かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

斉藤由貴

斉藤由貴35th anniversary concert THANKSGIVING

コロナ禍真っ只中のご時世、今年はまだ一度もライブへ参戦してなかったのよね。
参戦以前に、そもそもリアルライブ自体自粛政策がとられ、長い事開催されていなかったわけだし。
その間、「代替え」としてオンラインライブが盛り上がってきているわけで、ワタシも、これまでオンラインライブは何回か参戦してみた。

たしかに、これまでのライブには無い視点からライブを見ることでき、それなり臨場感を体験することができる。なにより、チケット代の安さと、チケット完売の心配がないため見たいアーティストのライブをほぼ「確実」に見ることができるのは魅力的だ。

そんなことで初めは手放しに絶賛していたし、新しいライブのスタイルとして今後も発展していくと思う。

ただね・・・。

やっぱりなんか物足りないんだよね。どうなんでしょうねぇ、距離感と言うか、一体感と言うか・・・。「リアル」ライブならではの、あの高揚感、独特な雰囲気ですわな。 あれは、リアルにライブ会場に足を運ばなきゃ味わえない。

ただ、ここにきて、各種イベントの再開、ライブツアー再開が増えつつある。
それとともに、「ライブ会場のあの高揚感・・そろそろ味わいたいっ!」、ワタシの中のライブ熱がムクッ!

そんな折、たまたまニッポン放送を聞いてた時に流れた、「斉藤由貴35周年コンサート」のCM。
初めは「ふーん」と言うくらいだったけど、「シングル中心でやります」っていう一言に引っかかってしまった。

気が付いたときには、チケットぴあに申し込んでいる私が居たり。。。

正直、斉藤由貴さんのコンサートは、「現役」のアイドル時代を含め、一度も見たことない。
たださ、ここの所「ビルボートライブ」などの大人向けのライブハウスでたまにライブを開いており、告知を見ては、ちょっと興味をもったりしていた。
料金も9000円近く取ったり、なかなかの「高額」であるのにも目が付いていたんだけども。
今回のライブも10,000円と決して安くない。それでも、シングル中心で行くという事ならば、高くはないかな・・とも思えたのよね。

なにより「ビルボードライブ」でライブを開くということは、少なからず「大人の雰囲気」のライブになるはずだ。
アイドル現役の頃のようなバリバリ親衛隊コールに紙テープが飛び交ういわいる80年型アイドルのコンサートではないはず。(というか、そんなコンサート今でもあるのか? だけど・・・)

・・ということは、こんなコロナ禍でもゆっくり唄を聴けるライブになるんじゃないか、久々のリアルライブの「リハビリ」にはちょうどいいんじゃないか・・という思いもあったりしてね。


11月14日(土) 3日間のライブの最終日。

コロナ禍でのオンラインワーク勤務といえど、平日参戦はやや気が引ける・・ということで、休日の最終日をチョイス。

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場所は池袋の「東京建物ブリリアホール」。 初めての「ハコ」ですわ。

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指定された席は3階D29番。 舞台に向かってほぼ真下に見下ろす角度だけど、ライブ開催間際にチケットとったんでしょうがない。
コロナ禍対策として席はひとつ飛ばし。なので、実質席の埋まり具合は半分なんだけども、それでもほぼ満席状態。うーむ、リアルライブを待っていた方は、多いようだね。
この日は、同時にネット配信も行われたハイブリット型ライブであり、舞台下には、配信用のカメラと、撮影用のレールが敷かれている。
ただ、最近はDVDリリース用のカメラが入っていることも多く、ライブ会場にカメラが入っていることに違和感はない。どちらかと言えば当たり前の光景ですね。

周りを見渡せば、50代と思しき男性がほとんど。同世代やね。 まあ、当たり前と言えば当たり前か。
でも、ライブ中に斉藤さんがMCで呼びかけたところ、20代っていう方もチラホラ。
この反応に斉藤さんもびっくりしていたけど、昨今の若いコへの「昭和歌謡ブーム」を考えば、不思議ではないですかね。
ただ20代で10,000円のコンサートへの参戦。ワタシが20代の頃は、清水の舞台から飛び降りても考えられなかったけどなぁ。 最近の若いコはお金をかけてもライブに参戦するコいるんだなぁ。

15時ちょうど。ライブスタート。
ライブで5分、10分スタートが遅れることは普通にあることだけど、1分も狂わず、15時ちょうどのスタートにはちょっと驚いた。これも配信を考慮してのことですかね。

いきなりニッポン放送「斉藤由貴、猫の手も借りたい」をモチーフにした朗読からスタート。
まあ、ニッポン放送後援ならではの演出でありますね。
そんな「斉藤由貴、猫の手も借りたい」、ワタシも聴いてたような。 と言っても自分の車を持った20代の頃、番組の最終盤あたりカーラジオで聴いてたんだ。でも10年近くも続いた番組だけあって、同世代にとっては懐かしい番組だろう。

ちょっと気になったのは、デビュー間もなくから通ったニッポン放送、 土曜日夕方からのこの番組。デビューしたてで、行くところ行くところで気を使っていたあの頃、唯一ホッとできる番組だったと語っていたけど・・・。

調べてみたら、「猫の手も借りたい」の前に「斉藤由貴 見えますか?青春輝き色」っていう番組やってたんですよね。同じ土曜日のニッポン放送で。
なので、デビュー直後・・・っていうのは、「猫の手も借りたい」ではなく「見えますか?青春輝き色」ぢゃないのかなぁ・・・なんて思ってしまった私だったり。。。
まあ、どうでもいいことではあるんですが…。

ラジオ番組をモチーフにした朗読につづき、デビュー曲「卒業」のイントロが流れる。
丁度、中学校卒業と同時に大ヒットしたこの曲。 どうしても思い入れが大きくなってしまう。
あれから35年、果たして当時のような声が出るんだろうか・・というのは危惧したくなってしまうが、杞憂だった。
それどころか、キーが当時のまんま。 いや、この曲だけでなく、この日のセットリストで歌った曲はすべて、オリジナルキーのまんま。 これは、ちょっとビックリしましたね。
35年も経てば、普通、キーも下がるもんですぜ。 もっとも、そこにがっかり感を感じてしまったりするんだけども。。。

「卒業」につづき、3rdシングル「初戀」、4thシングル「情熱」と、先日お亡くなりになった筒美京平3部作。
「情熱」が主題歌となった、初主演映画「雪の断章-情熱-」で監督の相米慎二氏にしごかれた事、ゴミのように扱われた話に花が咲く。
それ以上にやはり、斉藤由貴さんにとってもデビュー時の筒美作品には思い入れが強いんだろうか。 筒美さんの曲を歌う時は今でも緊張してしまう。力が入ってしまうとのコメント。

この時、デビュー曲の「卒業」を筒美京平さんが作曲した時のデモテープを当時のレコーディングディレクターだった長岡和弘氏がもっていたということで、このデモテープを会場に流す。

昨年、編曲家の船山基紀氏のトークライブの際にも話が出た、クリック音に続いて始まる打ち込みベースのデモテープのクオリティの高さにビックリ。リズム体もすでに出来上がっているし。
何と言っても、学校のチャイム音を模した、あのイントロ出だしのあのフレーズが、筒美さんのデモの段階ですでにあったんだ・・というのが驚きでした。

まあ、このことは「ニッポンの編曲家」と言う本でもアレンジャーの武部聡志氏も薄く語っているし、16日のテレビ朝日「関ジャム」の「筒美京平特集」で武部氏本人からも直に証言があったんで、見た方も多いと思うけど、実際のデモテープが聴けたのはライブに行った人の特権でしたね。
この部分だけでも10,000円のライブ代の価値があったなぁ。 少なくとも私にとっては。

でも、思うにそうやって筒美氏自ら完成度の高いデモを作って、当時目をかけた若手アレンジャーを育ててたのかもなぁ・・と思いましたね。武部氏も「卒業」当時はまだまだ駆け出しでしたからね。


筒美京平氏のコーナーに続いてては、谷山浩子さんの作詞曲コーナー。
筒美さんの曲から解放され、ここから自由にできると語る由貴さん。

小ネタを含めた「土曜日のタマネギ」。なるほど開放感がでてきた。 そしてシングルとなった「MAY」。 うん、私にとっての1986年だ。 このイメージ。
斉藤さんがよくやってたポニーテール姿によく似てたあの子を好きだった1986年。
あの頃のイメージ「土曜日のタマネギ」とか「MAY」で歌われているイメージそのものだ。

どうでもいいけど、「MAY」のテレビバージョンは、なぜに2番から始まるんだろう? なんてくだらないことを考えてしまうけど、さすがにこの話までは出てきませんでしたね。

そして、最後は「数少ないアップテンポ」の曲です。というMCを挟さみ、「砂の城」をはじめとしたアップチューンコーナーで締め。

アンコールを含め17曲のセットリストは、サザンの20数曲、3時間越えのライブを体験している身からするとちょっと、物足りなさもあったりするけど、リアルライブの「リハビリ」と考えると、丁度良かったかもしれない。

ただ、心残りだったのは、確かに「シングル」中心のセットリストではあったけど、「白い炎」、「青空のかけら」が聴けなかったこと。

この日のゲストコーナーは上白石萌歌だったけど、前日が武部聡志氏、初日が「白い炎」を作詞した、森雪之丞氏と、3日間とも違うゲストだったんですよね。もしかすると「白い炎」は初日、森雪之丞氏がゲストの時やったのかもしれないけど。。。
それと、↑で書いた筒美京平さんのデモテープも、3日間とも違った曲を披露したみたいで。
そんな感じで、3日間で異なる演出の部分あったみたいで、斉藤さんMCが大変だったみたいですね。
訳が分かんなくなったところがあったのか、ところどころMCに詰まったところがあったりして。。。

それを差し置いても「青空のかけら」は個人的には聴きたかったですねぇ。 タップダンスを踏む斉藤さんなんて一番斉藤さんらしくないけど、曲は斉藤さんらしくて、個人的には好きだったんだよなぁ。

そんな残念な部分はありましたが、総括するとアットホームなライブでしたわ。
80年代アイドルの今の姿を体験するライブも悪くない。 そう思えるライブでしたね。



斉藤由貴35th anniversary concert THANKSGIVING 11月14日セットリスト

〜朗読〜
1. 卒業    (1985年 1st シングル)
2.あなたの声を聞いた夜  (1986年 3rdアルバム「チャイム」より)
3.初戀   (1985年 3rd シングル) 
4.情熱   (1985年 4th シングル)
5.土曜日のタマネギ  (1986年 6th シングル ※12インチシングル)
6.Doll House  (1989年 8thアルバム「age」より)
7.MAY  (1986年 8th シングル)
8.少女時代(with  上白石萌歌)    (1988年 6thアルバム「PANT」より)
9.ナラタージュ(上白石萌歌)
10.なぜ  (1994年 14thシングル)
11.AXIA〜かなしいことり〜  (1985年 1stアルバム「AXIA」より)
12.予感  (1986年 3rdアルバム「チャイム」より)
13.砂の城  (1987年 9thシングル)
14.悲しみよこんにちは  (1986年 5thシングル)
15.夢の中へ  (1989年 12thシングル)

アンコール
1.Moon Waltz〜月の輪舞〜  (1991年 10thアルバム「LOVE」より)
2.THANKS!   (1988年 6thアルバム「PANT」より)



情熱 / 斉藤由貴

1985_12_情熱_斉藤由貴


今回の1曲セレクトは、「情熱」斉藤由貴です。

・タイトル     情熱
・アーティスト   斉藤由貴
・作詞       松本隆
・作曲       筒美京平
・編曲       武部聡志
・リリース日    1985年11月15日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   17.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1985年11月25日〜12月9日 12月23日〜12月30日付
・タイアップ:映画「雪の断章」主題歌


先ほど、「めざましどようび」見てたら、斉藤由貴さんが登場してきた。twitterのタイムライン見てると、それについてのツイートが結構出て来てるけど、それにしても斉藤さん、最近よくテレビに出てきてるよなぁ。

このヒト、全然老けないんだよね。50過ぎたっていうのに、雰囲気は昔のまんま。これはコワイ・・・・うにゃうにゃ、驚きですわな。

今テレビだけでなく、毎週ラジオのパーソナリティもやってるわな。ニッポン放送の「オールナイトニッポン ミュージック10」(月〜木 22時〜0時)の木曜パーソナリティ。
 これ通勤の帰宅時に、最寄駅から家までの間、よく聴いてるんだけど、声だけ聴いてると、ホント、昔のアイドル時代と全然変わんないんだよね。
  昔、やっぱり、ニッポン放送でやってた「斉藤由貴の猫の手も借りたい」って番組。 なぜか、あれ、よく聴いてたんだよな。たしか土日の夕方ごろやってたような気がるするんたけど、ラジオを流しながら車走らせてた時に聴いてたんど思う。

その頃と、声も、ちょっと舌たらずなしゃべり方も、トーク内容も全く変わらない。ほんと時代錯誤感を感じるんだよな。

まあ、「ミュージック10」では、水曜パーソナリティの鈴木杏樹さんも、昔から全然変わらない癒しボイスで時代錯誤を感じるんだけどさ。

そんな時代錯誤感プラス、最近は「おとぼけ」キャラで良い味出してきてるんだよね。

前にも書いたかもしれないけど、auのCM。「おとぼけキャラ」というか三枚目キャラというか。

このキャラは、昔の斉藤さんには無かったよなぁ。 このヒトといえば「生真面目」さっていうのが、前面に出てきちゃってた気がするしさ。 
 ウタでも、そんな生真面目さを感じたんだよね。どの曲でも、真面目に真面目に切々と歌っていたような印象が強い。

だからねぇ、最近の「3枚目キャラ」っていうのが、余計新鮮に映ったりしてね。


おおおお、ウタとは関係ない事を大分書いて来ちゃったな。
・・・・ということで、今回の1曲セレクトは、斉藤由貴さんの「情熱」を。

先ほどの「めざまし」での斉藤由貴さんベスト3では、「白い炎」「悲しみよこんにちは」「卒業」を流してたけど、さっすがにね、このクラスの曲はどれも、既に書いちゃってるからなぁ。 この曲くらいしか残ってないんだよね。

逆に言えば、いままで書かないで残っていたってのもレアかもしれないけど。。。。

でもね、こ多分にもれず、今まで書かないで残っていた・・・ってことは、個人的に、この曲があんまり好みじゃなかったっていうのが大きいんだけど。。。。

斉藤さんの 特徴って上で書いたように、どんな曲でも真面目に切々と歌うところだと思うんだよね。
そんな所と、役者との2足のわらじをはいているってところは、薬師丸ひろ子さんに似ているところがあるかもしれない。

違うのは、薬師丸さんの方が、より真面目さが際立っているってところと、発声がファルセットってところだろうな。それにより、実年齢よりも大人・・・・うんにゃ、オバさんっぽく聴こえるとろこかもしれん。
斉藤さんは、真面目に歌ってはいても、たまに見せる舌たらずな発声とか年相応の可愛らしさがあったしね。

そんな真面目さが表に出ている斉藤さんが、如何にも「ポップ」な歌を歌う・・・そこに、このヒトの最大の魅力があったと思うんだよな。

例えば、このヒトの最大のヒットとなった「夢の中で」(井上陽水カバー)にしてもユーロビートなポップアレンジだったし、「悲しみよこんにちは」にしてもポップなアップチューンだったじゃない

普段から真面目が表に出ているヒトが、ポップな歌を歌う・・っていうある種の意外性に面白みを感じるんだろうなぁ。

個人的に、このヒトのイチオシは、86年9月の「青空のかけら」なんだけどもさ。そそ、ハネ系でタップを踏んじゃう曲。 あの曲は、このヒトのキャラからするとホントに意外な曲だったもの。

そう言う点からすると、この「情熱」って曲は、意外性を感じなかったんだよな。
いかにも真面目な斉藤さんが歌いそうな「真面目な曲」っていうかさぁ。そう「如何にも」って言う言葉以上ないような。。。

そんな曲調に、個人的にも魅力を感じなかったのかもしれない。

逆に言えば、「如何にも」っていうところから、このヒトには合っていたとは思いますよ。でも、個人的には退屈さしか感じなかったんだよなぁ。

誰が作っていたのかと思えば、松本隆−筒美京平 なんちゅう、これ以上ないゴールデンコンビぢゃないですか。。
斉藤さんとはデビュー曲の「卒業」以来の担当なわけで、斉藤さんの魅力は何かっていうのは、充分分かっていたはずだと思うんだけどねぇ。。。

折角、70年代の「向こう」のポップスから斉藤さんの魅力を引き出してきていたのに、同じ70年代でも「歌謡曲」よりにしてしまった事で、時代が逆戻りしてしまったような印象が強い。
当時から見て「10年前の・・・・」って感覚だったんだよな。これはニューミュージックが出てきた頃の歌謡曲って言うイメージですよ。

まあ、この曲の場合、映画「雪の断章」の主題歌って言う縛りが初めからあった訳で、そのイメージに合わせなきゃいけないっていうところで、それいえにこういう曲調にならざるを得なかったってところは大きかったんだろうけどね。

でも、レコード売り上げだけを見ると、この曲の前、ビージーズの「若葉のころ」辺りをモチーフにしたと言われる「初戀」よりも、この曲の方が売り上げは、僅かに上がってるんだよね。
チャートでも、オリコンでは、この曲で初めてのベスト3入りを記録してるし。

まあ、チャートは他の曲との兼ね合いもあるんで相対的な部分もあるかもしれないけど、売り上げが微増したのは、ちょっと分からなかったな当時は。
それだけ、「スケバン刑事」からの人気が浸透してきていたって事もあるんだろうな、結局はさ。






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砂の城 / 斉藤由貴

1987_04_砂の城_斉藤由貴








今回の1曲セレクトは、「砂の城」斉藤由貴です。

まずはデータです。

・タイトル     砂の城
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞        森雪之丞
・作曲      岡本朗
・編曲      武部聡志
・リリース日   1987年4月10日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  13.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 3位
・ベストテンランクイン期間:1987年4月20日〜5月11日付
・タイアップ:富士フィルム「AXIA」CM曲

平日、帰宅する時こちらの最寄り駅に着くのは大体、毎日22時近くになっちゃうんで、駅から家までの車の中のカーラジオは、大体がニッポン放送の「ミュージック10」を聴くことになるんだよね。
 で、木曜日のパーソナリティは、斉藤由貴さん。 もちろん、今も聴きながら、駅から家まで帰ってきたんだけど。。。

 このヒトは、昔から、声が全然変わらないよなぁ。 やっぱり、昔、ニッポン放送でやってた、斉藤由貴の「ネコの手も借りたい」だっけ あの時代から全然、しゃべり方も声も変わらないんだよな。

 たしか・・・今年「50才」でしたよねぇ なんか全然信じられないよなぁ。ラジオの中の声を聴く限りは、「永遠の20才」・・・のような感じがするんだよね。 声質といい、すこし舌たらずでテンポがずれ気味のしゃべり方といい。

永遠のアイドルって感じですわね。

最近は、すっかり「お母さん」さん役な感じになってきて、AUのCMのお母さん役を見ると、なんか違和感感じちゃったりするんだけど、でも「ボケ」た感じのキャラクターは、昔のまんまですわね。

このヒトは、まっとうな性格の役よりはちょっと「ズレ」ているボケぎみところがいいんだよね。

ちなみに、この間から、87年の今頃は、発情期真っただ中の「ワタクシ」だった・・・ってここでは書いてるんだけど、あの頃、その「発情」の元となっている相手()ず、斉藤由貴さんに似てたんだよなぁ。
ルックスもそうだけどポニーテールが似合ってるところも。

だからかねぇ、未だに斉藤由貴さんが出てくると、どうもソワソワしちゃったりするワタシだったりします。。。


おーっと、今回セレクトしてきた「砂の城」の話が全然出てこない。。。話を戻しましょう。

斉藤由貴さんの今頃の曲って、いい曲が多かったんだよな。 85年は件のデビュー曲の「卒業」、86年は「悲しみよこんにちは」。

 どちらの曲も個人的にも好きだったぁ。 時に86年の「悲しみよこんにちは」は、斉藤由貴さんの中でもベストソングだったよなぁ。

でも、どちらの曲もすでに書いちゃったんだよね。・・・というわけで、まだ書いてなかった87年の「砂の城」を引っ張ってきた訳です。

この曲は、上記の「卒業」、「悲しみよこんにちは」に比べても、今一つはっきりしなかった・・・ような印象なんだよなぁ。
 ・・・かといって、個人的に「キライ」な曲・・・と言う訳じゃなかったんだけどね。あくまで、印象としてはっきりしなかった・・・と言う訳で。。


斉藤由貴さんって、必ずしもウタが「ウマい」って訳じゃなかったんだけども、いつも感情を入れて歌っているって言う印象が強かったじゃん。
でも、この曲のは、なんか「ぶっきらぼう」に歌ってるなぁ・・・っていう感じがしたんだよね。

斉藤さんも、この曲、あんまり好きじゃなかったのかしらん 

詞のシチュエーションは、面白かったけどね

♪ 愛はまるで砂の城ね 出来た途端 波がさらう〜 ♪ とかさ。小説みたいなセンテンスじゃん。

作詞は、森雪之丞氏。
この曲より一昔前は、「言葉遊び」の森雪之丞・・・ってイメージだったけど、この曲の頃は、まるで「作家」って感じでしたよね。 ただ、アイドルの曲としては、すこし大人びた・・・っていうと大げさかもしれないけど、今一つ、しっくりと来ない感じは受けたんだよな。 その辺りが、はっきりしない印象に感じたのかもしれない。

まあ、この曲に限らず、この辺り・・・1987年春から夏あたり・・・のアイドル曲って、総じて、今一つはっきりしない曲が多かったんだけどね。
 
 この頃になると80年代アイドルも「飽和状態」な感が否めなくなってきてて、今一つ焦点がぶれてるよなぁ・・・って感じだったからなぁ。

 しかもレコード自体、売れなくなってきてたんで、ヒット規模自体も縮小してきてたし・・・。 その辺は、「現在」と同じ状況な感じでしたよね。

 ただ、違うのは、この頃はアナログレコードからCDへの移行期間・・・ってことで、CDプレイヤーが普及し、アナログレコードからCDヘの移行が完成すると、売り上げが俄然回復して、ヒット規模もめちゃくちゃでかくなったんだけどね。いまはそう言う「V字」回復傾向の兆しが全然見えないんで。。。



うーん、曲についてなんかマイナスなイメージしか書かなかったけど、今、改めて動画を見ると、なかなかいい曲だな。。。
音質がね、当時聴いてた印象と全然違う。
かんがえてみれば、当時はまだモノラルで聴いてた様な気がするんだよな、この曲。
ヒット当時は、聴こえなかったような音が聴こえるんだよな。バックのアコギのカッティッングとか、ピアノのフレーズとかさ。それだけでも、当時聴いてた印象と大分違うもんなんだよね。

動画にも出てくる「AXIA」のカセットテープ、当時、使ってたよなぁ。
SONYに比べると安かったんだよな、たしか。



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「さよなら」 / 斉藤由貴

1987_12_さよなら_斉藤由貴






今回の1曲セレクトは、「さよなら」斉藤由貴です。

 まずはデータです。

・タイトル    「さよなら」
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞      斉藤由貴
・作曲      原由子
・編曲      武部聡志
・リリース日   1987年11月18日
・発売元     ポニーキャニオン
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   12.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1987年11月30日〜12月28日付
・タイアップ:映画「さよなら」の女たち 主題歌

 先ほど、帰宅がてらにニッポン放送の「ミュージック10」を聴いてました。木曜日担当は斉藤由貴さん。
このヒトのしゃべりは、昔から変わらないねぇ。よく言えばソフト。悪く言えばフニャフニャと実態のない・・・というか。
 なんて、個人的にはキライじゃないんですけどね。斉藤由貴タイプって。実際、高校の時好きだったコは、斉藤由貴さん似のポニーテールに似合う子だったし。。

で、番組内で、久しぶりに斉藤由貴の曲がかかった。 なんか良いんだよね、ゆったりと流れる時間・・というか。

そんじゃ、今回の1曲セレクトは斉藤由貴さんの曲にしようか・・・・と急きょ、予定変更。 本当は別の曲を書こうと思ってたんだけどね。

ただね、この時期の斉藤由貴さんの曲ってなんかあったかいな? ・・・とちょっと、考えてみて、浮かんだのが、今回引っ張ってきた、「さよなら」だったりして・・・。

ま、本来は、もう少し前の時期のヒットなんだけどね。まう、ギリギリヒット期間にかかっているんで。。。 

 斉藤由貴の場合、この「さよなら」が、歌謡曲vsソフトロックっていう座標軸で考えた場合、一番、ソフトロックに近いかな・・・っていう個人的な考えもあってなんだけど。。。

 まあ、大体、斉藤由貴の場合、こんなソフトな曲が多いんだけど、なんかさ、この「さよなら」って曲には、「暖かみ」があると思いません?

 ワタシはそんな感じがするんだなぁ。木枯らしが吹き出す、この季節、湯たんぽのような「ホワッ」っとする温かさっていうのかな。心が落ち着くよね。

 ヒットした当時も、そんな感じを受けたなぁ。

 今から、28年前なんだよね、この曲。思い出すよ〜、28年前。某T大学の推薦試験受けたんだ。今でいうAO入試ってやつか・・・。
 ・・・で、見事、「不合格」をくらったことを・・・。

 合格掲示板を見に行った帰り道、寒い北風が吹いてたな雪ヒュ〜〜
 生まれて初めて味わった「挫折」。。。

 あの頃、頭の中でヘビーローテーションでぐるぐる回ってたのが、この曲だったりして・・・。もうやだ〜(悲しい顔)

 うん、あの挫折感を多少なりとも癒してくれた曲。

 結局、最終的には、T大学に入ることになるんだけどさ、それから2年かかったもんねふらふら
 一度、決めたら、結構しぶとい所あったのよ、ワタシャ。。一度、狙った獲物には、とことん食らい付く・・・ってさ。。。最近は、すっかりタンパクな性格になっちまったけど。。。あっかんべー



あ、いや、また、話が脱線した。

 ところでさ、この曲、作曲はサザンのハラ坊だったのね。いや、今の今まで気がつかなかった、27年も。
 今、調べてて、初めてしったぞよ。ふらふら

 どおりで暖かみを感じるメロディラインなんだね。ハラ坊がつくるメロディラインって、そういう場合が多いね。
 伊藤つかさの「夢見るSeason」とか・・・。春の日を待つ温かさっていうのかなぁ。
 いや、この曲の場合は、煌々と燃えてる暖炉の前で聴きたくなるような暖かさって感じかなぁ。

 これが、ダンナの桑田佳祐氏が作った曲だと、全く違った味になるんだけどさぁ。。
 まあ、そこが面白いところなんだけどね。ハラ坊が作ったメロディラインでは、サザンではちょっと大人しすぎるし・・・。

 そういう意味では、鷹揚な斉藤由貴とハラ坊っていう組み合わせは、成功だったと思うし、初期の筒美京平氏作品とは、また別途な、斉藤由貴の魅力が出て来てたんだよね。
 うん、ここが、歌謡曲というよりは、ソフトロック路線っぽいって言うところかなぁ。


動画・・・・いやいや、この曲、動画サイトにないのねぇ。。。どうしようか・・・と思ってたら、唯一「中国」のサーバーにあった。。。 ので、一応リンク

http://v.youku.com/v_show/id_XMzE3MDc5Nzky.html

多分見る事が出来ると思います。 音は比較的良いです。


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初戀 / 斉藤由貴

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今回の1曲セレクトは、「初戀」斉藤由貴です。

 まずはデータです。

・タイトル    初戀
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞      松本隆
・作曲      筒美京平
・編曲      武部聡志
・リリース日   1985年8月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   16.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1985年9月2日〜9月30日付

 先週、この曲を飛ばして、南野陽子の「風のマドリガル」を書いた時に、初めは、斉藤由貴の「初戀」を書くはずだった・・・云々・・と書いときながら、そのまま無視・・・ってのもなんなんで、早いところ、セレクトしなきゃな・・・
・・・と思いの、ようやくセレクトしてきましたわ。

ただねぇ、この間、「風のマドリガル」に回避したホンネとしては、正直、この曲も書くのが難儀でねぇ。。
今ひとつどう切り出して良いか、その後を書いていいか、きっかけがつかみづらいんだんだよなぁ。

 斉藤由貴のデビュー第3弾として、デビュー曲の「卒業」以来の、松本-筒美-武部・・っていう斉藤由貴としては「鉄壁」な布陣に戻したわけだけど、どうも、「卒業」に比べると、つかみ所が薄い。
 キャッチーじゃない・・・ってことはないんだけど、今ひとつインパクトにかけるんだよねぇ。サビの部分も今ひとつわかりづらいし。。。

 たしかに、出足のAメロの部分は、ビージーズの「愛はきらめの中に(How Deep is Your Love)」を下敷きにしてるよな・・・っていうのはわかるんたけどさ。
 
 うーんなんていうのかな、全体的に印象が淡いんだよね。まさか、「初恋」は淡い印象の中に・・・なんてことでもなかったんだろうけどねぇ。。。

 それでも、全体的にいえば、斉藤由貴っていうヒトには合ってましたよ、この曲。 派手じゃないく、まじめにまじめに・・・っていう印象のところは。
 デビュー第3弾っていう、難しい流れの位置に当たった曲でもあり、出しても悩んだんだろうねぇ。。 今となっては、なんとなくわかるけどさ。
 それとも、「つなぎ」っていう位置づけだったんでしょうかねぇ。この曲ノンタイアップ(!?)だったっていうことからも、そんな風に感じだりして。。

 ・・・ってか、あれ? 本当にノンタイアップだったんだっけな。。。Wikipediaを見ると、そうなってるんだが・・・。
 ・・・うーん、当時のオリコンウイークリーを見ればいいんだよな。。出すのが、めんどい。。。 

・・・・と書きながら、当時のオリコンウイークリーを引っ張り出す。。

 あ、やっぱり、この曲ノンタイアップだったんだ。。。

 当時、富士フィルムの「AXIA」のCMやってたから、たいてい、「AXIA」のタイアップ付いてたんだけどね。なぜに、この曲だけノンタイアップだったんだろう。。。
 その辺からしても、いかにも「つなぎ」の曲だったんだよな・・・っていう印象が。。。

 ただ、同じ時期の小泉今日子の「魔女」もそうだったけど、このころの松本−筒美コンビの曲って、インパクトが強くない薄味気味だったんだよな、一時的に。
 それを考えると、この曲もその流れに乗っかっていたのかもしれない。

 時、折りしも、おニャン子クラブの出現で、他勢力のインパクトが強かったころだからなぁ。
 もう一方の「正当既存路線」だった、松本−筒美コンビは、あえて、薄味路線をとっていたのかもしれない。まあ、あくまで推測だけどさ。


 ただ、アレンジは、結構面白かったな。F.Oの効果音的な音をいろいろと織り込んだアイデアとかさ。
武部氏のアイデアなんだろうねぇ。 「卒業」のイントロのアイデアも斬新だったけど、この曲もワザが出てましたな。
 このころは、まだまだ駆け出しだった、武部氏・・・といういうか、斉藤由貴の一連の曲で初めて知ったんだけども。。。
 いまや、一青窈のプロデューサーをはじめ、超一流の音楽プロデューサーになってしまいましたなぁ。
 筒美京平人脈のアレンジャーとしては、もしかすると、一番成功した部類かもしれないな。





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夢の中へ / 斉藤由貴

1989_07_夢の中へ_斉藤由貴







今回の1曲セレクトは、「夢の中へ」斉藤由貴です。

 まずはデータです。

・タイトル   夢の中へ
・アーティスト 斉藤由貴
・作詞     井上陽水
・作曲     井上陽水
・編曲     崎谷健次郎
・リリース日  1989年4月21日
・発売元    ポニーキャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  40.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1989年5月8日〜7月24日付
・タイアップ:日本テレビ系ドラマ「湘南物語」主題歌

意外と7月の頭って、曲を選ぶのに苦労するんだよね。7月も夏休みに入って、「夏本番」ってなると、いろいろと曲あるんだけどさあ。
 まだ梅雨が明けない、はっきりしない天候の時期は、フィットする曲がねぇ・・・。

・・・・というとで、今回は、直感で選んできましたわ。

 斉藤由貴の「夢の中へ」。

 
 井上陽水の「夢の中へ」ぢゃなくて、斉藤由貴の「夢の中へ」よ。

・・・・っっても、カバーだから同じ曲なんだけどもふらふら

 まあ、井上陽水バージョンの方は、かなり以前に書いてあるんだけどね。

 だからさあ、この斉藤由貴の方も当然、すでに書いたとばっか思ってたんだけどねぇ。。。

 なんせ、斉藤由貴で一番「売れた曲」よ。そそそ、デビュー曲のあの「卒業」の1.5倍も売れたんだから。

 まあ、といっても、相対的にシングルCDの売上げが上り調子になっていた89年のことだから、一概には比較できなんいんだけど、うーん、そうね、斉藤由貴の中で一番「ヒット」したという方がいいかな。
 ベストテン内に12週連続でランクインなんていう、このヒトにとっては異例なロングヒットだったしなぁ。

 だけんど、なぜに、この曲がここまてヒットしたんでしょ? 突然のことだったしね。いや、ホントに予想できなかったな、ここまでのロングヒットになるとは。
 ま、ベストテン入りはキープできるパワーは持っていたことは確かだけど、ベストテン内10週以上となると、これは話は別だからねぇ。


 うん、たしかに、ドラマの主題歌って言うことは、ひとつのアドバンテージとしてあった。 なんせバブル真っ只中、トレンディードラマ真っ只中。ドラマの主題歌になればヒット間違いなしの時代だったからなぁ。

 それと、あのころ流行のユーロビート系のアレンジってのも耳を引いたのかもな。


 ただ、それだけでは、ここまでのヒットになった要因としては弱いかなぁ


 やっぱ、この曲独特の「ユルさ」って言うのもあるかもなぁ。

 オリジナルの井上陽水の「夢の中へ」ってのは、もっと攻撃的なんだよねイメージとして。
 それが、この斉藤由貴のバージョンでは全く無いじゃん。 なーんか、ユルユルなイメージの中でただよっていくような、脱力感いっぱいっていうか。。。
 それと、ペンギン踊りのようなへんちくりんな振り付けとかさあ。ふらふら
 全体的にユルユルなんだよね、締りがないっちゅうか。。。 それが逆によかったのかもなぁ。。。かえって、このヒトのオリジナルっぽくてさあ。


土曜日のタマネギ / 斉藤由貴

1986_05_土曜日のタマネギ_斉藤由貴






今回の1曲セレクトは、「土曜日のタマネギ」斉藤由貴です。

 まずはデータです。

・タイトル    土曜日のタマネギ
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞      谷川浩子
・作曲      亀井登志夫
・編曲      武部聡史
・リリース日   1986年5月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数   8.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 18位
・タイアップ:フジフィルム「AXIA」CM曲


・・・ということで、斉藤由貴さんの「土曜日のタマネギ」・・・。

 12インチシングル・・・。この間、中森明菜「赤い鳥逃げた」で詳しくは書いたんだけど、「CD」に成り代わった今では、絶対に出来なくなった「仕様」ですな。

 普通、レコード盤のシングルって、7インチだったんだよね。・・・で、たしか、最長収録時間が、「片面」8分か9分だったよなぁ・・・。

 で、もともとの起源は、この時間内に収まりきれない・・・ってことで、作られた規格ですよ。

 さだまさしの「親父のいちばん長い日」。これが12分もあったもんだから・・・ふらふら 
 日本で最初の12インチシングルだったわけなんだけど・・・。

 ただ、80年代も中盤になると、「海の向こう」で12インチシングルが「流行」になったんで、物まねが好きな日本人の「性」で、日本でも流行ったんだよなぁ。


 でもさ、正直言って、ほとんどは「12インチ」にするほど、中身がつまっている・・・かというと、さにあらず・・・。

 なんか無理やり「12インチ」にした・・・って感じの曲が多かったりして・・・。特にアイドル系は・・・。


 さてさて、この曲はどうか・・・。全体で7分23秒のこの曲なわけで、正直、絶対に12インチする必要性は感じなかったりして・・・。

 で、その半分は、曲じゃなくて、「効果音」なんだよね。曲は、後半の3分半ほどなのですよふらふら


 これは、85年の小泉今日子の「ハートブレイカー」もそうだったんだけどね。(前半はカセットで録音した何気ない音・・・遠くで「メガネスーパー」ってCMが流れているのが笑える。。。)

 まあ、そういうことで、ほとんど「話題づくりのため」の12インチシングルだったんだろうな。


 ただ、曲自体は、割と凝ってたな。通常の斉藤由貴のシングルでは、まず、見られない、アカペラ「ドゥワップ」調。

 えーとね、サザンファンにはお馴染みだけど「忘れられたBig wave」っぽい感じ。


 とてもシンプルであり、一言で言ってしまえば、とても可愛らしい曲。
 でも、バックのアカペラと、斉藤由貴のボーカルが不思議なハーモニーを奏でてる。。。って感じなんだよね。


 ちなみに、この曲は、斉藤由貴がメインキャラクターだった、フジフィルムのカセットテープ「AXIA」のCM曲だったね。

 ♪ さよならニンジン ポッテト〜 ♪

・・・なんて、フレーズを当時はどれだけ、聴いたことかあせあせ



この曲、さんまとしのぶの「男女7人夏物語」の例の定食屋のシーンでBGMでかかってたのを、未だに鮮明に脳裏に残ってるな



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白い炎 / 斉藤由貴

1985_05_白い炎_斉藤由貴






今回の1曲セレクトは、斉藤由貴「白い炎」です。

まずはデータです。


・タイトル    白い炎
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞      森雪之丞
・作曲      玉置浩二
・編曲      武部聡志
・リリース日   1985年5月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   19.9万枚
・THE HITCHARTHOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1985年6月10日〜7月8日
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「スケバン刑事」主題歌

今日は「分裂症気味」の、ある意味「濃い」曲ばっかりをセレクトしてきたんで、最後は、「まとも」にアイドルの曲を持ってきましょうかね。

斉藤由貴 「白い炎」。

この曲ねぇ〜、10年前にmixiで「1曲セレクト」を書いてた時は、↑のデータだけ乗っけて、レビューは飛ばしてたんだよね。
なんで、今回がオリジナルとなりまする。

10年前は、なんで、レビューを飛ばしちゃったんだろう? ってのはよく覚えてないんだけど、正直、この曲、ヒット当時もあんまりよく聴いてなかったのよ。だから、書けなかったのかなぁ・・・。
 まあ、あんまり聴いてない・・・っと言う状況は、今もあんまり変わっていないんだけど。。。

あんまり聴いてなかった・・・っていうのは、どうしても、この曲の印象が「ジミ」っていうのが、大きいだろうなぁ。
 この曲は、デビュー曲の「卒業」に続く、第2弾シングル。 
「卒業」の印象、それまでには無かったような肌触りの青春路線の曲調のインパクトが大きかったからねぇ。少なくとも第2弾も、そんな「青春路線」で来るんだろうなぁ・・なんて期待してたんだけど、いきなりマイナー路線だもんね。
 初めてこの曲を聴いた時、あ、これはどうも違うなぁ・・・なんて感じたのを、あれから30年経ったいまでもなんとなく覚えてるよなぁ。

 流石に高校生にもなると、自分のアイデンティティというか、曲の好み、好みじゃないの区別をつけるようになって来てたんだよね。前の年の中学生の頃までは、耳に入った曲はなんでも刺さった・・・っていう事ではなく。
 
 この曲に期待していた・・・って言うのは、作曲が玉置浩二ってところもあるかなぁ。
前の年の中森明菜「サザンウインド」がいい曲だったからねぇ。ああいう無国籍路線を期待していたところもあったんだと思うな。

 でも、実際は、なにこれ? ちょこっと古臭い、マイナー調の典型的なアイドル路線やん ・・・って言う感じだったんで、がっかりしたんだよね。

まあ、結局のところ、この曲は、「スケバン刑事」の主題歌・・・ってことで、こういうマイナー路線になっちゃった・・・ってところがでかかったんだろうけどね。
 それも「ダサい」アイドル路線で・・・っていう注文があったんでしょうかねぇ。 まあ、それは良く分かんないんだけどさ

でも、この次のシングル「初戀」では、また松本隆、筒美京平のメジャー路線にもどっちじゃん。それで、あ、よかった・・・なんて単純に安心したんだけどさ

ちなみに、玉置浩二氏との相性が悪いかったわけではないんだよね。
次の年の「悲しみよこんにちは」は、めちゃくちゃいい曲だったもんなぁ。

あくまで「スケバン刑事」が悪い・・・・なんて、無理やり結論付けてしまうワタシなのでした。。。。



やっぱ、ポニーテールの斉藤由貴が一番いいな。
っつか、この頃はポニーテール流行ってたよなぁ。
ポニーテール好きの私にとってはいい時代でしたわ



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悲しみよこんにちは / 斉藤由貴

1986_03_悲しみよこんにちは_斉藤由貴






今回の1曲セレクトは、「悲しみよこんにちは」斉藤由貴です。

まずはデータでーす。

・タイトル     悲しみよこんにちは
・アーティスト   斉藤由貴
・作詞       森雪之丞
・作曲       玉置浩二
・編曲       武部聡志
・リリース日    1986年3月21日
・発売元      キャニオン
・オリコン最高位  3位
・売上げ枚数    28.9万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年3月30日〜5月26日付
・タイアップ:フジテレビ系アニメ「メゾン一刻」主題歌

 いや、春らしい日でしたねぇ。ようやく「春本番」近し・・というところですか。
 と同時に、この曲が似合う季節がやってきました。

 悲しみよこんにちは /斉藤由貴

 斉藤由貴の曲に関しては、以前「卒業」を取り上げたんだけど、やっぱり、この季節にはなくてはならない曲だからね。またまた、引っ張ってきました。

 いや〜、いい曲でしたよ、もう、個人的にも大好きですわ、この曲。
 うん、こういうレビューに、自分の好みを持ち込むのは・・・ってトコだけど、ま、たまには「大好き」な曲もひっぱってこさせてくだされ。

 兎に角ね、イントロの最初の音から良いんですわ。イントロからして躍動感があるんだよね。絵が浮かんでくるな。
 それと、この季節ならではの、絶妙な温度感がたまらない。
 この曲には「桜」と「そよ風」ってなぜか似合うっておもうのは、ワタシだけかしら・・・。ということは、やっぱし、この季節には、なくてはならないんだよなぁ。

 そして、そのまま、自然にメロディに入っていくって言う感じなんだよね。
 曲は、安全地帯の玉置浩二が担当。当時は、こういう明るい、躍動感あるメロディなんで、ちょっとびっくりしたよなぁ。安全地帯ってどうしても、「暗め」だったじゃん。ほとんどが・・・(「悲しみにさよなら」位か、メジャー系だったのは)。 まあ、後年96年に「田園」っつう、やっぱり、メジャー系で躍動感ある曲を大ヒットさせたけどね。
 
 それと、いつも、どこかジャパニーズ感がある武部氏のアレンジも、この曲に関しては、おもっいきりポップでね。最初、武部氏のアレンジだとはわかんなかったもん。
 あるいみ、それまで担当してきた筒美作品を越えた1曲なんだよね。

 まあ、そういうこともあってか、売上げは、斉藤由貴としては、89年の「夢の中で」に次ぐセールス枚数を記録。
 僭越ながら、私のチャートでも、86年5月5日付で1位を獲得するほどの大ヒットだったわけですね。

 で、この曲のタイアップは、フジテレビ系の大ヒットアニメ「メゾン一刻」の主題歌でしたね。水曜19時30分〜だったかなたしか。
 まあ、私ゃ、あの時代、この時間にゃ、ほとんどウチにいかった、不良高校生・・・・え? みえない? やっぱり・・・うん、まあ、ほっつき歩いてたのよ、木更津の街を・・・だったので、このアニメは、ほとんど見たことはなかったんだけどね。


 それと、この曲がヒットしてたころ・・・、好きなコがいたの、同じ高校で1年下のコ(爆)
ポニーテールが似あってて、そそそ、斉藤由貴に似てたんだよな。 
 昔風にいうと「両想い」ってやつでさ、まあね、いい雰囲気だったんだけどね、「自分で言うのもなんですけれど」(by ニャンギラス)。
 文化祭のミスコンで優勝するくらいの、かわいらしさだったんだけど、なぜか、ワタシだったのよ。。まさに、゜美女と野獣」・・・ならぬ、「美女とコブタ」・・なんて、おどけてみたりして・・。でも、まあ、実際は、当時は、ワタシもやせてて、それなりだったからねぇ・・・(水爆)

 うん、まあ、「かじやん版 小さな恋の物語」ですよ。

 え? あながちウソぢゃねーよ。こうみえても、ワタシが通ってた高校の付属中学のコには、結構、モテたんだから! ワタシ。
 マジでやせてたしね、ドラムやってたから、結構、筋肉質だったし・・。いまは、全く見る影もないけど。。。

 この曲聴くと、あの当時の「小さな恋の物語」が甦ってきたりして、♪君に胸キュン♪(by Y.M.O)なワタシなのです。 
 



 え? その後どうなったかって・・・? 



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・聞くな!

 
 あわれ、かじやん版「悲しみよこんにちは」と相成ったのでした。。。。 ちゃんちゃん

 すべては、煮え切れなかったワタシが、悪いのよ。。

 この曲を聴くと、あんときの淡い気持ちが、いまだに思い出しますねぇ。





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MAY / 斉藤由貴

1987_01_May_斉藤由貴






今回の1曲セレクトは、「MAY」斉藤由貴です。

 まずはデータです。

・タイトル    MAY
・アーティスト  斉藤由貴
・作詞      谷山浩子
・作曲      MAYUMI
・編曲      武部聡志
・リリース日   1986年11月19日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   17.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1986年12月1日〜12月22日付
・タイアップ:映画「恋する女たち」主題歌

 今回引っ張ってきたのは、斉藤由貴の「MAY」って曲。実際は、12月がヒットのピークで、すでに「今の時期」は、すでにヒットも下降線で、ベストテンからは落ちちゃっていたんだけど、さっき、電車の中でこの曲聴いてたら、なーんか書きたくなって引っ張ってきちゃいましたあせあせ

 なんでだろうねぇ、この曲聴くと、いつも暖っかい気持ちになるのよ。で、なぜか涙がでてくる。

45才のオッサンがよ。。。 まあ、ほんとに涙がこぼれるわけぢゃないけど、でも、いつもウルウルしちゃうのよね。

 やっぱ、優しい曲だからだろうなぁ。

 たしかに、最近も、このテに似たような「恋愛ソング」はたくさんあるけど、でも、どっか違う。
 どこが、とえば、やっぱ、このほんわかした温度感だろうな。曲の暖か味っていうのかなぁ。あたたかいストーブの前で語られているような。。。。やっぱエアコンじゃだめなのよ。その違いなんじゃないかなぁ。 

 そーいえば、この曲、テレビバージョンだと、「2番」から歌い始めるんだよね。もともとの「1番」の歌詞はまるまる飛ばしなの。
だから、テレビで唄っているあとにレコードを聴くと、戸惑うのよ。あれ? この曲こんな歌詞だったっけ? ってさ。
 
 それにしても、斉藤由貴っていうヒトは、わざとらしいくらいに感情が入った歌い方をするよねぇ。まあ、それがこのヒトの持ち味なんだけどね。この曲では、それがウマイ具合に曲とマッチしていると思う。

 ただ、当時はどことなく、鼻についたんだよなぁ個人的には。なので、当時はあんまり好きぢゃなかった、この曲。

 でも、今聴くといいんだよね。最初に書いたように、涙が出てくるもの。涙もろくなったのかなぁ。。。。
 やっぱ、「あの当時」が脳裏に浮かんでくるな。。。そういえば、このころ斉藤由貴似のコが好きだったんだよなぁ・・・とかふらふら衝撃衝撃
 今は人妻になっちゃったけど。。。




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