かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

大映ドラマ

摩天楼ブルース / 東京JAP

1985_02_摩天楼ブルース_東京JAP






今回の1曲セレクトは、「摩天楼ブルース」東京JAPです。

 まずはデータです。

・タイトル     摩天楼ブルース
・アーティスト   東京JAP
・作詞       売野雅勇
・作曲       筒美京平
・編曲       船山基紀
・リリース日    1984年10月21日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  18位
・売上げ枚数    10.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 17位
・タイアップ:TBS系ドラマ「少女に何が起こったか」主題歌

 毎日ヒット曲を書いてくると、たまーに、ちょっと道を外れた曲を書きたくなるんだよね。うん、ヒット曲の王道とか、アーティストとは外れた曲っていうのかなぁ・・。まあ、簡単に言うと「一発屋」って奴なんだけどね。

 で、先日ドライブしててカーステから流れてきた1曲・・・「摩天楼ブルース」・・・。

 そういえば、この曲、丁度、今ごろだったじゃん、ヒットしてたの。プラスして、このヒトたち、この曲しかヒットなかったしな・・・。

・・・・ということで、今回の1曲に決定!


 一発屋だったけど、この曲は覚えてるヒト、多いかな?

 キョンキョン主演だった、「大映ドラマ・少女に何が起こったか」の主題歌ですよ。
 そそそ、TBSの火曜日20時〜21時枠だった、大映ドラマの王道ですよね。

 刑事役の石立鉄男の「薄ぎたねぇシンデレラ」っつうセリフが有名になったよねん。
 キョンキョンに対して賀来千賀子さんが「敵役」になったやつ。

 いつもの大映ドラマのごとく、中身は「大げさ」なドラマだったけど、最後にこの東京JAPの「摩天楼ブルース」が流れるのが印象的だったよな。
 少なくとも「スチュワーデス物語」のエンディングの「WHAT A FEELING」(麻倉未稀)よりは何倍も良かったぞよ。

 摩天楼ブルースっていうタイトル通り、シティポップスっぽいんだよね。その辺は作詞の売野氏もお手の物だったろうけど・・。

 ただ、「摩天楼」っていうイメージは作曲の筒美氏からして、どうしても野口五郎の「19:00の街」っぽいのかなぁ。

 サビの ♪ まーてんろうブルース〜 ♪ の部分はなんなとなく、イメージがダブルんだよね。

 まあ、アレンジがこちらは船山基紀氏っていうゴールデンコンビだけあって、もっと垢抜けているけど・・・。

 イントロの最初だけ聴いてると、おおよそ邦楽っぽくないもんなぁ。ブルースっていうよりラテンかと思っちゃったりして・・。

 東京JAPって、この時がぱっと出だったのかな・・って、当時から思ってたんだけど、意外と歴史があったんだよね。
 82年のオリコンウイークリーには登場してるから、少なくともこのときより3年は早く出てる。まあ、あんまり表にでるバンドでもなかったから、知らなかっただけなんだよね。

 ドラムが赤坂泰彦だったのは、今では有名な話だけどさ。でも、当時の印象は全くないんだよね。
 本人もドラム叩いてたのを穿り出されるのはあんまり好きではないみたいだけど・・・・



85年くらいになると、「PV」っていうのも普通に作られるようになってきた頃だね。
ただ、メディアで流せる場が限られていたんで、まだまだ一般にお目にかかることは少なかったんだけど。。。


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今夜はANGEL / 椎名恵

1986-01_今夜はANGEL_椎名恵






スカイパーフェクTVっていいよね。ついついはまっちゃうんだよなぁ。特にワシらの年代にとっては、一種のワンダーランドだよなぁ・・。
 何がって、昔、見てた番組がバンバン放送されているわけで、ついつい見入っちゃうんですよね。

 ・・といきなり大上段的に書き始めましたが、日曜23時からファミリー劇場で放送されている「ヤヌスの鏡」、ついつい見ちゃうんだよなぁ・・・。

 大映ドラマ作品。杉浦幸主演の「二重人格ドラマ」(^^;;;
っすね。オリジナルは、85年12月〜86年4月 水曜20時 フジテレビっつう、いまでは考えられない、変な期間の1クール(1.5クール?)ドラマだったんだけど、これは、俺もハマッタなぁ・・。
 杉浦幸のほかは、ほとんど、スクールウォーズ+不良少女と呼ばれて 的なキャスティング・・・いってみりゃ、いつもの大映ドラマおなじみのメンバーにおなじみの展開って分かりきっちゃいるんだけど、ついつい引き込まれちゃう・・っつう伏不思議なドラマでしたよねぇ・・。
 いや、あの時代の大映ドラマっていつも同じパターンって分かっていながらついつい、みちゃう・・・今からするとなんか、魔法にかかってたような感じだったよなぁ・・・。

 ・・・ということで、このドラマの主題歌だったのが、この、椎名恵「今夜はANGEL」だったんだよね。

 この曲のデータ

・タイトル  今夜はANGEL
・アーティスト 椎名恵
・作詞  Jim Steinman
・作曲  Jim Steinman
・編曲  戸塚修
・日本語詞 椎名恵
・リリース日  1986年1月1日
・発売元    TDKレコード
・オリコン最高位 7位
・売り上げ枚数   26.4万枚
・タイアップ フジテレビ系ドラマ「ヤヌスの鏡」オープニンニグテーマ曲


 うーん、正直、この曲に関しては、曲の内容云々ではないですよね。
 兎に角、この曲=ヤヌスの鏡 って感じなのよね。私の中では・・。みなさんもそうなんではないでしょうかねぇ・・。
 この曲を聴くと、未だにあのオープニングの映像が浮かんでくる・・・因果なもんだよなぁ。

 あ、そうそう、この曲、もともと、映画「ストリート オブファイアー」主題歌の「TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG」のカバーなんだけど、そっちのほうが「あ、知ってるよ」っていう方が多いかなぁ。
 実は、俺もその一人だったんだよね。当時は・・。

 あ、映画はね、ガッコでみたの・・。 当時、俺、高校1年だったんだけど、「英語の授業の一環」といっては、月1回ぐらい視聴覚室で映画のビデオ見るのが、一種の恒例だったのね。ウチの高校では・・・っていうか、俺が受けてた英語のクラスでは・。 それで見た映画に「ストリート オブ ファイアー」があったのよね。
・・・で、俺、映画の内容は全然おぼえてないのに、この曲だけはしっかり覚えてて、ちょうど探してた矢先に、このドラマが始まったんだ。
 このいきさつは、20年たった今でもよーく覚えてる。

 付け加えて、椎名恵バージョン、付いてる日本語詩がなんつう、ぎこちないんだ!? ってこと。
 うーん、でも、考えたんだろえねぇ・・ドラマのタイアップってことで・・・。でも、それにしてもぎこちないの。
 詩のことは、あんまり言わない俺が書いてるんだから、余程のことだよね。
 うーん、で、さすがに全編は日本語つかなかったんだろうねぇ。半分は「原詩」のままだったもんね。

 それでも、ドラマのオープニングに流れると、うまくはまっちゃうんだよねぇ・・・。それが不思議な魅力だったな。


 あ、そういえば、この頃の大映ドラマって、向こうの曲のカバー曲持ってくるのが、流行だったよね。

「スクールウォーズ」⇒「ヒーロー」(麻倉未稀) オリジナル ボニータイラー

「不良少女と呼ばれて」⇒「NEVER」(MIE) オリジナル ムービングピクチャー

あ、そうそう

「スチュワーデス物語」⇒「WHAT A FEELING」(麻倉未稀) オリジナル アイリーンキャラ

ってのもあったな・・。これ、あの「フラッシュダンス」の主題歌のカバーなんだけど、これも「訳詩」は、「ぎごちなさ」の極地だったよなぁ・・。
 「今夜のANGEL」は、これの第2弾って感じだったよね。

 さあさあ、そんなことを考えながら、今日も、これから引き込まれちゃう・・んだろうな。 ハハハ。






ちなみに、椎名恵さんは、この曲で「ザ・ベストテン」に僅か1週だけど、ランクインしたんだけど、その唯一のランクイン週、特番でベストテンがお休みという・・・・不運。。。
 お陰で、「ザ・ベストテン」ランクイン歌手としては、影が薄い・・・という。。。





※2005年8月に書いたものの再録です。         
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