かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

坂本龍一

愛の園 / 西城秀樹

1980_03_愛の園_坂本龍一







今回の1曲セレクトは、「愛の園」西城秀樹です。

 まずはデータです。

・タイトル     愛の園
・アーティスト  西城秀樹
・作詞       Stevie Wonder
・作曲       Stevie Wonder
・日本語詞    山川啓介
・編曲       坂本龍一
・リリース日   1980年3月21日
・発売元     RVC
・オリコン最高位 7位
・売上げ枚数   23.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 8位
・ベストテンランクイン期間:1980年4月14日〜5月19日付

 今、趣味と実益を兼ねて、旧テクノ系な曲をいろいろ聴いているのね。「旧」って入れたのは、一言でテクノ系って言っても、今ではいろいろ「分家」してるじゃん。音楽ジャンルも。
 まあ、一言で言えば、シンセがピコピコなっている曲ですよ。

 ま、ちょっと訳ありでね。・・・ん? その「訳」は追々と書いていきますよ。今はまだ、ヒ・ミ・ツ・・・ということで。

 ところで、「歌謡曲」でシンセをいれた曲って、いつ頃からあるのねぇ・・・って思ったんだけど、これが意外と古いんだよね。

 単音のいわいる「モノフォリック」シンセなんかは、1973年のキャンディーズの「あなたに夢中」なんかに使われてるしさ。
 まあ、この曲の場合、単純に間奏部でAメロをなぞっているだけなんだけど、これでも当時としては、破格な予算使ってたんだろうな・・・。
 その他だと、ピンクレディーの「U.F.O」かなぁ。まあ、これは、効果音で使ってるだけだけど・・・。大体、U.F.Oの音ってってあるのかいな? ヒトが勝手に想像しただけなんだけど、まあ、それっぽいわな。
 
 で、もうちょっと時代を下りてくると、ゴダイゴの「モンキーマジック」ですかね。これでシンセがブイブイ鳴っているサウンドは当時としては斬新でしたわ。

 でも、まだ、ここまでは、いわいる「モノフォリック」シンセなわけで、これが複数音の「ポリフォリック」になると、サーカスの「アメリカンフィーリング」まで、こなきゃいけなくなる。

 おっとぉ・・・いや、そのまえに、イエローマジックオーケストラっていう存在が居た。。。

 もちろん、サーカスの「アメリカンフィーリング」のアレンジは、Y.M.Oの坂本教授が担当しているんだけど、この曲の場合は、ポリフォリックシンセは、あくまで補助的に、効果音的に使っているまでで、大部分は、生オーケストレーションによる演奏でしたからね。

 で、全編、ポリフォリックシンセだけで構成された曲となると、今日、ひっぱってきた、西城秀樹の「愛の園」まで時代を下りてこなきゃいけないんじゃないかしら?

 この曲は、いろいろな意味で衝撃的な曲だわね。まず、作詞作曲がスティービーワンダーでしょ。。 あれ? スティービーもこの曲うたってたよね?
 でも、あくまでも、西城秀樹バージョンがオリジナルで、スティービーはセルフカバーっていうかんじぢゃなかったっけ?

 それと、坂本教授による、オールシンセによるアレンジ。この神秘的な響きこそシンセだ〜・・・と思わせた曲。

 ・・・というか、このころのシンセの曲って、なんか、神秘的な響きに聴こえるんだよね。
 まあ、この曲も然り、もう少し後の、NHK特集「シルクロード」の喜多郎による「テーマ曲」もそうだったから・・・ってところが大きいんだろうね。プラス、Y.M.Oか。

 だから、個人的には、シンセ=神秘的な音楽 っていう印象が強いな。

 まさか、当時、今のように何でもかんでもシンセになるとは思わなかったもの。

 ちなみに、当時のシンセは、まだメモリ容量が少なく、自動演奏は、限られていたとのこと。
 だから、Y.M.Oも当時は、自動演奏しているようで、実は、「手弾き」だったものね。

 でも、さすがに、この「愛の園」は、いくらポリフォリックとはいえ、全部、手弾きとは行かなかっただろうねぇ。メロディラインは、手弾きでも、バックは、さすがに自動演奏だったんだろうな・・・・

・・・って、この曲、そういえば、レコードはシンセだったけど、歌番組では、生オーケストラだったような・・・。

・・・あれ? 違ったかなぁ・・・。 レコードを聴いて、ちょっとテレビとは違ったアレンジに違和感を感じたような記憶もあるんだけど・・・。
 うーん、その辺、ちょっとハッキリしないなぁ。
この曲、「ザ・ベストテン」からも録音してあったんだけど、そのテープ、紛失しちゃったんだよね。だから、このころの期間だけ、今、家にテープ記録が残ってないんですよ。。。

 たださ、西城秀樹といっしょに、子供達が歌ってたでしょ。これは、よく覚えてますよ。
 この子供達、いまじゃ、大きくなっただろうね・・・ってあたりめぇかふらふら
 おそらく、ワタシと同じ位の年齢になっている筈なんだけどね。。。




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いけないルージュマジック / 忌野清志郎 坂本龍一

1982_03_いけないルージュマジック






今回の1曲セレクトは、「いけないルージュマジック」忌野清志郎、坂本龍一です。

 まずはデータでする。

・タイトル   いけないルージュマジック
・アーティスト 忌野清志郎 坂本龍一
・作詞     忌野清志郎 坂本龍一
・作曲     忌野清志郎 坂本龍一
・編曲     忌野清志郎 坂本龍一
・リリース日  1982年2月14日
・発売元    ジャパン
・オリコン最高位 1位
・売り上げ枚数 41.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1982年3月15日〜5月3日付
・タイアップ:カネボウ82年春のキャンペーンソング

 えー、Facebookとかmixiとか、会員縛りのSNSと違って、ネット的に縛りのないブログに書く時、気にしているのは、やっぱしPV(ページビュー)なのね。 やっぱ、ブログで公開するからには、1人でもたくさんの方に見ていただきたいんで。

 やっばりねぇ、そうしてみると、意外とプロフ写真って大事なのよね。
 プロフ写真が気持ち悪いと(失礼)、第三者の方もアクセスもしづらいってもんでしょう。
 
 
 でも、今となっては、ほとんど、知らない・・・ってなっちゃうとね。

 見た目の興味と、曲のキャッチーさ・・・って言うのは、やっぱし大事だよね。

 その点から行くと、おそらく、今日の曲もアクセスは悪い・・・・かもなぁ(失礼)


いけないルージュマジック  /忌野清志郎 坂本龍一

という、なんとも想像外のコンビ。
 
 そのうえ、ジャケ写見ただけでも、後ずさりしちゃいそうなビジュアルでしょ。
 なんでも、スタイリストに「チベットの乞食」をイメージしてもらったら、こうなったんだとか・・・。
 いや、究極に汚らしかったよね。化粧の下に残っているヒゲが青々としてたりして・・・
「チベットの乞食」というより、究極の「オカマ」同士やん。。


 だけど、やっばり、前年の「春先小紅」と同じように曲は、ポップ&キャッチーなメロディラインなんですよね。

 これらの点を含めて、今から思うと、この曲と、前年の「春先小紅」ってそっくりなんだよなぁ。

 うん、なんか、仕組まれてない? ・・・って思っちゃったりして・・。

 ベストテン入りの時期だって、「春先小紅」が1981年3月16日付でベストテン入りを果たしたのに対して、この曲は、1982年3月15日付ですよ。。。

 つまりぃ、きっかり1年後にベストテン入りしてるわけです。

 さらに、ベストテン入り最終週が、「春先小紅」が1981年4月27日だったのに対して、この曲は1982年5月3日付・・とこれまた、ほとんど同じような動きをしてるもんね。

 まあ、偶然であることは間違いないんだけど、ここまでいろいろ重なっちゃうと、なんとなく疑りたくなったりしてね。

 うん、何分、当時、矢野顕子さんのダンナが坂本龍一氏だったりしてたからねぇ。


 ただ、ブッ飛び度からすると、この曲の方が上だったなぁ。

 レコードジャケ写はまだいい方で、この曲のプロモーションビデオがまたすごいんだよね。。。

 ・・・その前に、この当時でプロモーションビデオを作ったことがすごいんだけど、いったいどこで流してたんだろ?

 まあ、噂にはなってたんだけど、万札が乱舞する中での忌野清志郎と坂本龍一のディープキスですよ。
すごい曲でしたねぇ〜。


 すごいといえば、この曲、ほとんど

 ♪Baby oh Baby いけないルージュマジック〜 ♪

って歌ってるだけなの。

 たしか、5分くらいあるんだよね。この曲。

 その中で↑の歌詞を、多分4分くらい歌ってるんぢゃなかろうかねぇ。

ようするに、ほとんど歌詞なんてあってないような曲なんだよね。

 まあ、その場のノリを持ったとも大事にするひとだから、もともと歌詞なんぞ、考えてなかったのかもしれないけどさ。
 すでに「いけないルージュマジック」っていうキャッチーなフレーズがあるだけで、すべてが決まった・・といってもよいんだよね。

 ちなみに、化粧品のキャンペーンソングということは、最初に決まってて、「ルージュマジック」っていうフレーズも最初からあったようですが、「いけない」ってつけたのは、このお二方のようですね。

 普通は、つけないよね「いけない」・・・なんて。スポンサーが嫌うフレーズだもんね。

 そこを見事に使い切った・・・っていうところが、この曲の成功につながったんじゃないかなぁ。
 この「不安定さ」と「危なさ」がスリリングなんですよ。 これ、「素敵なルージュマジック」じゃありきたりすぎるもんね。


 あ、そうそう、この曲で、ただ1度だけ、「ザ・ベストテン」に出演したけど、バックでドラムたたいてたの、女性だったんだよね。
 なんかね、それが一番衝撃的だったんですよ。今だったら、女性がドラム叩くのも普通になったけど、当時、女性がロックバンドのドラムを叩くって言うのは、あんまりなかったんだよね。女性は大体キーボードっていうのが相場だったし・・・。

 なんか、他愛もないことなんだけどね、このテの「汗臭いロック」で女性がドラム叩いてるってことが、なんか信じられなくてね。当時は



バックのリードギターは、当時RCの朋友、仲井戸"チャボ"麗一氏。
このカット、「生」で見たかったよなぁ。キヨシローが亡くなってしまった今では、永遠に不可能になってしまったことであり・・・。


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