今回の1曲セレクトは、「哀愁のカサブランカ」郷ひろみです。
まずはデータです。
・タイトル 哀愁のカサブランカ
・アーティスト 郷ひろみ
・作詞 B.HIGGUNS S.LIMBO J.HEALY
・作曲 B.HIGGUNS S.LIMBO J.HEALY
・日本語詩 山川啓介
・編曲 若草恵
・リリース日 1982年7月17日
・発売元 CBSソニー
・オリコン最高位 2位
・売上げ枚数 50.1万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 2位
・ベストテンランクイン期間:1982年8月2日〜10月11日付
えー、長年ヒット曲を聴いてくると、ヒット当時はキライだったけど、今は・・・って言う曲が結構あるもんなんですよね。
まあ、自分の置かれる立場とか、周りの環境、年齢によって、同じ「曲」でも違って聴こえるから、これが不思議なもんなんだよね、音楽の力って。
そういうことで、今回は、ヒット当時、「大っきらい」だった曲を引っ張ってきました。
郷ひろみの「哀愁のカサブランカ」。
今になって考えると、なんで、キライだったのか? って感じなんだけど、生理的に合わなかった・・・としか言いようがないんだよなぁ。当時は、なんだか、郷ひろみってヒトの曲と生理的に合わない曲が多かったんだよね。
・・・ってこれ、前にも書いたけど・・・。
それと、当時の自分の置かれた立場、環境もあって、この寂しい、濡れた感じがとてつもなく嫌だった・・・って所もあるかな、今思えば。
決して、この曲から「ザ・ベストテン」や「トップテン」などのベストテン番組の出演を拒否したからぢゃないな。
まあ、それが一番手っ取り早かったから、当時は、そのせいにしてたところもあったけど・・・。
ただねぇ、「キライキライも好きのうち」って言うのかなぁ・・・。なんか、いつも心のどこかに引っかかっていたものはあったな。なんかの折に、つい、頭の中にこの曲が浮かんできちゃったりして・・・。
あ、これは、次の「黒い瞳のナタリー」の時もそう。表面上はキライだったの。あまりに悲しすぎるじゃん。曲が。
当時の精神状態から言って、その手の曲はダメだったのね。でも、頭の中のどっかに常に、メロディが残っているような感覚があってさ。
今思うと、本当は好きだったんじゃないか・・・なんて思うんだよね。
まあ、今でもそうだけど、典型的な天邪鬼な性格なんだなぁ。自分に素直になれない部分があるっていうかさ。
うん、この曲、聴くと、そういうところをいつも感じますよ。
もちろん、今は、全然平気なんだけどね、この曲聴くことに関しては。逆に大人になったからは、いいもんね、この曲。
カラオケでも歌っちゃいますよ。
まあ、当時13才。まだまだ 大人向けの「渋さ」を理解できなかったところも確かにある。
ところで、なんで、突然、この曲をカバーすることになったのか・・っていうところ・・・。
それまであんまりカバーしてこなかったヒトだったからさ(75年の「バイバイベイビー」(by ベイシティローラーズ)くらい?)
当時は、当然レコード会社からの持込みだと思ってたの、ずっと。
オリジナルのバーティヒギンズの「カサブランカ」もCBSソニーからリリースされていたからさ。
でも、実際は、ニッポン放送の はた金さんがバーティヒギンズの「カラブランカ」の大ファンで、放送で使いたいから、試しにレコーディングしてよ・・・って依頼されて録音したところ、「お、いいね!」ってなって、急遽、リリースされたようなんだよね。
もちろん、ここまでの大ヒットになるとは、誰も思ってなかったらしい。
だから、本人も、周りの人も 「棚からボタもち」状態だったようなんだよね。
ま、ヒットが生まれる時って往々にして、そういうことがあるけどさ。
ただ、これをきっかけにして、カバー付いちゃった郷ひろみ にもなっちゃったんだけどさ。
まあ、今となっては、カバーでくらいしかヒットが出なくなっちゃったから、それもいいのかもね。
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