かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

吉幾三

俺はぜったい!プレスリー / 吉幾三

1978_01_俺はぜったいプレスリー_吉幾三






今回の1曲セレクトは、「俺はぜったい!プレスリー」吉幾三です。

まずはデータでっす〜。

・タイトル    俺はぜったい!プレスリー
・アーティスト  吉幾三
・作詞      やまだあつし
・作曲      山鉄平
・編曲      (クレジットなし)
・発売元     クラウン
・リリース日   1977年11月25日
・オリコン最高位 25位
・売上げ枚数   12.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 27位


 えー、今回はコミックソングです。
タイトルをみて、「かじやんは、ついに頭がおかしくなったのか?」と思われた方、うーん、まあ、半分当たってるかな!?
・・・・でも、ご心配なく・・、とりあえず、生きてます


 ・・・なんてね。。

 ここんところ、ちょっとマジメな曲が多かったんで、ちょっと横道にそれたくなっただけですヨ。


 しかしさあ、最近、このテの「コミックソング」ってほとんど無くなっちゃったねぇ。 
 お笑いのヒトが歌う曲は多いけど、あれは、別にコミックソングではないからさぁ。
 お笑いではなく、正真正銘の「アーティスト」が歌う、「おふざけ」ソングですよ。

 どうしてなんだろうねぇ。ウケないから? うーん、今だから、逆に受けるような気もするんだけどなぁ。

 まあ、アーティストのヒトたちも、みなさんマジメになったってことなんだろうねぇ。ぶっちゃけたヒトが少なくなったというか・・・。

 でもさ、この曲の場合、たしかにコミックソングだけど、実際、吉幾三氏が青森弁丸出しで「なまって」マジメに歌ってるのがいいんだよね。

 覚えてないですかねぇ

♪ 俺は田舎のプレスリー 百姓のせがれ〜 村じゃ人気のプレスリー 田舎のプレスリー ♪ 

ってやつですねぇ。 ま、これと同じパターンで、この曲から丸7年後に「俺ら東京さいぐだ」が出たんだけど、曲としては、それよりは、かなり朴訥としてますよ、今からして思えば。

 そうそう、フォークソングなんだよね。うーん、フォークコミックとでもいいましょうか。

 あ、いやいや、これぞ正真正銘のジャパニーズカントリーだっぺね。(頭の中でなまってくだされ。。)

 吉幾三も、この曲ではアコギ弾きながら、弾き語りでうたってんすよ。 

 後年の吉幾三を思い浮かべる方は、「え? このヒトって演歌なんでないの?」って思われるかもしれないけど、いやいや、じつは、最初は、「フォーク」から出てきたんだよね。

 あ、これって意外かなぁ?

 ちなみに、「俺ら東京さ行ぐだ」も、オリコンではフォーク・ニューミュージックにカテゴライズされておりました。だから「俺ら〜」もオリコンでは演歌チャートではなく、フォーク・ニューミュージックチャートに入ってたんだよね。

 まあ、これも、この「俺はぜったい!プレスリー」があったからこそと思うんだけどさ。


 でも、ワタシ、この曲の頃はまだ、この世界に入る前だったんだけど、この曲は、なんか、はっきり覚えてるんだよなぁ。
「全員集合」とか、お笑い番組にも随分出てたからかしらね。

 だけんど、吉幾三氏もこの曲から、例の「俺ら東京さ行ぐだ」まで7年間は、全くの泣かず飛ばずだったんですよね。

 その後の地元、青森五所川原の「白亜御殿」からは想像もつかないけど、売れない間はかなり大変な生活だったようですよねぇ。

 まあ、今も昔も売れれば天国、でなけりゃ地獄なゲーノー界だけど、70年代は、ことフォークアーティストは、極貧生活を強いられていたヒトが多いようですねぇ。



なんだ、♪ ウンコも踊りだす ♪ ってさあ(爆)

だけど、今回、最後まで聴いたんだけど、最後は「出てけ」って言われちゃうんだね。
コミックソングなのに、最後はなんか哀しい終末になっちゃうのね。


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俺ら東京さ行ぐだ / 吉幾三

1985_03_俺ら東京さ行ぐだ_吉幾三






今回の1曲セレクトは、「俺ら東京さ行ぐだ」吉幾三です。

まずはデータでーす。

・タイトル     俺ら東京さ行ぐだ
・アーティスト   吉幾三
・作詞       吉幾三
・作曲       吉幾三
・編曲       野村豊
・リリース日    1984年11月25日
・発売元      徳間ジャパン
・オリコン最高位  4位
・売上げ枚数    35.1万枚
・THE HTCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1985年2月18日〜4月15日付

 ハイッ、今回の1曲はセレクトは、「俺ら東京さ行ぐだ」です。。。。と書くと、演歌? とか思う方が多いかなぁ。なにせ吉幾三だもんねぇ。
 だけどね、この曲は、当時のオリコンでは、演歌には分類されてなくて、なんと「フォーク、ニューミュージック」に分類されていたんですねぇ。 証拠に、当時のオリコンの「フォーク、ニューミュージック」チャートにしっかりとランクされてますぞよ。当時のオリコンウイークリー持ってる人がいたらチェックしてみてね! 
 ・・・って、いねーって! そんなヒト、ほとんど。

 いや、でも、これは冗談ではなくて、ホントなんだよね。
 ま、吉幾三氏って、ブレイクしてきた時はね正真正銘のフォークアーティストだったかんね。
 77年の「俺はぜったい!プレスリー」って曲、覚えてる方いますか? 
 ♪村じゃ人気のプレスリー 田舎のプレスリー♪って、アコギ抱えて、津軽弁で歌ってたんだよね。
 そう、一時、田中義剛っていたじゃん。あんな感じだったんですよ。なんか、信じらんないけどさ。

 だから、その名残もあって、この曲がヒットしたときは、「フォーク」に分類されてたんだよね。

 でもさあ、どう聴いても、フォーク、ニューミュージッックなんていう、「おしゃれ」な音楽とは程遠いけどなぁ
 ・・といいつつ、ワタシもこれに習って、この曲の音源、フォークニューミュージックの中に入れちゃってるんだけどさ


あ、そうか、書いてて気が付いたんだけど、この曲、今で言うヒップホップだよね。J-RAP。
・・・って書くと、また誰かからクレームくるかなぁ。おめぇふざんけな・・・とか。
でも、自分の身近な不平不満を詞に載せて・・・っていうのは、ラップじゃんか。 そう言う意味でも、この曲は、演歌じゃなくて、当時でいう、ニューミュージックだよなぁ。
・・・なんて思ったりしてね。


 だけど、この曲は斬新でしたよぉ。田舎の生活丸出しやん。

♪ ハァー テレビもねぇ ラジオもねぇ・・・・♪。はたまた♪レーザーディスクは何者だ?♪ とくりゃ。

 ・・・なんて、当時をもってしても、そんな田舎ってあるんないな? って思ったりもしたけど、実際、田舎の田舎にいけば、そういうところは幾らでもあるからねぇ。。。

 ちなみに、これで、ほんとにレーザーディスクプレイヤーをもらったそうなんだよね。吉幾三氏。

 でも、こういう、コミックソングっていうのも面白いよねぇ。お笑いのヒトが歌うんではなくて、ちゃんとしたアーティストがコミックソングを歌うってのが面白いんだよね。
 だけど、コミックソングアーティストの宿命っていうのか、下積みも長かったみたいですねぇ。
 この曲の前のヒットは、前出の「俺はぜったいプレスリー」。その間8年間は全く、うんともすんとも言わなかったんですからねぇ。

 だからさ、「雪国」で大粒の涙を流す吉幾三ってのも、よくわかるんだよねぇ。
 そのまえに、この「俺ら東京さ行ぐだ」の次の曲が「雪国」なんだよね。
 その落差ってのも、すごいけどね。いやいや、あの落差があったからこそ、「雪国」のヒットがあったっていってもいいかもなぁ。 なんせ意外だからねぇ。
 こういう、「変わり身」っていうのも、アーティストには必要なんだよね。
 とにもかくにも、オリコン史上300曲目の1位獲得の「布石」となったのも、この「俺ら東京さ行ぐだ」があったからこそだよねぇ。。




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雪国 / 吉幾三

1987_02_雪国_吉幾三






今回の1曲セレクトは、「雪国」吉幾三です。

 まずはデータです。

・タイトル    雪国
・アーティスト  吉幾三
・作詞      吉幾三
・作曲      吉幾三
・編曲      京建輔
・リリース日   1986年2月25日
・発売元     徳間ジャパン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数   36.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1986年12月29日〜1987年3月9日付

ここ数日は暖かい日が続いているけど、まだまだ寒い日が続きますよねぇ

 ・・・・ということで、吉幾三の「雪国」なんぞを。。

え? なに? 演歌じゃんかって?

ヒットチャートマニアに、演歌もポップスもございませぬよ〜。ヒット曲はジャンルを問わず聴くんですねぇ〜。

・・・ってか、昔の音楽番組は、演歌もポップスもなかったもんね。そういう環境の下で音楽番組を見てきた世代だから、演歌も自然と覚えたもんだよなぁ。

ほんとは雪が降って積もったら書こうかと思ったんだけど、どうも、今年は雪が降りそうもないしな。
 うん、ちょうど、28年前の今頃、オリコンでも1位とってたしねぇ。

 ところで、「紅白効果」なんて顕著に出てきたのは、いつごろからですかねぇ・・・なんても考えたりするんだけどさ。

 ま、はっきりと「紅白効果」なんて「名称」がついて注目されるようになったのは、2000年以降じゃないかなぁ。

 だけどさ、歴史を紐解いてみると、これが結構、昔からあったりするのよ。
 まあ、チャート上ではっきりとした形で現れるってことは、それほどないんだけどね。

 思うに、今日、引っ張ってきた、吉幾三の「雪国」は、そんな今に通じるような「紅白効果」なチャートアクションの最初のヒットって言ってもいいんじゃないかなぁ。

 この曲リリースは、1986年2月よ。最初は、まーったくレコード売上げは動いてこなかったんだよね。 ま、有線はそこそこの動きをしてたんだけど。。
 レコード売上げが動いてきたのは、リリースから8ヶ月たった、86年の10月以降。 で、紅白が決まったとたんに、あれよあれよとチャートを駆け上り、紅白後の年明け後にピークを迎えたっていう、うん、ちょうど、今年の秋元順子とほぼ同じようなチャートアクション描いてたりするんだよね。

ま、今で言えば、典型的な「紅白効果」な動きでオリコン1位を獲得した曲ですわ。

 ちなみに、86年の紅白は、吉幾三は、紅白初出場。 84年の「俺ら東京さ行ぐだ」では、紅白でれなかっんだよね、なぜか。。

 あ、そうそう、チャートマニアなら忘れてならない、この曲がオリコン史上300曲目の「1位獲得曲」ね。




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