かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて40数年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

井上ヨシマサ

KID / 田原俊彦

1987_02_KID_田原俊彦


今回の1曲セレクトは、「KID」田原俊彦です。

まずはデータでする。

・タイトル    KID
・アーティスト  田原俊彦
・作詞      阿久悠
・作曲      井上ヨシマサ
・編曲      清水信之
・リリース日   1987年1月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   6.5万枚
・THEHITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1987年2月2日〜2月16日付

昨夜、NHKBSプレミアムで放送された「田原俊彦“還暦前夜!”スぺシャルワンマンライブ」、なかなか良かった。
90分にわたって、久しぶりにデビュー曲「哀愁でいと」からの数々のヒット曲を聴けたし。 なにより、今日2月28日で、トシも60才になったんですねぇ。
デビュー当時から「赤」が似合っていたトシではあるけど、まさか、「赤いちゃんちゃんこ」を着る年齢になってしまうとは・・・。
デビュー当時のトシから思うと、全く想像がつかなかったよなぁ。
BUT、昨日のライブでは、そんな年齢−還暦−には、全く思えないような「踊り」を披露。
「哀愁でいと」のサビ前の♪I SAY〜!♪の足上げポーズや、「原宿キッス」の、♪一度お願いしたい〜♪の開脚もみごとでしたね。
ま、確かに本人自ら指摘していたように、ターンのスピードとか、踊りの「切れ」は、20代のピーク時に比べると少し落ちていたように思えたけど。。。でも60才でここまで踊れるのは、素直にスゴイと思いましたわ。

・・・ということで、トシちゃん還暦〜60才〜を記念して、今回の1曲セレクトはトシちゃんの曲を持ってきたい。。。

・・・と意気込んだものの、さっすがに、トシの曲・・・特に今頃の時期にヒットしていた曲は、すでに大体、書いちゃったんだよな・・・・

・・・と言い訳しようかと思っていたら、1曲ありましたわ、まだ書いてない曲が。。。

「KID」 

1987年1月にリリースされ、今の時期にかけてヒットしていたこの曲、覚えてられる方、どのくらいいらっしゃるでしょうねぇ。

ま、当時、トシちゃんファンであった方には、常識的な曲ではあると思いますが、トシちゃんファン
以外の方は、すでに死角に入られている方も多いかもなぁ。

前年から4作続けて、阿久悠氏作詞、プロデュースのもと、アイドルから脱皮、大人のアーティストへのアプローチを試みたプロジェクトの最後の曲、それがこの曲になるわけですね。

デビュー7年目を迎え、アイドルから大人のアーティストへの脱皮と言うこの試みは、今となっては理解できるけど、当時は、今一つピンとこなかったな。

理解しようと思う前に、ヒット規模が以前にもまして縮小していたし、なにより、86年当時のおニャン子旋風の前に、今一つ時代との折り合いがついていないようにも映っていたんだよね。

もしかすると、このままトシちゃんはフェイドアウトしていくのかもしれない。。。なんて感じてたなぁ。

そんな中でのこの「KID」のリリース。

通常だったら、このまま引っかからなかった今間通り過ぎていたのかもしれないけど、どういうわけか、この曲にはひっかかった。

なんでなんだろう?・・・ってところなんだけど、 やっぱりジャニーズでの盟友、まっち先生と久々にヒット時期が重なったっていうのも大きかったんだろうね。

そそそ、まっち先生の「愚か者」のリリースが1987年1月1日。しかも、まっち先生にとっても久々の大ヒットだったからさ。これは、トシも一つ、久々に大ヒットで、まっち先生とのヒットチャート上の共演を・・と言う気分になった様に思いますね。

まあ、それ以前に、この曲の音の分厚さ、音圧のすごさ、ただ疾走感あふれる曲調だけに、重すぎない独特な重量感についつい耳が行っちゃったんだよな。

トシの曲って、ここまで音が厚くて音圧が凄い曲、それまでのシングルではあんまり感じたことなかったからさあ。 
イントロ最初のファンクベースに続いて、ブラス隊の分厚い音の運び。 これにやらちゃったところもあるな。
ま、当時、個人的にもブラスをやっていたこともあってブラスには耳が行っちゃってたところはあるけど、ここまでの分厚いブラスは、少なくともアイドルソングではあんまりないしね。

あ、ダークなラテン風なイントロの流れにも引っかかったと思う。
作曲の井上ヨシマサ氏による、ダークで小悪魔的、かつ音圧の高いイントロ、サウンドというと、個人的には、どうしても、91年のミポリンの「Rose」を思い浮かべてしまうんだけども、そこに至るまでの最初の曲と位置付けてもいいんじゃないのかなぁ・・なんても思ったり。


確かに82年の「原宿キッス」のイントロでの分厚いファンクベースなど局所的には音圧を感じた曲がそれまでもあったことはあった。

けど、ここまで曲全般にわたって音が厚い曲って、それまで無かった・・に少なくとも当時の時点では感じたんだよね。


兎も角、この頃になると、おニャン子のお気楽な曲調に個人的には辟易していて、もっと刺激のある曲を聴きたい・・そういう気分になっていたんだよね。
そこに持ってきて、この曲のような刺激のある分厚い曲が来たわけでさ。 引っかかったのも当然だったかもしれないな。





ちなみに、この曲って、作曲者 井上ヨシマサ氏による、曲、アレンジ同じ、歌詞違いの別曲が存在するんだよね。

↓ コレ 「赤と金のツイスト」



リリースは、この「赤と金のツイスト」の方が1か月後だけど、楽曲作成はこちらの方が早かったため、「赤と金のツイスト」の方がオリジナルだそうですわ

なんてかいてるワタシも、今回、初めてこの曲の存在を知ったんだけども。。。。

ちなみに、著作権上は「赤と金のツイスト」と「KID」は別曲扱いIになってる
(「赤と金の〜」作詞者の川村真澄女史、「KID」作詞者の阿久悠氏いずれもJASRAC会員なんで著作権使用料分配のために別曲扱いになっているんじゃないかな)けど、楽曲管理はいずれもジャニーズ事務所になってたりして。。。ちょっと変わったパターンの曲ですな。

それにしても、井上ヨシマサ氏も長いですね。 未だにAKBグループなどに曲を書かれているし。。。



ところでさ、1986年あれだけ全盛を誇っていた、おニャン子関係も、年が明けて1987年になると、やや求心力が落ちて来てたんだよね。

まあ、今考えると、時代の流れなんだけどさ。
そんなタイミングで、今回のトシちゃんの「KID」をはじめ、まっち先生の「愚か者」とか、明菜さんの「TANGO NOIR」、キョンキョンの「水のルージュ」とか、マイナー系ではあるけど音圧が高い、おニャン子とは毛色が違う、対極的な曲が相次いでリリースされて来てたじゃん。 

今考えると、おニャン子の他の陣営も仕掛けて来ていたんだな・・というのがよくわかるんだけども、当時は、そこまでは見えてなかったんだよね。

まあ確かに1987年っていう年はレコード売り上げは底だったんだけど、これはあくまでシングルCD化が遅れた代償であってさ、今になってみると、次のステップへの「種」は確実に蒔かれていたんだな・・っていうのが分かりますね。

そういう意味もこめて、1987年の曲については、今一度見直してみようかなぁ・・なんて思っているんですよね、個人的には。


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TRUE LOVE / 浅香唯

1989_02_TRUE LOVE_浅香唯








今回の1曲セレクトは、「TRUE LOVE / 浅香唯」です。

まずはデータです。

・タイトル    TRUE LOVE
・アーティスト  浅香唯
・作詞      吉元由美
・作曲      井上ヨシマサ
・編曲      井上鑑
・リリース日   1989年1月25日
・発売元     ハミングバード
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数  17.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1989年2月6日〜2月27日付
・タイアップ:映画「YAWARA!」挿入曲。

一昨日は「復活」と書きながら、昨日はまたまたダウンで1日飛ばし。 風邪は治りかけが肝要なんていうけど、まさにそんな感じなんですよね。
でも、今日は昨日に比べると大分咳もおさまり、楽になったんで、1曲セレクトを書きまする。

 気がつけば、大学受験シーズンも本格的になって来ましたな。
現在、ワタクシの勤め先は神田神保町でして、JR水道橋からは歩いて会社まで行ってるんでね、毎年このシーズンになると受験生諸君でいっぱいですよ。なんせ、日大、専修大、東京歯科大・・・と大学がいっぱいあるんでねぇ、水道橋周辺は。

 かくゆうワタクシも、受験生の頃は、日大の某学部を受けてたんだよね。20数年前の今頃、ワタクシもあの受験生諸君の中の一人だった訳ですわ。
 まあ、ワタクシは、他のヒト達の数倍受験生をやってたんだけどね。 その「一浪目」の今頃、ヒットしてたのが、今回セレクトしてきた曲だったりして。。。。

 浅香唯 「TRUE LOVE」

前年の88年、本格的な大ブレイクですっかり「A級」アイドルに成りあがった感が強かった浅香唯さんですが、どうも、それは「88年の魔法」だったんでしょうかねぇ、年が明けた89年、第1弾のこの曲から、前年の人気がウソのよう・・・って感じで、人気に陰りが見えたんだよね。

まあ、一番の原因は、この曲なんだろうな。 ハッキリ言って、よく分かんないんですよ、この曲。
曲の焦点が今一つハッキリしていなかったし、その分イメージがばらついてるし。 一体何が言いたいんだろう・・・っていうモヤモヤ感だけが残るっていうかね。

考えてみれば、88年は、1月の「Believe Again」に始まり、「C-Girl」、「セシル」、「Melody」と一貫してメジャーキーの明るい曲で通したんだよね。
 でも、それがいい方向に進んだ訳で。。。 うん、このヒトの声質は、湿性的でそれほど明るさを持ってないんだよね。所々ヒステリックにも聴こえたりするしさ。
 なので、メジャー系の曲で、明るさを保たせることで、アイドルとしてのバランスが取れてる・・・って感じなんだよね。

 そこに来て、この曲では「マイナー」系に行っちゃったもんだから、どうにもバランスが悪い様な曲に感じちゃう訳なんだよね。

ま、今聴くと、当時、聴いてた感触よりは、また変わってきたような気もするけど、当時は、どうにもこの曲が気分悪くてねぇ、あんまり聴かなかった・・・ってのがホンネかな。


プラスして、この曲は、あのマンガ「YAWARA!」の実写版映画の挿入曲でもあったんだよね。
もちろん、浅香さんが、主演の「YAWARA」ちゃん役だったんだけどさ。
 どうもイメージがねぇ・・・違うんだよねぇ。。。 まあ、確かに「年齢的」にはマンガと一致してるんだけどさ。
 単行本によると昭和49年で5才とあるから、YAWARAちゃんは昭和44年生まれ(?)。 浅香唯さんも昭和44年生まれ。
 ついでにもこれを書いてるワタシも昭和44年生まれ・・・(んなことはどうでもいい。。。。)
一致してるのは、それだけ・・・って感じなんだよね。

で、もって、テレビでは、YAWARAにかこつけて、柔道シーンが、この曲のバックに流れたりして、もうね、まるで「なにこれ?」な世界だったんだよねぇ。

どうも、そんなイメージがこの曲には、纏わりついてるんだよなぁ、未だに。。。。






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【キニナル曲】ハロウィン・ナイト / AKB48

2015_09_ハロウィン・ナイト_AKB48









・タイトル     ハロウィン・ナイト
・アーティスト   AKB48
・作詞       秋元康
・作曲       井上ヨシマサ
・編曲       井上ヨシマサ
・リリース日    2015年8月26日
・発売元     キング
・タイアップ:グリー「AKB48ステージファイター」CM曲、アサヒ飲料「WANDA モーニングショット」CM曲、
        ディップ「バイトル」CM曲

 さあ、毎度たのしい「おちょくり」タイムがやってまいりました

・・・なんて軽いノリで、この曲を聴いてみた。。。。

なんだ、これは おちょくれないじゃないか〜   

うーむ、ディスコねぇ。。。 完全にサタデーナイトフィーバーの世界ですな。

曲的にはねぇ、 そうねぇ、 モーニング娘。の「LOVEマシーン」と「恋のダンスサイト」を足して2で割って、そこに、ケツメイシの「君にBUMP」をうんと薄めて加えた感じってところですかねぇ。
 まあ、回りくどい言い方じゃなく、単純に言えば、バンプ系のディスコですわな。 50代以上には、もろ懐かしいよな・・思わず血が騒ぐというヒトも居そうな。。。

 個人的にも、この辺りのサウンドを、ガキの頃には通ってきたわけで、だから、この手の曲は、おちょくれないよなぁ、安易には。 

 でもねぇ、曲を聴くと、なーんか、もうひとつ盛り上がられないんだよねぇ。 本来ならさぁ、ディスコっていうと、もっと「フィーバー」したくなるもんじゃん。 思わず、腰が動きだしそうな・・・って感じでさ。それが今一つ感じらない。 なんか、スカスカなんだよね、ノリが。
 例えば、↑で例に挙げたように、モー娘。の「LOVEマシーン」にしても「恋のダンスサイト」にしても、同じディスコでも、もっとグルーヴ感があったけどなぁ。
やっぱさあ、今の若いコに、サタデーナイトフィーバーを歌わせようと思っても難しいんじゃないかねぇ。あのグルーヴ感は、実際にディスコでも体験しないと難しいよな。 
 もう一度聴いてみた・・・。 そうだ、バカになってないんだ。踊る阿呆に・・・って言うくらいだしさ、やっぱ、このテのダンスもの・・・っつうかディスコ物の曲はバカにならにゃ。 歌い方がまっすぐなんだよ。だから、今一つ、ディスコのグルーヴが感じられなくて、スカスカなノリになっちゃうんだよな。

 ところで、作曲の井上ヨシマサ氏も、大分、俗っぽい曲を書くようになっちゃいましたねぇ。昔は、アイドルの曲でも、もっとニューウェイヴっぽい匂いが強かったけどなぁ。。。
 

えー、本当なら、この辺でこの曲もミリオンセラーがどうたらこうたら、チャートアクション的な事を書くべなのかもしれないけど、このヒトたちのチャートの話をしたところで、全く持って「無意味」なんで、敢えて書かないですけどね。 


        

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ピチカート・プリンセス / 渡辺美奈代

1990_08_ピチカート・プリンセス_渡辺美奈代






今回の1曲セレクトは「ピチカート・プリンセス」渡辺美奈代です。

 まずはデータでーす。

・タイトル     ピチカート・プリンセス
・アーティスト   渡辺美奈代
・作詞       横山武
・作曲       井上ヨシマサ
・編曲       ATOM
・リリース日    1990年8月22日
・発売元      CBSソニー
・オリコン最高位  43位
・売り上げ枚数   1.6万枚
・タイアップ:テレビ朝日系ドラマ「お嬢だん」主題歌

 うーん、今回はちょっぴりマニアックですかね。渡辺美奈代っていっても、後期のしかも、オリコン最高位43位だもんなぁ。ま、好きなヒトでなかったら知らないですよねぇ。こんな曲。

 いや、私も偶然にドラマを見なかったら知らなかったと思う。
 そう、この曲は、テレビ朝日系で深夜に放送していたドラマ「お嬢だん」(中尊寺ゆつ子 原作)の主題歌だったんだよね。
 たしか、1時すぎから放送してたんぢゃないかなぁ。ま、最近は1時、2時から深夜ドラマ放送することも全然珍しくもないんだけど、当時は、結構異色でしたよね。
 ま、深夜ドラマの魁って感じかなぁ。

 で、この曲、「ピチカート・ブリンセス」ですよ。

 うーん、一言でいって、わけがわかんない曲だよなぁ。当時のサイケデリックというか、ゆーったりとした流れの中にブツブツブツとシュールといおうか、よく意味がわかんない詞がのっかってて・・・・

 そうねー、良く解釈すると夢の中の出来事のようなふわふわーとした世界を漂うような感じ!? っていうのかなぁ。

 そんなドラッグのような世界が、丁度、暑い夏の盛りの深夜ドラマの世界にマッチしてたんだよなぁ。

 ま、だから、ずっと気になってた曲なんだけどさ。

 作曲は、井上ヨシマサ氏、アレンジはATOM氏。 このコンビが翌年、すんごい迫力の「問題作」を手がけるんだけどね。。。。 ってか、これ、この間書いた中山美穂の「Rosa」なんだけどもね。

 あれ? 今日は、やけに短いかな?  まあ、たまにはいいよね。

 ひとつ付け足すと、ジャケ写と曲調はほとんど結びつかないなぁ。
 それくらい、渡辺美奈代の曲としては、それまでなかったような曲調ですわ。




ごめん、この動画、1コーラスしか歌ってなかった。歌詞の意味がますます分からん。。。。


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Rosa / 中山美穂

1991_08_ROSA_中山美穂






今回の1曲セレクトは「Rosa」中山美穂です。

まずはデータです。

・タイトル    Rosa
・アーティスト  中山美穂
・作詞      一咲
・作曲      井上ヨシマサ
・編曲      ATOM
・リリース日   1991年7月16日
・発売元     キング
・オリコン最高位 3位
・売上げ枚数   36.2万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 7位
・ベストテンランクイン期間:1991年7月29日〜9月30日付

 井上ヨシマサ氏、「夏」のヒット作品ということで、昨日のキョンキョンの「スマイルアゲイン」につづいて、もう1曲セレクトしたんだけど、、今回は、かなりインパクトが「強い」曲を引っ張ってきましたよ。

中山美穂  Rosa

だけど、あれから24年か。。。。ホント月日が経つのは早いよなぁ。
と思うけど、この曲を最初聴いた時のインパクトは今でも昨日のように覚えてますよ。

 ヒット曲を聴いてて、インパクトを受ける曲は時々あるけど、この曲の場合はインパクトというより、ショックでしたね。あまりのインパクトに。
 そして、いい意味で、サムサムチキン(トリハダ)が立ってくる様な感覚にお反られるんだよね。


 まずもって、イントロで出しの緊張感溢れるピアノ。それに付き続くシンセの音色からしてインパクトの塊のようぢゃないですか。

 もちろん、メロディに入っても、かなり細かなリズム、それでいてイントロからの緊張感は途切れない・・というかなりむずかしめなメロディが延々と続く・・っていう、それまで筒美京平氏のディスコ的なインパクトな曲はあっても、そのなかでもさらにインパクトに富んだ、ある意味異色な作品に仕上がりましたよね。

 ま、この緊張感を中山美穂のボーカルがダメにしてる・・っていう見方をすることもいるけど、個人的にはこれはこれで、中山美穂のちょっとかすれた声質のボーカルもいい味を出してる感じはするんだけどね。

 いずれにしてもこの曲を聴く限り、80年代のアイドル時代のミポリンはどこにもいない。そんな印象が強いよね。この時、ミポリンは21才。うまく大人の「女」に脱皮した・・・って感じたな。

・・・と同時に、「アイドルポップス」に特化してた感が強かった、井上ヨシマサ氏も、こういうアクの強い曲が作れるんだ・・・っていうのは、新たな発見だったなぁ。
 

 それと特色なのは、この曲のチャートアクションっすよ。今も昔もアイドル系の初動型傾向は変わらないんだけども、この曲に関しては、初動集中型とは相反するようにロングセラーだったよなぁ。
 オリコンでは最高3位にも関わらずベスト100に27週ランクインっちゅう、なんとなんと中山美穂の曲の中では一番ロングセラーだったんですよね、この曲。

 まあ、時代が時代で、90年代としては、異例のロングセラーの丁度時期が重なったということもあるんだけど、やっぱり、この曲のインパクトがすんなり受け入れられるっていう形ではなかったのかもねぇ。
 そのかわり、一度嵌ったら、なかなか抜けられないっていう感じでもあったわけだけど・・・・。


 兎に角、この曲のインパクトには脱帽・・・・っていう感じの1曲でしたね。

 中山美穂もこの頃は曲に恵まれてたんだけどねぇ。




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スマイルアゲイン / 小泉今日子

1987_08_スマイルアゲイン_小泉今日子






今回の1曲セレクトは「スマイルアゲイン」小泉今日子です。

まずはデータです。

・タイトル     スマイルアゲイン
・アーティスト   小泉今日子
・作詞       川村真澄
・作曲       井上ヨシマサ
・編曲       土屋昌巳
・リリース日    1987年7月1日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  2位
・売上げ枚数    15.3万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 5位
・ベストテンランクイン期間:1987年7月13日〜8月24日付

先ほどは、桜田淳子さんの「十七の夏」をセレクトしてきたんだけど、「十七の夏」を持ってくるんだったら、この曲も引っ張ってこないわけには行かない・・・・ってことで、引っ張って来ましたよ。

小泉今日子「スマイルアゲイン」

う〜ん、この曲のヒットから28年も経っちゃったんですねぇ。。そりゃ、ワタシも「オヤジ」になるわけだわ。。。

 この曲は、ぱっと聴きのイメージからして、もう、この季節しかない! っていう気がしません?
 
 イメージ的に青空のしたの太陽がサンサンと降り注いでいるにもかかわらず、どこか物悲しい雰囲気・・・・そう、夏ももうすぐ終わりに近い・・・っていう(田舎の)風景なんだよねぇ。

 まあ、永遠のノスタルジーというかね、なんかね、いい年のオッサンなのに小学校のころの、もうすぐ夏休みも終わりっていう、どこか淋しいような気分になりません? この曲を聴くと。

 まあ、そういういみで永遠のノスタルジーの曲なんですよね、ワタシにとっては。
 だからというわけでもないけど、この時期になると必ず聴きたくなるんだよなぁ。


 この曲は、作曲は元コスミックインベンションの井上ヨシマサ氏。
 井上氏は、結構ハードな曲を書くことが多かったけど、この曲のようなめっきりソフトなメロディラインも書いてたんですよね。1987年は当たりに当たってましたね、このヒトは。
 
 ただ、個人的に、この曲はアレンジが好きなんですよね〜。
ワタシ、今の今まで、アレンジも井上ヨシマサ氏だとばっかり思ってたんだけど、土屋昌巳氏だったんだ!? 元一風堂の。。
 はい、♪すみれSepetember Love〜 ♪のあの方ですね。(SHAZNAのIZAMぢゃねーよぉ!)

 いやいや、御見それいたしました。。。

 この曲の独特の「どこか物悲しい雰囲気」は、Aメロからサビまでにずっと、からんでくる「対旋律」にあると思うんだよね。
 この主旋律と対旋律のコンビネーションが絶妙に絡んでて、このきょく独特の雰囲気を醸し出してる(ちょっと大げさか)と思うんだよね。

 それと、やっぱり、中間に挟まってくる「オカリナ」でしょう。
 これ、テレビではキョンキョン自らが吹いてた(つもり)だったけど、メロディは、桜田淳子さんの「十七の夏」なんだよね。
 そそそ、だからして、「十七の夏」を引っ張って来るなら、この「スマイルアゲイン」も引っ張ってこないわけにゃいけないわけなんだよね。

 キョンキョンからのアンサーメッセージなんでしょうかねぇ!?

 だけど、このオカリナっていう小道具・・というか音色も、この曲の独特の寂しさ感を出していますよね。


 いずれにしろ、ワタシにとっては、この季節の定番の「癒しソング」です、この曲は。
 特に今の「鬱」なワタシには。。。。。


 たださ、ジャケ写があんまり好きくないんだよなぁ。。。


しかし、こんな名曲の動画、なぜにYOU TUBEに落ちてないんじゃ? しょうがないんで他のサイトにリンク

http://www.dailymotion.com/video/xxwap7_%E5%B0%8F%E6%B3%89%E4%BB%8A%E6%97%A5%E5%AD%90-smile-again-01_music



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YAKIMOKI / コズミックインベンション

1981_03_YAKIMOKI_コズミックインベンション






今回の1曲セレクトは、「YAKIMOKI」コズミック・インベンションです。

 まずはデータです。

・タイトル     YAKIMOKI
・アーティスト   コズミック・インベンション
・作詞       星川スナヲ くら美あきら
・作曲       小田啓義
・編曲       小田啓義
・リリース日    1981年3月5日
・発売元      ビクター
・オリコン最高位  86位
・売上げ枚数    1.0万枚


 たまに変な曲を持ってきたくなるんだよなぁふらふら そーいう意味では、今回引っ張ってきた曲は、かなり「ヘン」な曲でしょ?

 コズミック・インベンションの「YAKIMOKI」。

オリコン最高86位ですから。今や知らなくてもおかしくないですよね
 きっと、だれそれ? っていうヒトが多いかなぁ・・・とも思うけど。。ふらふら
まあ、今回は「オマケ」として出そうかな・・・と。 何分、以下の文章を昔書いてたもので

以下、昔書いた文章のまま「引用」


でも、メンバーの中には、いまだに活躍中の方もいるのですぞ。

 メンバーは、

 Dr&Vo 森岡みま
 TOP Key 井上能征
 Second Key 佐藤克己
 Bass Key 橋本カンナ
 Strings Key 安藤聖己

 の5人。 上記のようにDrの森岡みまさん以外は、すべてシンセのみ・・・っちゅう、当時でも異色のテクノバンドですわ。

 異色っていう意味では、当時、メンバーすべてが「中学生」だっていうのも、異色中の異色の存在だったよな。

 ところで、↑で「いまだに活躍中の方」って書いたけど、うんも大体のヒトは知ってるはずよ。

 そそそ、TOP Key の井上能征って、現在も作曲家&プロデューサーで活躍中の井上ヨシマサ氏ですわ。 うむうむ、中山美穂の「Rosa」とか、小泉今日子の「スマイルアゲイン」とか作ったヒト。
 そういえば、AKB48にも随分曲書いてるんだよね。 その他、レオパレス21のCMとか・・
 ♪ 夢中でがんばるキミヘ〜エールを〜♪ って曲 。 あとは光GENJIの「Diamondハリケーン」とか。


 それとさ、Second Keyの佐藤克己っていうのは、元To Be Continuedのキーボードの佐藤鷹氏の本名ですわ。 あ、これは、意外と知られてなかったかな? 

 こーんな感じで、2人の男性陣は、その後も音楽界で実績を残しているんですねぇ。

 それに引き換え、女性陣は、みなさんどこ行ってしまったんでしょうかねぇ・・・。ま、普通に考えれば、主婦してらっしゃるんでしょうねぇ。
 ドラムの森岡みまさんなんかは、けっこうかわいくて、アイドルっぽくて人気あったんだけどねぇ。

 っつうか、なんで今回、突然、コズミック・インベンションなの? っつうと、ジャケ写をコピーしてる、某中古レコードサイトの人気アクセスランキングの1位が、なぜか、コズミック・インベンションになっててさぁふらふら 
 ・・・あ、なっつかしいなぁ・・と思ったりしてさぁ、そーいえば、当時、月刊「明星」にでてたよなぁ・・・とかふらふら

 同時に、もしかして「ようつべ」に動画落ちてないかしら・・・と思ったら、あったのふらふら

 そしたら、なんか、引っ張ってきたくなったりしてさあ、ついつい、引っ張ってきちゃったのよ。

 

十中八九、NHKの「レッツゴーヤング」だとおもうんだけどふらふら
実は、曲聴いたの、今回が初めてだったのよふらふら
 うわっ、完全に時代もんだね。なんとなく、イントロの出だしが、鈴木亜美の「can't stop the DISCO」っぽかったりしてふらふら

 それと、みょうに、森岡さんのドラムがうまかったりして。。当時中学2年生とは思えないなぁ、達者ですわ。
 なかなか、16ビート叩きながら、うた歌えないですぞ。 なんて、思わず感心したりして。。。


 ところで、このヒト達、もともとはY.M.Oのライブの「前座」として、結成されたんだよね。

 ↓ コレ



調べたら1980年12月のY.M.Oのライブのようですね。フジテレビが中継に入ってたっうことで、映像が残ってたようですわ。

当時、全員中学生っちゅうから、驚きだぁ。 ワタシより3つくらい年上だったかなぁ。


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タンポポの草原 / 島田奈美

1988_03_タンポポの草原_島田奈美







今回の1曲セレクトは、「タンポポの草原」島田奈美です。

まずはデータでーす。

・タイトル     タンポポの草原
・アーティスト  島田奈美
・作詞       松本隆
・作曲       井上ヨシマサ
・編曲       井上ヨシマサ
・リリース日   1988年2月10日
・発売元     コロムビア
・オリコン最高位 9位
・売上げ枚数   3.0万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 15位


 昨晩書いた、NOKKOの「人魚」もそうだけど、春風が吹いてくると、決まって脳裏をかすむ曲がまだあるんだよなぁ。西村知美の「サクラが咲いた」とかね。
 そうそう、今頃だよなぁ・・・。27年前の春。ワタシは高校卒業の時だ。そして、ワタシャ「サクラが咲く」どころか、「サクラ散る」・・・大学受験に失敗して、今は無き某二流予備校K学館津田沼校に手続きを済ませた頃だ。
 「男らしく潔く・・・」とかいう歌詞の曲があったけど、潔かったねぇ、すぽっ・・・と浪人したもんなぁ・・。
 まあ、粘ってもムダだと判断したからに他ならなかったけど・・・。なにせ、高校時代に勉強したことなかったから・・・
それでも、勉強は「あほ」がするものだと自惚れてた私がいたんだけど、世の中そんなに甘くないっちゅう訳だ。

 でね。そのころ、ワタシの中で「サクラが咲いた」の対になってたのが、この「タンポポの草原」なんですよね。
 
 対になっていた・・・・といっても、特段の意味があるわけではなく、そのころ「ザ・ベストテン」から録音したテープで、「サクラが咲いた」の次に「タンポポの草原」が入ってたからに他ならない。めっちゃ他愛もない話ですよ。
 でも、ワタシん中では、「サクラが咲いた」⇒「タンポポの草原」っていう順番が頭の中ではできちゃっているんだよね。

 それにしても、この曲は「癒し」だよねぇ。たしかに典型的なアイドルの曲と言っちゃ、それまでなんだけど、どうして、こんなに心が安らぐの?、この曲聴くと。

 ♪見渡す限りのタンポポの草原、フワフワそよ風 白い羽が飛んでく〜 ♪

 難しい言葉を使っているわけぢゃない・・・けど、景色が浮かんでくるよね、このあたりが優しい気分になってくるんですよ。松田聖子の時とは、随分浮かんでくる絵は違うけど、さすがに松本印ブランドの詩ですわ。

 それと、井上ヨシマサのメロディですよね。このヒト、顔に似合わず、 
どうして、こういうソフトなメロディがかけるんだろ? ソフトなメロディアスな曲を書かせたら、このころは右に出るヒトはあんまりいなかったんぢゃないかなぁ。
 「角ばった」音が多かったこの時代に、このヒトのメロディは、丸かったんだよね。思わず、遠い昔を思い出させてくれるような優しい感じなんだよね。 
 前の年の小泉今日子の「スマイルアゲイン」とかね。ワタシ、あの曲でも涙しましたもん。

まあ、この「タンポポの草原」の最後の部分は、もろ「スマイルアゲイン」のフレーズをそのまま使っちゃってますけどね。。。。 

 BUT、その後、中山美穂の「Rosa」で見せたような変貌振りもすごかったね。

 で、現在はAKBのコンポーザー・・・と。ホント、長い間「アイドル系」を中心に曲を書いてるよなぁ。息が長いコンポーザーですわ。

 このヒトは、その昔・・・えーと、34年前の1981年にコスミックインベンションっちゅう、中高生5人組のテクノバンドのキーボードでデビューしてるんだよね。
・・・といっても、覚えてるヒトは少ないかなぁ。

 そして、肝心の島田奈美。 とりあえず、妹にしたかったですね、ワタシ
たしか、ワタシより2つ年下だったな。デビューは、TBS系ドラマ「おぼっちゃまにはわかるまい」だったけな。とんねるずが主演だった、はちゃめちゃドラマ。
 ウーン、でも、たしかに、顔はカワイかったけど、性格はキツそうに感じたなぁ。 だから、見た目以上にはのめり切れなかったんだよね。このコには。
 今は何されてるんでしょ!?
 


うーむ、この曲、PVなんてあったんだ・・・。
曲内容と、全然合ってないのが、当時のPVらしいわな。。。


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