かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

大野克夫

あなたに今夜はワインをふりかけ / 沢田研二

1978_01_サムライ_沢田研二






今回の1曲セレクトは、「あなたに今夜はワインをふりかけ」沢田研二です。

 まずはデータです。

・タイトル     あなたに今夜はワインをふりかけ
・アーティスト   沢田研二
・作詞       阿久悠
・作曲       大野克夫
・編曲       船山基紀
・リリース日    1978年1月21日
・発売元      ポリドール
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    52.3万枚
・タイアップ:キッコーマン「マンズワイン」CM曲


 今回の1曲セレクトは変化球でっす。

 あなたに今夜はワインをふりかけ /沢田研二

ワタシねぇ、この曲大好きなのよ。もしかしたら、ジュリーの曲の中で、1,2を争うかもしれない。

その前に・・・・

 なに? 沢田研二にそんなシングルあったっけ? ・・・と思われる方が大多数だと思うけど、うん、まあ、当たり前かな。

 なにせ、あの「サムライ」の「B面」の曲ですからあせあせ

 あ、いや、当時「マンズワイン」のCMで使われていたから、知ってらっしゃる方もいるかもしれないな。

 でもさ、シャレたタイトルだと思いません? 「あなたに今夜はワインをふりかけ」ですよexclamation


 歌詞も出だしのAメロから突然、サビではじまり


♪あなたに今夜は、ワインをふりかけ 心まで 酔わせたい 酔わせたい あぁ あなたを〜 ♪

うーん、一度で良いから、こんなセリフ言ってみたいっすあせあせ

 これは、やっぱり、ジュリーじゃなきゃきまらない世界なんだろうな。ワタシなんか言っても、誰も酔ってくんないか。。。。

 この曲、もちろん、阿久悠氏の作詞なんだけど、阿久悠氏も、生前もかなり気に入っていたようだし、ジュリー自身も気に入っていたようですね。

 今でもちょくちょくライブで歌っているんぢゃないかな。

当時、「沢田研二」=「キザ」 っていう方程式を地で行っていたような曲が続いていたジュリーにとっては、とってもストレートな曲でしたよね。

 もちろん、A面の「サムライ」は、「詞」の面から見ると、ジュリーの中では最高傑作だったし、だから、この作品に関しては、A面、B面ともクオリティが最高に高いシングルの1枚といえるんじゃないかな。

 うん、両面での曲想の「対比」が良かったよね。

 当時は両A面っていう発想はなかったのかなぁ。今だったら両A面にしても全然おかしくないよ。


 ワタシ78年当時から、この曲は、知ってたんだよねぇ。もちろん、CMで聴いた覚えもあるし、フルコーラスを聴いたのが、NHK「ビッグショー」だなぁ。
 そののちの「ふたりのビッグショー」は有名だけど、「ビッグショー」って覚えてる方いるかなぁ。

 ワタシも記憶は定かぢゃないんだけど、たしか火曜か水曜の20時〜20時45分で放送してたんぢゃなかったかなぁ。 毎回、当時のビックスター1組のステージをNHKホールから中継してた番組。

 いや、たまたまなんだけど、この番組の「沢田研二」の時に録音したカセットテープが「ウチ」にあったんですよ。
 多分、78年の夏前ごろに録ったものだと思う。(今、調べたらwikipediaにでてた。1978年7月4日に放送されたものだった)

ウチのオフクロがファンだったから、録ってよって言われたんだろうな、多分。

 それの一番最後にこの曲が入ってたんだよね。当時、よく、このテープを聴いてた記憶があるんだなぁ。

 小学3年生の夏休み・・・・兎に角暑かったってのと、このカセットテープっていうのがリンクして記憶にあるな。

 まだ、「ベストテン」を見はじめる前だねぇ。まだ、ヒット曲にそんなに興味がない頃だねぇ。
 まだ、毎日ムシ採りと魚採りで、日焼けして真っ黒だった頃だねぇ。

 そんな懐かしい匂いもする1曲だな、ワタシにとっては。



以前、You Tubeに、ヒット当時の井上尭之バンドでやったバージョンがあったんだけど、流石にそれは消されちゃったな。しょうがないから「最近」のものをリンクしました。




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サムライ / 沢田研二

1978_01_サムライ_沢田研二







今日の1曲セレクトは、「サムライ」沢田研二です。

 まずは、データです。

・タイトル    サムライ
・アーティスト  沢田研二
・作詞      阿久悠
・作曲      大野克夫
・編曲      船山基紀
・リリース日   1978年1月21日
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数   52.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1978年2月6日〜4月24日付


 今日はさ、前ふりも何にも要らないよねぇ。
 兎に角、「かっこよかった」 の一言だよね。

 ・・・で終わっちゃったら、年代的に知らない方に申し訳ないので、ちょこっと書きまする。

のっけから

♪ 片手にピストル こころに花束 唇に火の酒 背中に人生を ♪

 だもんね。いや、シビレた。当時8歳のワタシでさえ、シビレた。
 これぞ、阿久悠の真骨頂! そして、沢田研二=キザ っていうイメージを完全に固定化した感があったよねぇ。

 兎に角、この曲に関しては、完全に「詞」の世界が全てでしたよね。

 ハードボイルド。

 いまじゃ、滅多に使わなくなっゃった言葉だけど、一言で言うと、100%ハードボイルドの世界。よく、この曲は、大藪春彦の世界っていわれるけど、まさにその通りだよね。
 しょっぱなの♪ 片手にピストル〜 ♪から、
♪男はだれでも、不幸なサムライ 花園で眠れぬこともあるんだよ〜♪ まで、まさにハードボイルドの世界。

 でも、よく読むと、意外と情けない男だったりして、そのコントラストが良いんだよね。
 ジュリーの曲って意外と、主人公がなさけない優男っていうパターンがおおいんですよ。
 
 ただ、それは、二枚目ジュリーが歌うからこそ、「絵」になるんであって、ホントの優男が歌っても、ちっとも「絵」にならないってところがひとつのボイントなんだよなぁ。
 テレビの画面の中のジュリーも、この曲の時はほんとに「綺麗」で絵になるんだよね。(なんか、ヤバイ表現だけど。。)

 いやいや、だからこそ、スーパースターの所以なんだよね。

 最近、スーパースターと呼ばれる人がいなくなっちゃったのは、ヒトにはない、「絵」になるような曲を歌えるヒトがいなくなっちゃったからじゃないかねぇ。
 これは、歌がうまいだけじゃないんですよね。
 まあ、カリスマといえば、カリスマなんだけど、それとは別の事件でキラリと光るものがあるっていうのかなぁ。。

 だけども、この曲は、冒頭の部分、よく替え歌にして歌ってたなぁ。 授業中に♪片手にエンピツ、片手にケシゴム〜 ♪とか、やって、センセによく起こられてたのはワタシです。。。
 でも、これは、「全員集合」の影響だな、あのころ、志村がよく、この曲の替え歌をギャグにしてたでしょ。そっちの影響の方がでかいな。。。


 あ、それと、B面の「あたなに今夜はワインをふりかけ」がまた、いいんだよね。
 どちらかといえば、こっちの曲の方が好きっていうヒトも結構いるみたいですね。

 A面の「サムライ」は、兎に角「カッコよすぎ」るんだよね。だから、けっしてキライではないんだけど、照れくさいっていうのがあるんじゃないかなぁ。

 それに対して、「あたなに今夜はワインをふりかけ」は、ジュリーにしては、珍しくストレートなポップスっぽい曲でしたもんね。
 もちろん、ポップスといっても、若干オールディーズががった、60年代っぽいノリでしたが・・。

 ♪ あーなたにー今夜はー ワインをふりかけ〜 心まで酔わせたい 酔わせたい あー、あなたを〜♪

 うん、この部分だけで、充分、ほんとに「酔える」もんね。曲に。

 ちなみに、この曲は、当時「マンズワイン」のCM曲でしたね。 まあ、だから、そのまんまの曲なんだけどね。

 この曲は、初めて聴いたのが、多分、CMではなくて、NHKの「ビックショー」だったと思うな。
 いや、でも、こっちの方が後だったかも知れないけど・・。

 当時、うちの母親がジュリーのファンでさ。カセットに録音してあったんですよ。「ビックショー」を。それ、よく、ワタシも聴いてたんで、自然に好きになったんだなぁ。

 メロディラインは素直でかつ、キャッチーで、かつ、ちょっと懐かしい匂いがするっていうかね。
 もち、当時で、懐かしい匂いだから60年代っぽいっていうことよ。


 だからさ、このレコードは、2倍美味しがったんだよね。
いゃ、これこそ、「商品」っていえるレコードなんじゃないかなぁ。

 エンタメっていうのは、ヒトを感動させてなんぼやん。 すくなくともこのレコードには、「カネ」という匂いはしないな。
 これでこそ、600円(当時)、払う気になれたんだよね。

 サイゴの下りは、もち、「あれ」に対する、ヒニクです!
  

 時に。。。


 ♪ 男はだけでも、不幸なサムライ 花園で眠れぬこともあるんだよ〜 ♪

 うんーあー、あのヒトのことが頭に浮かんできちまった〜。。
 絵が違う、絵が。。。。



※2006年1月に書いたものを再掲載しました。


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