1986_06_ジプシークイーン_中森明菜


今回の1曲セレクトは、「ジプシークイーン」中森明菜です。

まずはデータです。

・タイトル     ジプシークイーン
・アーティスト   中森明菜
・作詞       松本一起
・作曲       国安わたる
・編曲       小林信吾
・リリース日    1986年5月26日
・発売元      ワーナーパイオニア
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  35.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年6月9日〜7月28日付

えー、最近1曲セレクトは、アイドルの曲が多いな・・・なんて思われるかもしれないけど、今回もアイドルです。
ま、単純にアイドルの曲の方が読んでくださる方々の「引き」が強い・・というか、「受け」がいいんだよね。
本当は、幅広いジャンルの曲を書きたい気持ちもあるんで、それじゃいかん・・・とは思っているんだけども
どうしても「お客さん」優先になっちゃうんだよねぇ お客様は神様です

とは言っても「過去曲」は「資源」が限られているわけで、あんまり書き過ぎると枯渇しちゃうんで、どっかで区切らざるを得ないんだけどさ。

・・・ということで、今回セレクトしてきた曲は、中森明菜さんの「ジプシークイーン」。

この間デビュー曲の「スローモーション」を書いたばっかりなんだけども、この曲もまだ書いてなかったんだよな。
しかも「今頃」がヒットのピークだったともあって、引っ張ってこない手はない・・・と思いーの引っ張って来ましたわ。

事に80年代中盤の明菜さんの曲って、他は大体書いてしまったいたのにこの曲は、いままで書いていなかったか・・・というと、理由ははっきりしてるんだよな。
忘れていた訳じゃなくて、個人的にこの曲、あんまり好きじゃなかったからなんだけどさ(爆)

昔mixiに1曲セレクトを書いてた頃は、よく書いてたんだけども、どうもねぇ86年くらいからの明菜って、今一つ好きになれないんだよなぁ。
 85年くらいまでの曲調と明らかに違ってたでしょ。明菜の良さって、このヒトの特有の「伸び」のある声質だと思うんだよね。
 でも、86年・・・いや、85年秋の「SOLITUDE」からかな・・・そんな伸びのあるメロディラインが陰を潜め、なーんか、もしゃもしゃっとしたメロディの曲が多くなってきたでしょ。
 サウンド的にニューウェイヴっぽくなってきたって言うのも、個人的に今一つ受け入れられなかったって言うのもある。

先日トシちゃんの「墜ちないでマドンナ」の時も言及したように、85年あたりからアイドル・・・特に80年代初頭から活躍してきたA級アイドルと言われてきたヒト達の曲調が、一斉に変わったんだよね。
 当時のニューウェイヴ系台頭の流れがアイドルにもって感じで、ニューウェイヴっぽい曲が多くなってくたんだよな。
 それは、明菜も同様で、↑で書いたように86年あたりから曲調がニューウェイヴッっぽいサウンドが多くなった訳よ。
 それは、作品の作家陣にもたんて気に表れて来ていた訳で、この曲も作詞 松本一起、作曲 国安わたる っていう当時は新鋭の作家陣だったもんなぁ。

 だから、本当は新しい「血」を吹き込んだっことで、新鮮さを感じるはすなんだけど、どうも、個人的には、それが裏目に出ていたような気がしてならなかったんだよなぁ。

まあ、こういう動きは時代の流れだけではなくて、明菜本人の年齢的なところもあったとは思うんだけどもね。
明菜はこの時、21才になる直前。
今の感覚から言えば、それでも若いって感じだけどさ。 今21才っていったら、もっとガキっぽいアイドルなんて掃いて捨てるほどいる訳じゃない
当時の感覚から言えば、アイドルとしてはかなり「大人」なイメージだったからなぁ。

だから、意識的にも変わって行かなくちゃいけない・・・っていう感覚もあったのかもしれない。

なんせ、「おニャン子」がガキっぽいアイドルだったからさ、少なくともそれと差別化するためには、変わらなくちゃいけなかったんだよね、少なくとも当時、何年かのキャリアを積んで来ていたアイドルはさ。

 その表れが、この曲にも出て来ているんじゃないかなぁ・・・なんてのは、今となってみれば思ったりもするんだけどね。流石にあれから30年経って、今では客観的に当時を見れるようになったからさあ。

でも、リアルタイムだった当時は、やっぱり「解せなかった」んだよな、この曲のような曲調は。
そもそも 冒頭の歌詞にあるように、 なんで「125ページ」で終わらなきゃいけなかったの? ・・・なんて腰を折るようなことを考えたりさ



好きキライは別として、やっぱり、今なっては、この曲を聴くと、丁度30年前の今頃。1986年の光景が脳裡に浮かぶよな。
 当時は、ワタシは高校2年。17才になる直前。 大学受験もまだ2年近く先の話だったし、将来の事などなーんも考えてなかった頃だ。
RCサクセションの「トランジスタラジオ」ぢやないけど、授業中、ずっと居眠りしてて目が小さくなっちまった・・・頃 。学校には勉強しに行ってた・・・というよりも部活しに行ってた感じ・・の頃。
そして当時好きだった女の頃の尻ばっか追いかけて、悶々としてた頃  
 当時、もうちっとまともに勉強してたら、その後の人生、随分変わっただろうになぁ。 この頃の生活態度が今の私を決めちゃったような気がするなぁ、今振り返ると。


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