもない。
 結局、内容が伝わってこない・・・っていうか。 この曲の場合、詞の内容が伝わってこないと、お話にならないシカケになってるからなぁ。

 まあ、その辺は、リリースした頃の時代性っていうのもあるんだけどね。

 この三木聖子さんバージョンと石川ひとみさんバージョンの間には、5年間の空白があるんだけど、このころの5年間の違いって大きいからなぁ。
 なんせ、音楽については、日進月歩の進化があった頃だから・・。5年違ったら、随分違うのよ。 もちろん、リスナーも5年で、随分進化してたからさ。その差は大きいんだよね。


 ところで、三木聖子さんって、正直、ワタシも実態は良くわかんないんだよなぁ。
 何分、あんまり売れないまま、短期間で引退しちゃったからなぁ。

 ただ、ナベプロだったんだよね、所属は。レコード会社はキャニオン。

 あのころ、キャニオンって、ヤングアイドル専門のレーベルで「NAV」レーベルってあってさ。 このヒトと、岡田奈々と木之内みどりで、「NAV 3人娘」って言われてたのは、知ってるヒトしか知らないことでしょう。。ふらふら

 まあ、当時の「明星」か「平凡」あたりから出てきた、キャッチフレーズなんでしょうかねぇ。

 ちなみに、後年の田原俊彦も、当初は「NAV」レーベルからリリースしてたんだけど、80年代に入ると、「NAVi」レーベルも自然消滅しちゃった感じだな。もう、言われなくなってたもんね。

 うん、ここまで書けば、後年、石川ひとみが、この曲カバーしたかっていうのもよく分かるか。。

 ハイ、所属がナベプロ、レコード会社がキャニオンで、もちろん「NAVレーベル」だったってことからなのよね〜ふらふら




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小麦色のマーメード / 松田聖子

1982_09_小麦色のマーメード_松田聖子






今回の1曲セレクトは、「小麦色のマーメード」松田聖子です。

 まずはデータです。

・タイトル   小麦色のマーメード
・アーティスト 松田聖子
・作詞     松本隆
・作曲     呉田軽穂
・編曲     松任谷正隆
・リリース日  1982年7月21日
・発売元    CBSソニー
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  46.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1982年8月2日〜9月27日付

 いつものように曲を見繕ってたら、たまたま、松田聖子の「小麦色のマーメード」が目に入って来ちゃってさあ。
 過去の日記のアーカイブスを探してみたら、まだ、書いてないようだったんで、ああ、ちょうど良いや・・・・とセレクト。超安易。。。。
 うん、ヒットも33年前のちょうど今頃だったしね。 ・・・・と、本日は、立て続けに1982年の曲だなぁ。
まあ、こんな日があっても良いよね。 

 厳密に言えば、ヒットのピークは、1982年の8月で、今頃はヒットの終盤で下降線を辿り始めてた頃なんだけど・・・。

 だけんど天下の松田聖子のこの曲を、いままで書かないで放置してたんだろうねぇ・・・。

 っていうと、単純に、個人的に、この曲あんまり好きじゃないから・・・っていうのが正直なところかもしれない。
 いや、好きキライ・・・って言う前に、それほど大きな「インパクト」は感じなかったんだよね、この曲に。

 82年の夏の終わりって言ったら、先ほどの柏原よしえ「あの場所から」でも書いたけど、ちょうど、ワタシが福島から千葉に出てきた直後で、たしかに一番、ラジオで「ヒット曲」を聴いてた頃だ。 ただ、同時に、まだ、「千葉」ってところの環境に慣れきっていないときでさあ、音楽を聴くには聴いていたけど、まだまだ地に足が着いた状態で、音楽を聴いてたわけではなかったんだよね。
 当時、まだ、13歳になったばっかのガキンチョだったけど、心の中ではいろいろな葛藤があったり、精神的にも不安定だったしさ。

 そんなときに、この曲を聴いたんで、強い印象として残っていないのかもしれない。 っていうか、この頃に聴いてた曲全般に言えることですね 。
なにせ、まだ、友達もいなくて、唯一、ヒット曲が友達だったからなぁ、この頃は。


 たださ、この曲、曲自体はインパクトが薄いんだよな。
「赤いスイートピー」から始まった、ユーミン3部作の最後の作品というわけだけど、一番スローな曲だし。
 その前に、個人的には、当時、このユーミン3部作ってあんまり好みではなかったんだよなぁ。どの曲も、いまひとつインパクトが薄くてさあ。 個人的には、その前の財津和夫、小田裕一郎作品の方が、引っ掛かりが強くて好きだったんだよね。
 そんなユーミン作品の中でも、この曲が一番、フックになる部分が薄かったのが、この曲だったし。

 まあ、よく言えば、イメージとしては、アンニュイな大人の夏の午後って感じなんだろうね。 でも、当時のワタシは、まだ、「アンニュイ」なイメージなんてわかんなかったしさあ。

 唯一、記憶に残ってるのは、夏休みが終わって、二学期が始まった頃に、自分の頭の中でヘビーローテーションしてた様な気がする
 で、もって「あーまた学校か、やだなー」っていうのと、この曲がシンクロしてて、「この曲→ブルーな気分」っていうイメージなんだよね。あせあせ

 今で言えば、「あー、明日また会社だよ、やだなー」ってつやだな。そんなときに、この曲引っ張ってきちゃったから、今、ブルーな気分倍増よふらふらふらふらふらふらふらふら  でも考えて見れば、明日は休みなんだよな。。。



うーむ、今聴くと、「アンニュイな大人の夏の午後」っていうイメージは、なんと無しに理解できますな。
 やっぱ、完全にアイドルポップスの域を超えて、「ニューミュージック」ですな、いま、改めて聴くと。
 当時のアイドルとしては、ここまでの域を歌っていたのは、松田聖子しかいなかったわけで・・・。

  あー、↑では、個人的なことを中心に書いちゃったけど、一般的に言っても、当時、この曲は、受けが良くなくてさあ、売上げ46.7万枚は、「青い珊瑚礁」でブレイクした後の、当時の最低売上げにとどまったんだよね。 50万枚きったのも1年ぶりだったし。
 やっぱ、みんな印象薄かったんだろうねぇ。
 でも、当時、「ピンクレディー」の9作連続1位っていう、当時のオリコン記録を抜けるか・・・ってことで、盛り上がってたよなぁ。

 ま、結果的に抜いちゃうわけなんだけどさ、↑で書いたように、何分、売上げが芳しくなかったんでねぇ
 ちょうど、「まっち」の「ハイティーン・ブギ」が1位を続けてたころで、この曲、初登場から2週連続、2位だったんだよね。
 で、登場3週目で、何とか1位獲得・・・と。 週間売上げ的には、3週連続で6万枚台キープしたおかげで、1位を獲得できたんだけど、やや、薄氷を踏む思いの1位獲得だったんじゃないかなぁ。
 ただ、前年の「夏の扉」でも例の「ルビーの指環」に1位を阻まれて、5週連続2位の末に、ベストテン初登場から6週目で、ようやく1位獲得・・・なんて離れ技の経験もあったように、このころの松田聖子ってほんとに強かったのよ。危なくても最後はなんとかしちゃう・・・ようなさ。



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Hello,my friend / 松任谷由実

1994_08_Hello my friend_松任谷由実






今回の1曲セレクトは、「Hello,my freind」松任谷由実です。

 まずはデータです。

・タイトル    Hello,my friend
・アーティスト  松任谷由実
・作詞      松任谷由実
・作曲      松任谷由実
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1994年7月27日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   135.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1994年8月8日〜10月10日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「きみといた夏」主題歌

 昨日は残暑が厳しかったのに、今日は一転して北東からの涼しい風が吹きこんできてますわ。 この風が吹いてくると、いよいよ、夏も終わりかな? って言う気分になって来ますねぇ

・・・・ということは、 今回は、やっぱ、これだよね、コンセプトは「夏の終わり」。

・・・と思ったんだけど、これがねぇ、なかなか、曲が無いのよ。「夏の終わり」をあらわす曲って。
 まあ、森山直太朗の「夏の終わり」なんていう、もろ、ダイレクトな曲もあるんだけど、どうもなぁ・・・。

 しょうがないから、あんまり個人的には好きな曲じゃないけど、ユーミンの「Hello,my friend」を引っ張ってきたりして
 
 8月も中旬になると、同じ「夏」にリリースされた曲でも、めっきり秋の気配が感じられる曲が多くなる。

 うん、たとえ、「晩夏」とか「夏の終わり」とか、季語的なタイトルやコトバがなくてもさ、サウンドがね、なんとなく、淋しい曲が増えてくるでしょ。

 うん、この曲んなか、もろそんな感じじゃないですかねぇ。曲想からして、夏の終わりを感じちゃうんだけど、歌詞にも

 ♪ Hello my friend 今年もたたみだした ストアー 台風が行く頃は涼しくなる〜 ♪

ってあるから、この曲の設定自体も、夏の終わり、今ごろなんだろうね。

・・・ということで、季節的には、丁度いいんだけどね。いま、引っ張ってくるには。  
丁度、今、台風が2つ同時に日本列島を駆け抜けているところだし、シチュエーション的にもグッド。おそらく、この台風が抜けたら、本格的に秋に向かっていくんだろうな・・・なんて予感もしたりするし。

 でも、あんまり、好きくないワタシなのです。

 ・・・なんでなんだろうね。 どうも、いかにも・・・っていう気もするし、どうもね、月9の主題歌っていうのもあったかもしれん。
 
 このころになると、月9の主題歌⇒大ヒット っていう方程式が当たり前になりすぎて、なーんか、作為的なところを感じてたりして。。。

 そこが、どーも生理的に好きじゃなかったのよね。

 まあ、曲とは、あんまり関係ないけどさ。。




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真夏の夜の夢 / 松任谷由実

1993_07_真夏の夜の夢_松任谷由実






今日の1曲セレクトは、「真夏の夜の夢」松任谷由実です。

 まずはデータです。

・タイトル    真夏の夜の夢
・アーティスト  松任谷由実
・作詞      松任谷由実
・作曲      松任谷由実
・編曲      松任谷正隆
・リリース日   1993年7月26日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   143.3万枚
・タイアップ:TBS系ドラマ「誰にも言えない」主題歌
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1993年8月9日〜10月11日付

 真夏の夜、いかがお過ごしでしょうか・・・なーんて、優雅な気分になれんわい。。
 なんじゃ、この蒸し暑い夜は・・・。 まあ、いつまでも、汗がべっとべっとと、湿気が多いこと・・・。
 昼間は昼まで、35℃オーバーの猛暑日だったおかけで、べとべと・・・な暑さの不快指数100%な一日でしたわ。

 こんな夜は・・・・本来なら、爽やかな風のような1曲をひっぱって来たい・・・・っていう頭はあるんだけど、その前に浮かんでくるのが、「蒸し暑い」イメージの曲だったりして・・・。

 真夏の夜の夢 /松任谷由実

・・・この曲でございます。

 ハイ、1993年7月クールのTBS系金曜ドラマ「誰にも言えない」主題歌ですな。

 そそそ、あの「冬彦さん」の「ずっとあなたが好きだった」の続編ドラマっすよ。 野際陽子の「ヘピ女」がキモかった、あれっすふらふら

 あの、独特のキモチ悪さに、この独特の蒸し暑くて、ユーミンのボーカルが、そのキモチ悪さを一層引き立たせていた、1曲でしたな。

 うん、個人的な感想としては、このドラマの主題歌としては、よくあってたと思う。

 ただ、ここまで、築き上げてきた、「ユーミン」ブランドな1曲としては、どうなの?

 ってことだよねぇ。 うん、曲としては、特に、これといった「仕掛け」のメロディラインがあるわけでもなく、ユーミン独特の、テンションコードと分数和音をいっぱいに使った、いわいる「ニューミュージック」的なサウンドでもなし。

 あくまでシンプル、うーん、はっきりいって、ユーミンの曲としては「ダサい」曲だとおもう。

 例えば、基本のコード進行とかさ・・

 Cm→A♭→B♭→E♭→A♭→E♭→F♯dim→G

は、ねーだろ、かのユーミンの曲で・・・、とか思ったりして。。

 あのね、曲を聴いた瞬間に次のコード進行が分かっちゃったりする・・・ってあんまり、無いんだけどねぇ、ユーミンの場合。
 意外な展開をするから、面白いのがユーミンでもあり、それを自負してたと思うんだけどねぇ。

 こと「ダサ坊」な曲は嫌ってたような印象があるんだけど、一体、これは、どういう風の吹き回しだったのかしらねぇ・・・

 ・・・とか考えたりして。。。

 まあ、最もらしい考えとしては、やっぱしドラマタイアップで、安い、早い、旨い(儲かる)、「吉野家」的な考えが、ユーミンにも蔓延したのかいな?

 ・・・なんて、当時は考えたりしたな。。 


 大体において、93年7月クールのドラマの主題歌って、この曲を含めて、「大物」が揃いましたからねぇ・・・。

 ・フジ 月9  素晴らしきかなこの人生
 →Make Up Shadow /井上陽水

 ・フジ 水9  悪魔のKiss
→エロティカセブン /サザンオールスターズ

 ・TBS 日9  課長さんの厄年
 →さらば青春の光 /布袋寅泰

 などなど・・・・。

 まあ、フジテレビとTBSの一騎打ち的な感じなんだけど・・・。

 しかも、どの曲もヒットしましたなぁ・・・。

 ドラマと大物アーティストとのタイアップ・・・っていうのも、この辺が一番、脂が乗り切ってた頃じゃないかねぇ。。。

 そんな、音楽バブル全盛、まだまだ上り調子! って頃の1曲ですわ。



うーむ、やっぱり蒸し暑くなる1曲ですな。。。



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時をかける少女 / 原田知世

1983_07_時をかける少女_原田知世






今回の1曲セレクトは、「時をかける少女」原田知世です。

 まずはデータでーす。

・タイトル     時をかける少女
・アーティスト   原田知世
・作詞       松任谷由実
・作曲       松任谷由実
・編曲       松任谷正隆
・リリース日    1983年4月21日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    58.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1983年6月27日〜9月5日付
・タイアップ:映画「時をかける少女」主題歌

 ここのところ、がっつり書いちゃうような曲が続いたんで、今日は、久々に軽ーく書けるアイドルの曲をもって来ようかなぁ・・・といろいろ物色したんですが、この時期って、意外と「これ!」っていう曲が浮かんでこなかったんだよねぇ。。

 それでも、めげずに物色してたところ、ありましたよーん。
はい、この曲、「時をかける少女」。


 この曲は、原田知世にとっては3枚目のシングルとなるんだけど、その前の2枚は泣かず飛ばずだったんだよね。
 ま、ひとつは、やっぱし、このヒトの歌唱力ってところだよなぁ。。。
 デビュー曲にあたる「悲しいくらいほんとの話」。当時、ヤンソンの新曲激評で、近田春夫氏が激怒りしてましたもんね。 「ひでぇヘタな歌だな」・・・と。

 ま、もともとは女優さんだし、そのてんは考慮もできるところなんだけどさ。

 そうこう迎えた、第3弾がこの曲。

 BUT、売れたんだよね。大ブレイクだったんだよね。 歌唱力は相変わらずだったんだけど、なぜ??

 うーん、まあ、大方の見方では、この曲が「主演」映画の主題歌だったから・・・ってところだろうけど、仮に映画の主題歌でなくても、曲の力でそこそこ売れたんではないかなぁ・・とは思うなぁ。

 うん、曲がよかったんだよね。 
 なんていうのかなぁ・・・・、カラッとした透明感っていうの。なんか、実体はないんだけど、安心するような・・・。

 これは、やっぱり、松任谷由実、松任谷正隆「夫妻」のマジックというべきですかねぇ。
 松田聖子を手がけるのとは、また別の感覚・・・・透明性・・・があるんだよね。
 松田聖子の場合は、何がしかの「カラー」って言うのがわりとはっきりしてるんだけどさ。

 ただ、共通しているのは、「カラッ」とした温度感なのかなぁ。

実は、この曲の前の2曲は、来生たかお、えつこ「姉弟」が手がけているんだよね。 このヒトたちは、どっちかといえば「濡れた」感じじゃん。
ま、それでうまく行くヒトもいるんだけどさ。中森明菜のように。

でも、原田知世の場合は、松田聖子と同じ類だったわけだ。

 この曲、最初にも書いたように、実体がない透明感って感じで、その上に原田知世の「語り」のようなちょこんとしたボーカルがのっかってる、かるーーーい曲なんだけど、不思議と存在感があるんだよね。
 それは、やっぱし、原田知世っていうヒトが根っからの「映画女優」だからかなぁ。

 不思議と絵が浮かぶんだよね。

時に2番の ♪昨夜の夢は金色 幼い頃遊んだ庭〜 ♪からの一連の歌詞の部分とかさ。

 簡単でシンプルだからこそ絵になるのかもねぇ。

 だけど、このころは、原田知世と松任谷由実って蜜月状態だったよねぇ。
 原田知世って、このすぐ後、「ダンデライオン」をカバーしてたし、逆にこの松任谷由実は、この「時をかける少女」をセルフカバーしてたりね。

 あ、蛇足だけど、松任谷由実って、自分がセルフカバーするつもりの場合は、作家の名義が松任谷由実なんだよね。そのつもりがない場合は、「呉田軽穂」になるわけで・・・
松田聖子に曲を提供する場合、セルフカバーするつもりない・・・っていうか、イメージが聖子になっちゃってるからカバーできないって言うのもあるだろうけど、呉田軽穂名義にしている場合が多いのよね。

 ・・・・ってこれは、有名な話か。。。

ときに、この曲は、松任谷由実名義のクレジットになっているんで、当初からセルフカバーするつもりだったんだろうけど・・・。

 ちなみに、石川ひとみ(三木聖子)の「まちぶせ」もクレジットは、松任谷(荒井)由実になってたんだよね。
 ま、だから、のちにカバーしたけど、まさか、96年なんていう、オリジナル発表してから20年後にセルフカバーするとは思わなんだけど。。。


話がずれた。。。。

この曲のサウンドなんだけど、上で書いたことのくり返しなんだけど、至ってシンプル。ほとんどエレピとシンセと・・・って感じで、そのほかは間奏部のサックスのからみだけの世界。
 なのだけど、意外とコード進行は複雑・・・・というか、頻繁なコードチェンジで進行するんだよね。

 特にサビの部分はさ。。。。

♪ 時をかける少女 ♪ は1音ずつ、F#mとEのくり返し

♪ 愛は輝く船 ♪ は1音ずつ EとDのくり返し

でも、実際に、こんなに複雑に聴こえないのは、ベースが


♪ 時をかける少女 ♪ はずっとF#の開放音
♪ 愛は輝く船 ♪ はずっとEの開放音

になっているからだろうねぇ。ま、この辺は、松任谷由実お得意の解放音を多用したコード進行なんだけど、松田聖子の場合、ここまで頻繁なコードチェンジはあまりないんだよね。

 そのへんが、やっぱり、メロディラインをなぞるだけで「聖子」印の印象がある松田聖子と、きちんとサウンドを作り上げないと曲に聴こえない原田知世との違いなんだろうなぁ。。。


最後に映画「時をかける少女」は、言わずと知れた「角川映画」で、薬師丸ひろ子の「探偵物語」との併映だったんだけど、同時に大林宣彦監督の尾道三部作の中間作品だったんだよね。
 1作目が前年の小林聡美と尾美としのり主演の「転校生」、最後が富田靖子と尾美としのり主演の「さびしんぼう」(1985年)なんだけど、ワタシ、映画はそんなに見るほうでもないのに、この尾道三部作は大好きでさぁ。。
セピア色が似合う映像作り・・というか、とおーーーい記憶を甦らせてくれる感情にさせてくれるよね。



 本当は、「ザ・ベストテン」の1983年7月7日、七夕の日放送分に出演した時の、「時をかける少女」が演出的に一番綺麗なんだけど、落ちてないからなぁ。。。。この動画でガマンしてちょ。


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