かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

世界歌謡祭

時代 / 中島みゆき

1976_02_時代_中島みゆき






今回の1曲セレクトは、「時代」中島みゆきです。

 まずはデータです。

・タイトル    時代
・アーティスト  中島みゆき
・作詞      中島みゆき
・作曲      中島みゆき
・編曲      船山基紀
・リリース日   1975年12月21日
・発売元     キャニオン
・オリコン最高位 14位
・売上げ枚数   16.4万枚

 さてさて、今回の1曲セレクトは何にしよう? ・・・と悩む。

 しょうがないから、またまた、昔のオリコンチャートをペラペラペラと捲ってたら・・あー、いい曲があった・・・ということで、引っ張ってきました。


 中島みゆき 「時代」

 いや、そーいえば、この曲は、いつ書くか、いつ書くか・・って仕舞っておいたんだよね。この曲というと、どうしても、今の「世知辛い」世の中を想像してしまう。

 ♪ 今はこんなに悲しくて なみだも枯れ果てて もう 二度と笑顔にはなれそうもないけど〜 ♪

 本当に、あっちみても不況、こっち向いても不況・・・な、今の世の中に生きてるワレワレの心情を代弁してくれているような歌詞じゃないですか。

 でも、

♪ そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ  あんな時代あったねと きっと笑って話せるわ〜 
 だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう 〜 ♪

 だから、がんばって生きましょうよ。

 って、まさに今の時代に訴えてくれてる曲でもあったりします。うん、だから、ヒットした時期になったら書こうって仕舞ってたんだよね。

 たしから、いつの時代にも、この曲の歌詞のような状況はあるわけだけど、富に「今の時代」に聴くと、リアリティを感じてしまうんだよね。それだけ、未曾有の不況だっていうことなんでしょう、今は。

 ときに、この曲がリリースされた「1975年」っていう時代も「不況」だったのですよね。ま、今ほどではないにしろ、オイルショック後の景気亜透明な時代。プラス、高度成長期が終わり、世の中が「シラケ」てた時代。

 そんな時代にリリースされたのが、この曲だったりする。

 やっぱり、「歌は時代を映す鏡」っていうかなぁ、昔の歌ってさ、曲を聴けば、どんな時代だったかわかる・・・とかいうけど、まさに、こんな感じだったんだよねぇ。
 だからこそ、今でも残っている・・・というか、エバーグリーンな曲なんだろうね。

 だからこそ、いままであらゆるヒトにカバーされてたりするんだけどさ、この曲。
 研ナオコ、桜田淳子、岩崎宏美、薬師丸ひろ子、徳永英明・・・えーと、あとだれ? ってくらい、いろんなヒトが歌ってるもんなぁ。

 でも、やっぱ、なんだかんだいっても、オリジナルの中島みゆきが、もっとも味があるのですよ。それは、やっぱ時代背景が一番浮き彫りで、最も時代背景を浮き彫りにしてるから・・・なんだろうなぁ。


 ところで、この曲は、1975年10月の、「第10回 ヤマハポピュラーソングコンテント」いわいる「ポプコン」のグランプリ、兼 「第6回 世界歌謡祭」グランプリ曲獲得で、12月にキャニオンから鳴り物入りでリリースされた曲っていう、当時の「ポプコン」から音楽界へっていう、王道のコースでリリースされた曲だよね。
 その後も同じコースで音楽界へ進んだアーティストは、数知れず(おおげさ・・・)だけど、結局、いまだに「アーティスト」として、第一線に残っているのは、中島みゆきだけなんですねぇ。それだけ存在感、アイデンティティが強いヒトだったんですわね。

 ただ、実は「時代」をリリースした時点で、中島みゆきって、すでに「アザミ嬢のララバイ」でデビューしてたんだよね。なので、厳密に言うと、すでにプロであったにもかかわらず、ポプコンでグランプリをとってしまったわけなんだけどさ。
 まだ、当時のポプコンは、そういうパターンも多かったわけで、純粋にアマチュアからプロへの登竜門っていうコンテストではなかったんだよね。



本当は、1975年当時の動画があればベストだったんだけど、流石にあれから40年経ってますからねぇ。
公式チャンネルにあった、5年前の動画をリンク。


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出発の歌

1971_旅立ちの歌_六文銭






今回の1曲セレクトは、「出発の歌」上條恒彦と六文銭です。

 まずはデータです。

・タイトル    出発の歌
・アーティスト  上條恒彦と六文銭
・作詞      及川恒平
・作曲      小室等
・編曲      木田高介
・リリース日   1971年12月1日
・発売元     キング
・オリコン最高位 5位
・売上げ枚数   29.1万枚
・オリコンベストテンランクイン期間:1971年12月27日〜1972年2月14日付

 いかにも「ソングフェスティバル」を彷彿させるような曲・・・っていうのも、最近はとんと、見かけなくなりましたねぇ。
 ソングフェスティバル・・・うーん、別に「○×歌謡祭」っていうだけでないんだけどね。
 昔で言ったら「サンレモ音楽祭」とかさぁ。いかにも「70年代!」を彷彿させる音楽祭で歌ったら輝くぞ! って言う曲っつうのかなぁ。

 カンツォーネというか、フレンチというか・・・。静かに始まって、最後にグワッと、盛り上がって、華々しく曲が終わるって感じの曲。


 うん、ライヴの最後の盛り上げ曲ともまた、違うのよ。

 やっぱし、これも、70年代の「遺物」なのかねぇ。

しいて言えば、去年の「アナ雪」なんかは、このテに近いかもしれないな。


 個人的には、こういう、大げさで派手な曲好きなんだけどね。なんかね1曲の中に「喜怒哀楽」があるようでさ。

 もともと、クラシックとかポールモーリアとかヨーロッパ系の「音」とか「曲」から音楽に入ってきたところもあるかもしれない。

 まったく違和感なく聴けるんだよね。


 ・・・・と、前置きが長くなったけど、そんな、いかにも「ソングフェスティバル」用の曲だぞ! っつう、上條恒彦と六文銭の「出発の歌」をひっぱって来ましたぞ。


・・・といっても、知らない方のほうが多いかなぁ。なんせ、1971年・・・今から44年前の曲だもんなぁ。

 うーんとね、中学校くらいの「音楽」の教科書で知っている方も居るかもしれない。
あ、いや、今の学校の教科書には載ってないか・・・。ワシらが中学生の頃の音楽の教科書には載ってたんだけどね。 

 何分、曲調が曲調だけに、「合唱コンクール」向けの曲としてさ。

 この曲とか、赤い鳥の「翼になりたい」、トワ・エ・モアの「虹と雪のバラード」は、ウチラが中学校のころの「合唱コンクール」の定番曲だったもんなぁ。


 うーんとね、それでも思い浮かばない・・・って方は、「3年B組金八先生」のパート1の最終回の「さよなら金八先生」の中で、「ひげダルマ」の上條恒彦がギター片手に歌った唄・・・っていえば、若干わかっていただけるかなぁ。

 まあ、もともと、上條恒彦自身の「持ち歌」だったわけだけども、ヤマハ主催の「第2回世界歌謡祭」のグランプリ曲でもあったんだよね。

 「世界音楽祭」といえば、後年、ポプコングランプリアーティストののデビュー「格付け」としての位置づけが強くなったけれど、まだ、最初の頃は、プロのアーティストによる曲から選出されるっていう方向性だったんだよね。
 もちろん、ポプコン自体、このころは、プロのアーティストによるコンテストっていう感じだった。

 だから、このころ、ベルウッドっていうアンダーグラウンドなレーベル(いまでいうインディーズね)で、既にプロのアーティストとして活動していた、上條恒彦と、バックバンド「六文銭」のこの曲がグランプリをとったのも、何の不思議もなかったんだけどね。

 ちなみに、当時の「六文銭」のメンバーは

・小室等(作曲)
・原茂
・及川恒平(作詞)
・橋本良一
・四角佳子

の5人。小室等は、後にソロアーティストに、四角佳子は、吉田拓郎の1回目の結婚相手となる。(♪僕の髪が肩まで伸びて君と同じなったら〜結婚しようよ〜♪のモデルの人ね)

ちなみに、ベルウッドは、こののちに大滝詠一、細野晴臣らも一時在籍し、今でも、キングレコードのインディーズレーベルとして存在。


 まあ、兎に角、これが、全くの「ソングフェスティバル」用な曲なんだよね。

小室等によるアコギのイントロからして印象的。Aメロは静かに、Bメロから徐々に盛り上がって、サビで


♪ さぁー 今 銀河の向こうに 飛んでいけ 〜 ♪

で最高潮に達する。

 で、曲のフックとして、


♪ 銀河の向こうに (D♭) 飛んでいけ 〜 ♪

と、キーがE♭の曲で、いきなり「D♭」のコードが挿入されるのが「鍵」だよね。
 このコードの響きが、曲全体を締めている。

 で、最後、「大サビ」の


♪ さぁー 今 銀河の向こうに 飛んでいけ 〜 ♪


で大団円・・・・・・と思いきや、やおら、ドラムソロが始まり、リフレイン的に


♪ さぁー 今 銀河の向こうに 飛んでいけ 〜 ♪


で超盛り上がりの中で曲が終わる・・・

っていう流れも、いかにも「ソングフェスティバル」を意識した、憎い曲進行になっているんだよなぁ。

 まあ、この当たりは、アレンジの木田高介氏のセンスだろうな。(ちなみに、木田氏も一時期、六文銭に在籍」


 まあ、兎に角、この手の「ど派手」な演出の曲は、「宝塚」か「ミュージカル」でもない限り、一般的な「歌謡曲」ではお目にかかることが出来なくなりましたなぁ。

 それが残念でねぇ。また、だれかやんないかなぁ。大ゼッサン物なんだけど、個人的には。





うーん、最初に、このテの曲は「70年代の遺産」って書いちゃったけど、去年のアナ雪もそうだし、SEKAI NO OWARIのファンタジー的な曲が受けてるところからすると、意外と、このテの大げさな曲って見直してもいいかもしれないな。



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