今回の1曲セレクトは、「恋=DO!」田原俊彦です。
まずはデータです。
・タイトル 恋=DO!
・アーティスト 田原俊彦
・作詞 小林和子
・作曲 小田裕一郎
・編曲 大谷和夫
・リリース日 1981年1月12日
・発売元 キャニオン
・オリコン最高位 1位
・売上げ枚数 59.8万枚
・THE HITCHART HOT30最高位 1位
・ベストテンランクイン期間:1981年1月26日〜3月16日付
いつぞや、ネット上にジャケ写が落ちてなくて書くのを断念した・・・って書いたことがあったんですけど、実は、この曲だったんですよね。
先ほど、探しに探してようやく見つけてまいりました。 まあ、34年前の曲だからなぁ。。いや、その前に「J's」って言うのもあるか
いや、そのくらい、この曲は書いておきたかったの。
ま、もう何曲もトシちゃんの曲は書いてきたんで、ずっとここを読んでいる方はお気づきの方もしらっしゃると思うんだけど、今にして思うとトシちゃんの曲って実にバラエティーに、そしてエンターテイメントに富んでるんだよね。ある意味実験的でありもでさ。
かたや、ライバルのマッチの曲って、そういう意味での振幅が少ない。まあ、その分、主張性には長けていたわけだけど・・・。
でさ、当時・・・というか、タイムリーな時間のなかにいるときって、主張性に富んでたマッチの曲のほうが硬派に感じ、トシちゃんのそれはどうしても軟派に感じてたんだよね。
あと何年後には、こういう見方の違いが分かる日がきっと来る・・・って当時、どのくらいのヒトが感じてたかなぁ。
やっぱし、どうしても、人間、その場の表面的なところばかりに目が行くからさあ。
あ、何がいいたいかというと、当時、トシちゃんの曲って、今からしてみれば、過小評価だったんじゃないかなぁ・・・って今になって思えば感じるんですよね。
この曲なんかもそうじゃないかなぁ。今から思えば、完全なミュージカル仕立てのすごい曲ですよ。
1曲前の「ハッとして!Good」ではタップダンス、そしてこの曲ではミュージカル・・・と、徹底的にエンターテイメント路線だったんだよね。
それを当時は、単純に「軟派」って感じてたんだよなぁ。
まあ、これも時代の流れなんだろうね。
しかし、この曲は難しいよ。譜割が細かくてさ。当時、売れまくってた小田裕一郎氏、渾身の作ぢゃないかなぁ。
よく、こんな曲が歌えたよね、いや、この曲の1年後の「君に薔薇薔薇・・・という感じ」もそうだけど、細かい譜割の曲がトシちゃんの場合、意外と多いのよね。ほんとリズムが取りにくい。
今でも、難しい曲だと思ってますよ、この曲は。譜割が細かいだけでなく、メロディの上下動も激しくてさ、まあ、振られる振られる。目が廻っちゃいそうですよ。
いや、今の曲と比べても、この曲のレベルは高いと思ってますよ。
そんな曲に完璧な踊りをつけて魅せていたわけだから、本来なら、マッチよりも評価は高くてよかったはずなんだよねぇ。
まあ、如何せん、当時の「歌唱力」がねぇ・・・・どうしてもネックになっちゃうんだろうなぁ。
あ、そうそう、この曲では、当時バックで踊ってたジャパニーズのノオチン(乃生佳之)が、ワンピース着てお面被って踊ってましたよね。チャチャ人形っちゅうの。
そそそ、歌詞にでてくる
♪ 星空にチャチャ、浮かんでチャチャ ♪
ってところに引っ掛けたんだろうね。最初は、なんでお面被ってるのかよくわかんなかったんだけどさ。
ほんと、楽しい1曲でしたよ。
あ、この辺は昨日書いた「楽園のDoor」と対象的かなぁ。
それと、この曲の累積セールスは「597,970枚」。
実を言うと、この枚数は、この年の6月12日にリリースされた近藤真彦の「ブルージーンズメモリー」と全く同じ累積枚数なんだよね。
・・・ということで、1981年年間チャートでは、同じジャニーズ事務所同士、11位同順位分けというかなり珍しい現象が起こりましたよね。
奇跡的に動画が落ちてましたが、何分「J's」管理曲なんで、いつ削除されてもおかしくないと思います。。
見れた方、ラッキー・・・・かもね
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