かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

少年隊

編曲家という仕事〜男性アイドルの楽曲を中心に辿る船山基紀の世界〜

ココんところ、1曲セレクトも書かずに、ライブイベントの事ばっか書いてるよなぁ・・・。

・・・なんて言われそうだけど、今回もトークイベントについてです。。。。

先日27日(日) 東京・三軒茶屋のライブハウス「グレープフルーツ・ムーン」で行われた、ケモノディスクさん主催「編曲家という仕事〜男性アイドルの楽曲を中心に辿る船山基紀の世界〜」に参加してきました。

IMG_20190127_145716


タイトルにもあるように言うに及ばず、70年代以降のヒット曲には欠かせないアレンジャーの一人である船山基紀氏のライブイベント。

ゲストMCは、NONA REEVESのボーカリストであり、音楽プロデューサーでもある西寺郷太氏。

結果から言うと、めっちゃ楽しいイベントだったぁ

船山氏の気さくなトークと、ジャニーズ愛にあふれた西寺氏の絡みあいがめちゃくちゃよかった。

ま、イベントタイトルにも「男性アイドル」とあるように、ジャニーズ、特に船山基紀氏が深くかかわってきた、田原俊彦氏以降のジャニーズの楽曲について、アレンジャーという船山氏の立場から考察して行くって言うトークライブだったんですけどね。

いやいや、聞けましたよ、天下のジャニーズがゆえに、ここでは詳細をかけないような事を。。。

まあ、確かにモノノの本にも書かれているようなこともありましたけど、実際に音楽の面から直接ジャニーズと関わってきた船山氏ならではの生の声は、やっぱ文章で書かれているよりも現実味と説得力がありましたねぇ。

そりよりも、実際に曲を聴きながらの解説にも説得力があったなぁ。 なんせ、トシちやんの話題だけで1時間も費やしましたから。。。 そんなイベント、今までなかったよなぁ。

今まで、モノの本では書かれてなかったようなことも初めて聞けたしな。

例えば・・

・トシちゃんとは、デビュー第2弾の「ハッとして!Good」ので初めてアレンジをしたが、ディレクターの羽島亨氏から、この曲のアレンジの注文は特になかったんで好き勝手に作った。
踊れる曲って言うことを前提に考えたら、グレンミラーが浮かんできて、それをモチーフにアレンジを考えた。
レコードのプレイヤーは、Dr 林立夫(ニッポンの編曲家では山木秀夫氏となっていたが・・・)、G 矢島賢 キーボード 矢嶋マキ、Sax ジェイク・H・コンセプション だったそう。

・同じくトシちやんの作家ブレーンだった、作曲家の宮下智さん。 上記の「ハッとして!Good」や「ブギ浮ぎI love you」「キミに決定」の作曲で、この曲のアレンジを船山氏が手掛けたけど、一度も会った事が無い。
もしかすると、架空の人物じゃないか・・・と思っていたそう。

・・・これについては、結構、そう思われてた方が多いようで、一種の「都市伝説」的になっていますね。
でも、宮下智さんって実在するんですよね。 明星の付録の「ヤンクソング」、1981年10月号にインタビューが載ってるし。。。

・少年隊のデビュー曲「仮面舞踏会」のイントロ。 ジャニーさんからはなかなかOKが出ず、半ばヤケクソで作ったのが、イントロの冒頭の、インパクトが強い全音階を使ったシンセ。 あれは、大谷和夫氏が手弾きしていたそう。 
・・・いやいや、これはいままで全く知りませんでしたね。 あのシンセはシーケンサーで自動演奏しているものと思ってました。まさか大谷氏が手弾きしてたとは・・・。 ただ、大谷氏も腕が攣りそうになりながら弾いてたとか。

・同じく少年隊の「ABC」は、ドラム、ギター、ベース、ブラス・・・etc全ての楽器をシンセと生で演奏したものを同期させたもの。 音の圧のかかり方が違うんで、そうしたとのこと。
ただ、使用したチャンネルが当時48チャンネルだったマスターテープ3本分・・・っていうから100CH以上ですね・・を気が遠くなりながら編集したのが、このオケだったそう。
おかげで、スタジオじゅう機材だらけ、めちゃくちゃ金がかかった1曲だったそう。 まあ、ジャニーズっていうブランドのおかげもあるけど、当時は湯水のごとくお金をかけれたようですから・・・。今じゃ、まず無理だよな。

・・・などなど、面白い話がてんこ盛りでした。

それにしても、船山さんの話をまさか目の前で聞けるとは・・。 初めて明星のヤンソンで船山氏の存在を知ってから38年。 まさか、こんな日が来るとは夢にも思わなかったなぁ。

たしかに件の「ニッポンの編曲家」で、アレンジャーやディレクターなど、ウラ方だった方々にスポットライトが当たり、ちょっと前までは考えられなかった流れになってきた・・とは言え、1年前でも考えられなかったですから・・。
今回の企画を考えていただいたケモノディスクの方々に感謝

次は第2弾として「女性アーティスト編」のトークイベントを是非   ・・・なんてね。。

IMG_20190127_114108IMG_20190127_113527







バラードのように眠れ / 少年隊

  1986_12_バラードのように眠れ_少年隊


今回の1曲セレクトは「バラードのように眠れ」少年隊です。

まずはデータです。

・タイトル    バラードのように眠れ
・アーティスト  少年隊
・作詞      松本隆
・作曲      筒美京平
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1986年11月28日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 23.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1986年12月8日〜1987年2月16日付

いつもの事だけど、ここにたどり着くまでが長いんだよなぁ・・・

・・・なんて、これじゃ意味分かんないですよねぇ 

いやいや、この1曲セレクトの文章を書き出すまでが長い・・・って事なんですけどね。

頭では、いつも「あー、書かなきゃ書かなきゃ〜」って思ってるんだけども、なかなかPCに向かえない。別に後でもいいのにゴミ捨てに行っちゃったり、時にはドライブに出かけちゃったり、買い物に行っちゃったり・・・
そうじゃなくても、いざPCに向かって「よし、書こう」と思っても、他のサイトが気になっちゃったりして、気が付いたら2時間〜・・・とかさあ。。。

まあ、今に始まった事じゃないんだけどね。昔からそう。お尻に火が付かないと全く動かないタイプ。物事を計画的に進められないタイプ。
夏休みの宿題は最後の1日で・・・いや、最後は面倒になってやらないで明日廊下に座らせられればいいや・・・なんて開き直るタイプ。

ただ一旦尻に火がつくと、物事を進めるのは、めっちゃ早い。自分でも制御できなくなったりしてさ。。。早すぎ途中の過程をすっとばす事も多いけど。。
ここもね、一旦書き始めると30分もあれば書いちゃうんだけどねぇ。
その代わり、以前からここ読んでくださってる方は大かた気が付いてると思うけど、ワタシ「誤字脱字」が多いのよ。   書き始めると、かっとばして書くからなぁ。。。

でも、なっかなか尻に火が付かないんだけどね。

サラリーマンとして、否、社会人として出世できないタイプですな  


あー、訳の分かんない「マクラ」になっちまった。。。

少年隊の「バラードのように眠れ」でしたねぇ〜。。

ちょっと前に別の曲を書いた時に、リリース日を間違えて覚えてた・・・ってことで、書く曲を差し替えた事があったんだけども、そん時元々書こうと思ってた曲が、実はこの「バラードのように眠れ」だったんだよね。

いや、つい最近まで、この曲86年の「11月1日」リリースだった・・・ような気がしてたんだよなぁ。。。。「11月28日」だったか。。。

ということで、今まで書くの先延ばしにしてたんだけど、ヒット時期にも合ってきたんで「満を持して」引っ張って来ましたわ。

うー、「満を持して」っていうのは、ちょっと大げさか。 なんせこれまで1500曲ほど書いてきたのに、まだ書いてなかった曲だからなぁ。
忘れてた訳じゃないんだけど、今一つとっかかりが難しくて書けないでいた曲って感じなんだよね、この曲。


この曲、少年隊としては、デビュー第4弾シングル。 結成以来5年待って満を持してレコードデビューした「少年隊」。ま、デビューシングル「仮面舞踏会」は、その期待を裏切らないヒットとなった訳だけど、その後が今一つだったんだよねぇ。

この「バラードのように眠れ」の前の「ダイヤモンド・アイズ」なんて、オリコン1位を獲得したものの、「あっという間」にヒットチャートから転げ落ち・・・。
いや、この曲のチャートの転げ落ち方には、逆な意味で「意表」を突かれたんだけどさ。 
たしかにね、曲自体、よく分かんない曲だったんだけどね。 これで大ヒットはない・・・よな・・・って言う感じで。

そんなわけでね、「少年隊」は意外と短命かも・・・なんて個人的には思いつつあったときに、この「バラードのように眠れ」がリリースされた訳ですわ。

前曲が前曲だっただけに、ある意味、少年隊にとっての「勝負曲」だったわけですわね。

でもまあ、そこは作詞 松本隆、 作曲 筒美京平、編曲 馬飼野康二  80年代ポップスに於いての超黄金トリオですわ。 この3人で「駄作」の訳が無いですよ。

この曲を皮切りに、次の「Stripe blue」、3曲先の「ABC」へと続く、 松本-筒美コンビによる、いわいる少年隊ユーロビート「3部作」と呼ばれるようになった、その最初の曲がこの曲って訳だけどさ。

でも、この曲は大まかに見てユーロビート感は薄かったような気がするな。

一聴して、どちらかと言うとショービス系の匂いが強いよね。 イントロにかぶさってる、ストリングスのサウンドは、完全にショービス風だしさ。 その昔のトム・ジョーンズとか、そうじゃなくても70年代のフィラデルフィアサウンドを彷彿させるしさ。 
ま、確かに、リズム的にはユーロビートなんだけどさ。 強烈にユーロビートを感じせる訳ではない。

でも、そう考えると、ヨーロッパとしてのユーロビートと言うリズムの上に、フィラデルフィアって言うアメリカンなサウンドを纏わせ、日本の少年隊が歌う・・・なんていう図式にもとれるんだよね。

大げさに言えば「ワールドワイド」な曲・・・ってさ。 

そういえば、少年隊のデビューキャッチは「日本発、世界行き」だったよな。 

もしかして、このキャッチコピーを意識した曲だったのか、この曲は  

なんて考えると、松本、筒美、馬飼野・・・っちゅう超ゴールデントリオ、さすがにタダ者じゃないな・・・。

まあ、考えすぎかもしれないけどさ。。。 (なんて書くと身も蓋もない 


いずれにしても当時は、ユーロビートな時代だったんだよね。古今東西猫も杓子もユーロビートだったもんな。

まあ、日本の曲の場合、大体は向こうの曲のカバーだった訳だけどさ。
これは当時の日本のソングライティングレベルでは、なかなか自前でユーロビートを作るのも難しかったからなのかもな。

以前、近田春夫氏も「リズム体を車のシャーシに例えると、80年代の向こうの曲のシャーシは難しいんで・・・」ってな事を言ってたしね。

そんな中、それでも「自前」でユーロービートサウンドを持ってきたっていう、この曲からの少年隊、ユーロビート3部作はやっぱ画期的だったんだよね。 それを考えると、やっぱ筒美京平って言うヒトと、そのプレーンだった馬飼野康二氏や船山基紀氏の凄さを改めて感じたりするんだよなぁ

 そして当の少年隊も、ランキング的にも、この曲を皮切りに息を吹き返しましたよねぇ。ただ、レコード売り上げ枚数は、それほどでもなかったんだけどね。この曲が23万枚だったし。。。
いや、それでも当時は、結構な大ヒットに感じたんだけど。。。実感的には、実際の売り上げ +5万枚位の感覚がありましたね。 この曲にしたって30万枚前後っていう感覚があったしさ。
それだけアナログレコードの売り上げが落ちてたんだよな。この頃が「底」でしたからねぇ。



「邦楽としてのポップス」と見た時、やっぱり、この時期の曲の完成度って高いんだよなぁ。
それだけ各作家陣がこのころが一番成熟してたって言う証拠なんですよね。
洋楽的だけども日本の土着的な匂いが強いっていう独特のグルーヴ感は、端から「外人」が書いてる最近のジャニーズの曲では全く感じられなくなったよな。


よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へ
にほんブログ村

ダイヤモンド・アイズ / 少年隊

1986_07_ダイヤモンドアイズ_少年隊


今回の1曲セレクトは、「ダイヤモンド・アイズ」少年隊です。

まずはデータです。

・タイトル    ダイヤモンド・アイズ
・アーティスト 少年隊
・作詞      川田多摩喜 神田エミ
・作曲      長沢ヒロ 
・編曲      戸塚修
・リリース日  1986年7月7日
・発売元    ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 14.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1986年7月21日〜8月4日付

 長年ヒットを飛ばしているアーティストでも、時にはこの曲は一体なんだったんだろう なんて思う曲が良くあるんだよな。
 例えば、昨日書いたトシちゃんの「キミに決定!」なんかはその部類かもしれないな。 ただ、「キミに決定!」の場合は予想外に売れなかった・・・ってところもあると思うんで、まだ、その感じは薄いかもしれない。
うん、それ以上に「一体なんだったんだ」って思う曲が、ジャニーズにはあったんだよね。
今回は、そんな曲をセレクト

少年隊 「ダイヤモンド・アイズ」

うーむ、もしかして「なにそれ?」っなんて思うヒトも多いかもなぁ。
この曲、「デカメロン伝説」に続く、少年隊のデビュー3作目のシングルなんだけど、なにせ「あっ」と言う間にチャートを転げ落ちましたからねぇ。

 いや、ホント「あっ」というまですわ。オリコンでは初登場1位をとったものの、僅か2週でベストテン内から転落。
まあ、今のチャートではそんな動きが当たり前なんで、今のチャートに慣れている方には「フツウ」に映るかもしれないし、1986年当時も「おニャン子」の影響もあり、毎週首位が入れ替わる「猫の目」チャートではあったんだけど・・・。

 それにしても少年隊ほどのビッグアーティストでも、こんなチャートアクションになっちゃうんだ・・・っていうのは、全く予想外だったんだよな。
 少なくともさ、「ザ・ベストテン」ではデビュー曲「仮面舞踏会」が6週、前作「デカメロン伝説」では5週、1位獲得・・と、当時としてはロングヒットを続いていたからさ、少年隊って。

一体なんで、こうなっちゃったのか・・・  

まあ、やっぱり曲の出来だったんだろうな。

出だしサビの ♪ JAJA馬 JAJA馬〜 ♪ っていうフレーズは、なんか目新しかったしキャッチーだったんだけども、それに続く、Aメロ、Bメロが弱いんだよね。 ゴチャついててすっきりしてない。だからさあ、こちらに迫ってこないんだよな。だから、余計に分かりにくい曲になっちゃっているんだよね。
 簡単に言えば、シングル向きの曲じゃないんだよね。 シングルってもっと分かりやすくてキャッチーじゃなきゃね。
 例えば、アルバムの中では、尖がった存在の曲ってあるじゃない でも、それがシングル向きかと言えば、必ずしもそうじゃない訳でさ。 この曲はそんな感じの曲なんだよな。

 そもそも、なぜに、前作まで作曲だった筒美京平氏を外し、突然、長沢ヒロ氏の曲を持ってきたのか・・・っていうのもよく分かんなかったしさ。
 まあ、曲のコンペでは、この曲の方が良かった・・・っていう判断だったんだろうけどね。でも、失敗だったよな。
それとも、この曲は「臨発」的な実験曲だったのかなぁ。 でも、リリースパターンからすれば、前曲「デカメロン伝説」のリリースが3月24日で、約3ヶ月のインターバルでこの曲だったから、ローテーションの曲だったはずなんだけどね。 
結局は、この曲がリリースされた頃に上演されていた、ミュージカル「PLAYZONE MYSTERY」のための曲だった事なんでしょうかねぇ。
 でも、もし、そうだとしたら、そう言う曲を、「臨売」じゃなくローテーションシングルに入れちゃったのは、やっぱり失敗じゃなかったんじゃないかなぁ。
 少年隊肝入りのミュージカルとはいえ、所詮は「固定ファン」のためのイベントであり、一般的じゃなかった訳だから、そう言う曲ならコアファンとか買わないだろうしね。

まあ、いずれにしろ、この曲があまりにも「売れなかった」こともありーの、その反省からなのか、次の「バラードのように眠れ」から筒美京平氏作曲に戻ったんだね、 作詞 松本隆、編曲 馬飼野康二・・・という、当時のヒット曲請負人とも呼べる、超ゴールデントリオによる「ユーロビート歌謡」で立て直しを図る訳なんだけどね。
でも、結局はそれが功を奏し、その後の少年隊があるんじゃないかなぁ。





よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村

君だけに / 少年隊

1987_08_君だけに_少年隊






今回の1曲セレクトは、「君だけに」少年隊です。

 まずはデータです。

・タイトル    君だけに
・アーティスト  少年隊
・作詞      康珍化
・作曲      筒美京平
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1987年6月24日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   28.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1987年7月6日〜9月21日付

 もう終わってからだいぶ経っちゃっさたけど、NHK-BS2で月1で放送されていた「昭和日めくりタイムトラベル」っていう番組が結構気に入ってるのね。
 3時間で昭和のある年を日めくりカレンダーのように振り返るっていう番組なんだけど。
 さっき、たまたま録画してた昭和62年を見てたんだよな。昭和62年っていったら、ワタシャ18歳。高校3年生。

 さすがにこのころだと、懐かしい! っていう感じではないデスネェ。

 でもさ考えてみたら、もうあれから2.5倍も人生生きてきちゃったんだけどねぇ。。。

 ・・・・で、最後にその年にヒットした曲ベストテンを振り返るんだけど、なぜか、少年隊の「君だけに」がやけに引っかかっちゃいまして・・・・。

 今回の1曲セレクトに引っ張ってきて見ました。

 どうも、この曲の印象って、夏の終わりの・・・っていうイメージが強いんだよね。

 だから、ヒットしてたのも夏の終わりだったろう・・・っていうイメージがずっとあったんだけど、実際、リリースは、この年の6月24日だったわけで、いまの時期はすでにヒット街道のど真ん中にいたんだよね。

 でも、この曲はロングヒットだったからねぇ。結局2ヶ月以上ベストテン内にロングラン。
比較的ベストテン内キープが長かった少年隊の中でも、この曲はロングヒットだったよなぁ。

 だから、未だに印象として「夏の終わりの・・・」っていう印象が強いだろうなぁ。

 まあ、曲調からして少年隊初のバラードだったりして、真夏の太陽の下で・・・っていうよりは、ちょっと涼風立ち込める晩夏の夕陽の下で・・・っていうイメージな曲だったからなぁ。

 うーん、まあ、今考えてみれば、初夏にリリースしたのは作戦だったのかもしれないけどね。
 この手の曲は、アップテンポなダンサブルな曲よりもロングヒットする確率が高いからね。
 初夏にリリースして、夏の終わりにもう一度盛り上げれば、ロングヒットするっていう計算の下で・・・・って考えるのは、うーん、ちょっと考えすぎですかねぇ。

 でも、実際カッコよかったしね。  前年の「バラードのように眠れ」から始まった、ユートビート&ブラコン路線をいったん離れてのバラード。
 少年隊得意のブラコンのビートナンバーによる踊りもカッコいいけど、こういう意表をつくようなバラードもカッコよかったんだよね。

 下敷きとなった曲は、昨日の「LOVE LOVE LOVE」でも書いたけど、ビージーズの「若葉の頃」あたりっていうのが、通例ですな。

 ただ、ちょっとこの曲のイメージが付きすぎたのか、この先ちょっと苦労してたけどな、少年隊って。


 ・・・そうだ、思い出した、この曲は、高校最後の吹奏楽コンクールのお疲れさん会の最後に、人気のいなくなった夕陽の(内房)岩井海岸で、みんなで(流木の)丸太の上で歌ったんだ・・・たしか。
1987年8月19日。ワタシの18歳の誕生日の日だ。 楽しかったけど、将来を考えると不安でいっぱいでもあった18歳の誕生日。


 あの時の情景が未だに、この曲にはこびり付いてるんだよなぁ。。。だから、夏の終わりの・・・っていうイメージなんだよ、私の中では。。。


 指パッチン・・・はできなかったなぁ。練習したんだけどね。。。。




よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

stripe blue / 少年隊

1987_04_Stripe blue_少年隊






今回の1曲セレクトは、「stripe blue」少年隊です。

 まずはデータです。

・タイトル    stripe blue
・アーティスト  少年隊
・作詞      松本隆
・作曲      筒美京平
・編曲      馬飼野康二
・リリース日   1987年3月3日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   25.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1987年3月16日〜4月13日付

 いやー、今日は「春」ぢゃなくて、「夏」でしたね〜。 ついこの間まで、桜一色だったが、あっという間に新緑の季節ですわ
だけど、こういう、青空が気持ちいい日には、それ相当の気持ちいい曲を聴きたくなるもんですわ。

・・・ということで、今回は、少年隊の「stripe blue」なんぞをひっぱってきますか。

 この曲は、松本隆−筒美京平っちゅう、ジャパニーズポップス黄金コンビによる、少年隊「ブラコン三部作」の2作目にあたるんだよね。

 うん、1作目が、この曲の前の「バラードのように眠れ」で、最後がこの年の暮れにリリースした「ABC」なんだけど、曲のデキ・・・というか、いちばん評判がいいのが、この「stripe blue」だったりしてね。

 ま、評判といっても、ヒトそれぞれの評価だから、意見は分かれるところだけど、榊ひろと氏の「筒美京平ヒットストーリー」によると、そういうことになってたりしますわね。
 筒美氏自身も、この曲についての出来については、納得してるんじゃないのかなぁ。なんか、コンパクトなすっきりとしたまとまり感があるんだよな、この曲は。

 まあ、最初に書いたように、聴いてて気持ちいいからね。プラス、「ブラコン」って言った時、この曲が一番ブラコンに近い曲調であったりするからなぁ。 まあ、その辺は筒美京平氏の計算でもあったんだろうけど、いずれにしても、その後のSMAPによる、ジャニーズブラコン系の完成の「元」になったような曲でしょう。

 うん、正直、この曲、聴いてると、今の嵐とかNEWSとか、絶対、この辺から派生してるよな・・・っていう曲調だもん。

 ジャニーズの伝統は脈々と受け継がれていくのです・・・なんて聴こえはいいけど、単に新たな路線が生まれてきてないだけじゃん・・・とも言えたりしてね。



この曲は、奇跡的に動画があった。まあ、いつまで見れるか・・・時間の問題かもしれないけどね。
ところで、バックで踊っているのは、ジャニーズ・シニアとなってるけど、4人いる中の2人は、このすぐ後に光GENJIでデビューすることになる、大沢樹生と内海光司ですね。


よろしかったら、ポチッと押してね。
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

デカメロン伝説 / 少年隊

1986_04_デカメロン伝説_少年隊






今回の1曲セレクトは、「デカメロン伝説」少年隊です。

 まずはデータです。

・タイトル    デカメロン伝説
・アーティスト  少年隊
・作詞      秋元康
・作曲      筒美京平
・編曲      新川博
・リリース日   1986年3月24日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数   27.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年4月7日〜5月19日付

 先ほどのシブガキ隊に続いて、またまたジャニーズどえす!
シブがき 、と来れば、次のユニットは少年隊なわけで、そんじゃ、今回は少年隊に決まり!

 実に安易っすねぇ! まあ、ここのところCBSソニーの曲が続いていたんで、ちょこっと、そこも外してみたかった・・・っと言うこともありますが。。

 引っ張って来た曲は、「デカメロン伝説」。はい、少年隊、デビュー2曲目のシングルですね。
 そそそ、「仮面舞踏会」に続く曲なわけですが・・・。

 それにしては、かなり「ゆるい」曲ですよねぇ。

 デビュー曲の「仮面舞踏会」・・・。カッコよかったよなぁ。これぞ少年隊・・と言う感じでさ。
 このヒトたちは、ジャニーズの中でも、こと「エンターテイメント」にこだわってたところが強いし、それを考えるとドンピシャリの曲だったと思うな。

 そういうところも強かったから、2曲目のこの曲は、余計「ゆるく」聴こえたんですよねぇ。

 大体において「デカメロン」ってなんじゃらほい?
 でっかいメロンのことですか? ・・・って、そりゃ「ベストテン」のセットそのまんまじゃぁないですか

 なんか、意味不明なタイトルですわね。

 さらに、ニッキの声での「ワカチコ ワカチコ・・・」(?)っていうサンプリング。
 
 んー、「ワカチコ」なんでしょうかねぇ・・・、「バカチコ」にも聴こえるんだけど・・・。

 いずれにしても、これどういう意味があるんでしょ・・・。

・・・・っていうのも、不明でして・・・


 まあ、意味なんてないんでしょうね。本当のところは。

 タイトルにしても、意味不明な秋元ワールドと言ってしまえば、なんとなく納得しちゃうような気もするし・・・。

 まあ、いずれにしても、「ゆるーい」内容なんてほとんどないような曲ですよ。

 この、
デビュー曲 →堅めのマイナー調の曲
2曲目    →メジャー系のゆるめの曲

っていう展開は、先輩のマッチの流れと同じなんですよね。
 作曲者も筒美京平氏と同じだし、コノ流れは意識的なものかもなぁ。

 個人的には、ジャニーズでも殊更、力をいれてるヒトたちの一つの流れなんじゃないか・・・とか思ってたりしてね。

 まあ、少年隊の場合、自分たちの「形」が出来上がったのは、この2曲後の「バラードのように眠れ」でユーロビートとブラコンっていう強力なキーワードと出会ってからですけどね。
 この曲は、作詞 松本隆、作曲 筒美京平 編曲 馬飼野康二っていうゴールデントリオの作品だからして、焦点がはっきり定まってたからねぇ。


 この「デカメロン伝説」そこに辿り着くまでの、まだ「形」が出来上がる前の手探り状態の頃だったんだろうね。


えー、現役「ジャニーズ」ってところが影響しているのか、少年隊もまた、YOU TUBEにはあんまり動画ないんだよなぁ・・・。
 でも、めげませんよー。探してみれば、他の動画サイトにはあるもんで。。。

http://www.dailymotion.com/video/xdl766_%E5%B0%91%E5%B9%B4%E9%9A%8A-%E3%83%87%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%B3%E4%BC%9D%E8%AA%AC_music




よろしかったら、ポチッと押してね
にほんブログ村 音楽ブログ 懐メロ邦楽へにほんブログ村

仮面舞踏会 / 少年隊

1985_12_仮面舞踏会_少年隊







今日の1曲セレクトは、「仮面舞踏会」少年隊です。

まずは、データです。

・タイトル    仮面舞踏会
・アーティスト  少年隊
・作詞      ちあき哲也
・作曲      筒美京平
・編曲      船山基紀
・リリース日   1985年12月12日
・発売元     ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   47.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1985年12月30日〜1986年3月17日付

 えー、クリスマスは、今日まで続いておりますが、私の中では「クリスマス」って言ったら、クリスマスイブまで・・っていうイメージが昔っからありまして・・・(^^;;;;
まあ、そういうことから、今日からまた、通常セレクトに戻りますです。
 で、まあ、そのしょっぱななんですが、さてさて、何にすべなあ・・とちょっと考えちゃったのですが、ずっと前から書こう、書こうとおもってて、ついつい、デビューの12月12日、素通りしちゃった、少年隊の「仮面舞踏会」をご紹介っす。

 12月12日デビューっていうのは、ジャニーズ先輩の「まっち」こと、近藤真彦と同じなんだよね。
 まっちに遅れること、丁度5年後にデビューってことで、今年、まっちがデビュー25周年なんだけど、だから、少年隊は、デビュー20周年っつうわけですわ。

 でも、ここにきて、まっちの再活動のほうばっかクローズアップされてて、どうも、少年隊のデビュー20周年っつうのは、「影」に隠れちゃっている雰囲気があるねぇ。

 まあ、だからっていうこともあって、今回、引っ張ってきたんだけどもね。
 私ゃ、天邪鬼なんで、「影」の方が好きだかんねー。 それと、まっちのデビュー曲「スニーカーぶる〜す」は、前にちょっと書いたからねぇ。

 しかし、この曲、デビュー曲に相応しく、インパクトの塊のような曲だったなぁ。
 絶対はずしようがないって言うようなメロディラインと食いつきっていうの? これではずれたら「ゴメンナサイ」っていところだよねって感じだったもんね。
 その辺は、作曲は天才、筒美京平と、アレンジ船山基紀 という、80年代のヒット曲を知り尽くした両氏の強力タッグの前で、まかり間違っても外しようがないような曲調を持ってきているんだけどさ。

 それどころか、完全な1位狙いな曲だよね。最大公約数のお客さんにふりむいてもらえるように、最大限にインパクトわ強くしているっていう、印象は強いですねぇ。
 
 イントロの最初の1音目から、最後の最後まで、いい意味で安心させないような、緊張感を持続させてくれる曲っていうのかなぁ、曲の焦点ははっきりしてるから、聴いてるほうは、緊張感を保ちつつも、ワクワクするような曲調が秀越なんですよね。

 でもさあ、B面違いの3枚、別盤同時リリースっていうのは、どうも、個人的にはいただけないんだよねぇ。
 表向きは、ファンのみならず「選択」させる、余地を広げ音っていうと、聞こえは良いけど、そりゃ、ファンなら3枚買いたくなるやん。それで、セールスを増大させるっていうやり口は、ちょっとズルぢゃないかなぁと思うわけです。
 うん、あの当時のやり方としてはよ。時代を先取りしてたっていえば、それまでだけど、ちょっと飛躍しすぎてはいないかねぇ。商売気の匂いがプンプンじゃん。

 でなくても、この曲なら、そういう小細工までしなくても、充分セールスは、見込めるはずだけどね。そのくらい、曲のインパクトは強いし、すごい曲だと思ったんだけどね。
 そういう売り方は、送り手としては、慎重を期したといえば、聞こえは良いけど、個人的には、ちょっと弱気ぢゃないかなぁとも思うんだよね。

 まあ、いまさら、20年前の売り方を、どうこう言っても始まらないけどさあ。


 個人的には、少年隊って、コノ曲がでるまでは、あんまり興味がなかったんだよね。
 確かに81年当時、まだ、少年隊ではなくて、ジャニーズジュニアのころからしってはいたけどさ、4年近くもレコードデビューしなかったもんね。永遠にレコードは出さないと思ってたよ。
 で、いきなり、レコードデビューが決まって、ちょっとびっくりしたんだけどね。それとともに、なんで、あの時期なのかも、よくわかんなかったな。
 
 でも、この曲、初めて聴いた時は、トリ肌がたったですね。最初のイントロからのインパクトが強くて、「唖然」としちゃったんだよね。
 同時に、「あ、これならいい」と思ったんだよね。瞬間、ファンになりましたもん。
 なにより、カッコいいしね。

 ジャニーズでファンになったグループは、個人的には、ここまでだな。
 ワタシより年上なのが、ここまでっていうのもあるかなぁ。

 次のね光GENJIは、内海は2つ上だけど、大沢は同い年だし、のこりは年下だし・・。
 どうもね、ジャニーズっていうのは、年上だからいいんだよね。ファンというよりも、「憧れ」っていうのかなぁ。

 年下だと急に冷めるって言う感じがあったんだなぁ。

 まあ、今も、見続けてはいるけど、この頃と、素直にファンって言うのと、「仕事」っていう目で見るのでは、根本的に見方が違うからなぁ。





※2005年12月に書いたものの再掲載です。
記事検索
QRコード
QRコード
読者登録
LINE読者登録QRコード
livedoor プロフィール

かじやん