かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

日本レコード大賞

勝手にしやがれ / 沢田研二

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今回の1曲セレクトは、「勝手にしやがれ」沢田研二です。

まずはデータでーす。

・タイトル      勝手にしやがれ
・アーティスト    沢田研二
・作詞        阿久悠
・作曲        大野克夫
・編曲        船山基紀
・リリース日     1977年5月21日
・発売元       ポリドール
・オリコン最高位   1位
・売上げ枚数     89.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1977年6月13日〜9月19日付

 さてさて今回引っ張ってきた曲は、世にも有名な

 勝手にしやがれ  沢田研二

 いやいや、1977年の代表曲ですよ。日本歌謡大賞、日本レコード大賞とダブル受賞。

 だけど、この曲が、この「暑い」さ中にヒットのピークだったってこと意外と、知らないヒトが多いんではないかなぁ。

 と書いているワタシでさえ、この曲イコール、暑い最中の曲っちゃうイメージはあまりない。

 まあ、たしかに、まだ、ヒット曲、歌謡曲というものをちゃんと聴くほど物心は付いてなかったわけだけどもね。

 調べてみたら、1977年っちゅうのは、長雨続け期の「冷夏」の年だったそうな。うーん、そういうイメージはないんだけどね。ま、そういうこともあって。この曲イコール「夏」っていうイメージは少なかったのかもしれん。

 そういう「季節の風物詩」的な曲というよりね、やっぱし、どうしてもこの曲=沢田研二=キザ っていう方程式が浮かんじゃうんだよね。 だってさ、単純にカッコよかったしさ〜。


あの有名な「帽子投げ」のシーン。どうして、昔のアーティストは、ああいう仕草が「サマ」になっていたんだろ?
 やっぱり、「スター」なんだろうなぁ。

いまや、「スター」なんて言葉は死語だもんね、ほとんど。

 かくゆう、ワタクシももちろんマネしましたよ。小学校の帽子で、この曲歌いながら

 Bメロの
♪行ったきりなら幸せになるがいい〜 ♪ で、カッコよくなげるのがいいんだけど、これが意外とうまく行かないんだよね。

 やっぱり、ジュリーだからかっこいいんだよね。

 ・・とまあ、ジュリーにとっては、いいことずくめのこの曲だけど、この曲にたどり着くまでの約1年半は、さしものジュリーもかなり苦しんでたんだよね。ということを今や覚えている方も少ないんだろうけど。。。。

1975年8月の「時の過ぎゆくままに」の後、しばらくは大ヒットらしい大ヒットってないんですよ。もちろん、ベストテン級のヒットはだしていたものの、「これ」っていう曲がなかなか無かったんだよね。
 今にして思えば、音が大人しいんだよね、この頃の曲って。
それが裏目に出たんではないですかね。
 このヒトに限ったことではないけど、売れなかったころの曲ってどこか「音」がくすんでいるんだよね。ハリがないっていうか。

 そのあたりは、この「勝手にしやがれ」の1つ前の「さよならをいう気もない」なんかを聴くと違いがよくわかりますねぇ。

 たぶんね、ジュリー本人が一番よくわかってたんではないかなぁ。この「勝手にしやがれ」はそのあたりのもやもやを一蹴するような半分やぶれかぶれな気分っていうところもあったんぢゃないですかねぇ。 まあ、だから「勝手にしやがれ」とね。

 なにせ、この曲から「音」が全く変わったんですよ。やぶれかぶれな火事場のバカ力でないけど、音がどこまでも前向きなんだよね。元気がある。
 もちろん、地味なところは全く持ってなしの派手さだし。

 どんな曲でもそうだけど、音が元気だとヒトを振り向かせるだけの力が出てくるよねぇ。

ま、いずれにしても、この曲からジュリー黄金時代の第2幕が開幕したって感じですよね。





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雨の慕情 / 八代亜紀

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今回の1曲セレクトは、「雨の慕情」八代亜紀です。

 まずはデータです。

・タイトル    雨の慕情
・アーティスト  八代亜紀
・作詞      阿久悠
・作曲      浜圭介
・編曲      竜崎孝路
・リリース日   1980年4月25日
・発売元     テイチク
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   56.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 
・ベストテンランクイン期間:1980年6月9日〜7月14日 8月11日〜9月1日付


  やっぱり、梅雨ですから、「雨の曲」が季節的には似合ってくるもんですわな。
 このあいだ、FACE BOOKで参加している「昭和時代」っていうグループで「雨の唄というば?」って言うトピックスが立ってまして、そこでもこの曲を上げられてましたけどね。

 八代亜紀 「雨の慕情」

 しかし、以前、ネット上のアンケートでも、同じようなアンケートがやってた事があって、並み居る「ポップス系」アーティストを抑えて、この曲が1位を取ってた事があったなぁ。この曲の印象っていうのが、かなり強いんだねぇ・・・なんて思ったな。

 ・・・・というワタシも、「雨」とつく曲は? なんて聞かれたら、やっぱ、八代亜紀のこの曲を投じちゃいそうだな。。ふらふら

 いや、なんか、それだけ、結構、強烈な印象があるのよ、この曲。

 オリコンでは9位までしか上がらなかったこの曲だけど、うーん、やっぱ、ベストテンでのきれいな「雨のセット」の印象と、それよりなにより、この年1980年の年末の賞レースでの、会場が一体になっての

 ♪ あめあめ ふれふれ もっとふれ〜 ♪

の大合唱が印象に残ってるんですかねぇ。

 うむ、もちろん、大合唱といっても、あの年はさあ、いわいる「80年代アイドル」の最初の当たり年だったわけで、会場のお客の大半が、各アイドルの「親衛隊」だったわけじゃん。
そんな各親衛隊連中がひしめく中で、各親衛隊の「垣根」を越えての大合唱だったわけだからさあ。一種、「異様」の光景っちゃ失礼だけど、かなり壮観な光景でしたよね。ま、それだけ、「世代」を超えて支持された曲だったんだよね。
 特に、この年の「日本歌謡大賞」での、「雨 雨 降れ 降れ もっと降れ」コールは凄かったからなぁ。

 まず、今じゃ信じられないもんね。演歌にワカモノが応援コール送るのって。
AKB とか EXILE とか、嵐 のファンが水森かおりに向かって、応援コールを送ってるようなもんだから。
そんなの考えられないじゃん、今では。

 だからこそ、この年の賞レースは、「五八戦争」なんていわれた、五木ひろしと八代亜紀の熾烈な大賞争いを演じたわけだけど、レコード大賞も歌謡大賞も、最終的にはこの曲が受賞したんでしょう。
五木ひろしが、この年「大賞」取れなかったのは、「若者」の支持があったかなかったかの差・・・だよね、きっと。
 特に歌謡大賞は、如何に幅広く「大衆支持」されているかってところが強かったから、あの頃は。
 あの「雨 雨〜」の大コールがあって、この曲、大賞とらなかったら、それこそ、ブーイングの嵐だったろうしなぁ。。。
そう言う意味では、あの頃は、大方のヒトが見ても、まだ「納得」がいく、賞レースだったんだよね。

で、もって、この曲が当時の若者に支持があったっていうのは、あの頃の歌番組の影響が絶大だったよね。
「夜ヒット」しかり、「ザ・ベストテン」しかり。
 特にベストテンでの、綺麗なセットをバックにした演出効果は大きかったと思うなぁ。
あのころ演歌で、セットをつけた演出なんてベストテンくらいしかありませんでしたからねぇ。しかも、唄を引き出すをライティング効果も考えた、綺麗な演出効果とかさぁ。
 
それに加えて、サビの「雨 雨〜」のところの振りでしょ。
 ま、今見たら、なんてことない振りなんだけど、それらの演出が当時の若者の心を取られるには充分だったんだよね。

そんな「若者」側にいたワタシとかさあ、、当時は、演歌とか普通に聴いたもんね、当時は。
今みたいに特定のジャンルとかアーティストの曲しか聴かないではなくて、「ベストテン」なら「ベストテン」っていう番組自体を楽しみにしてたからさあ。
 だから、当時は演歌だから、イヤ・・とかいう発想はなかったし、同世代でも、みんな普通に知ってましたよね、この頃のヒット演歌は。

 当たり前だけど、賞レースだけで、あれだけのコールをもらえたわけではないわけで、それまでに若者の心をとらえるサムシングがあったわけなんだよね。





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また逢う日まで / 尾崎紀世彦

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今回の1曲セレクトは、「また逢う日まで」尾崎紀世彦です。

まずはデータでーす。

・タイトル     また逢う日まで
・アーティスト   尾崎紀世彦
・作詞       阿久悠
・作曲       筒美京平
・編曲       筒美京平
・リリース日    1971年3月5日
・発売元      フィリップス
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    95.6万枚
・オリコンベストテンランクイン期間:1971年5月3日〜8月9日付

 10年くらい前に、PE'Zっていうグループがカバーアルバムをリリースする際に、カバー曲の選曲を担当したことがあるんですよね。
 ま、リアルな仕事の知り合いを通して、依頼があったものなんだけど。。。その時に100曲ぐらいの候補曲を出したんですが、打ち合わせの際に、先方のプロダクションの社長さんと意気投合したのが、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」と八神純子の「みずいろの雨」だったなぁ。
 結果的に、2曲とも採用されて、実際カバーアルバムにも収録されまして。。
 一応、「Special Thanks」ということで、ワタクシの名前もクレジットしていただだいたんだよなぁ。
あれから10年ですか。早いもんだよなぁ。
 ちなみに、そのPE'Zバージョンの「また逢う日まで」ですが、現在、ニッポン放送の日曜日12:00〜14:00で放送されている、「土田晃之 日曜のへそ」って番組のエンディングに使われていて、この番組を聞くたびに、なぜかくすぐったい気分になるワタシだったりするんですよね。。(ワタシがプロデュースした訳じゃないんだけどさ。。。

・・ということで、今回の1曲セレクトは、尾崎紀世彦「また逢う日まで」です。

 ・・とは言うモノの、まあ、ヒットチャートの1位。この年、第13回レコード大賞、第2回日本歌謡大賞受賞・・・・っていう、1971年の年度代表曲でもあり、文字通りの「大衆曲」っていえる曲を、恥じらいもなく選曲するのは、数多くいる選曲屋の中でも、私くらいなもんだよね、きっと
 
 普通、選曲屋っていったら、誰も知らないような重箱のすみのすみをつついて、ひっぱり出して来ることにエクスタシーを感じるところってあるじゃないですか。ワタシ、みんなが知らないと落ち着かないんですよね〜。大衆的というか。。そういう意味では変わった選曲屋ですよ。


でもさ、なんで選んだって言うのは別として、それまでの「演歌・歌謡曲」っていう純日本風音楽とはまったく違った角度の音楽、いわいる「ポップス」でここまで大衆性があった曲っていうのは、この曲が最初なんじゃないかとも思うんですよね。

 まあさ、たしかに、この曲以前に、ピーナッツの宮川泰氏とか、坂本九の中村八大氏などなど、それまでもポップス系で大衆性を発揮した曲を作った方って既にいたんだけど、それは、いろいろな曲を通してのポップス性で、「1曲にかける」っていう意味では、この曲が最初だったんではないかなぁと思うんだよね。

 ま、この曲の場合、上記で書いた曲よりも、たしかにそれだけのセールスはあげているんですけどね。何分、ミリオンセラー近くまで行っている訳だし。

 あ、この時代の状況を知らない方も多いと思うので、ちょっと書いときますが、このころはまだまだミリオンセラーっていうのは、年に1枚出るか・・という時代だったんですよね。
 ミリオンセラーっていうのは別次元のもの。いまだったらダブルミリオンくらいの「インパクト」はあったんだよね。

 ちなみに、オリコンの年間チャートでは、この年1971年のミリオンセラーは、小柳ルミ子の「わたしの城下町」と、加藤登紀子の「知床旅情」の2枚のみ。(アルバムはミリオンセラーなぞ夢のまた夢の時代)
 この「また逢う日まで」は年間3位でした。

 だけど、チャート的な面を除いても、やっぱり、この曲のインパクトはでかいんだよねぇ。

 まあ、尾崎紀世彦の日本人離れな超ワイルド、かつダイナミックな歌唱力もさることながら、やっぱり曲そのものだよね。

 それまでのポップスって、ポップスでありながらどっか日本人的なんだよねぇ。
 どちらかというと「演歌」から派生してきたようなポップスというか。 まあ、それを俗に「歌謡曲」っても言うんだけどさ。
 
 この曲には、その要素っていうのが、ほとんど見られないんですよね。どちらかというと洋楽的っていうかね。
 少なくとも1970年にはなかったような曲であることは確かだとおもいますよ。

 うん、なんていうかね〜、たしかにリズム体はゆったりとしていながらもシェイクっぽいノリなのも新しかったし。
 サウンドがややジャズっぽく聴こえるのは、プレイに参加しているミュージシャンがベースの江藤勲氏を始め、もともとジャズプレイヤーだったからでしょうね。

 そこに、和製トムジョーンズ(見た目はエルヴィス)っていわれる尾崎紀世彦がからむわけだから、これは、「和風」の要素は入り込む余地はないんだよね。きっと。

 でも、こういう曲⇒洋楽的要素が全面的に出てきた曲 がヒットするようになった1971年っていうのは、やっぱし日本音楽史の中でもターニングポイントの年だよなぁ。

 ここを境にして、より洋楽的でポップな曲が常にヒット曲の先端を行って、ま、これは、今でも変わんないですよねぇ。

 逆に、より「和風」な曲はどんどん時代に取り残されていく
っていう感じで・・・。
 その「逆転現象」がはっきり目に見えたのが、この1971年なんでしょうね。

 だけど、最近、こういうね天文学的というか、無限にスケールがでかい「エンターテイメント」性が強い曲ってないなぁ。
 
 まあ、ここまで「スケールがでかい」曲を歌いこなすだけの「正攻法でパンチのある歌唱力」をもったアーティストもいないってところが大きいですけどね。

 また、出てきて欲しいなあ、そういうアーティスト。そして、また、こういう曲を歌って欲しいですよ〜。




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