1982_07_ライオンは起きている_朝倉紀幸





今日の1曲セレクトは、朝倉紀幸&GANGの「ライオンは起きている」です。

 まずはデータから

・タイトル    ライオンは起きている
・アーティスト  朝倉紀幸&GANG
・作詞      HUGO PERETTI、LUIGI CREATORE、GEORGE WEISS
・作曲      HUGO PERETTI、LUIGI CREATORE、GEORGE WEISS
・日本語詞   佐藤ありす
・編曲      渡辺敬之
・リリース日   1982年6月5日
・発売元     ラジオシティ
・オリコン最高位 18位
・売上げ枚数   14.4万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 23位
・タイアップ    TBS系ドラマ「刑事ヨロシク」主題歌

 またもや、ちょっと「へんちくりん」な曲もって来ちゃったかなぁ。。
もしかすると、知ってるヒトしか知らないかもしれない。興味がない方はゴメン。
 
 この曲、もともとトーキンズっていうアチラのグループの大ヒット曲で、原題は「THE LION SLEEPS TONIGHT」って言うの。つまり「ライオンは「寝ている」」だよね。
 で、タイトルどおり、ゆったりとしたサバンナ風の曲調にのって、♪ライオンが寝てる〜♪的な詩の曲なんだよね。
 ここまで書いたら、「あ、あの曲か」って気付くヒトもいるかな?

コレですね。。。



 で〜、今回の「ライオンは起きている」・・・なんだけど、なんで、「寝ている」が「起きている」になっちゃったのか・・・。
 「寝ている」⇒ゆったりとしたサバンナ風の曲調
に対して、
 「起きている」⇒ギンギンのロック調

にしちゃったのよね。つまりぃ、うっさくて「寝てらんない」っていう、まあ、一種の「シャレ」ですよ。

 詩は、全編日本語のオリジナルに変えちゃってるけど、メロディはそのまんま。
 でも、このアイデアっていうのは、面白いよね。
今から23年前の曲だけど、こういう風にオリジナルの曲調をアレンジしちゃったりする「バージョン」違いでの曲ってのは、あんまりなかったんだよね。
 今でこそ、バージョン違いって言うのは、当たり前になってるけど、こういう発想は、当時は一般的ではなかったって言うかね。

 だから、確かに一部では「イロモノ」として扱われてた感もあるね。ちゃんと評価していなかったというかね。

 ちなみに、この朝倉紀幸ってヒト、バンドとしては、この曲が唯一のヒット曲、いわいる「一発屋」なんだけど、この後、80年代後半〜90年代前半にかけて、結構アイドルの曲書いてるんだよね。
 Babe、大西結花、南野陽子、COCO、東京パフォーマンスドール・・etc etc

個人的に一番印象に残るのは、COCOの「夏空のDreamer」(1992年)かなぁ。
 最初聴いたとき、「え? これ? 「ライオンが起きてる」のヒト書いたの?」ってマジで半信半疑だったもん。
 うーん、「ライオンが・・・」を知っちゃってると、どう考えても、女の子の「アイドル」に曲を書くようなイメージが全くないもんねぇ。。。

 まあ、それだけ、この「ライオンが起きている」すごいのよ。一度聴いたら、めちゃくちゃ印象に残る・・っていうか忘れられないよねぇ。。。 

 ちなみに、この曲、当時TBS系ドラマ「刑事ヨロシク」(日曜日20時〜)の主題歌だったのよね。
 このドラマ、「刑事」ドラマとは名ばかりのパロディードラマだったよねぇ。ビートたけし主演 そのほか岸本加代子とか出てたんだよね。。
 あと、ミッキーって覚えてる? 子供みたいなロックンローラー。「こどもみたいな・・・」って当時16歳か17歳だったたけど、まだ、ボーイソプラノの変わったヒトだったよね。見かけだけは、リーゼントで・・。
 で、このドラマ終わってから、「やめてくれRock'n Roll」って曲でデビューしたの。
 売れなかったけど、同じTBSの「アップルシティ500」にはよく出てたな。
 「アップルシティ」が終わってからはとんと見なくなっちゃったけど、今はとうなっちゃたんだろうねぇ?




※2005年8月に書いたものの再掲載です。