かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

日本テレビ系

時代遅れの恋人たち / 中村雅俊

1978_12_時代遅れの恋人たち_中村雅俊


今回の1曲セレクトは、「時代遅れの恋人たち」中村雅俊です。

まずはデータですよ〜

・タイトル     時代遅れの恋人たち
・アーティスト  中村雅俊
・作詞       山川啓介
・作曲       筒美京平
・編曲       大村雅朗
・リリース日   1978年11月1日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 18位
・売上げ枚数   17.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 26位
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」主題歌

私事なんだけど、先週知り合いが主催する「イントロクイズ」参加しましてね

↓ コレなんですけど
https://peatix.com/event/455948?fbclid=IwAR21C4P1k-sIGHo0Kre4tXxvAX2PbFFDb2YAs_fNeP4annMv2jInavc0gEA

「80年代 イントロ十番勝負」   

サザン

じつは、6月に別主催のチーム戦のイントロクイズにも出たんですけど、そんとき優勝したんですよ。
で、今回もその時の優勝メンバーで出ましょうよ・・・というお誘いがありまして。。

まあ、80年代縛りなら良いかな・・・と思いーの参加したんですが・・・

結果・・・・

なんとなんと、まさかまさかで「優勝」してしまいました  

今回は総勢100名の「歌謡曲・イントロクイズ」フリークが参加・・と言う本格的なイベント。 
今回も5人1組、20組でのチーム戦だったんですけどね。 6月で一度組んだ、気心の知れた仲間でチーム組んだのが良かったのか抜群のチームワーク功を奏したのか、予選、準決勝と圧倒的な強さを発揮
でも決勝戦は崖っぷちでした。
他の組にリーチをかけられ、絶体絶命の危機から、ワタシ以外のメンバーの猛烈な追い上げで劇的逆転優勝!... 盛り上がりましたねぇ!

僕ですか・・・僕ぁ、よかったのは準決の時だけですね。決勝戦は1問も答えられませんでしたよ〜。 優勝できたのはホント僕以外のメンバーのおかげですっ

分かる問題は何問かあったけど、悉く押し負けるんだよね。まだまだ未熟なワタシデス・・・。

と言っても、ワタシ的には特段、イントロクイズ対策はやっては居ないんだよね。
あくまで、昔の曲を頻繁に聴くくらいかなぁ。

とりあえず、60年代以降のヒット曲を、ヒット順に並べた音源をウォークマンに入れてあるからさあ。 それは、通勤時の帰りにほぼ毎日のように聴いてはいるんだけどね。 そのくらいですね。

ただ、今はあんまりやってないけど、昔、小学〜中学生の頃、明星の付録の歌本(Youn Song)とか月刊・歌謡曲の楽譜を見ながら曲聴くのが好きでさあ。 
その頃は自分で音源あんまり持ってないからラジオのベストテン番組を聴きながら譜面を見る訳ですよ。
で、出来るだけ曲の最初から譜面見たいからさ、イントロが出た瞬間、当該の曲ページを猛然と探すのよ。 そんな事をやってたら自然とイントロに強くなっちゃったんだよね。
中学生の頃は「ドレミファドン」のイントロクイズも回答者より先に大体分かっちゃってたし。。。25年くらい前にアーケードゲームで対戦型のイントロクイズがあったのよ。 それでも負けたこと無かったな。

とは言うものの、あれから30年近く経ってる訳で、流石にあの時に比べると頭の回転も反射神経も悪くなってるのは自覚としてあるんからさ。 
うん、瞬間的に曲としては分かるんだけども、曲名が出てこない・・とかさ
プラス、最近はクイズとして「イントロクイズ」専門に対策を立ててる方も多いんでね。
そんなわけで、今自分がどれだけ実力があるのか・・・って言うのは全く自身が無かったんだよね。
だから、今回の優勝はホント嬉しかったわ。 もっともワタシだけの実力ではないけどさ。



・・・ということで、今回の1曲セレクト、そんな「イントロ」のまつわる曲を持って来たい・・・っちゅうことで。。。

中村雅俊「時代遅れの恋人たち」

なんで、この曲がイントロクイズと関係あるの? ・・・って感じなんだけども。

いや、実はさあ、つい昨日なんだけども、買い物行く時に、いつものようにカーステで昔の曲を聴いてたのよ。
たまたま78年の今頃のヒットの並びだったんだけども・・・。 自分で曲順を並べたんで次はどの曲・・・って分かるはずなんだけども・・・・。
この曲のイントロが出た瞬間・・「あれ?」って考えちゃったんだよね。

そそそ、曲が分かんなかったの。 自分で入れた曲なのにねぇ。。。

ま、たしかに、曲がマンネリ化してきたんで、少し前に新たに曲を足したんだけどさ、その中にこの曲が含まれていた事を忘れてたんだよなぁ・・・。

いずれにしても、イントロが出た瞬間、曲が分かんなかった事で、「未熟」とか思っちゃったりして、引っ張ってきちゃいました。。。


あー、前振りが長っ

この曲は、日本テレビ系ドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」の主題歌でしたねぇ。 

そそそ、中村雅俊氏主演の学園ドラマっすよ。 一時、柳沢慎吾がマネしてたよなぁ。

ワタシ、このドラマ好きだったぁ。 ・・・とは言っても、本放送の時はまだ小学3〜4年だったからさ、本放送では見てない。 後年、夕方4時ごろから頻繁に再放送してたじゃん。 「太陽にほえろ!」とかと繰り返しで。
そん時だよね、見てたのは。 中学生の頃だったかなぁ・・・。

なんか羨ましかった、青春してるんで。 高校生になったらこんな青春出来るんか なんて思っちゃりして。。

まあ、実際的に、あんな生徒思いの「熱い」先生なんて、そうそうは居ない訳でさ。。。

で、この曲は、そのオープニングテーマですね。

↓ コレ


オープニングフイルムでも気がついた方も多いと思うけど、いろんな「才能」が集まっているんですよね。
ドラマ脚本の畑嶺明氏は、後にTBS系ドラマの「うちの子にがきって」「毎度おさわがせします」の脚本で大ブレイク。
劇中曲 作曲の小六禮次郎氏は、後にNHK大河ドラマのオープニングテーマや、吹奏楽のオリジナル曲作曲を手掛けるなど、今や劇番作曲の大御所ですわ。


そんな今や大御所となられた才能の若かりし頃、てがけられたドラマってわけですね。


で、肝心の主題歌の「時代遅れの恋人たち」はというと・・・

詞は山川啓介氏。 まあ、これはなんとなくわかるんですけどね。 後年、火曜サスペンス劇場の件の「聖母たちのララバイ」など、日テレ系のドラマテーマ曲の詞を何本か書いてたし。

ただ、意外だったのは、作曲が筒美京平氏なんだよね。 いや、これは全くの意外だった。
ぱっと聴き、筒美京平氏っぽくないしさ。 時代的には、大橋純子さんの「たそがれマイラブ」とか、庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」「モンテカルロで乾杯」など一連のヒットの頃ですわ。
つまりは、あの頃の筒美氏の曲ってバタ臭かったんだよね。 この曲のように「汗飛び散る」っていう青春群像な曲のイメージは無かったからさ。

それ以上に意外だったのは、、アレンジが大村雅朗氏なんだよね。 そそそ、時期的には八神純子さんの「みずいろの雨」と同じ頃ですわ。
 つまりは、アレンジャーとして大ブレイクした、丁度そのこのろって言う訳なんだけども。。。 
だからなのか、後年、松田聖子さんや、一連のニューウェイブ系作品を手がけた80年代の、あの洗練されたイメージはまだない。
そもそも、大村氏の、こんなカントリーミュージック的なアレンジってのも、80年代の一連の大村作品からすると、想像つかないしなぁ。 ちょっと雑っぽいアレンジが初々しいっちゃ、初々しいんだけどね。
だから、近年までこの曲のアレンジが大村氏だったことは、全く気がついて無かったんだよね。

いずれにしても、ドラマのヒットもあって、この曲自体もそこそこのヒットとなりましたよね。オリコンでは最高18位ながらも、売り上げが約18万枚のスマッシュヒット。
累積の売り上げだけ見たら、瞬間的にベストテン入りしてもおかしくなかったですからね。


動画・・・どうもうまく貼れなかったんで、ようつベのサイトの直リンク
https://www.youtube.com/watch?v=_6qEYiRV8x4



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俺たちの旅 / 中村雅俊

1976_01_俺たちの旅_中村雅俊


今回の1曲セレクトは、「俺たちの旅」中村雅俊です。

まずはデータでする。

・タイトル    俺たちの旅
・アーティスト  中村雅俊
・作詞      小椋佳
・作曲      小椋佳
・編曲      チト河内
・リリース日   1975年10月10日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  87.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1976年1月12日〜2月16日付(暫定)
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「俺たちの旅」主題歌

先日のニュースによると、天皇の退位により「平成」も来年いっぱいで終わるらしい。 つまりは「平成30年」で打ち止め・・・って言う訳ですね。
 そうかあ、そうなると「昭和」と言う時代も、ますます遠くなるなぁ・・・・っなんて思っている昨今だったりして。
ま、それ以前に「昭和」の時代に活躍されていた方々が、ここ数年、どんどんと鬼籍に入られてしまった訳で、それだけでも昭和って言う時代も大分、遠くなってしまった・・・って言う実感なんたけど。。。

・・ということで、今回の1曲セレクトは、「個人的」に「昭和」を感じる曲をひとつ。

中村雅俊「俺たちの旅」

・・・なんて書くと、「え?」なんて思われるかなぁ。  なんで、「俺たちの旅」が昭和なんだよ・・・・とかさあ。

「俺たちの旅」っていえば、日テレの「日8」・・・つまりは日曜20時〜21時・・・っていう、NHK「大河ドラマ」の「真ウラ」で放送していた、いわいる「青春ドラマ」枠で1975年〜1976年の1年間放送していたドラマですね。

主演 中村雅俊、田中健、秋野大作の3人がつとめた、お馴染みのドラマですわ。 
・・・なんて、さぞかし当時見てたかのように書いてるけど、当時5才〜6才だったワタクシは、流石にこのドラマは見てなかったよなぁ。 後々、テレビ探偵団とかなつかし番組で「断片的」に見たりしたから、存在は知ってましたけどね。

うん、1975年〜1976年といえば、このドラマが始まるちょっと前の時間にフジテレビで放送してた、「カルピス世界名作劇場」だよね、見てたのは。
75年が「フランダースの犬」、76年が「母をたずねて三千里」っちゅう、名作劇場の中でも一番盛り上がっていた時代ですわ。 個人的には、これ終わったら、「寝る」時間だったからさあ
そそそ、当時は就寝時間が8時だったの。(土曜日だけは「全員集合」見てからだったから9時だったけど) 
だからね、当然ながら、この「俺たちの旅」も当時は存在も知らなかったんだけどさ。。。

・・・・とととと、話が大分ずれた。。。

あれ? なんだったっけ????


あ・・・そうだ、中村雅俊氏の「俺たちの旅」から、どうして「昭和」を感じるのか・・・だったですね。

この曲のサウンドですよね。この曲、FMや「ステレオ」で聴くより、AMラジオの「モノラル」で聴いた方が絶対にいいんだよね。
 当時の哀愁感っていうのかなぁ、当時の記憶がセピア色に甦るっていうのかなぁ。気分は1975年当時に戻るんですよ。

・・・と言っても、当時5〜6歳だった、ワタシの記憶なんて取るに足らないものだとは追うんだけども、それでも少しは物心ついてましたからねぇ、当時。
少しではあるけど、1975年って言う空気感は感じ取ってたんだよね。

いや、逆に言えば、世の中の空気感を感じ始めた、最古の記憶かもしれない、個人的には。

そんなこともあってか、個人的に「昭和」の空気・・・というと、1975年当時の空気を思い出すのかもしれないなぁ。

上で「セピア色」の想い出・・・って書いたけど、例えば、当時、テレビでは、まだドラマにしてもニュースにしても「フィルム」が多かったじゃん。 今みたいにVTRではなくてさ。

映画でもそうだけど、フィルムって、独特の哀愁感を感じるんだよなぁ。日常なんだけど、非日常の世界のようなさ・・・。
それと、街並みにしても、今のような無機的な感じじゃなかったじゃん。
まだ、駅前とか、商店街が華やな時代だったしさ。そう言う商店街には、「ラッパ」スピーカーから、ヒット曲が、半分割れたような音でガンガン流れてたりしてさ。街に活気がありましたよね。

丁度、当時流行ってた、野口五郎の「私鉄沿線」とかの世界。

映画「三丁目の夕日」ほど時代は古くないけど、かといって、まだパソコンなんて何者だ?、って時代だし、それどころかビデオも普及していない時代。

古くないけど・・・かといって新し過ぎもない時代。  なんて書くと「中途ハンパ」な時代? なんても思えるけど、そうじゃない。文化的にも人間性的にも、いまよりはずっと豊かだったんじゃないか・・・なんて思える時代。

それが1975年あたりなんじゃないか・・・なんて個人的には思えるんだよな。

ま、世相的には、70年代前半までの高度成長期が終わり、前年74年には戦後初のマイナス成長という不景気に見舞われた時代。

それは、この「俺たちの旅」っていうドラマ自体にも出て来ているんだけどさ。 例えばそれまで青春ドラマっていえば、スポーツがあって、太陽に向かって走れば、全てが解決・・・っていう能天気な部分があったわけじゃん。

でも、このドラマあたりから、「悩み」が入って来るんだよね。 つまり「陽」だけじやなく、「陰」の部分。こんな部分に、それまでの高度成長期の「プラス」成長から一転して、「マイナス成長」期に入った世間の「陰」の部分が反映されてきたりしてね。

もしかしたら、そういう「陰」の部分に強く惹かれているのかもしれないな、この時代というと。

ちなみに、ドラマ「俺たちの旅」の脚本は、畑嶺明、鎌田敏夫 両氏が書いてたんだよね。
こののち80年代、畑氏は「毎度おさわがせします」、鎌田氏は「金妻」「男女7人」シリーズという、TBSのドラマ黄金期を支えることになるんだけども、この時代は日テレドラマを書いてたんですよね。
ちなみに、「太陽にほえろ」の脚本も書いてましたよね、この時代。


あー、今回は内容がまとまらないなー。何書いてるんだか、よく分かんなくなってきた。。。

ま、ともかくも、個人的には1975年って言う時代は、70年代の中では、78年に次いで印象深い年なんだよね。
それとともに、この曲を聴くと、1975年って言う時代を強く感じてしまうワタシな訳ですわ。



この曲はやっぱり、生で歌っているところよりもレコード音源の方が時代性を感じる・・・ってことで、そう言う動画を持って来ましたわ。
 どころでこの曲、売り上げは87万枚っちゅう、中村雅俊氏としては、デビュー曲の「ふれあい」に次ぐ売り上げを記録した大ヒットだったんだけども、オリコンでは結局1位取れずの、最高2位だったんだよね。

 同時期の1位は、バンバンの「いちご白書〜」であり、ユーミンの「あの日に帰りたい」であり、いわいるユーミン勢に押し切られた形になってたりする。 しかも、しまいにゃ、「およげ!たいやきくん」とパッティングしちゃたりして。。。不運といえば、不運が続いた曲なんだよな。

ただ、売り上げにたがわずロングヒットだったけどね。 ベストテンにランクインしている最中は、兎に角、上下動が少ない安定したチャートアクションを展開していたのが印象的なんだよなぁ、この曲は。

ちなみに、最初のデータに書いたベストテンランクイン期間は、「ワタクシ」のチャートのもので、チャートを始めたのがこの曲がベストテン入り最中だった1976年1月からなんで、「暫定」と入れました。
オリコンでは、1975年11月10日付からベストテン入りしています。



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CHANGE THE WORLD / V6

2000_11_CHANGE THE WORLD


今回の1曲セレクトは、「CHANGE THE WORLD」V6です。

まずはデータどぇす。

・タイトル     CHANGE THE WORLD
・アーティスト   V6
・作詞       松本理恵
・作曲       渡辺未来
・編曲       上野圭一
・リリース日    2000年10月25日
・発売元      エイベックストラックス
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数 27.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 11位
・タイアップ:日本テレビ系アニメ「犬夜叉」オープニングテーマ

この1曲セレクトでも、ジャニーズの曲って随分書いてきた・・・つもりだけど 、長らく読んでくれてる方は気づいていると思うけど、年代的に大分偏ってはいるんだよね。

まあ、あくまで私目線で書いてるからなぁ、ジャニーズといっても、やっぱ、どうしても私らの世代のヒト達中心になっちゃうわけです。
具体的に言えば、たのきん、シブがき、少年隊・・・辺りまでなんだよね、ドンピシャな時代は。

まあ、無理やり言えば、光GENJIから、TOKIOまでは、一応耳にしていた時期ではあるけど、あくまで耳にしていた・・・って言うくらいで、好んで聴いてたわけじゃないしな。

V6から後は素通りですね、ほとんどは。  


個人的に25歳を過ぎていたし、いい年していつまでもジャニーズじゃねぇよな・・・っていうのが表向きの理由なんだけど、一番の理由が、曲がねぇ・・・どうも面白くなくなったんだよね。

ジャニーズでは、昔から採られている方法だけど、曲って特に最近は基本はコンペで決めてるじゃん。 それがどうもねぇ・・・個人的には好きじゃないんだよな。

ってか、コンペで曲を決めるのって言うのは、なにも最近はじまったことではなく、昔からある方法だけど、それでも80年代くらいまでは、作家の直接指名ってのも普通に行われていたわけじゃん。 要はそのバランスだよね。
ワタシらが一番聴いてた、たのきん、シブがき、少年隊位までは、もちろんコンペの曲もあったけど、作家指名の時も多かったじゃん。
 
例えば、まっちとかトシちゃん、少年隊の初期の筒美京平氏、松本隆氏とかさあ、シブがきの井上大輔氏なんて、指名だったわけで(・・・つか、このクラスの作家だと指名じゃなきゃ書かないですよね) だから、中期間、同じ作家が続いていたこともあったじゃん。
でも、だからこそ、それぞれのアーティストのコンセプト、方向性も固まって行ったと思うんだよね。そこに面白さがあったんだよな。

たしかにコンペによって、新たな作家の発掘っていうメリットはあるのかもしれない。けど、デメリットとして、アーティストとしての方向性が曖昧になりがちになるんじゃないかなぁ。歌い手としてのコンセプトの確立に於いてさ。
それは特にジャニーズで感じてた事なんだけども、少なくともV6以降って、グループ・・・いや、一アーティストとしてのコンセプト、方向性がよく見えてこないんだよね。その辺に面白さを感じ無くなったんだよな。


・・・とは言っても、それでも時たまも引っかかる曲があったりするんだけどさ

今回引っ張ってきた曲なんてのは、まさにそんな感じの曲ですねぇ。

V6「CHANGE THE WORLD」

上で書いたように、それまでV6の曲なんか、ろくに聴いてなかったのにねぇ、この曲は、引っかかっちゃったんだよなぁ。

理由は、やっぱり、秋っぽい曲だったからたろうなぁ。 うん、この曲のスピード感と、温度感なんだよね。

金色の秋の日差しの下でのドライブしながら、この曲を聴いたら最高だろうなぁ・・・。なーんてこの時期になると思う事ってあるんだよな。 例えば、ジュリーの「コバルトの季節の中で」とかさ。そんな1曲として思い浮かんだのが、この曲だったりするんだよな。 
 この曲を聴いて、真っ先に浮かんだのが、この時期の館山のフラワーラインをドライブしている時の風景。

信号がないフラワーラインで、秋の日差しを受けて車を飛ばしている時の風景なんだよな。

他の曲には興味がない・・と言っても、曲を聴いて風景が浮かんできちゃう曲って、どうしても引っかかっちゃうんだよね。

いつか、秋の日差しの下、館山のフラワーラインで車を飛ばしながら、この曲をカーステから流したい・・・なんて、ずっと思ってはいるんだけどね、あれから16年経った今でも、実現できてないんだよな。

館山なんて、家から2時間もあれば行けるし、フラワーラインも何度も通ってるんだけどねぇ。

うん、季節感が重要なんだよね。やっぱ、「秋の日差し」の下っていうのが重要なのよ。これが冬でも夏でも春でもダメなんだよね。
やっぱり、この曲は「秋」の曲なんですよ。


・・・っつうか、この曲、本来は、アニメ「犬夜叉」のオープニングテーマなんだよな。 うん、ワタシも何回か見てた、「犬夜叉」。
 当時、1年間プー太郎してたからなぁ、月曜の夜7時って言う時間帯には家にいたからな。

でも、どうもアニメのイメージじゃないような気がしてたなぁ。ワタシにとっては、この曲は、やっぱドライビングミュージックっていうイメージなんだよね。

ちなみに、オリコンでは最高3位まで行ったこの曲だけど、ワタシのランキングでは最高11位止まり。そそそ、ベストテンにも入らなかったんだよね。

なんで? ・・・って言われそうだけど、結局、CD売上だけで、その他有線、ラジオチャート共に上位に来なかったからねぇ。総合的には点数が伸びなかったんだよね。

ま、その辺はアニメ曲の宿命・・・ということで。。。





まあ、ジャニーズですからねぇ。おそらく程なく動画は消されちゃうと思うけど。。。
なので、動画を見たい方はお早めに。。。


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太陽がくれた季節 / 青い三角定規

  1972_05_太陽がくれた季節_青い三角定規


今回の1曲セレクトは、「太陽がくれた季節」青い三角定規です。

まずはデータ です。

・タイトル    太陽がくれた季節
・アーティスト  青い三角定規
・作詞      山川啓介
・作曲      いずみたく
・編曲      松岡直也
・リリース日   1972年2月25日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 50.2万枚
・ベストテンランクイン期間:1972年4月10日〜6月26日付
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「飛び出せ!青春」主題歌

最近はあまり効果も無くなってきたけど、一時期は「ドラマ主題歌」と言えば無条件で大ヒットしていた時期がありましたよねぇ。
特に80年代後半から90年代にかけては「ドラマの時代」と言えるほど、各ドラマから大ヒット曲が誕生したもんなぁ。
 今回は、そんなドラマの主題歌から誕生した大ヒット曲をひとつ。

青い三角定規「太陽がくれた季節」。

はいはいはいはい、今の50代以上の方には懐っかしい曲じゃないですかねぇ

そうです、「Let's Begin!」の村野武範氏主演の「飛び出せ!青春」の主題歌ですね。 このドラマは、この「太陽がくれた季節」がリリースされた1972年2月から1年間放送されたドラマですが、日本テレビお得意の「青春ドラマ」ですわ。
日曜20時〜21時・・・ていうNHK大河ドラマの「裏」っていう不利な条件ながら、大人気を博していた一連の青春物の1つですね。
 ちなみに、この一連の青春物・・・・というか日曜20時〜のドラマは、この後、脈々と10年にわたって続くことになるんだよね。その中には「西遊記」もあったりしたけどね。

ところで、この「太陽にくれた季節」はドラマ主題歌というタイアップがついた作品だけど、ドラマ主題歌でオリコン1位を獲得した最初の曲なんだよね。

 この曲を発端として、この後何十年にわたって続く、ドラマ主題歌オリコン1位獲得曲の先駆けとなった、歴史的1曲と言っても過言ではないんじゃないかなぁ。

まあ、だからこそ、未だに小学校・中学校の音楽の教科書にも取り上げられ、幅広いヒトに知られている1曲になっているとも言えるんだろうけどなぁ。

ちなみに当時は、ドラマ主題歌としては日テレのドラマが強くて、この曲のすぐ後に、ドラマ「2丁目3番地」の主題歌だったビリーバンバンの「さよならをするために」もオリコン1位を獲得している。
 
ドラマと言うと、昔はTBSって言うイメージが強いけど、ドラマといえど音楽については日テレが強かったんだよね昔は。流石は在京局の中で音楽班が一番強かった日テレだけのことはあるか。

ところで、72年と言うと、ワタクシは2才〜3才だったわけで、まだ物心もろくについていない頃だけど、この曲は、その後、物心ついたあとに改めて聴いた時も、覚えてましたねぇ。
 物心はついてなかったけど、どっかでちゃんと聴いてたんだろうね。その辺の詳細は全然覚えてないんだけどさ。

作曲は、いずみたく氏。
いずみたく氏のメロディって独特なんだよなぁ。独特の引っ掛かりって言うのかなぁ、カラーがあるんだよね。
例えば、この曲だったAメロの

♪ 君は何を今 見つめているの〜 ♪ の♪見つめているの♪ ってフラットがかかったメロディ展開になる部分とかさ。
 コトバでは、ウマく説明できないんだけど、少なくとも「あれっ?」って思わせるフックになる部分があるんですよね。 
 それは、例えば筒美京平氏だったらバタ臭さがきわだってる匂いがしたりするんだけど、いずみたく氏はバタ臭さの中に日本的な匂いもミックスされているっていかさあ、なんか独特の匂いがするんだよな。
例えば、パスタに明太子ソースを絡ませてたっていう和洋折衷っていう独特のセンスっていうのかなぁ。
それは、この曲でも、生かさせているよね。 まあ、オリコン1位を取るくらいだから、プラス大衆性っていうのも充分にあるんだけど。

それと、この曲のアレンジャーって、松岡直也氏だったんだってねぇ。
実は、これは私も今知った  うん、これ書くにあたって、ちょこっとネットで資料を探してたら出てきたんだよね。
 松岡直也氏といったら、中森明菜の「ミ・アモーレ」の作曲・編曲者って事は有名だけど、まさかこの曲も手掛けていたとはねぇ。てっきり、ずっとラテン系なジャズピアニストだと思ってたですわ。
 でも、もともとは、いずみたく氏直系のヒトだったんだらしいですね。

まあ、たしかに言われてみれば、イントロのプラスの使い方とか、「ミ・アモーレ」のイントロのプラスの使い方に似てるかな・・・・って感じはするけどさ。
でも、曲本編からは、全然、想像がっ無かったな。

いやいや、いまでも知らない事っていろいろあるわなぁ。1曲セレクト書いてると改めて勉強になることも多いわぁ。

件の青い三角定規は、ボーカルの西口久美子さん、ギターの高田真理氏、岩下茂氏の今で言えば3人ユニット。そそそ、今の「いきものがかり」と全く同じ編成ですわね。
松岡直也氏と同じく、いずみたく氏人脈のヒト達だったんだけど、いわいるヒットチャート系の大ヒット曲は、この曲、1曲のみ。
いわいる「ワンヒットアーティスト」⇒「一発屋」ってわけで、この曲で各音楽祭の新人賞を受賞するも、僅か3年で解散してるんですよね。





それにしても今の曲に比べると短い曲だよね。フルサイズで2分30秒ほどしかない。
当時、ウタは3分間の旅って言った人がいたけど、まさにそうだったよなぁ。
ちなみに1曲3分っていうのは、昔々、レコードが78回転のSP盤が主流だった頃、片面3分程度しか録音できなかったんでそうなったらしいですね。
でも、尺は2分30秒でもメロディも歌詞も余分な贅肉が無く、焦点がはっきりしてるんでがちっと引っかかるんだよね。
最近の曲は余分な部分が多いし、歌詞も説明的。だから曲の焦点がはっきりしないんだよね。
その辺りを見直した方がいい様な気がするな、今の曲は。


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【キニナル曲】NO.1 / 西野カナ

1_西野カナ











・タイトル    NO.1
・アーティスト  西野カナ
・作詞      Kana Nishino
・作曲      KENTZ 、Lisa Desmond 、Maria Marcus
・リリース日   2015年11月18日
・発売元     SME Records
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「掟上今日子の備忘録」主題歌

※パッケージは、アルバム「Kana Nishino Seacret Collection -Green-」より

 昨年の「Darling」以来、ずっと追い続けてる西野カナの新曲だけど、なるほど、やっぱり曲調を変えてきましたねぇ。
 少し前に「トリセツ」を書いた時に、同じような曲調は「3曲」までが業界的な慣例って書いたんだけど、どうやら、その慣例にきちんと従ってきた・・・って感じなのかなぁ。政治的な言い方をすると。

 でもさ、さすがにあの70年代的なお嬢様系な曲想は、流石に1年も続けば、もういいよって感じは拭えないしなぁ、この曲調変更は、必然的だろうね。

それにしても、前曲までとは、ガラリと変わって、かなりポップな曲調を持ってきましたね。しかも、癖のない、ストレートなポップアップチューン。 ま、これまでの西野カナの曲としては、珍しい部類の曲調だと思うわ。
 このヒトの曲って、以前も書いたけど、アップチューンな曲でもどこか、必ず「仕掛け」のようなクセがあったんですよ。ここまでシンプルで100%クセのないアップチューンは珍しいんじゃないのかなぁ。
 
 そう言う事もあって、逆に新鮮さを感じたな。 ま、曲調的には必ずしも新しいモノではなく、色合い的に90年代ポップスの焼き直しって感じなんだけどさ。でも、新鮮味を感じるっていうところは成功なんじゃないかな。 


・・・なんて手放しで喜んじゃってるワタシだったりするんだけど、この曲「シングル」ぢゃないいんだねぇ。。。
 どう聴いてもめちゃくちゃシングル的な曲だし、いや、シングルに持ってきても、少なくとも前曲「トリセツ」よりは絶対に「引き」があると思う。
 でも、このヒトの場合はそう言う曲でもシングルに切ってこないんだよなぁ。 これは、めざまし土曜日のテーマソングになった「Clap Clap」のときも同じこと書いたんだけどさ。

 でもさ、冷静に考えたら、このヒトの場合、すでに「パッケージ」よりは、ネット配信なんだろうな、優先的なメディアは。
 つまりはさ、このヒトの意識として、一般的なお客さんは、ネット配信でダウンロード、固定ファンはパッケージっていう完全な棲み分けが出来てるんですよ。
 だから、この曲にしても、昔だったらシングルに切ってる「ハズ」の曲でも、まずはネット配信ありき・・・ってことでシングルに切ってこないんだろうね。

でも、それも一理ありだと思うわ。だってさ、いまや、ネット配信の方が、CDより高音質なんだしさ。
この曲にしても、すでにハイレゾで配信してる訳だしね。 
 ちょっと前までは圧縮音源で、どうしても音質という面では、ネット配信よりCDに軍配を上げざるを得なかったけど、今はハイレゾで、むしろネット配信の方が「いい音」を得られるわけなんでさ。
 一般的なヒトはネット配信、コアなファンはパッケージ・・・っていう棲み分けは、今後さらに進んでいくだろうね。
このヒトなんかは、その先鞭的なアーティストだろうなぁ。だから、余計オリコンだけでヒットを測るのはキケンになってきてるんだよね。

ちなみに、ここで言うネット配信とは、「ネットダウンロード」の事ですよね。 ネット配信でも、いわいるサブスクリプションは、依然、ひでえ音質だしな。個人的にはちょっと使おうとは思えないわけですわ。日本の曲の場合、配信までの時間かかるしさ。







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