かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

安室奈美恵

SWEET 19 BLUES / 安室奈美恵

1996_09_SWEET 19 BLUES_安室奈美恵



今回の1曲セレクトは、「SWEET 19 BLUES 」安室奈美恵です。

まずはデータです。

・タイトル     SWEET 19 BLUES
・アーティスト   安室奈美恵
・作詞       小室哲哉
・作曲       小室哲哉
・編曲       小室哲哉
・リリース日    1996年8月21日
・発売元     エイベックストラックス
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数  45.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1996年9月2日〜10月14日付
・タイアップ:映画「That's カンニング!史上最大の作戦?」エンディングテーマ

安室奈美恵さん引退前日の夜に何を思う。。。

うわっ、キザ! なんて、書いてる自分でも痒くなる詩人的な書きだしにしてしまいましたが・・・。
ついに明日で引退ですね。 今頃は引退ライブも最後の佳境に入ってるくらい いや、このトピックスをネットにアップするくらいには終了している頃かもしれない。

平成時代最大のディーバが、平成最後の晩夏に引退する。 
激動の平成って言う時代もこれで終わるんだな・・・っていうの感情はいやがおうにもこみ上げてきちゃいますね。

これだけのディーパの引退・・・振り返ってみると、暫くは無かったような気がする。 
美空ひばりさんの逝去という大きな時代の変化から始まった、平成のゲ―ノー史ではあるけど、その間、超大物と呼ばれる歌姫が、まだ余力を残しての引退っていうのは無かったんだよね。

考えてみれば、あの山口百恵さん以来かもしれないな。 松田聖子さんが結婚を機に一度、活動休止とはなった。 あのまま芸能界から完全引退していけば、それ以来と言う事になるだろうけど、すぐに復帰しちゃったしね。だから、山口百恵さん以来と言う事になるだろうね。

引退ライブと言う形で、完全引退・・というのも、山口百恵さんと同じになる。

ただ、あの時、百恵さん引退発言から、ラストコンサートまでの異様な盛り上がりを考えると、今回の安室さんは、ここまで思ったよりは意外にあっさりとこの日を迎えたな・・・という印象が強い。

たしかに今日になってNHKのニュースで取り上げられたり、ワイドショーでも話題になったり。 そうそう、ラストコンサートツアーのDVDの売り上げは、初日でミリオンセラーという前代未聞の記録を作ったというところはあった。

けど通常のヒットチャートでも、例えば旧譜の盛り上がりが思ったほどでもなかったし。。

その辺が百恵さんの時とは、ちょっと違うな・・・って言う印象。

いや、もっと言えば、あのキャンディーズが引退爆弾宣言から後楽園ラストコンサートに向かっての異様とも思えるほどの盛り上がりを間近に見て来ていた世代から見ると、案外にあっさりとこの日を迎えたな・・・っていう感覚になっちゃうんだよね。

この辺りは、やはり昭和って言う時代と、平成って言う時代性の違いが端的に表れて来ているんでしょうか。
熱烈のファンの周辺では、百恵さんやキャンディーズの引退時よりも盛り上がっているのかもしれない。けど、それ以外では、クールに受け止めてるって感じでしょうかね。

その証拠に、アムロ世代よりも1世代上のワタシの周辺の音楽好きの方々からは、安室の引退について言及しているヒトが誰も居ないし・・・。 昭和の時代ではちょっと考えられなかったですからねぇ、こういうことは。



でも、やっぱ、今日と言う日に安室の曲を引っ張ってこないのは、やっぱり「モグリ」だよな・・・って言う思いがありーの、安室の曲を引っ張って来ました。

「SWEET 19 BLUES」


この曲は、今から22年前、1996年のちょうど今頃ヒットのピークだった曲ですわ。

ワイドショーなんか見ると、この曲をBGMとして取り上げられていることも多いし、安室の初期の代表的な曲として扱われることも多い。

・・・だから、さぞかし売り上げも凄かったんだろうな・・・なんて思われがちなんだけど。。。

↑のデータをみて、なんかの間違いなんぢゃない なんて思われることも多いかもしれない。

・・・けど、間違いぢゃ無いのよ〜。 クレーム入れないでね。

この曲の前3曲のシングルは、いずれもミリオンだったし、、逆に後の2枚もミリオン、しかも1枚 「CAN YOU CELEBRATE?」はダブルミリオンだった訳でさ。

だから、この曲だけ、ポツンと売り上げが落ち込んでる訳ですわ。

まあ、普通に見れば、なんかの間違いちゃないか・・と思われるのも当然なんだけど、 この曲は、もともとこの年の7月にリリースされた 「アルバム」の「SWEET 19 BLUES」のリード曲であり、 シングルとしてはあくまで、このアルバムからのシングルカットと言う形でリリースされたんだよね。

・・というわけで、多くの方は、この「シングル」を購入する前にアルバムを購入されていた訳で、わざわざシングルを購入した方は少なかった・・・というわけで、この曲だけ売り上げが落ち込んでいる訳ですわ。

まあ、シングルカットの場合は、殆どのアーティストの殆どの曲では、こういう売り上げになるのは見えてる訳で、この曲だけの傾向と言う訳ではない。

逆に言えば、それでもオリコンで2位、売り上げが45万枚もあったと言う事の方が驚きではあるし、それは、当時のワタシもそう感じてたな。

ちなみにアルバムの「SWEET 19 BLUES」は、売り上げ枚数336万枚。 アホか・・って言うくらい売れましたよね。

 

最初にも書いたように平成最大のディーバと言ってもよい安室さんだけど、これまで「1曲セレクト」で取り上げた安室さんの曲は驚くほど少ない。
まあ、これは、安室さんの曲を書くときに常套句のように書いてる事だけど・・・。 いつも書いてるように、特に「TK化」された96年以降、個人的にヒット当時安室さんの曲を聴いて無かったからに他ならない。

・・・なんて書くとほとんど「非国民」的に映るかもしれない。特にワタシより1世代下の、「アムラー」な世代なヒトにとっては考えられない事かもしれない。

でも、そうだったんだよね。

どうもね、ワタシらの世代の音楽ではないように映ったんだよな。
95年まではさ、音楽のマーケットの中心だったからさ、ワタシらの世代は。 だからワタシらの世代が聴いてて気持ちいい曲が多かったんだよ。

でもさ、96年ともなると、ちょっと音楽マーケットの中心から外れたんだよね、ワタシらの世代は。 27才っていういまでいう「アラサー」な年齢になってきてたし。

そしたら急に、聴いてて「ちょっと違うな」・・・って聴いてて気持ちいいとは思えない曲が急に増えてきたんだよな。それがワタシのとっての1996年って言う年だった。 

この「SWEET 19 BLUES」って曲。 ぱっと聴き、特に新しい音楽じゃ無いんだよ。 もろR&Bじゃん。 しかも60年代の、もろブラックソウル的なサウンドですよね。和田アキ子さんが好きそうな。

だからね、音的にはワタシが聴いも抵抗は無い・・ようなところでもあるんだけど・・・。

でも、ダメだったんだよなぁ、当時。

邦楽というよりも、もろ洋楽的だったっていのうも、生理的にちょっと違ったのかもしれない。 やっぱさ、洋楽的にもどこか和テイストな香りがする方が安心する世代だからさ。

それよりも何よりも、当時「19才」だった彼女が、 ここまで歌えるんだぞ・・・って言う姿勢にちょっと末恐ろしいものを感じてた・・・っていうのが、本音だったかもしれないなぁ。



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a walk in the park / 安室奈美恵

1997_01_a walk in the park_安室奈美恵


今回の1曲セレクトは、「a walk in the park」安室奈美恵です。

まずはデータです。

・タイトル    a walk in the park
・作詞      小室哲哉
・作曲      小室哲哉
・編曲      小室哲哉
・リリース日   1996年11月27日
・発売元     エイベックストラックス
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  106.7万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1996年12月9日〜1997年2月10日付
・タイアップ:日立マクセル「maxell UD2」CM曲

先週のサプライズの一つで言ったら、金曜日。小室氏の突然な「引退」宣言でしょうかねぇ。
一体何なのよ・・・って感じだったし。
本人曰く「不倫疑惑」のケジメと言う事も理由の一つということなんだけどさ、これについては、別途Facebookに「友達」向けに書いて不評だったんで、ここでは割愛するけど・・・

もう一つの理由としては、「才能の枯渇」という点。 まあ、これについては分からないでもないんだけどね。
そりゃ、まあ、90年代あれだけ「馬車馬のごとく」作品を発表すれば、誰でも枯渇するってもんですわ。

本人曰く、「時代はもう小室哲哉を必要としなくなったんじゃないか」というのも引退の理由の一つらしいけど。
まあ、自分の曲が受けない時は、たれでもそう思うもんだよね。
90年代のあの飛ぶ鳥を落とす勢いの小室氏から考えれば、そんな事を考えるなんで想像も出来ない事だけど・・・。

同じ日本のヒットメーカーの巨人、筒美京平氏の昔のインタビュー記事にもこうある。

「ぼくのカラーじゃないヒトが元気な時ってある。でも、そう言う時って、元気なヒトの一生懸命マネをする訳。そうしているうちに、また自分のカラーが時代に必要とされてくる時がする訳」

つまりさ時代は常に動いている訳で、小室カラーが必要とされない時期もある。そりゃ時代と折り合わなくなる時期もあるのよ。

でも、そんな時元気なヒトに近づこうと頑張ってみる。 そうしているうちに、また時代は自分に近づいて事があるんだよ。

・・・って事。

恐らくこれは、70年代後半から終盤かけてニューミュージック全盛の頃、歌謡ポップス側である、さしもの筒美氏も苦戦していた頃と、80年代、見事なV字回復を見せた頃の事を振り返っての意見なんだけけどね。

それを鑑みてみるとさ、なんで、もうちょっとカンパれなかったのかなぁ・・・なんて思うのよ。
上の筒美氏の例で言えば、今、時代に受け入れらけないと感じるなら、今時代のメインストリームの音楽に近づこうとしなかったんだろうって事。

まあ、ここが小室氏ならではの「プライド」なんだろうけどさ。
なにせこれまで、「自分の音楽」が時代を動かしていたわけでさ。なかにし礼氏のコトバを借りると、自分の音楽こそが「時代の巫女」だったわけじゃん。そのプライドを曲げてまで音楽はしたくない・・・って事。

 結局さ、そこが「職業作家」の筒美京平氏と、「アーティスト」の小室氏との大きな違いなんだろうけどさ。

意地悪な言い方をすれば、時代を見極める柔軟な考えの筒美氏と、あくまで「自分の才能」にこだわる小室氏の違いって言うのかなぁ。
でも、そこで挫けて欲しくなかったよなぁ。まあ、これは第三者として言える意見なんだけどさぁ。

ちょっと考えを広ければ例えばアイドルへの曲提供なんかも出来た訳だし。 80年代はアイドルへの曲提供もしてた訳だしさ。
例えば「坂」グループに曲を提供してみるとかさ。やろうと思えば出来るわけじゃん。
どうしてそういう方向も模索しないで、引退というコトバを使ってしまったのか・・・っていうのは、やっぱ残念なんだよな。


あ〜、今回の1曲セレクト前置きがめちゃくちゃ長くなっちまった。。。  
小室氏への「提言」の場ぢやないよなぁ、1曲セレクト。

でもまあ、小室氏の引退をかけて、やっては、今回は小室氏の曲だろうな・・・ってことで、この曲を引っ張って来ましたわ。

安室奈美恵「a walk in the park」。

まあ、小室氏の音楽について、ここでは、これまでも何度も書いてるけど、個人的にはそんなに影響が無かったんだよね。引っかからなかったっていうのが正しいか。
このヒトのメロディって、感情むき出しっていう「喜怒哀楽」なところがあんまりないじゃん。 よく言えば「ドライ」。
無機質ってところだよね。
そこが個人的にはあんまり引っかからなかったんだと思う。

だから、当然、小室プロデュースになってからの安室さんの音楽も殆ど触手が伸びなかった。

うん、小室氏プロデュース以前、まだ「スーパーモンキーズ」の一員だった頃の安室さんには興味があったんだけどね。そそそ「TRY ME〜私を信じて〜」でブレイクしてきた頃の安室さん。

これは凄いヒトが出てきた・・・ってさ。 でも、そのすぐ後、東芝EMIからエイベックスに移籍して、小室氏プロデュースになったじゃん。 その途端に興味が無くなった・・・っちゅうかねぇ。。

あー、こんな書き方するから「敵」を作るんだよなぁ。 
でも、個人的な本音の部分であり、だから「天邪鬼」なんて言われるんだけどさ・・・。

いや、個人的に好きだった安室さんは、もっと「ストレート」なポップを歌う安室さんだったんだよな。
「TRY ME」なんてのはリズム体と複雑だけどユーロビートじゃん。ストレートなんですよノリが。いってみれは分かりやすい。 ココが良かったのよ。

でも、「TK」化されてからは分かんなくなったんだよな。
確かにエイベックスに移籍することで国民的なアーティストヘ大ブレイクしたことは間違いないんだけど・・・。

そんな安室さんの曲だったけど、エイベックスに移籍して以来、個人的に納得できたのが、今回の「a walk in the park」だったなぁ。

初めて聴いたのは、確か、ミュージックステーションだったかなぁ。

Aメロはいつもの小室節っぽくて、「あ、またか」・・・と思ったものの、2分音符を多用する、サビへのブリッジとなるBメロの ♪ 想いが届けば〜 ♪ のところから考えが変わったんだよな。

細かい譜割りが特徴的な小室メロディにあって、2分音符を多用するメロディって、あんまりなかったからさ。

で、そのまま、♪ A Walk in the Park〜♪っていうサビに入って行く。

この流れがね自然だっんたですよ。恐らくそんな所に反応したんだろうねぇ。

それにサビの♪ A Walk in the Park〜♪ ってところを中心に聴いてて絵が浮んで来るんだよな。 その浮かんでくる絵がね、シカゴの「Saturday in the park」だったりしてね。
つまりさあ、シカゴの「Saturday in the park」を彷彿させるくらいの自然な流れのポップスだったって事なんだよね。




ちなみに、97年の頭頃のミュージックステーションって「あ、これは」っていい意味で裏切られる曲に出会う事があったんだよな。 昔書いたけど河村隆一の「I love you」もそうだったもの。




ちなみ、この曲マクセルの「カセットテープ」のCM曲だったんだよね。
当時、音楽録音用メディアとしては「MD」が主流で「カセットテープ」なんて、すでに時代遅れの感じだったんだけどね。
そんなカセットのCMで使われていたのが、時代の「最先端」だった安室の曲っていうのも、なんかアンバランスな感じでしたよね。



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ALL FOR YOU / 安室奈美恵

2004_09_ALL FOR YOU_安室奈美恵


今回の1曲セレクトは、「ALL FOR YOU」安室奈美恵です。

まずはデータです。

・タイトル    ALL FOR YOU
・アーティスト  安室奈美恵
・作詞      渡辺なつみ
・作曲      松本良喜
・編曲      安部潤
・リリース日   2004年7月22日
・発売元     エイベックス・トラックス
・オリコン最高位 6位
・売上げ枚数 11.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 6位
・ベストテンランクイン期間:2004年8月5日〜8月12日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「君が想い出になる前に」主題歌

やおら、水曜日の安室さんの突然の引退宣言。
ワイドショーでは大騒ぎですわな。 まあ、全盛期の時代を動かすようなあの神がかったアーティストパワーは見られなくなった・・・というものの、新曲リリースすれば、ベストテン入り確実という、まだまだ安定した人気を維持し続けている最中での引退宣言だからねぇ。 まあ、大騒ぎになるわな・・・って言うのも当たり前なんだけど。

突然の引退宣言・・・。なんで? 

・・・なんてワイドショーでは盛んに詮索しているけど、そんなことは本来は余計なお世話なんだよね。本人なりに考えてのことだろうしさあ、だから本心は本人じゃなきゃ分かんないよなぁ。

ボロボロになるまでやり続ける・・・っていうのも一つの道であれば、まだ余力を残して人気のあるうちに潔く身を引くっていうのも、また一つの道であってね。 引際の美学ってやつですわな。

それは、それぞれの方の考え次第であって、他人がとやかく言うものじゃないしね。

まあ、だから、今回の「引退」宣言に便乗して、1曲セレクト書くのもどうなんかなぁ・・・なんて思いもあったんだけど・・・・・。便乗しちゃいました。。。

ハイ、今回の1曲セレクトは安室奈美恵さんです。


・・・といってもね、昨今テレビでバンバン流れている、90年代の全盛期の曲ぢゃない。むしろ、安室の曲の中でもジミな曲の一つなんじゃないかな。

「ALL FOR YOU」

実はね、今回の引退宣言を聴いて、個人的に真っ先に浮かんだ、安室の曲がコレだったんだよね。

「引退」って言う正式なもんじゃなくでもいいんだけど、ある事から離れたい・・・って思うと頭が流れているのが、この曲だったりするんだよなぁ、個人的に。

この曲は2004年7月リリース。・・・だから今から13年前の曲になる。

いやぁ、もうそんなに経つんか  って感じなんだけどさあ。

当時、ワタシは某D社で着メロ、着うた等音楽配信の楽曲運用のまとめ役をやってた訳なんだけど。

・・・なんて、一見華やかそうな仕事かもしれないけど、まあ現場は大変なんですわ。次から次へ湧いて出てくる企画案件整理、問題の勃発⇒整理など一旦出社してしまえば朝から晩まで息をつく暇もない。
当時、サイボウズって言うグループウェアでスケジュール管理してたんだけど、夜まで空白時間が全くないのよ。常に予定が入ってる。ミーティングのダブルブッキングは当たり前。 酷い時にはトリプルブッキング・・・とか。

しかもね、通常、労働時間って言ったら9時〜17時とか、10時〜18時とかじゃん。 
でもねぇ、そこは一般常識なんてないIT業界。・・・というか、スーパーフレックス(裁量労働制)だったんで、そもそも勤務時間が明確には決まってなかったんだけど。。。

ミーティングが22時〜・・・なんて訳の分かんない時間からなんて事も良くあった訳よ。 だからね、帰りはいつも終電だった。 いや、帰れれば御の字で「徹夜」って事も良くあったな。 殆どルーティンのごとく、週1で徹夜してたな。

そんなまっ黒なスケジュールを見て、わたしゃ、ピンク・レディーか・・・・ なんて、本気で思ってたもの。

それが、この曲がリリースされた2004年頃の状況だったな。

プラス、家に帰ってきたら、夜中の3時頃まで自分のサイトの管理もしてたからさあ。 兎に角休む時間がないのよ。 睡眠も3〜4時間ぢゃなかったかなぁ。

休む時間だけならまだしも、仕事ではそこそこの役職でもあったんで、仕事のクオリティ、責任、人間関係etc etc・・・・もろもろのプレッシャーも常にかかってたしね。


そんな事が重なり蓄積された結果、心身ともにマジで疲れちゃってねぇ。 今考えてみても、やっぱ、ちょっとおかしくなってたもんな。うん、2004年の春ごろからおかしかった。 気分が急にハイになったり、かと思うとどこまでも沈み込むようであったり。。。うーん、ズシンと沈み込むようなローな気分の事が多かったかな。
それまでナチュラルに聴けてた音楽が、斜めにしか聴けなくなってきたのもこの頃からだと思う。集中して音楽が聴けないんだよね。音楽だけじゃなく、仕事自体にも集中するのが億劫になってたし、ミスも多くなってきていたと思う。

今だったら、ブラックって言ってもおかしなくなかったよね。 でもさ、不思議と、当時はそんなブラックとは思わなかったんだよな。 もともとがいやいやながら始めた仕事じゃなかったし。

そんな疲労の蓄積がピークだったのが、この年の夏ごろ。丁度、この「ALL FOR YOU」がリリースされたころだ。

夜中でも30℃以上の超熱帯夜が続いていたような暑い夏でねぇ。

そんな折、この曲を聴いたんだ。 今でもはっきり覚えてる。出社途中の車のカーステレオから、流れてきたんだ。この曲。

それまでの安室の曲には見られなかったような、刹那系のストリングスのイントロ。 それに続く、ストレートなバラード。訴えかけてくるようなサビのメロディ。

思わず涙が出てきた。 

次の瞬間「充分やって来たじゃん。もういいじゃん」・・・・って思いが溢れてきたんだよな。

当時35歳。まあ、今、改めて文章にして振り返ると、まだまだアマちゃんだった自分がいるな・・・とも思えるんだけどさ、そんな思いがきっかけと言えばきっかけで、某D社を去るのが、これから約1年後でしたね。


今回の安室の引退は、こんな「軟」なことからではないとは思うんだけど、でも、どこかしら共通してくる「匂い」を感じちゃったりしてね。 

だからかなぁ、真っ先に浮かんできたのが、この曲だったりするわけなんだよねぇ。 






これまで1500曲ほど書いてきた1曲セレクトだけど、安室の曲ってほとんど書いてきてないんだよな。
まあ世代から外れているってことも大きい。やっぱ個人的には90年代後半じゃないしね、世代的に。

プラス、小室の曲自体が好きじゃなかったことも大きいな。・・・なんて書くと小室'Sチルドレンの方々を悉く敵に回しちゃいそうだけど・・・。

だからね、時代を牽引していた90年代後半のあの黄金期も、ちゃんと聴いてなかったんだよね。

正直に言えば、安室の曲をきちんと正面から聴いたのは、この「ALL FOR YOU」が初めてだったかもしれない。

その位、個人的には刺さったんだよね。この曲。

まずもって、ストリング プラス ピアノっていうエンターテイメント溢れるイントロ。 そこから始まる、これまたコージャス、かつ、キャッチーなメロディ。

黄金期の小室ファミリーの頃には感じなかった「自由」を感じたんだよな。 小室ファミリーの頃の曲は、曲のイメージ、形(フォーマット)がカッチリ決まっていた訳でさ。 
ワタシが、小室系が好きになれなかったのは、ココなんだよな。 「小室節」っていうフォーマットがカッチリし過ぎてて、そこに窮屈さを感じてたんですよ。

↑で書いたように「もういいや」と思えたのは、この「自由」を感じたところからなんだろうな。 ま、そう言う意味では、罪と言えば罪な曲でもあるんだけど・・・。

それとメロディだよね。キャッチーということは、フックになる部分が無くちゃいけない訳なんだけど、まずはAメロの出だし

♪ 振り向けばいつも〜 ♪ ココのコード進行ですね。 

この曲、ルートは「C」、つまりハ長調なんだけども、Cから、いきなり Fm/Cっていうマイナーコードな移行するコード進行。 やおら予期してないようなコード進行に、まず引っかかりましたねぇ。

いや、個人的に、この部分で大分、この曲に引きこまれた・・・・そんな気がする。

それと、全体的にジャズ系のテンションコードを多用しているところも新鮮だった。 まあ、だから、曲自体はかなり難解な曲ではあるんだけどさ。

この年2004年っていうのは、2000年代の中でもヒット傾向と言う点では特異な年だったんだよ。
ここ何十年もの長い間、メロディよりもリズム重視のヒット曲界にあって、この年はメロディ重視の傾向が強かった。
そもそも年明けの平原綾香の「Jupiter」に始まり、平井堅の「瞳をとじて」、柴咲コウの「かたちあるもの」などなど、ことメロディ重視の曲で大ヒットかつロングヒットの傾向が強かったんだよね。
この「ALL FOR YOU」もベストテン内こそ2週しか居なかったけど、その後、比較的長めで20位内にランクインしてたしね。 メロディ重視な楽曲特有なチャートアクションはこの曲でも見られた訳ですわ。

そんなメロディ重視の曲と言える訳だけど、この年2004年だったからこその曲といえるんだろうな。
そんな難解な曲を歌いこなし、多くのヒトを引きつける安室奈美恵ってヒトは、やっぱり凄い訳なんだよね。



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YOU ARE THE ONE / TK PRESENTS こねっと

1997_01_YOU ARE THE ONE_TK PRESENT こねっと


今回の1曲セレクトは、「YOU ARE THE ONE」TK PRESENTS こねっと どぇす。

まずはデータどぇす

・タイトル     YOU ARE THE ONE
・アーティスト   TK PRESENTS こねっと
・作詞       小室哲哉 MARC DJ KOO and hitomi
・作曲       小室哲哉
・編曲       小室哲哉
・リリース日    1997年1月1日
・発売元      こねっとプラン事務局(クラウン)
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   122.5万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1997年1月13日〜2月17日付

えー、この間から、新年恒例()の「1月1日」リリースの曲を書いて来ましたが、そろそろお開き・・・のつもりでいたんだけどもね。
 でも、昨夜風呂入りながら、次、何書くべ・・・といろいろ思考していたら、まだ書いてなかった「1月1日」リリースの曲が浮かんできてしまった。。。

TK PRESENTS こねっと「YOU ARE THE ONE」

この曲、覚えてます?  まあ、アーティスト名から「小室哲哉」氏のプロジェクトだったよな・・・っつうのは一目瞭然なんだけども。。。
 そそそ、「小学校にインターネットを普及させよう」キャンペーンと題し、小室ファミリーが一同に会したコラボレーション企画の1枚ですわな。
まあ、日本版「ミニ」、「WE ARE THE WORLD」っていう感じですな。

この曲がねぇ、1月1日リリースだったんだよね。 さすがにそこまで覚えてた方も少ないだろうなぁ・・・。現に書いてるワタシも記憶の蚊帳の外だったんだけどさ。。

1997年というから、今から丁度20年前だよね。 というか、その方が衝撃だったりして。。97年から20年経つんだよな。。。 え? 早えーよなー・・・。って思う方も多いんじゃないんですかねぇ。

この曲上で書いたように、「小学校にインターネットを普及させよう」キャンペーンソングというくらいだから、当時は、まだインターネットもそれほど普及していなかった時代ですわ。
 総務省統計のインターネット普及率推移をみると、日本でのインターネット普及率は1997年末時点で、まだ人口比の9%強、実数としても1000万人にも達してなかったんだよね、当時のインターネットの普及率。

ネットと繋がっているのが、「デフォルト」の昨今からみると、ちょっと想像もつかないような状況だったわけだけど、実際にそうだったんだよな。
正直、こんな事書いてるワタシでさえ、この曲がリリースされた1997年1月の時点では、まだネットをやってない。
うん、この年の12月だからさ。ネットを始めたの。 だから、人口比で、ギリギリ1割程度普及した所から始めたって感じなのかな。(それでも某IT系D社に居た頃は、始めたのがかなり遅かった部類ですが。。。)

まあ、そもそも、ネットへのアクセス速度も、今からするとめちゃくちゃ「貧弱」だったんだけどもさ。 
なんせ、一番普及していたのが「28.8kbps」の「アナログモデム」だったからさあ。

覚えてます? モデムって。 そそそ、通常の電話回線はデジタルではなくアナログだったからさあ、当時は。パソコンと通信させるためにPCのデジタルをアナログに変換させる必要があったんだよね。そのためのデジアナコンバーターですわな。
 その通信速度が、当時一番普及してたので、28.8Kbps。 当然、音楽のやり取りや。ましてや動画のやり取りなんて出来ないくらいのよ。
1枚の「静止画」受信するのだって、まあ、イライラするくらい遅かったし。。。。

そんな状況、当時勤務してた会社での状況を知ってたんで、ワタシは、アナログモデムは使いたくなかったんだよね。 なので、当時「最速」だった、ISDN(64kbps)の普及を待つべく、個人的にネットを始めるのを、少し我慢していた時期でもあるんだよな。
そそそ、ISDN回線は、一般のアナログ回線とは別回線だったからさ、この回線が自宅周辺まで引っ張ってこられるまでは契約できなかったからさ。 それわまってたら、結局、この97年の末になっちゃったってわけで。。。


・・・・いやいや、曲とは全く関係ない個人的なネットの話になっちまった。。。。

と言うかね、20年前、この曲がヒットしていた最中は、この曲、全く認めてなかったんだよね。正直言って。。
いや、この曲だけではなく、いわいる「小室系」っていう音楽を認めていなかった・・・と言うのかなぁ。
・・・なんてはっきり書いちゃうと、「反論」が来ちゃうかもしれないけどさ。
まあ、それも覚悟の上で書くけどね。

最初のうち、うん95年くらいまで・・・具体的に言えば、 globeが「Departure」を出すまで・・・だから、96年1月か・・・までは、認めてたんだよな。

でも、96年に入って、どうも耳触りになってきたんだよなぁ。。。
まあ、ヒットチャートのほとんどが「小室系」に占領されつつあったこともあった。

個人的に、そういう「独占」的なチャートになるとダメなんだよね。突然「アンチ」になってしまうのよ。 90年代前半の「ビーイング」系の時もそうだったしさ。

やっぱりね、ヒットチャートたるもの、いろんな色合いのアーティストが種々雑多な状態で競い合うからこそ良いんだよね。
独占禁止法ではないけど、一人のプロデューサーで似たような音楽が並んでいるチャートってツマンナイのよ。
飽きちゃうんだよな。

そんなこともあって、96年くらいから少しひっと曲から距離を置くようになっていたんだけども、この「YOU ARE THE ONE」って曲を聴いて、それも決定的になっちゃったような感じだったんだよな。

モチーフを「WE ARE THE WORLD」に求めた事は良い。 でもさ、やるんだったら、もう少し、きっちりとやって欲しかったんだよな。

・・・あ、主語が抜けたね。。。

うん、最初に書いたように小室ファミリーのヒトたちが一同に会して、少しずつ、数フレーズずつ、リレーしてうたっていくんだけど、ほとんどのヒトが歌いきれてないんだよな。
 まあ、それぞれの方で「キー」が違うって事もあり、歌いきれない部分もあったんだろうけど、それにしても、なんか聴いてて痛々しいんだよね。

肝心の曲にしても、掴みどこがなく、淡々と流れて行くような感じだし。 

そう言う掴みどころがない曲が、小室ファミリーだからと言って、簡単にミリオンセラーになってしまうって言う現実に、やっぱり、なんかおかしいよな・・・っていうところは感じたんだよな。
96年頃からヒットチャートから距離を置き始めていたっていうのは、この部分も大きいかもしれない。

80年代のミリオンセラーが出ない時代、いや、それ以前に「ミリオンセラー」っていうものが特別だった時代からヒットチャートを見てきた者にとって、時代感のずれ・・・っちゅうのかなぁ。
ミリオンセラーになる曲って、他のヒット曲とは別の特別なものがあるように感じているんだよね。

曲が持つオーラっていうのかなぁ、普遍性っていうのかなぁ・・・うまいコトバが出てこないんだけども。。

この曲からは、そういう、それまでのミリオンセラーになる楽曲が持つ「オーラ」を感じなかったんですよ。
曲としては、あくまで「中途半端」さだけでさ、感じるのは。

それでいいのかなぁ・・・って言う疑問が、先に立っちゃうんだよね。 それがいやで、この時期、ヒット曲から距離を置いてたんだよな。
(単純に、個人的に好みの曲がヒット曲には無かったというのも大きいか。。。)

そんな感じで90年代終盤までのヒット曲には「疑問」を持つようになったワタシだけど、その本格的な始まりは、この曲から始まった・・・なんて言っても過言ぢゃないかもなぁ。


・・・と言ってもですよ、あれから20年経ちーの、いまや、ヒット曲クロニクル的見ても、「90年代後半」という歴史になったこの当時の曲を、「今」も毛嫌いしている訳ではないんだけどね。

曲として「中途半端」な時代として、この時代〜90年代後半〜は、それはそれで認めるようになったんでね。

だから、当時あれだけ絶対に認めない・・・なんて、音源を持つのも持ってのほか・・・って思ってたこの曲だけど、今は、音源手元にあるしなぁ。

とは言っても個人的な好みだから・・というよりは、ヒット曲の時代を語る上での「資料」って言う感じで音源があると言った方がいいんだけども。





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CAN YOU CELEBRATE ? / 安室奈美恵

1997_02_CAN YOU CELEBRATE_安室奈美恵













今回の1曲セレクトは、「CAN YOU CELEBRATE ?」安室奈美恵です。

まずはデータです。

・タイトル      CAN YOU CELEBRATE ?
・アーティスト    安室奈美恵
・作詞        小室哲哉
・作曲        小室哲哉
・編曲        小室哲哉
・リリース日     1997年2月19日
・発売元       エイベックストラックス
・オリコン最高位  1位
・売上げ枚数    229.6万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1997年3月3日〜4月21日付
・タイアップ:フジテレビ系ドラマ「バージンロード」主題歌

 ここ何日か70年代の曲を続けたので、今回の1曲セレクトは{90年代」に戻って来ましょうかね。。。
ちなみに、この先も暫くは70年代の曲が中心になりそうな予感なんだよね。 って事を予め書いとこうかしらね


・・・っつうことで、今回おもむろにセレクトしてきた曲が、

安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE ?」

おお、久々にダブルミリオンの超大ヒットじゃんか〜

・・・っつか、いままで、この曲書いてなかったのね。。。

・・と、突っ込まれそうなほど90年代を代表する曲ですよねぇ。
いや、それ以上に、オリコン史上、ソロの女性アーティストとしても最高セールスを記録した曲なわけでね。

なんで、そんな曲を今まで書いてこなかったのか?

まあ、答えはいつも同じような理由なんだけど、一つは、リアルタイムのヒットから、まだ、それほど時間が経って無かった事。
もう、一つは、ヒット当時、この曲、あんまり聴いてなかったのよ、個人的に。

・・・・なんて書くと、ヒット曲ウォッチャーのくせに信じらんない・・・なんて思われるかなぁ。

まあ、1997年当時の仕事の状況とか、個人的な環境もあったんだけど、1997年〜1998にかけて、ほとんどヒット曲を聴いてなかったんだよね。
 だから、この2年間の所有音源は未だに少ない。 もちん、この「CAN YOU CELEBRATE ?」も未だにシングル盤などの音源を持ってない。 200万枚オーバーの曲なのにね。
もしかすると、オリコンで200万枚以上の曲で、音源持っていないのは、この曲だけかも知れん。
そのくらい当時は音楽聴いてなかったんだよなぁ。

でもね、当時、あまりヒット曲を聴いてなかった最大の理由は、例の「小室ブーム」だった・・・んだよね。いや、これは確実に。

trfのブレイクから一気に加速した「TKブーム」は、この年にピークを迎えることになるんだけどね。
前年からこの年にかけて小室がプロデュースしたCDの総売り上げ枚数が、「演歌・歌謡曲」のカテゴリーに分類される曲の総売り上げ枚数よりを越えたと分かった時、これは異常事態と思ったのよ。

確かに、この頃時代の寵児だったといえば否定はしないんだけど、小室一人で、演歌の総売り上げを超えるっていうのは、音楽業界全体の市場構造としては、やっぱ歪だと思うのよ。

目先の事しか見えないヒトは、「勝てば官軍」って感じで「売れれば勝ち」って言うけど、そうじゃない。
確かに売れることは悪い事じゃなけど、それは、いろいろな人たちがいて、その中で切磋琢磨しての売れることに意義があるんだよね。そそそ、市場の多様性ですよ。 それがこの頃は完全に崩れてましたよね。

 個人的に、大学は生物の「生態学」を専攻してたんで、無意識にそう感じたのかもしれないけど、例えば生物の種が繁栄するには「多様性」っていうのは重要なファクターなんですよ。いろいろな多様な種が切磋琢磨、競争してこそ種の繁栄が維持できる。一つの種だけが抜きん出てる種は、逆に絶滅が近い種なんだよね。

 それは、市場経済にも言えることで、それはヒット曲の世界でも同じことなんですよ。

だから、小室が一人勝ちしていたこの時代は、ヒット曲の市場経済上、歪な時代だったんだよね。

まあ、そんなこともあって、96年の前半までは小室の曲は、暗黙のうちに支持していたワタシは、小室の独り勝ち状態に将来的なヒット曲界全体への危機を感じて、一転してアンチ小室になったわけなんですわ。

小室の曲は聴かない、CDは買わない。

って無意識のうちに決めてたんだよね。 

この「CAN YOU CELEBRATE ?」、当時ほとんど聴いてなかった・・・っていうのは、そんな所があったからなんだよね。

まあ、この曲のちょっと前に伏線もあった。 TK presents こねっと名義でリリースされた「YOU ARE THE ONE」って曲。
ワタシねぇ、この曲は失敗作だとおもったのね、一度聴いて。まあ、確かにチャリティ用の曲として、ありがちなんだけど、みんな歌いきれてないし、これはヒドイ曲だな・・と感じたんだけど、それでも軽くミリオンを突破したでしょ。
これはねぇ、絶対に間違ってると感じたんだよね。 うん、ここからですね完全に「アンチ小室」になったのは。
 

とはいうものね、あれから19年の月日が流れ、件の「TKブーム」も遠い過去の話となったわけで・・・。
今になって、この頃の曲を掘り返しているって感じてのワタシなんだよね。


で、肝心の「CAN YOU CELEBRATE ?」ですけど、今聴くと、なるほど、この曲はいい曲だ・・・とようやく思えるようになりましたねぇ。
 なるほど、当時の女子中高生が、この曲聴いて、ウルウル来ちゃってたのも分かるわな・・・というか、ダブルミリオンまで行ったのも分かる。

 TKの曲としてはこの曲は分かりやすいんだよね。正直、TKの曲を避けていた要因の一つが、このヒトの曲って、今一つ分かんない所があったんだよね。華原朋美とか鈴木あみの曲は特に。
抑揚が少ないし、掴みどころが分かんない。「で、一体何なの?」で終わっちゃうんですよ。
でも、この曲は、イントロの最初からして、がっちりと掴まっちゃうんだよね。曲全体がキャッチー。

まあ、フジの「月9」の主題歌と言う効果もデカかったんだけどね。 仮にタイアップが無かったとしても、この曲は相当売れただろうね。




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TRY ME〜私を信じて〜 /安室奈美恵 with SUPER MONKEYS

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今回の1曲セレクトは、「TRY ME〜私を信じて〜」安室奈美恵with SUPER MONKEYS です。

まずは、データでーす。

・タイトル     TRY ME〜私を信じて〜
・アーティスト   安室奈美恵 with SUPER MONKEYS
・作詞       鈴木計見
・作曲       HINOKEY TEAM
・編曲       DAVE RODGERS
・リリース日    1995年1月25日
・発売元      東芝EMI
・オリコン最高位  8位
・売上げ枚数    73.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1995年4月3日〜5月8日付
・タイアップ    ミナミCM曲

 今回はぐっと時代は下がって1995年の「TRY ME〜私を信じて〜」です。

 この曲は言わずと知れた安室奈美恵のブレイク曲であり、厳密に言うと、まだ、SUPER MONKEYSの一員に近しと言う時代でしたよね。SUPER MONKEYSは、みなさんよくご存知のように、のちのちのMAXなんですが・・。
 このころから、「沖縄アクターズスクール」を中心とした「沖縄ブーム」がスタートしたっていう感じですね。

 この曲は、とりあえずユーロビートってことになっているけど、今からすると「パラパラ」の走りですよね。この曲調は。
 ただ、イントロは、えらいカッコよかったなぁ。イントロの出だしから、例の「パラパラ」になるまでの部分。
 おいおい、アイドルの曲なのに、メタルなロックかって思わせるような、一種「うしろゆびさされ組」にも通じるようなギターサウンドから始まり、シンセに引き継いでいくという流れで。。
 いかにも、東芝EMIが好きそうなながれなんだけど、このイントロをきいただけで、「あ、なにかが違う」っていう感じはありましたよね。

 ただ、後々に、一大旋風を起すとは、この当時は、全く露とも思わず。普通の一アイドル(グループ)としか感じなかったなぁ。私的には。
 でも、ウタはねうまかったよねぇ。この時、安室17才。ジャケ写をみるだけでも、まだ、あどけなさは残っていたよね。

 うーん、でも、17才の歌唱力ではなかったなぁ。 たしかに、今の倖田も安室に通じるような歌のウマさはあるけど、この当時の安室の歌唱力は、もっと別の感じをうけたなぁ。もっと素直なうまさなんだよね。色気は、当時はあんまり感じなかったんだよね。

 ・・・っていうか、倖田って、安室に似てると思いません?声が。。。最初、倖田っていうヒトがあまりメジャーではなかった頃は、区別つかなかったもん、ワタシ。

 しかし、この曲の時は、近い将来、一時代を築くとは思わなかったけど、この年の末にエイベックスに移籍してからは、全然変わったよね。
 時代は、まさにR&Bとダンスミージックに向かっていたという時流にもろ乗ってしまったということもいえるけど、この当時のエイベックスは、今以上に時代を動かす力があったように思うな。

 そして、次の年に安室&TKによる一大ムーブメントを作ることは先刻ご承知の通りですわ。


 しかし、オリコン最高位8位で、73万枚も売ってんだよね、この曲。たしかにブレイク曲特有の、ピークまで時間をかけてゆっくり上昇するというロングランヒットだったけど、それにしても、やっぱし、時代を感じるよなぁ




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キニナル曲vol.21

久々のキニナル曲シリーズどぇす。たしか9月に書いた以来だから、約3か月ぶりかな?
ま、その間にキニナル曲が無かったわけじゃないんだけど、いつもの通り、どうも腰が重くてねぇ、なかなか筆が上がらなかったわけです。
 でもまぁ、今年ももうすぐ終わるわけだし、年が改まる前にもう1回くらい書いとくか・・・と思いーの、ようやっとこ重い腰をあげてみました。
 そんなわけで、今回は、9月以降にキニナッテいた曲を書こうと思いまする。
なんで、今回は、リリース以来ちょこっと、時間が経っている曲も含まれていますが、あしからず。。。。

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●Drogon Night / SEKAI NO OWARI
・作詞 Fukase
・作曲 Fukase
・編曲 SEKAI NO OWARI Nicky Romero
・発売元 トイズファクトリー
・発売日 2014年10月15日

 正直言って、個人的には、未だにSEKAI NO OWARIってよく理解できてないんだよね。
まあ、必ずしもキライではないんだけど、かといって、熱狂的に好きでもない。なんかいつも消化不良気味なんだよなぁ
それでも、バンドとしては、今、ウレセンとしては一番手を言ってるわけだから、ヒット曲を聴き続けているワタシにとっては、無視できない存在・・・って感じかな。

 よく分かんない・・・っていうのは、このヒトたちの曲構成なんだよな。
 いや、必ずしも貶しているわけではないし、下手と思っているわけではない。
むしろ、メロディラインはキャッチーだし、ポップスロックとしては、かなりハイクオリティなバンドだと思うわけで、人気があるのも当然だと思う。

・・・・んだけど、なんか今一つしっくりこないんだよな。

なんかね、聴いた後に、いつもどっかにモヤモヤ感が残るんだよね。スッキリ感が得られないんだよなぁ。

なぜか?

うーん、考えるに、このヒトたちの曲構成にあるんじゃないんかなぁ。

どうも、このヒトたちの曲・・・・特にシングルの構成はとっ散らかってるんだよなぁ。スッキリとまとまっていない・・・っていうかね。
 あ、このヒトたちのブレイク曲となった「スターライトパレード」は良かったと思うのよ、曲として纏まっているし、メロディもキャッチーだし、シングルらしい曲だよね。
でもね、2曲前の「スノーマジックファンタジー」は、どうもよく分かんなかった。
曲構成がぶつ切りなんだよね。Aメロ、Bメロ、サビ・・・場面場面でメロディ構成がぶつ切りでイメージが散漫になっちゃう。で、曲が終わると、結局は何が言いたかったの? っていう感じにとらわれるんだよなぁ。

でぇ、肝心のこの曲だけど、残念ながら、「スノーマジックファンタジー」と同じく、イメージが散漫になっちゃう・・・って方だな。
初めて聴いたのがFMでのOAからだったけど、相変わらず、メロディが場面場面でぶつ切りだな・・・っていうイメージが強かった。
 まあ、ここに来てCD音源をゲットしてサウンド的に体に入ってきたんで、やっと理解してきましたよ、この曲。
 消化不良なのは、きっと、このヒトたちの音楽(サウンド)が、いままでのワタシの中に無かったってことなんだろうね。
 若いうちは高カロリーな食べんでもすんなり受け付けるけど、年取ってくると消化不良を起こすでしょ。それと同じ。
こういう、今まで自分中に無かった曲はどんどこ聴いていかないと、自分の中に入ってこないし、理解できないんだよな。
それでもホコーダーをかけたボーカルトラックは、歌詞カードがないと、どうも、内容が伝わってこないな。折角のキャッチーなメロディの効果が半減するよね。
 

それにしても、このヒトたちのサウンドは、いつも、ディズニーランドのエレクトロパレードだなぁ。
 EDMは、こうだ・・・と言われりゃそうなのかもしれないけど、今やトップバンドに上り詰めたわけだし、そろそろ、この路線から脱却してもいいんじゃないですかねぇ。
このヒトたちの音楽性を広げるためにも、真の実力を図るためにも、こういうファンタジーの世界以外にも、もっといろんなサウンドを聴いてみたいね。



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●熱情のスペクトラム / いきものがかり
・作詞 水野芳樹
・作曲 水野芳樹
・編曲 近藤隆史 田中ユウスケ
・発売元 エピックレコード
・発売日 2014年10月15日
・タイアップ:TBS系アニメ「七つの大罪」オープニング・テーマ

へえ、この曲は面白いね。アニメの主題歌ということもあってか、まずもって、サビのメロディラインがいつもの、いきものがかりらしくないのが良いね。
 ここのところ、怒涛のリリースラッシュを行っている、いきものがかりだけど、大体は、「これまで」のいきものがかりなんだよね。メロディを聴いただけで、それと分かっちゃうような。さすがに、「あ、またか」っていう気分は払えないわけで、その中でも、この曲は、これまでの「いきものがかり」とは、ちょいと毛色がちがい、「おっ」と思わせるな。
 
 まあ、メロディライン自体、決して新しいモノでもなく、実験的でもないんだけどさ。いや、逆に完全にアナクロな世界なんだけどさ。
この質感は、70年代を懐古した感じの80年代のヒット曲って感じなんだよね。
ちょいとマイナーで簡単なメロディに簡単なコトバが並んでいるだけ、サウンドにしてもギターのリフとかさ、これは70年代の山口百恵とか桜田淳子って感じだよね、このチープさは。
 でも、このヒト達が歌うと、なんか新しい気分にさせてくれる。そこが良かった。
というか、尖がってるんだよね、メロディが。簡単で分かりやすい、かつキャッチーっていういかにもシングル的なんですよ。そこに引っかかるんだろうな

このヒトたちって、たまにワンポイント的に、こういう大衆的懐古系な曲を出してくれるよなぁ。例えば2008年の「ブルーバード」とかさ。
 まあ、この辺が、当初一発屋だと思ってたのに10年も続いている一番の要因なんだろうな。

 それと、ボーカルの吉岡聖恵って、低音が意外としっかりしてるな。声が太いし安定性もある。
 これまで、このヒトって、どちらかといえば中音域なボーカルっていうイメージが強いけど、もしかすると低音をフィーチャーしても、今後いけるかもしれないなぁ。
もしかすると、このヒトたちの新たなフィールドが広がるかもしれない。「あ、またか」っという曲だけじゃなくてさ。



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●好き /西野カナ
・作詞 西野カナ
・作曲 SAEKI youthK
・編曲 Pochi
・発売元 SME
・発売日 2014年10月15日
・タイアップ フジテレビ系「めざましテレビ」火曜日テーマ曲


 この曲で、まず耳が行っちゃうのは、その「音質の良さ」かなぁ。さすがに「ハイレゾはソニー」と宣伝してるだけあってか、「ソニー」所属のこのヒトには力の入れ方が違うわ。
 イントロの出足のシンセの音色、臨場感あるわぁ。CDから聴いても、16bitのCD音質のはずなのに、24bitのハイレゾと錯覚するほど音質がいいのよ。
 なるほどな、今後の展開も考えて、ちゃんと「ハイレゾ」対応の曲作りも始まっているんだな・・・とハッキリと認識させてくれる曲ですね。

 そんなハイパーなサウンドに対して、曲は、まあ「牧歌的」ですねぇ。めちゃくちゃストレートなメロディ。

個人的なイメージは、83年の秋って感じかなぁ。
堀ちえみの「夕暮れ気分」とか、あの辺りの「夕陽に染まった茜色の・・・・」っていう。いかにも「中高生」受けしそうな「素朴」さですねぇ。
 それも、東京の・・・というよりも、どこか片田舎の・・・っていう素朴さ。
 うちらが中学生だった、30年前には、まだあったような光景だけど、果たして、平成の御世まっただ中の「現在」に、この素朴さって、まだ存在するんですかねぇ・・・っていうのは、疑問に思ったりして。。今の中高生って、もっとマセてるんじゃないかなぁ。
 大体、タイトルからして、めちゃくちゃストレートだもんね。一言「好き」だし。
完全にアナクロな雰囲気ムンムンでしょ。


でも、逆に言えば、これは、西野カナっていうヒトの自信の表れなのかなぁ・・・。とか思っちゃりして。
それは、メロディラインにも感じるなぁ。これまでのこのヒトの曲って、古臭いようで、メロディラインに所々、なんか変なクセのような仕掛けがしてあったりして、そこがただの「古臭い」とは一線を画しているようなところがあったんだけどさ。
 なんて言うのかなぁ、子供のころから民謡をやっていたせいか、ロングトーンなのに、ところどころコブシ見たいな変なフェイクが入ってたりしてたじゃん。
 まあ、そころが西野カナの西野カナらしい部分でもあったんだろうけどさ。
 でも、この曲は、メロディが全くのストレート。ロングトーンは、しっかりロングトーンとして歌ってる・・・。
 そんな部分に、「あ、変わった」・・・って感じるんだよね。

対象的に、全体的なインパクトは少ないよなぁ。前曲「Darling」」はシチュエーション的にも、今までにない角度の曲だったりして、そこが面白かったんだけど、この曲はストレート過ぎるだけに、余計インパクトが感じられない。
 逆に言えば、そこにもこのヒトの「自信」の表れなのかもしれないなぁ。次の展開へ行くためのブリッジ的な作品としての
例えば、中森明菜が83年に「トワイライト」と「北ウイング」の間に、それまでとは全く違う展開の「禁区」って曲を持ってきたでしょ。あの時も明菜の「自信」を感じさせてくれたんだよね。それに近いモノを感じたりしてさ。
 もしかすると、このヒトなんかも、来年あたりは、違う展開の曲を持ってくるかもしれない。

・・・っていうか、このヒトって、もう25歳でしょ。そろそろ変わらなきゃねぇ。
いつまでも中高生のカリスマっていうわけにもいかないだろうし




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●BRIGHTER DAY /安室奈美恵
・作詞 TIGER
・作曲 Erik Lidbom Ylva Dimberg
・発売元 Dimension Point
・発売日 2014年11月12日
・タイアップ フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」

先月、11月頭の3連休に福島へ紅葉を見にドライブに行ったんだけど、向こうでは専ら地元のFM福島をかけてたんだよね。
 そこでやおら、この曲が流れてきた。向こうのパーソナリティは、「本日O.A解禁となった〜」といってたけど・・・・。「あれ? FM東京じゃ、前の週から流れてたぞ。。。」・・・・
 うーん、ネットが日本津々浦々まで普及して、東京も地方も分け隔てなく、ネット網の整備で、日本全国、同時に情報が行きわたるこの時代なのに、ラジオの世界では、未だに東京と地方には「時間の壁」があるんですかねぇ。。。

・・・・ととと、話がずれた。

「ファッションミュージック」・・・最近では、「シティーミュージック」と同じように全く耳にしなくなったジャンルだな。
 まあ、なんだ? 都会的な洗練された「オシャレ」な音楽・・・とでも言うべきか。
30年近く年前のバブル前、一味違ったハイセンスな音楽として流行に敏感なオネーサマたちが愛聴していた音楽とでもいうべきかな。
 この曲を聴くと、あの時代の「ファッションミュージック」が蘇ってくるな。「ファツション」を扱ったドラマ「ファーストクラス」の主題歌ということでもあるからか、まずもってイントロ出足のシンセの音色からしてオシャレ。思わずワクワクしちゃうような。

それにしても安室って、いい年の取り方をしてるよなぁ。
兎角、エイベックスのヒトたちってさあ、どうも幸せな年の取り方をしてる人が少ないと思うのよ。
全盛期のころはカリスマだぁ〜、ウタ姫だぁ〜ともてはやさせていた人たちが、今となっては幻想のようになってる人が多いよな。
 それは、「商用音楽」はワカモノのモノのためにあるという一貫姿勢が崩れないからだと思う。だから、いつまでたってもワカモノ向け限定の音楽を発信し続ける。
 でもさ、悲しいことに、ヒトはピーターパンじゃないからさ、年々、年をとるんだわ。 だから、年々大人になっていくファンのためにも、アーティストも、年とともに、大人へと脱皮していくべきなんだよね、本来は。
 でも、ワカモノにしがみ付いてるから、そこが上手く出来ない。そういうヒト達が多いと思うんだよな。特にエイベックスは。
 そのあたりを、冷静に対処してきた安室っていうヒトだからこそ、いまだに「歌姫」の地位に居られているのかもしれないと思うのよ。

「アムラー」教の教祖と祭り上げられていた、10代の頃の安室をずっと引っ張っていたら、今頃はとっくに「過去のヒト」になっていたかもしれん。
 でも、ここ10年くらいは、そんな鎧をいとも簡単に脱ぎ捨てて、新たにフィールドへ挑戦して来てたでしょ。それが今の安室に繋がってきていると思う。
 正直、個人的には「アムラー」として祀り挙げられていた、「幻想」として作り挙げられていた頃よりも、ここ10年くらいの安室の曲の方が、「現実味」が感じられて好きなんだよな。
 
 この曲なんかさ、正直、「あの頃」の安室の姿は、全然見えないじゃん。それよりも、もっと現実味を帯びた安室が感じられるんだよなぁ。

それはそうと、サビの♪I'll be there for you〜♪ってところ

♪I'll be there〜 ♪ っていうフレーズは、感情豊かに駆け上がっているのに対して、なんんで ♪ for you〜 ♪っちゅうフレーズはあんなに「ぶっきらぼう」やねん。

もしかして、この曲で個人的に一番引っかかった部分は「ココ」かもしれん。。。。




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●愛をからだに吹きこんで/Superfly
・作詞 いしわたり淳治
・作曲 Tomoya.S 越智志帆
・編曲 蔦谷好位置
・発売元 ワーナーミュージック
・発売日 2014/11/19
・タイアップ テレビ朝日系ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌

相変わらずハイテンション、かつ高カロリーな曲を聴かせてくれるSuperflyですねぇ。
いや、今回の新曲、これまでよりもさらに「高カロリー」な楽曲に仕上がったような。。。。
サビの♪おーおお おっおおー〜♪と駆け上がるところに執念を感ますわ。
さすがに、昨年、予期せぬ高視聴率をゲットしたドラマ「ドクターX」の主題歌という事もあってか「気合い」の入れ方が違う。
 でもね、そんな高カロリーな曲にもかかわらず、全体的に分かりやすいねぇ。
このヒトは、いつもは、西野カナとは別の意味で、クセのある歌い方、メロディラインなんだけど、今回はストレート。
ロックなんだけど、往年の「歌謡曲」に近いイメージだよなぁ。うん、これは完全な「歌謡ロック」だわ。
 一瞬、Superflyがアン・ルイスに思えたもの。

でも、いいんじゃないかなぁ、このワイセツ感。
アイドルばかりで「性的」な曲がめっきり少なくなった、昨今のヒット曲界。このヒトなんかは、その中でも「オトナ」な歌が歌える数少ないアーティストなんだからさあ、もっとワイセツになって欲しいなぁ。




動画はいつ消されるか分かんないんで、見たい方はお早めに
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