かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

川口真

白い蝶のサンバ / 森山加代子

1970_04_白い蝶のサンバ_森山加代子


今回の1曲セレクトは、「白い蝶のサンバ」森山加代子です。

まずはデータです。

・タイトル     白い蝶のサンバ
・アーティスト   森山加代子
・作詞       阿久悠
・作曲       井上かつお
・編曲       川口真
・リリース日    1970年1月25日
・発売元      コロムビア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   47.5万枚
・ベストテンランクイン期間:1970年2月16日〜4月27日付

奇抜な曲。一聴して「なんじゃこれ」って思える曲だよね。これは、昔も今も変わらずにあるよなぁ。

ただ、昔の奇抜な曲って、どこか可愛らしかったんだよな。いわいる「ギャグ」ってやつでさ。たしかに放送コードにひっかかるような「放送禁止」曲ってうのもあったけど、どこか笑ってごまかせちゃったりしたやん。
今の奇抜な曲っていうのは、ホントに奇抜だからさあ。どう解釈したらいいか理解不明・・というか。
これも時代の流れなんだろうけどね。

さてさて、今回引っ張ってきた曲も、奇抜っちゃ奇抜な曲だよね。

森山加代子さんの「白い蝶のサンバ」。

そもそも

♪ あなたに抱かれて私は蝶になる〜 ♪っちゅう メロディ出だしのAメロがさあ奇抜なんだよなぁ。

もろ中国音階ってやつでさ。

昔、某国営放送 でデーモン閣下が

ジョワーン(ドラの音)    「あなたに抱かれて、ワタシ蝶あるよ」 

なんて茶化してたけど、まさにそんな感じ。

そもそも、上の歌詞だけを見ても、よもや、この部分が「中国音階」のメロディがついてるなんて思えないしさぁ。

後年同じようなシチュエーションの歌詞で、秀樹の「君よ抱かれて熱くなれ」って曲があったけど、これはモロ、ヨーロッパ系な曲だったじゃん。

一体どこから「中華」なイメージが来るのか・・。奇抜だよなぁ。

ぢゃ、その後も全般にわたって、「中華」なイメージで攻めるのか・・というと、これまた、さにあらず。

サビで、 マイナー調からメジャー系、カンツォーネ風に一転。 マカロニウエスタンだよね。

なんじゃ、この変わり身の激しさは・・・。  

1曲中、場面場面で、まったく違う展開がある。 もしかすると、「1970年」って言う時代の歌謡曲の王道だったのかもしれない。 

例えば、同じ1970年にオリコン1位を獲得したヒデとロザンナの「愛は傷つきやすく」もそうだったじゃん。マイナー調のAメロから、サビでいきなりメジャーなカンツォーネに急展開するっちゅう。

まあ「愛は傷つきやすく」は、この「白い蝶のサンバ」ほどの「奇抜さ」は無いけど・・・。

で、「白い蝶のサンバ」の場合は、それだけに留まらない。 

メロディを追いかける。バックのトランペットのリフは、もろパート・バカラック、もしくは、ハーブ・アルパート、つまりはアメリカンな世界な訳ね。

ココまで来ると、いったい、この曲はどこの国の曲なんだ? なのよ。

確かに、時代的にマカロニウェスタンというイタリアンな文化が流行ってたし、バカラックもハーブ・アルバートもこの時代の象徴的な音楽だし、だから時代背景としはよく分かるけど・・・。


無国籍音楽。 

これなんだよね。 これが歌謡曲の王道なんだよね。 

歌謡曲のメロディは、向こうの音楽の官能的な部分を抽出し、日本人の感性にマッチさせたような独自なメロディっていわれるけど、メロディだけじゃ無く、サウンド的にもそう。

どこどこ風ではなく、世界中の「ヒット曲」のキャッチーな部分のごった煮なサウンド。
言ってみれば節操のない音楽。それが歌謡曲って訳ですわ。

でも、これが日本人の得意技であるし、明治維新以降の、日本文化の根幹なんだよね。

つまりさ、文化、産業、政治、学問なんでもそうなんだけど、一から物を作るんじゃ無く向こうのモノのいいところを、日本的にアレンジする。まあ、言ってみれば向こうの2次的産物であるわけだけど・・・。

だけど、時として、向こうのヒトには生み出せないような日本ならではのクオリティのモノが出来たりする。

歌謡曲っていうのも、その一つなんじゃないかな。

そもそも、外国にココまで「節操のない曲」なんてそうそうないと思うし。 アイデンティティが無いなんて笑われるのがオチだよね。

もっとも、「歌謡曲」っていうのは、向こうのヒトから見ると「サイケデリック」な音楽に感じるらしいけど。
要するに実態のない奇抜な音楽ってことなんでしょうね。

まさに、この「白い蝶のサンバ」ですね。

そもそも、どう聴いても「サンバ」ぢゃねーし、この曲。 今だったら「詐欺」って感じでネットで炎上してもおかしくないよなぁ。
あ、この曲だけぢゃなく、チェリッシュの「てんとうむしのサンバ」もそうだよね。 一体どこがサンバやねんってタイトル。

そういう節操のないところが1970年代っていう時代だったんよ。 そんなところで目くじら立てなかったのよ。

でも、そんな節操のない曲を平気でリリースして、しかもオリコン1位・・・つまり日本で最もヒットしてる曲・・・になるっていうのが、逆に言えば日本のスゴい所だったんじゃないのかなぁ。
日本独自の価値観ってやつですよ。
1970代っていうのは、日本国中、そんな独自の価値観、とりわけ音楽などの文化においても、花開いた時代なんじゃないのかな。

まあ、ヒトもみんな節操無かったんだよね、こういう音楽をなんの疑問も衒いも無く作れた訳だから。

だから、こんな節操のない無国籍な「歌謡曲」が黄金時代になり得たんだと思うし、だからこそ、「Japan As No.1」と言われるような国になり得たんだと思う。

今はさ、グローバル社会だぁ、なんだぁ・・と、兎角、世界的な協調性ばかり重んじられる社会になっちゃったでしょ。個性よりもコミュニケーションって言う名の下での協調性。個人的にはそこにツマン無さを感じてたりもするのね。
もっと無節操で、おおらかでいいんじゃねーのかなぁ、世の中。 



森山加代子さん、この時30才。
いやいや、でもカメラを引くと、30才とは思えないですね。お若い。
確かに、最近は30才なんて、見た目20代と変わらないのが普通だけど、1970年当時、30才なんて言ったら「オバチャン」だったよなぁ。 いや、そういう印象が強いけどなぁ。
さすがは、元々は「アイドル」としてデビューしただけありますね。

逆にカメラが寄ると「ツケマツゲ」の長さがスンゴイけど。。。 まあ、これも1970年代前半って言う時代だよなぁ。 ウチの母親もつけてたわ、長ーいツケマツゲ。逆さまつげかって感じのやつ。

だけどテカテカ光るリップがこの時代の流行りだったのかな? これはちょっと発見だった。
これを含め、全体的にキツメのメイクは、この後2000年代にもありましたよね。
時代は繰り繰り返すんだよね。



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人形の家 / 弘田三枝子

1969_10_人形の家_弘田三枝子


今回の1曲セレクトは、「人形の家」弘田三枝子です。

まずはデータです。

・タイトル     人形の家
・アーティスト   弘田三枝子
・作詞       なかにし礼
・作曲       川口真
・編曲       川口真
・リリース日        1969年7月1日
・発売元      コロムビア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   57.1万枚
・ベストテンランクイン期間:1969年9月22日〜12月8日付


ここのところ、ラジオを聴くてると、ふと古い曲がかかってきたりして、ついつい耳が行っちゃっうことが何回かあったりしてね。
昨日もFM東京のChayの番組で、はしだのりひことクライマックスの「花嫁」がかかったりして、仕事してた手が止まっちゃったり。。。
もちろん、個人的に音源は持ってるし、未だに頻繁に聴いてはいるんだけど、メディアで流れるとなんか新鮮。
やっぱ音質なのかなぁ。 例えば、今はRadikoとかAMでもFMでステレオで聴けたりするけど、AMのあのちゃっちいモノラルで聴くヒット曲っていうのは、なんか独特の「味」があるんですよね。 哀愁感というか・・・少なくともステレオの高音質で聴くのと、また、ちがった趣があるんですよ。

特に70年代以前のヒット曲は、場合によってはステレオで聴くよりも「いい」と思える曲もあるんだよね。

今回は、そんな曲を一つ。

弘田三枝子「人形の家」。

この曲も、昨日のChayの番組で流れていた「花嫁」同様、ついこの間、ニッポン放送の「オールナイトニッポンMUSIC10」で流れてたんだよね。 
帰宅の時、最寄りの駅に止めてある車のエンジンをかけたら、丁度この曲が流れて来てさ・・・。
夜聴く、この曲ってなんで、こんなにも切ないんだろ? ・・・って思えてきちゃいまして。。。ホントは今回の1曲セレクトは、違う曲を予定してたんだけど、急遽変更しちゃいました。

都合がいいのかどうか分からないけど、丁度、10月の今頃がヒットのピークだったっていうのも大きかったんだけども。。。そう、今から49年前、1969年、昭和44年の今頃、まさにヒットのピークだったんだよね。 

恐らく、業界でもまだ知ってるヒトの方が少なかったであろう、 創刊2年目のオリコン、1969年10月20日〜11月3日付ランキングで、3週連続の1位を獲得している。

そんな風に書くと新鮮かなぁ。 ワタシは初めこの事を知ったときには新鮮だったなぁ。そうか、自分が生まれた頃、丁度、この曲がオリコンで1位だったんだ・・なんて思ったら不思議な感覚だったりしてね。

そう、ワタシがちょうど、この世に生まれた頃のヒットなのです、この曲は。
リリースは1969年7月。 ワタシは8月生まれなんでね。

なので、当然、リアルタイムで聴いてはいない。 オリコンで1位とったころは、まだ生後2カ月とかだったりなんで・・・

だから、本当は知らない筈なんだけど・・・、でも、妙に懐かしい感覚だったなぁ、初めて聴いた時。
もちろんメロディは知らないわけだけども、雰囲気だよね、空気感。 生後2カ月といえども肌でじかに感じた空気感っていうのは、無意識のうちに脳の深層に記憶されているんでしょうかね。


 50年代からのジャパニーズポップスファンの方なら当然の事だけど、弘田三枝子さんといえば、1961年11月ヘレン・シャピロの「子供じゃないの」っていうカバー曲でデビュー。 当時14歳のローティーン。ニックネームはミコ。
以後、持ち味のパンチの効いたダイナマイトボイスで、60年代ポップスを次々にカバーしてはヒットさせたカバークリーン。今でいえばトップアイドルの一人。

ただ60年代後半、東芝からコロムビアに移籍してからは人気に陰りが見え、暫くお茶の間の前から消えた後に、久々にリリースしたのが、この「人形の家」ですわね。

ベタに言えば、もろ歌謡ポップスな曲。 ただ最近、指す歌謡ポップスとはちょっと趣が異なるかなぁ。 最近の歌謡ポップスは、どちらかと言えば演歌方向に向いた「和物」の匂いが強いポップス。でも、この曲は洋楽の方向を向いてるよね。

 そもそもイントロ〜Aメロにかけては、フレンチや北欧系ポップスの匂いが強いヨーロッパ系。いや、その後のサビの盛り上がり方にしても、そんなイメージだよね。

その辺りは、さすがシャンソンの訳詞家あがりの、なかにし礼氏であるし、作曲の川口真氏。それぞれの氏の特徴が出てるんじゃないかな。

でもさ、純粋なヨーロッパ系ポップスとかいえば、そうじゃない。 そもそもロッカバラードっぽい3連のヨーロッパ系、特にフレンチポップスってあんまり記憶にない。

その辺は、日本人に合った曲調に・・・。 いや、どうも、そこはムード歌謡っぽいんだよな。

サビの部分

♪ 埃に〜まみれーたー (ワワワ〜) 人形〜見たい〜 (ワワワ〜) ♪    

なんて、クールファイブ調に(ワワワ〜) なんていれるとピッタリ嵌まっちゃったするしさ

そう、この曲は、ヨーロッパ系とムード歌謡の「ミクスチャー」なんですよね。

90年代後半以降、特に2000年代に入って、「ミクスチャー」ってコトバがメジャーになったりするけど、これって最近はじまった流行りではなく、50〜60年代から既にある音楽の概念なんですよ。

いや、歌謡曲っていうのはもともとがミクスチャー音楽なんだよね。 よく向こうの音楽のキャッチーな所、官能的なところをサンプリングし、凝縮した音楽が歌謡曲・・・って言われるけど、 それだけじゃ一般的な日本人受けは難しいんで、そこに少々、醤油のような日本人独特のテイスト(感性)をブレンドした音楽、これが歌謡曲、そそそ歌謡ポップスなんだよね。

この「人形の家」って曲は、そんなミクスチャー歌謡の最たる曲なんじゃないかなぁ。


ただね、この曲はそれ以上に「絶望感、倦怠感」っていう、当時の時代性も感じるんだよなぁ。

時は1969年。世界的に若者による反体制運動がぼっ発していた時代ですわ。 アメリカではベトナム反戦、フランスではパリ5月革命、日本では新左翼による70年安保改定反対の学生運動。そんな反体制的な空気が支配していた1969年って言う時代。

ただ、日本では1969年夏に、最後まで新左翼による大学占拠をしていた広島大の時計台占拠も陥落し、それまで燃えあがっていた学生運動の波にも、絶望感を感じられて来た時代の波。
そんな世の中の空気の中ヒットしていたのが、この曲と言う訳なんだよね。

この曲では、そんな時代の空気をも感じるんだよね。

そんなところが、今のヒット曲と当時のヒット曲と決定的に違うところなんだろうな。 それだけ、ヒット曲と時代との世相が密に繋がっていた時代、それが60年代だったんじゃないのかなぁ。 それは、70年代の前半ごろまでは続くわけだけど、70年代後半あたりから時代性はだんだんと薄まって行くんだよね。

・・・なんて、リアルタイムで世相を体験してきた訳じゃ無いのに、恰も見てきたように書くのも、直にこの時代を体験されてきた方には、僭越なんだけど。。
個人的には当時の世相、学生による新左翼運動には興味あったりする。 あと10年早く生まれて、もっと1969年って言う空気を直に感じたかったって思ったり。



1969年の紅白より。
司会の伊東ゆかりさんの膝上何センチ? ってぐらいのミニスカート、凄いっすねぇ。時代を感じるなぁ。

ミコさん、この時22才。 ちょっと驚いたのは22才にして、この時既に6回目の紅白だったんですね。
これには、ちょっとビックリ。 初出場は1962年の「ヴァケーション」。この時15才っていうんだから驚きだぁ。

それと、マイクの持ち方が独特だよなぁ。 これ、どう持ってるんだろ? 
こんな不安定なマイクの持ち方で、この圧倒的な歌唱力。 これは凄いわ。
歌っている曲調自体は、大分変わったけど、この歌唱力は、ローティーンの頃のダイナマイトボイス健在ですね。

というか、この歌詞力、煎じられるもんなら煎じで、いまのアイドルの子たちに飲ませてやりたいですねぇ。
これが、「お金を取れるウタ」ってもんなのよね。 プロの歌い手ってもんですよ。

それにしても、大人っぽいよね。 どう見ても22才にゃ見えないっしょ。
・・・っては、昔から思ってたんだけど、最近は、ハーフのコなんかは若くして大人っぽい子も多くなってきたんで、最近はそんなに違和感は感じ無くなりましたね。

それよりも、「整形」疑惑はどうなんでしょ? というか、当時から今に至るまでゲ―ノー界と整形ってつきものだからなぁ。それを言ったら、「あゆ」なんてどうなのよ・・・って事になっちゃうし。
でも、この特に目の周りパッチリは「あゆ」もビックリですけどね。 ローティーンのころの「やぶにらみ」のミコちやんはどこに行った・・・って感じだし。。。。

あ、でも、このつけまつげは、ウチの母親もやってたなぁ70年代初めの頃まで。


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エメラルドの伝説 / ザ・テンプターズ

1968_07_エメラルドの伝説_ザ・テンプターズ


今回の1曲セレクトは、「エメラルドの伝説」ザ・テンプターズです。

まずはデータでする。

・タイトル    エメラルドの伝説
・アーティスト  ザ・テンプターズ
・作詞      なかにし礼
・作曲      村井邦彦
・編曲      川口真
・リリース日   1968年6月15日
・発売元    ビクター
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 46.2万枚
・ベストテンランクイン期間:1968年6月24日〜9月9日付

今回の1曲セレクトは、またまた時代を遡り、昭和43年、1968年の今頃の大ヒットを持って来ましょうか。

ザ・テンプターズ「エメラルドの伝説」。

少し前にゴールデンカップスの「長い髪の少女」を書いたんだけども、今一つアクセスが伸びなかったんですよね。
G.Sの中でもカップスは「A級」と呼ばれるG.Sグループではあるし、「長い髪の少女」も有名な曲ではあるけども、こと実際のレコード売り上げとなるとそれほどの大ヒットと呼べる訳じゃなかった訳で、アクセスが伸びないのもしょうがなかったかなぁ・・・とは思うとこがあったんたけどもね。
 今回セレクトしてきた、テンプターズの「エメラルドの伝説」は、レコード売り上げ的にも大ヒットの域に達している曲出し、なにより、オリコンで1位を獲得してますからねぇ。
さすがにもこの曲くらいになるとコアなG.Sファンじゃなくても、みなさんご存知ですよねぇ。

ちなみに、当時「G.Sブーム」と呼ばれていたなかで、オリコン1位を獲得しているグループってさ、このテンプターズの他では、ザ・タイガースしかいないんだよね、実は。
 当時、業界を席巻していた一大ブームだった「G.S」だけども、その割にはオリコン1位を獲得するくらいの超大ヒット曲と言える曲は意外と少ないんだよね。
それだけ当時のオリコン1位は、獲得自体が難しかった訳で、特別な順位だった訳なんですよね。

だからこそ、ザ・タイガースとテンプターズは、G.Sの中でも「東西の雄」と呼ばれるくらい超A級なグループだった訳なんだけどもさ。
 京都出身、西の雄「タイガース」に対して、大宮出身、東の雄「テンプターズ」っていう構図でしたよね。
さらに言えば、タイガースのジュリーこと沢田研二氏に対して、テンプターズの萩原健一氏って言う人気争いって言うの構図でもあったかなぁ。

ただし、オリコンって、この1968年に始まっているんで、例えば、150万枚売れたって言われるブルーコメッツの「ブルーシャトウ」なんかは、ヒットのピーク時は対照外になっているから、あくまでも暫定的な見方なんだけどもさ。

ちなみに個人的な好みから言えば、正直、タイガースよりはテンプターズのかなぁ。 うん、音楽的な好みという点ではね。
 例えば、この曲の前の「神様お願い」なんてさあ、アウトロー的な雰囲気があったじゃん。

よく、タイガースvsテンプターズの構図を、ビートルズvsローリングストーンズになぞる事があるんだけども、その点からしてみれば、個人的にはローリングストーンズなんだよね。

 どちらも「黒っぽい」点が似てるって言うかさあ、やっぱり、なんか「品がある」ダイガースに比べれば、アウトローな方が好きなんだよなぁ。

ただね、この「エメラルドの伝説」については、そんなアウトローな雰囲気からは離れ、どちらかと言えばメルヘンチックな「歌謡曲」寄りになってしまいましたよね。

まあ、当時のウレ線と言うかね、G.S的な「大衆路線」が、この路線だったんだよね。
だからこそオリコン1位を獲得出来んだろうし、テンプターズにとって最大のヒットになったんだろうけどさ。

前曲で見せたようなアウトローな雰囲気は陰を潜め、一転してヨーロッパ系なイメージでしたよね。

そそそ、当時はこのヨーロッパ系っていうのが、一番のトレンドだったんだよね。北欧系とかフレンチポップス的な雰囲気の曲ですね。

 いつかも書いたような気がするんだけども、北欧系とかフレンチポップスって、日本の歌謡曲と相性がいいんだよね。一番相性がいいのは、どちらともメロディ的にも、サウンド的にも喜怒哀楽がはっきりしてるじゃん。
そのメリハリの良さが日本人って好きだからなぁ。
 それと、北欧的なイメージの一種の憧れって日本人にはあるからなぁ。少なくともエスニックなアジアにはないメルヘンの世界を感じるじゃん。
 今でこそネットでもテレビでもヨーロッパ的な風景はすぐ見られる訳で、当時に比べれば全然身近になったと思うけど、60年代当時は、遠い世界でしたからね、今とは比べ物にならないくらいの憧れはあったんだよね。

そんなメルヘンの世界が、この曲でも展開されている訳ですわ。

でも、曲的にも、この曲いいよなぁ・・って感じたりするんだよね。

タイガースには、すぎやまこういちっていう天才コンポーザーがサウンドプロデューサーとして付いていた訳で、だから、音楽的には良かったんたげども、同様にテンプターズには、村井邦彦氏っていう、こちらも天才プロテューサーが付いてましたからねぇ。

 村井氏は、この辺りを起点に、70年代に向かってニューミュージックを展開していくことになる訳で。
もともと、ヒット曲の世界にはニューミュージックをきっかけに入ってきたワタシなんで、だからね、個人的に音楽的には村井氏の音楽の方が、すぎやま氏よりは、馴染みが深いし、好きなんだよなぁ。

タイガースより、テンプターズの方がしっくりくる・・・っていうのは、その辺りも大きいかもしれないな。

それと、この曲のアレンジャーは川口真氏。 川口氏が作曲・編曲の時には、ベースラインを聴け・・って言うけど、この曲のベースラインも然りですねぇ。

Bメロの ♪ 遠い日の 君の幻を〜 ♪ の部分のシェイク気味に細かく動くベースライン、サビの ♪ あいたい 君に会いたい〜 ♪ の高音でのシンコペーションなベースラインは、流石に川口氏だよな・・・なんて感じ入っちゃたりね。

そんな音楽的にも面白い1曲だな・・・と感じてしまう、テンプターズの最大ヒット曲だったりするんだよね。






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赤い絆〜レッド・センセーション〜 / 山口百恵

1978_01_赤い絆_山口百恵








今回の1曲セレクトは、「赤い絆」山口百恵です。

まずはデータでする。

・タイトル     赤い絆〜レッド・センセーション〜
・アーティスト   山口百恵
・作詞       松本隆
・作曲       平尾昌晃
・編曲       川口真
・リリース日        1977年12月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   21.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:1978年1月16日〜2月6日付
・タイアップ:TBS系ドラマ「赤い絆」主題歌

 山口百恵さんの曲も、ワタシがリアルタイムで聴いてた、70年代終盤〜引退までの曲はすでに大体書いたんだよね。
 なので、今年は、リアルタイムで聴いてた78年から以前に遡ることになるのなぁ。
まあ、78年以前は現時点でも、あんまり聴いてないんでね、どこまで書けるかはちょっと不安だけど。。。

・・ということで、今回は、まだ、リアルタイムでは聴いてなかった、78年の今頃のヒットを持って来ますか。

赤い絆〜レッド・センセーション〜。

TBSで放送されていた大映ドラマ「赤いシリーズ」の第6弾、同名タイトルの主題歌ですわね。
ま、改めて書かなくても、ワタシらの世代くらいまでは覚えてる方も多いんじゃないかなぁ。

今、調べたら、平均視聴率29.5%だって。すんごいですねぇ。。。今は、単発でも30%近いドラマなんて皆無だもんなぁ。いかに当時の百恵さん主演のドラマ、うんにゃ「赤いシリーズ」が人気があったか・・・ってのが分かりますよね。

・・・といかにもワタシも見てたぞ・・・風に書いてたりするけど、スミマセン、ワタシ見てなかったです。。。。

なので、これ以上ドラマのことは語れないんだけどさ。。。


でも、この曲は、これまで大分聴いてきたよなぁ。

この曲と言ったら、なんと言っても、番組開始時の「ザ・ベストテン」だろうなぁ。 

初めてのベストテンを発表した1978年1月19日放送分では11位。 
僅かにベストテンから漏れてんですよね。それでいて、出演拒否だった中島みゆきさんの「わかれうた」は4位にランクインされていて、この事で、当時の若手ディレクターたちは、上からこっぴどく怒られたそう。

当時の正直から言えば、ランキング操作してでも、数字がとれる山口百恵を入れて、出演拒否の中島みゆきさんは落とすのが通例・・・と言う事なんですよ。 しかも同じTBSのドラマの主題歌だもんね。

でも、ランクをきちんとしたからこそ、その後の「ベストテン」として成り立ったのだから、これでよかったんだよね。

ま、「ベストテン」には、次の1月26日放送分には、晴れて8位にランクイン。
「ベストテン」では、その次の2月2日放送分が一番の話題だったろうなぁ。

この時は、5位が桜田淳子さん「しあわせ芝居」、そして4位が「赤い絆」と、淳子&百恵が並んでランクイン。
先日、桜田淳子さんの「はじめての出来事」を書いた時、二人での1位争いは、その時1回だけ・・・と書いたけど、「ベストテン内」に範囲を広げると、さすがに結構、二人並びでのランク争いはあったんだよね。

で、この時の「セット」が話題になったよねぇ。 淳子さんの「しあわせ芝居」が衣装の青に合わせた白い部屋のセット。そして歌が終わった直後、天井が反転して、赤い階段が現れ、一番上に山口百恵・・・って言う構図のセット。
 ま、文字で書くとこんな感じなんだけど、実際、動画で見てみると

 ↓ コレ
http://v.youku.com/v_show/id_XNTE1MzU5NDk2.html

今見ると、それほど大掛かりではないようにも見えるけど、当時としてはかなり大がかりなセット反転ということで、話題になりましたよねぇ。
 これも、当時、「全員集合」での「盆回し」と言われたセット反転技術があったTBSだからこそ出来た「技」でしたよね。


ところで、この曲、作詞は、松本隆氏なんだよねぇ。 山口百恵と言えば、前半は千家和也氏、後半は阿木耀子女史というイメージが強かったわけで、松本隆−山口百恵っていう印象は全くないんだけどねぇ。
実際は、シングルのタイトル曲としては、この曲と、80年のやっぱり今頃のヒット、「愛染橋」の2曲を書いてたりする。
 まあ、どちらの曲も、山口百恵としては、「低レベル」な売り上げだったからなぁ。印象に薄いんだろうね。
70年代の松本隆氏といったら、どうしても太田裕美っていうイメージが強いし、やっぱり80年代の松田聖子の松本ブランドが強力だったからなぁ。

その前に、歌詞云々というより、山口百恵ってヒトの存在感がでかすぎましたね。
さしもの松本隆氏のネームバリュームも吹っ飛んでしまった・・・って感じで。

ただね、この曲、ドラマの高視聴率に対して、売り上げが低レベルだったのは、テレビではTBSでしか歌っていなかった・・・ってのが大きかったみたいね、やっぱり。
 さすがにTBSのドラマの主題歌、他の局じゃ歌えないもんなぁ。だから「夜ヒット」でもこの曲は歌っていないし。
当時は、テレビの「歌番組」が売り上げを左右するって言うほど、歌番組の影響力は大きかったですからねぇ。




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サンタマリアの祈り / 西城秀樹

1980_11_サンタマリアの祈り_西城秀樹






今回の1曲セレクトは、「サンタマリアの祈り」西城秀樹です。

まずはデータです。

・タイトル    サンタマリアの祈り
・アーティスト  西城秀樹
・作詞      なかにし礼
・作曲      川口真
・編曲      服部克久
・リリース日   1980年10月5日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 13位
・売上げ枚数   11.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 14位

 昔は、今ごろになると、大体の有力アーティストは、いわいる「賞レース」とか「紅白」を見据えたような曲をリリースしてくるのが定番だったんだよね。
 特に70年代〜80年代初頭にかけては、一番顕著だったんじゃないかなぁ。 まあ、そのまんま「歌謡曲黄金期」と言えるんだけど、やっぱ「賞レース」ってもの自体、「歌謡曲」の総決算的イベントだったしな。

 まあ、そう考えると、今、すでに賞レースが「廃れて」しまったのも納得いくって感じかな。今は既に歌謡曲の時代じゃないからさあ。


 で、そんな賞レースで見栄えするのが、やっぱエンターテイメント性の高い曲よ。いわいる勝負曲っていうのかなぁ、曲のグレードが高い曲をリリースしてくるような傾向があったよね。

 さてさて、今日の1曲セレクトもそんな「賞レース」を見据えたような曲を引っ張ってきますか。

 西城秀樹の「サンタマリアの祈り」

 まあ、タイトルからして、すごいんだけどさふらふら いわいるヨーロッパ系だよね。そのなかでも極めつけのカンツォーネ風の絶叫型ですわ。
 西城秀樹って、それまでも「愛の十字架」「白い教会」と教会を舞台にした曲を歌ってきてたけど、この曲は、それに続く教会をモチーフにした曲。
 
 たしかに、曲を聴く限り、完全にそれっぽい曲なんですわ。 まあ、コレ以前から、この季節になると、後半絶叫型のヨーロッパ系ミディアムバラード系の曲を歌ってきた西城秀樹だったけど、ことに、この曲は気合入りまくりな曲だったようなきがするな。

 ただ、あんまりにも気合が入りまくりだったのが、仇となったか、この曲、あんまり売れなかったのよねぇ。
 オリコンではベストテン入りもできなかったし、売り上げ枚数11万枚と、ギリギリ10万枚を越えた程度と、長く第一線を張ってきた、西城秀樹にとっても、当時の最低ラインの売上げに留まっていたりする。

 だからですかねぇ、今となっては、印象に薄い曲だろうな、一般の方たちにとっては。

 うん、まあ、それだけ気合が入った曲だったんで、たしかに、賞レースとか、紅白などのフォーマルな舞台では、見ごたえが充分にあった、この曲だけど、普段、聴く分にはちょっと、気恥ずかしいよな・・・って感じで、お客さんも引いちゃったんだろうねぇ。

 まあ、その辺の按配は難しいところだけどさぁ。せめて、この前の年の「勇気があれば」くらいの気合の入り方が丁度いいのかもしれないけどねぇ。。。



毎度「夜のヒットスタジオ」から。

 いやいや、これが、また、スゴイ気合の入り方をしてたりするのよ。大熱唱よ。しかも、フルサイズだったりして。。
 なんせ、テレビでフルサイズなのは、夜ヒットだけでしたからねぇ。

 だけど、当時、あんまり売れなかった曲だけど、YOU TUBEから見ると、この曲にたいしてのコメントが結構、多いんですわ。

 うーん、やっぱ、今は、こういう「大熱唱」な曲って少ないからねぇ。まあ、ここまで熱唱できるアーティストもいなくなったけど。
 いや、だからこそ、新鮮なんだろうね、今にしてみれば。


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しなやかに歌って / 山口百恵

1979_10_しなやかに歌って_山口百恵






今回の1曲セレクトは、「しなやかに歌って」山口百恵です。

まずはデータです。

・タイトル    しなやかに歌って
・アーティスト  山口百恵
・作詞      阿木耀子
・作曲      宇崎竜童
・編曲      川口真
・リリース日   1979年9月1日
・発売元     CBSソニー
・オリコン最高位 8位
・売上げ枚数   27.1万枚
・ザ・ベストテン最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1979年9月27日〜11月22日放送分

 昨日言及した、河合奈保子さん、ヒデキに続いて、山口百恵さんも10月はヒット曲が意外と多いんだよね。
なので、今月は何曲か書くことになると思いますわ。
 当時は、新曲は3ヵ月ローテーションリリースが基本で、特に4半期末月の9月頃リリースって多かったからなぁ、特に「強力」アーティストはその傾向が強かったですからね。まあ、レコード会社も、次の4半期に向けて、4半期締めの月は確実に(売り上げが)見込める、強力アーティストで・・・って言う事になったんだろうけどね。
ということで、今月は、結構強力アーティストの曲が揃っているんだけど、逆に「選曲」って面では、どう出していこうか、意外と悩むんですよ。

・・・まあということで、ここいらで山口百恵さんの曲を持ってくるか・・・・今回は79年の「しなやかに歌って」

 この曲は、ややマイナーなハード気味な曲が続いた、79年の山口百恵の中でも、もっともソフトで軽い曲でしたよね。

 おそらく、作り手側も、ハード路線が続いてきた・・ってことと、季節的なこと、それから時期的に音楽祭っていうのも、にらんで、やや軽めな曲を持ってきたんでしょうけどね。

 ただ、個人的には、この曲が好きでねぇ。 当時8トラのカラオケでよーく、この曲を歌ってた記憶があるんですよね。

 うーん、なんつうのかなぁ、山口百恵のハード路線って、たしかに味があるんだけど、下世話なんだよね。
 まあ、のちに中森明菜にも引き継がれるツッパリ路線でもあるんだけど・・・。

 対して、ソフト路線のこの曲には下世話な匂いがほとんどしないんですよ。ヨーロッパ系っていうか、どこか地中海の爽やかな風っていう、ちょっと高貴な匂いがするんだよね。

 特に、

♪ すがおのままで 私は一人 あなたの帰り まっているのです〜 ♪

の件の部分。 ここのメロディラインとコード進行のマッチングがアンニュイでグッドなのですよ。

 当時「いわき」という田舎町にいたワタシでも気分はシチリアでしたよ、この曲を聴いた時は・・(←なんて大げさな表現!)

 ところで、この曲はアレンジはいつもの萩田光雄氏ではなくて、川口真氏だったんですねぇ。
 うーん、だから、いつもとイメージが違うんですわね。ヨーロッパ的なイメージっていうのは、どうも、アレンジャーの川口氏の影響ですよね。

 前にも書いたように川口氏のアレンジはベースラインが特徴なんだけど、この曲もその特徴がでてますよね。

 Bメロの部分

 ♪夜は 33の回転扉、開ければそこにも愛が あふれているのに〜 ♪

のベースラインなんて、凝った動きですしね。

 続く

♪ レコードがまわるだけ あなたはもういない ♪

のコードレスで、バックにハープだけながれているっていうアレンジも素敵だったしね。

 そんな感じで、コノ曲はアレンジの勝利っていう曲だったんぢゃないかなぁ。

 ま、それでも、やっぱし、世間はもっと下世話な曲が受けてた時代だから、セールス枚数は、落ちてましたけど。。。

 オリコンでは最高8位。


 それでも、「ザ・ベストテン」では1位取ってるんだよね。
このあたり、オリコンと随分、差があるよなぁ・・というかんじだけど、まあ、これまでも何度も書いてるように79年の、このじきってレコードセールス上位のアーティストとハガキ上位のアーティストって食い違いが激しかったからねぇ。

 その代わりどの曲も得点が伸びずに、この曲にしたって1位の時の得点は8300点でしたからねぇ。

 しかも、上位、下位との得点差も薄くて、2位⇒12位・・・なんていうベストテン史上初のベスト3内からいきなりベストテン圏外・・なんていうチャートアクションも見せておりました。

 そんなことで、この曲を覚えている人も多いんぢゃないかなぁ。


 そういえば、この曲のサブタイトルが「80年代に向かって」って言うんだよね。
 なんか、時代を感じるサブタイトルだよねぇ。

 でも、考えてみれば、このころ婚約発表をしたわけで、すでに、この曲の頃には山口百恵自身、その先を見越していたんだろうなぁ・・ということを勘ぐって見たりして。。



結果的に最後の「紅白」となった、昭和54年の紅白より。
歌う姿はさしずめ「菩薩」と言われた、山口百恵だけど、この時は「アイドルスマイル」だったんですねぇ。
最初静止画で見た時、浜崎あゆみかと思っちゃいましたよ
なんて、書いたらクレームが来るんだろうな、きっと



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涙の太陽 / 安西マリア

1973_07_涙の太陽_安西マリア







今回の1曲セレクトは、「涙の太陽」安西マリアです。

 まずはデータです。

・タイトル    涙の太陽
・アーティスト  安西マリア
・作詞      湯川れい子
・作曲      中島安敏
・編曲      川口真
・リリース日   1973年7月5日
・発売元     東芝EMI
・オリコン最高位 16位
・売上げ枚数   12.8万枚

 あちぃ〜〜〜〜・・・。この間から再三書いてるけど、クーラーのガスが抜けてて使い物にならないワタクシの部屋は熱帯どえす。。
 

 ・・・で、思ったのが、今日の1曲セレクトは、まさに、この曲しかないと。。。ふらふらふらふら


 ♪ ギーラ ギーラ 太陽が 燃えるように〜〜 ♪

 いや、今日にぴったり。。。


・・・ということで、この曲に決定よ。

 もうね、↑の一言でいいでしょ・・・。ほかに説明入れなくても・・・とか、思ったりして。。。


 この曲は、安西マリアさんのデビュー曲。まあ、そうは言っても、この曲以外ヒットらしい、ヒット曲もないんですが。。ふらふら

 この曲が有名なのは、当時、TBSの「ギンザNOW」に安西マリアがよく出演してたのと、もともと、「エミージャクソン」っていう、外国人(?)が歌ってた曲のカバーだからなのかなぁ。。

 ・・・・なになに? なんで、「外国人」の後ろに(?)が付いてるかって・・・。

 へへん、まあ、ちょっと、昭和歌謡の「クロニクル(変遷)」を知ってるヒトなら、常識だけど、「エミージャクソン」って、表向きは、外国人ってことになってるけど、中身は日本人なんだよね。

あー、ややこしい・・んだけど、「外国盤」扱いじゃないと、フリーの作家がレコードを出せない・・・っなんていう、レコード会社の専属制度が蔓延ってた時代を象徴するような出来事。

 まあ、そのヒトが歌ってたのが、オリジナルってわけで、安西マリアさんは、そのカバーってわけっす。


 でもさぁ、かっちょいいんだよなぁ、これが。  

 ドライブ感たっぷりの、骨太、ロック歌謡で。 一見、アイドル歌謡なんていっちゃ、失礼・・・って言う感じよ。

 あの頃の「ブラスロック」って言っても、遜色ないような熱い曲に仕上がってますぞ、この曲は。

 うーん、女、西城秀樹ばりな、サウンドの仕上がりだよね。


 これで12万枚強しか、当時、売れなかったのは、とってももったいないことですわ。

 一時期、この曲、このアレンジのまま、だれかカバーせんかなぁ・・って本気で思ったくらい。

 ぜーったい、今、流行るって、今の時代に。

 そのくらい、個人的にはイチオシだったりしまする。。


 え? なに? 89年に田中美奈子がカバーしたって? バカ言っちゃいけないよ。。。田中美奈子バージョンとは比較になりませぬふらふら



そんな安西マリアさんも、すでに鬼籍に入られてしまったんですよね。時の流れは早い・・・とはいえど、お若くして亡くなられてしまったのですよね。



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積木の部屋 / 布施明

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今回の1曲セレクトは、「積木の部屋」布施明です。

 まずはデータです。

・タイトル     積木の部屋
・アーティスト  布施明
・作詞       有馬三恵子
・作曲       川口真
・編曲       川口真
・リリース日   1974年3月10日
・発売元     キング
・オリコン最高位 4位
・売上げ枚数   58.2万枚
・ベストテンランクイン期間:1974年4月29日〜7月1日付

 今回の1曲セレクトは、先ほどのスピッツ「ロビンソン」から一気に時代を遡りますぞ。
 久々の70年代前半、布施明の「積木の部屋」ですわ。

 この曲、以前、いつか書こうと思ったんだよね。曲の雰囲気からして「冬」の曲だとばっか思ってたの。
 でも、調べてみたら、今ごろの時期のヒット曲なんじゃん。うわ、全然似合わねー・・・とか、思っちゃったりするんだけど、こればっかりはねぇ・・ふらふら

 今の季節っぽくない・・・っちゅうのは、どこまでもマイナー系のカンツォーネじゃん。
 カンツォーネよ、カンツォーネ。もうね、今のヒット曲にゃ、完全に「絶滅」した曲調よ。今の若いコは、しらねーよなぁ、この曲調は。

 でもさあ、昔は、こういう曲が主流だったのよ、少なくとも「歌謡曲」と呼ばれるヒット曲の多くはさぁ。とってもタキシードが似合っちゃりしてエンターテイメントだよなぁ。

 個人的には、やっぱ、このテの曲が、歌謡曲のルーツだと思っちゃいますねぇ。 とおーい、記憶の彼方にある歌謡曲というか。。


 ところで、この曲をめぐって、当時、渡辺プロの総帥の渡辺晋氏は、激怒したとか。

 いや、この曲の詩の内容って、言ってみれば「四畳半フォーク」っぽいじゃん。かぐや姫の「神田川」の世界よ。

 でも、渡辺晋氏、曰く、「なんで、貴公子キャラの布施が四畳半フォークなんて、安っぽい曲を歌わなきゃなんねーんだよ」・・って言うことだったらしく、この曲の出来に関しては、かなりのお冠だったとか。。

 まあ、たしかに、言われてみりゃ、そーなんだけどさ。でもまあ、それでも当時の布施明としては、この曲が最大のヒットだったわけだから。。
 うむ、「上」(上司デス)がお冠でも、出しちゃったほうが勝ち・・ってことよ。
 いくら「上」が反対してもヒットしちゃえば、こっちのもんだからさあ。

 まあ、それだけ、当時の世相としては、「四畳半フォーク」な世界がもてはやされてた時代ってことだよね。この少し後の野口五郎の「私鉄沿線」にしてもそうだしさ。

 ただ、考えてみれば、四畳半フォーク=カンツォーネ=タキシードっていう図柄も、変な感じだけどさぁ。今になってみれば、どー考えてもミスマッチな世界だよなぁ。だけどさ、これが歌謡曲が歌謡曲たるところでもあるのよ。
 なんせ、パスタに明太子とか納豆とかあえて食うようなお国柄ですよ。イタリア人もビックリ・・・みたいな。。ふらふら

 でも、これが日本っていうお国柄なのですよ。ミスマッチだろうが、なんでもあわせて、新しい「味」を作っちゃう・・・っていう。
 うん、この頃の「歌謡曲」には、そういうテイスト・・・というか実験がいっぱいで、だから、今聴いてても面白いんだろうね。。




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