1983_10_夕暮れ気分_堀ちえみ






今日の1曲セレクトは、「夕暮れ気分」堀ちえみ です。

まずは、いつものようにデータから

・タイトル        夕暮れ気分
・アーティスト      堀ちえみ
・作詞          諸星冬子
・作曲          天野滋
・編曲          清水信之
・リリース日       1983年10月5日
・発売元         キャニオン
・オリコン最高位     8位
・売上げ枚数       14.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 9位
・ベストテンランクイン期間:1983年10月17日付

 昨日に引き続き、今日も「アイドル」デス! 堀ちえみ、「夕暮れ気分」。 これまた、今となっては、「死角」に入りそうな曲でしょ? 

 ♪ 小石がオレンジに染まるほど暮れていく ♪  うーん、この曲のイメージってこの部分がすべてって感じだね。
タイトルどおり、「夕暮れ」なんだけど、小石がオレンジ色にそまるくらいの「秋の日」の夕焼けですね。
 だからして、後の部分はつけたしってことで・・・・  いや、それじゃ歌にならないから・・って感じで、
むりくり付け加えられたような曲のような気がするんだよなぁ。。
 だってさぁ、♪トゥルルルってハミングが、あなたの口からこぼれたら、涙になりそうだから、空き缶けとばした〜♪
だよ・・・・・。 なんかねー、意味わかんねぇぇぇ 

 なにも、涙がでそうになったからって、空き缶蹴飛ばすこたぁねぇだろ・・・とか、揚げ足取りたくなったりして・・。

 でもね、それだけ素朴な曲という事よ。この曲は。。。

 最近は、この手の「素朴さ」いっぱいの曲ってとんと、なくなったね。 そう、「普段着」のままの曲って言うのかな。
あ、いやいや、普段着は普段着だけど、ちょっと田舎風のダサダサの普段着よ。

 まあ、作り手も、この手の曲は、今じゃ端から作る気もないだろうしね。。。 それを考えると、恥ずかしげもなく、このテの曲をリリースできた、この時代、あるいみ 「のんき」というか「素朴」というか、いい時代だったんだよね。


 作曲は、天野滋氏。 元NSPのリーダーですわね。NSPの時も、「夕暮れ時はさびしそう」っつう曲が、1974年、オリコン
11位まで行くヒットをもってますよね。
 NSPは、ヤマハのポプコン出身で、そのため、キャニオンに所属。
蛇足だけど、当時、ポプコン出身者は、ほとんどキャニオン所属っつう不文律みたいなのがありましたよね。中島みゆき、ツイスト、円広志、クリスタルキング・・・ポプコン出身者は、ほとんど、キャニオンだったもんね。
 へそ曲がり(キャニオン所属ではない)だったのは、八神純子とか、チャゲ&飛鳥 など、少数だったんじゃなかったけな?
 まあ、そういうことで、NSPもキャニオン所属だったことで、同じキャニオンの堀ちえみに曲を提供することになったんだと思うけどね。
 ただ、この「夕暮れ気分」に「夕暮れ時はさびしそう」・・・夕暮れ、夕暮れと、どこまでも「夕暮れ」が好きな男だと当時揶揄されてたなぁ。
 そういう天野氏も先日、51歳の若さで亡くなってしまいましたね。改めてご冥福をお祈りいたします。


 しかし、堀ちえみっていうヒトも、「代表曲」不在のヒトだよね。堀ちえみの代表曲は? って何人かに聞いたらみんな違う答えが返ってきたりして・・・。そのまえに「知らない」が一番おおいかもなぁ・・。
 この曲をリリースした当時は、例の「スチュワーデス物語」の初期の頃なんだけど、このあと、ようやく、「個性」があわられてきたって言うかね。
 82年組って、小泉今日子とか、中森明菜のような、強烈な個性をもったヒトもいれば、このヒトとか、石川秀美とか、いまいち「キョウレツ」な個性が、なかなか見えないヒトもいましたよね。 
 でも、ようやく83年〜84年にかけて、それぞれも個性が見えてきたっていう時期だっのかなぁ。

 それにしても、ジャケ写は、いかにも「アイドル」してますね〜。 これ、私のプロフィール写真にするの、さすがに、ちょっとね・・・恥ずかしいね・・・。
 ものほんは、めちゃくちゃ、いい年したオッチャンですよ。私
 でも、出しちゃうべ。





※2005年10月に書いたものの再掲載です。