かじやんのヒット曲&チャートレビュー

ヒット曲を聴き続けて約40年! かじやんがお送りする、「今」のヒット曲&ヒットチャートから、「あのころ」のヒット曲&ヒットチャートまで、ヒット曲について幅広くご紹介するブログ。 自主チャートサイト"THE HITCHART NOW AND THEN"の支店ページという位置づけにいたします。

ヒットチャート

ヒットの傾向が変わって来たな〜

さきほど、ワタシメの今週のランキング集計終了。ネットにアップしました。

http://www.kajiyan-net.jp/thisweek2.htm


サイトのTOPページのコメントにもちょこっと書いたんだけども、米津玄師の「Lemon」が4週ぶりにTOPに返り咲き。

しかしねぇ、この曲の粘りのチャートアクションには舌を巻く。5週連続1位の後、4週2位をキープしたかと思ったら、またまた首位に返り咲き、通算6週目の1位獲得と・・・。

ついでに言えば、ここまでのトータルポイントも、今週10万点を突破

上半期での10万点突破は、昨年の星野源「恋」に続いて2年連続。 だけど、この曲は2016年からの続きのヒットだったわけで、年内リリースでの上半期で10万点突破は・・・・・。

うーん、いつ以来なんだろう? 覚えてないな。。。 

家に残る過去のマスターデータを遡ってみたら、2008年上半期での青山テルマfeat.SoulJa「そばねいるね」以来10年ぶりのようだ。

なるほど、覚えていない訳だ。。。。


それにしても、この傾向からも分かるように、ここに来ていわいる「流行歌」の「ヒット」の傾向もだいぶ変わって来たようだ。
実際数字で確認した見た訳ではないんだけども、感覚的にはそんなような傾向感覚があるな。

一つは、上記の米津玄師「Lemon」のように、長期間上位にランクする・・といったロングヒットの復活傾向。
他にも、欅坂46の「ガラスを割れ」。星野源「ドラえもん」、菅田将暉「さよならエレジー」etc etc、ランキング上位にロングランした曲が、上半期は目立ってきたような印象がある。

それに呼応して、週毎のランキングでベストテン初登場の曲が減って来た事。 つい昨年までは、毎週のように6〜7曲程度、曲が入れ替わっていたベストテン内の曲が、最近は3〜5曲程って言うのが゜目立ってきたものね。

ランキングの安定、これもここのところ「総合チャート」に定着がしつつある事が大きいのかなぁ。

・・・であるなら、長年ヒットチャートを見続けている身としては、ウレシイ傾向ではあるんだけど。。

まあ、その辺については、来月末の「上半期チャート」の時に再度レビューしてみたいですが。。。


楽園のDoor

1987_01_楽園のDoor_南野陽子







今回の1曲セレクトは、「楽園のDoor」南野陽子です。

まずはデータです。

・タイトル      楽園のDoor
・アーティスト    南野陽子
・作詞        小倉めぐみ
・作曲        来生たかお
・編曲        萩田光雄
・リリース日     1987年1月10日
・発売元       CBSソニー
・オリコン最高位   1位
・売上げ枚数     26.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 4位
・ベストテンランクイン期間:1987年1月26日〜3月16日付
・タイアップ:映画「スケバン刑事」主題歌

 うーん、1月ごろの曲ってどうして、こういう「淋しい」曲が多いんでしょ?
 やっぱり、「冬」って言う季節柄なんでしょうかねぇ?

・・・とまたまた、唐突な「主語」が無い、書き出してスイマセン。

 でも、本当に淋しい曲なんですよね、この曲。 淋しいというか、「冷たい」って言った方が言いのかなぁ。
 どうも、この曲、全体を通して「ウォーマー」な温度感が感じられないんだよなぁ。
 うーん、そう感じるのはワタシだけかしら?

 イントロのシンセの音色からして、「氷」のような冷たい表情しか見られないんだよね。
 その温度なんで、曲全体が包み込まれていくって感じで・・・。

 そそそ、同じ「氷」の世界を連想させる、大滝詠一の「さらばシベリア鉄道」と違うのは、アチラは「雪原」っていう壮大な「寒さ」、こちらは、まるで「氷」なんだよね。どんより曇った、薄暗い「氷」の世界。

・・・・どうもね、そんなイメージがあるの。この曲には。

「楽園のDoor」って言うくらいだから、どんなに「楽園」なイメージなのかなぁ・・と密かに期待していたもんよ。
 そしたら、イメージとは大分、かけ離れてんだもんなぁ。
かなり「ギョッ」としましたよ。

 でも、それだけに逆にインパクトは感じたんですよね。今から思うと、1987年の冬の時期は、この曲がずっと、頭にこびりついてたもん。
 だから、イメージとしてくらーい、冷たい年っていう感じなんだよね。1987年の冬って。まあ、年齢的にセブンティーンという情緒不安定な時期だったこともあるけど。。。

 この曲は、映画の「スケバン刑事」の主題歌。もちろん、主役は南野陽子ですよ。
 だからなのかな、この曲のイメージって。
 
 うーん、それ、前にも書いたけど、ワタシ、来生たかお氏のメロディラインって、イマイチ、生理的に合わないってのもあるんだよね、きっと。

 それでも、ナンノさんにとっては、この曲が初の1位獲得。26万枚の売上げもそれまでの倍と一気に、名実ともにトップアイドルの仲間入りした曲でもあるんだよね。

 えー、そう書いても、個人的には、次の「話しかけたかった」の方がよかったなぁ。何分、この曲のイメージがあまりにも「冷たい」んで、「話しかけたかった」を聴いた時は随分「ホッ」とした。
 ナンノさんのイメージ的にも「メジャー」系の曲のほうが、本来のナンノさんを見ているようでさ、良かったと思うんだよねぇ。


しかし、この曲のジャケ写は何気にゴージャスだよねん。曲のイメージとは随分違うような。。。



どうも、この曲の動画はすぐ消されるようで、もしかしたら、これもすぐに消されちゃうかもしれません。。



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2014年年間チャート発表!

先ほど、ワタシメのサイトに2014年年間ランキングを発表しました!

http://kajiyannet.web.fc2.com/hitchart.htm


 データ内容としては、2014年1月2日付から先週12月25日付までのトータルポイントということは、いつもと変わらずで、ランクイン曲数は、全1358曲でした。

去年のトータルのランクイン曲数が1387曲だったんで、今年は若干ランクイン曲数が減ったという事ですね。
 毎週集計していて、相変わらず「猫の目チャート」だなぁ・・・っていう感じは拭えなかったけど、それでも、去年までに比べると、ややそれも落ち着いてきた・・・ってことですかねぇ。
うーん、まあ、まだ、「1曲に集中する」っていう昔ながらのランキングに戻りつつあるっていう実感は全く感じられませんけどね。あくまで、数字上ではという範疇で。


で、もって、肝心のランキングは・・・というと、見ていただけるとお分かりのように、松たか子の「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」が、栄えある2014年の「頂点」と相成りました。

 まあ、今年1年の「アナ雪」旋風からすると、「当然」ですよね。

しかしながら、トータル得点は73,031点と、ランキングを発表してきた、過去40年間で「最低」点での年間1位獲得と相成りました。
 これを見る限り、トータル得点が10万点以上が何曲も誕生し、最低でも15万点内外での年間1位争いを繰り広げていた、昔のランキングと比べると、「淋しい」の一言に尽きる結果ではあるかなぁ・・・・という気分は拭えないなぁ。


BUT BUT BUT、今回の「レット・イット・ゴー」、史上最低点での年間1位・・・と言うばかりではなく、「CD(レコード)セールス」要素のポイント「0」という、前代未聞な状況での、年間1位獲得ということでも史上初となります。
 はい、「レット・イット・ゴー」はCDでのシングルリリースはされていませんから、当然、ワタクシメのチャートでは、CDセールスでは対照外となります。

 それでも年間1位となってしまうわけだから、トータル得点以上に、如何に、この曲が今年。幅広く支持されてきたか・・・というのが分かると思います。
はい、CDではシングルカットされていない代わりに、ネット配信では、無類な強さを見せてます。


この曲のネット配信要素のランキング推移を抜き出してみました。

レット・イッゴー配信ランキング推移-

 
 4/3付で初登場1位を記録。そこから9週間にわたって1位を堅持。その後2度、1位から陥落するも、再度1位を返り咲き、トータルで15週、1位を守り続けるという、近年まれにみる長躯1位獲得作品となっており、ベストテン内だけでも25週、丸半年間ベストテンにランクされるという超ロングセラーとなっています。
 最初にも書いたように、ここ何年も、毎週のようにランキングが入れ替わる曲のヒット寿命が極端に短い「猫の目のチャート」の状況が続いている昨今で、こんなロングセラーが生まれるというのは奇跡ですよね。
 CDセールスの要素が「0」にも関わらず、年間1位を獲得した・・・というのは、こんな状況・・・・ネット配信での無類の強さ・・・から生まれたというほかないでしょうね。



 さて、年間2位は、西野カナの「Darling」がランクイン。
この曲がこの順位だった・・・というのは、果たして予想通りだったか・予想外だったか・・・っていうのは、人それぞれだったんじゃないですかねぇ。
 CDセールスしか見てなかったヒトには、かなり意外だったんじゃないかな。
それでもワタシのランキングでは、先週12/25付でも、まだ、30位内にランクインしているんで、順当と思った方も居ますかねぇ。
 この曲も、「レット・イット・ゴー」同様、ネット配信ではロングヒットになっており、それがこの順位につながる最大の原動力になってたりします。
この曲では、その他「有線」でも上位でロングランしており、この2つの要素が得点の大きな要因となっていたりします。


この曲のCDセールス、ネット配信、有線の各要素のランキング推移をまとめてみました。

ダーリン西野カナ各要素推移

 
 一目瞭然ですが、CDセールスは、あっという間に一直線でランクダウンしているのに対し、ネット配信、有線では、上位でロングランしていることが分かります。
 特にネット配信では、8/28付で1位初登場いらい、先週12/25付まで、1度もベストテンからダウンしておらず、未だにベストテン内をキープしています。
 いわんや、ここに来て再度ベスト3入りまで戻してきており、息を吹き返してきているような印象が強いですね。
 どうやら、紅白でもこの曲を歌うようなので、この先「紅白効果」も期待できそうで、ネット配信のみならず、その他の要素も再浮上する期待は大。この曲は、この先、まだ得点を伸ばして来そうだね。
西野カナのこれまでの最大のヒットは、ワタシのチャートでは、2010年の「Best Friend」でトータルポイントが70,981点なので、この先、この曲が「Best Friend」に代わって、彼女最大のヒットになることは確実となったわけです。


年間の1位、2位の曲は、共にネット配信が得点の大きな原動力になっていることは、↑で書きましたが、今年は上位2曲だけでなく、ベストテン内、ほとんどの曲が同様にネット配信でロングヒットし、得点の原動力となった曲がずらりと並んでます。

 年間上位10曲の主な得点源となった要素を記載してみました。



2014年年間要素

 


  4位水森かおり「島根恋旅」、6位氷川きよし「大利根ながれ月」は、毎度のごとく有線で圧倒的な強さを見せ、順当に上位に来ているものの、3位の絢香「にじいろ」、5位キング・クリーム・ソーダ「ゲラゲラボーのうた」、7位秦基博「ひまわりの約束」、8位JUJU「ラストシーン」と、いずれもネット配信で上位ロングランし、得点を積み上げた曲になっています。
 CDセールスが得点源となっているのは、CDセールス、ネット配信、有線、ラジオチャート、4要素ともまんべんなく上位にきた、サザンオールスターズ「東京VICTORY」、AKB48「心のプラカード」2曲に過ぎず、この2曲にしてもCDセールスのみで得点を稼いだわけでは無かったわけです。

 これを見ると、「ヒット」を決定する一番の要素は、これまでのCDセールスに代わって、ネット配信である・・・とはっきりと示された年なった・・・ということも、今年の大きな特徴だと思います。

週ごとの各要素のチャート推移を見てみても、既記のように、あっという間にランクダウンするCDセールスに対し、ネット配信では、上位にロングランする曲が確実に増えてきています。
 
今年は、上記の「Darling」同様、絢香「にじいろ」、JUJU「ラストシーン」で見られたように、ネット配信で上位ロングランしている曲とシンクロして、有線でもロングランした曲が多かったのも特徴でしたね。


 これらの傾向から、完全にコアファンのコレクターズ・アイテムになった「CD」というパッケージメディアに対し、コアな固定ファン以外の、いわいる一般層⇒浮動票は、ネット配信に、ほぼシフトしたと見えるような傾向が今年は特に強くなりましたね。

この傾向は、恐らく来年も続くものと思います。


・・・というのも、上で書いたように、CDパッケージというメディアが、完全にコアな固定ファンのコレクターズアイテムになり下がってしまい、この先、CDでのロングヒットがますます難しくなってきていることが最大の要因だね。
 逆に、ネット配信は、ここに来て、「CD以上の音質」であるハイレゾが盛り上がりを見せており、この先、CDとの差別化ということで、ますます盛り上がりを見せそうな気配が出てきたことも大きいかな。
 最近は、アキバのヨドバシに行っても、CDプレイヤーコーナーは隅に追いやられ、ネット接続、ハイレゾ対応のレシーバーが、コンポでは幅を利かせてきていることからも、今後のネット配信が、ますます一般化されてきそうな気配を強く感じ取れたりします。

プラスして、来年、消費税が10%に引き上げられる気配が強いっていうのも、CDパッケージには逆風だろうな。
 今でさえ、「高い」と思える、CD価格が消費税引き上げで、ますます高くなるわけだから。
 一方で、ネット配信は、ハイレゾ化することで価格は高くなるものの、音質でCDとの差別化という優位性を考えると、まだ価格には猶予性はあるだろうね。

これらを総合的に考えて、来年は、ますますネット配信が「ヒット」を左右する要素になって行きそうなんだよね。

それを考えると、本来ならば、ワタシのチャートの要素配点でも、ネット配信の配点を
もっと高くして行きたい希望はあるんだけどねぇ。
 ネット配信を依然と拒んでいるJ'sの動きが目の上のたんこぶなんだよなぁ。
思い切って切りたいのもやまやまなんだけど、「ヒット曲」という意味を考えると、全く軽視も出来ないからなぁ。。。
 まあ、全体の傾向を見て、段階的に、徐々にネット配信の得点配分を増やしていこうと思ってます。

いずれにしても、来年も、より多くの人が共感できるような、「いい曲」がたくさん出てきて欲しいという事は願いたいですねぇ。
 まあ、毎年変わらず、この時期の願いなんだけどさ。

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